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辛くない、濃すぎない、抜群のスパイス使い。
ついに参上。元ケララの風シェフ瀬島徳人さんが自らオーナーシェフを務める桃の実におじゃましました。
瀬島さんがいた頃のケララの風に、わたしは週イチで通っていました。当時は大森の実家に住んでいたので、いつでもすぐに行けたのです。昼も夜もずいぶん行きました。なんという幸せな日々。
今は自由が丘に住んでいるので、南インド料理はなかなか食べられない。これはわたしの食生活における大きな悩みのひとつです。「南インド料理店とスリランカ料理店を自由が丘に! 」というのがわたしのスローガン。
あらぬなら出掛けて行こう南インド料理店。茗荷谷でコンサートを見たあと、本郷三丁目まで足を伸ばしました。
駅から近いですね! 駅前の三菱東京UFJ銀行の左横の道を進んで、二つ目の角を右に曲がるとすぐ左手にあります。
およそインド料理店らしからぬオシャレな外観とインテリア。カジュアルフレンチのお店みたい。それもそのはず、桃の実は南インド料理とフランス料理を融合させたニュータイプのビストロなんです。
以前から瀬島さんのお料理はフレンチの要素が多分に含まれているとは感じていました。桃の実ではその色をさらに強めたようです。
ただ、彼の料理は本当に繊細でオリジナリティが強くて、一概に南インド料理、フランス料理と括れない存在感があります。本人に話を聞くと、「適当に自分で考えてやってるだけですよ」なんて言うけど、絶対適当じゃないし、すごく勉強してるし、物静かに見えるけど内面は烈しい人だと思う。
そこが彼の魅力なんですよ。いわばカリスマ。信念とセンスが桁違い。日本のインド料理界を変えていく人だと本気で思います。
前置きが長くなりました。本日のオーダーはこちら。
イカと豆のラッサム(つきだし)
ダヒベイガン(つきだし)
小瓜のケララ風炒め
カニホタテアボカドのタルタル
焼き鱧ラッサム
ラクナウ風チキンビリヤニ
これにもう一品、ラムカバブも頼もうと思ったんだけど、二人だと多いですよと止めてくれた。確かに上記のメニューでちょうど美味しくおなかいっぱいの量でした。感謝。
まずはイカと豆のラッサムから。あーヤバい美味しい。これだ、この味だ。円く穏やかでいて深いスパイスの味。食材とスパイスが互いに生み出すタイトな旨みの引っ張り合い。こんなちょっとしたつきだしで既に心を揺さぶられた。
ダヒベイガン。ナスのヨーグルトあえ。これは多分大森時代の常連っぷりに免じてサービスしてくれたもの。うは!!!! キターーー! 瀬島料理の味、思い出した。このスパイス使い、絶妙すぎて唸る。すべての料理に言えることとして、とにかくスパイスが強すぎない。なのに十分を上回る香りと味がある。魔法ですね。
前菜の一品目、小瓜のケララ風炒め。うわ、いいの選んじゃった。夏らしくキリッと酸味がありつつ、その酸味を包み込むようなスパイスのベール。瓜をこんなに美味しいと思ったのは初めてです。
前菜に二品目、カニホタテアボカドのタルタル。これはすごくフレンチっぽかった。それぞれの素材感が非常によろしく、相性抜群に決まってる組み合わせでパーフェクト。なかなかこれも夏っぽい感じ。
前菜の三品目、焼き鱧ラッサム。どっかーーーん! 爆発的に美味しい。ベースのラッサムは、大森時代にいつもいただいていた味と変わらず。そこへ焼き目の香ばしい鱧が加わることで、美味しさが弾けちゃってます。
個人的に非常に味覚に合い、この上なく好きなのですが、考えてみるとこういう味というのは好きな人にはハマるけど、日本で圧倒的シェアを誇る北インド料理の方向性を向いている人には不可解なのかもしれない。だって全然目指してる方向性が違いますしね。
こってりリッチなおもてなし料理が食べたい人は、違うお店に行ったほうが良いかもしれません。切れ味のいいスパイス料理を、日常的な素材で毎日でも食べられるような味で食べたい人にはオススメ。
メインはこちら。ラクナウ風チキンビリヤニ。大森時代は大人数で予約しないと食べられなかった瀬島シェフのビリヤニが、当日その場でオーダーすれば食べられるなんて。なんということでしょう。夢のようなお話です。
重厚な鍋の底に大きな骨つきチキンがゴロゴロ。その上にカレーソース。更に上に白い長粒米。スパイスとハーブのトッピング。これを自分でまぜて良い感じにします。
はわわわわ。かき混ぜてるだけで良い匂いが充満。カレーソース多すぎず、ライスがふわっと軽く仕上がる。とても贅沢にたくさんのスパイスが加わっていながら、あくまでも味覚はふんわり優しく、香りは豊か。理想のビリヤニです。
しかもこのスパイスの調合、やっぱり普通じゃない。これが瀬島マジックですね。
ライタもあっさり味で、ビリヤニとよく合っています。
本当に本当に美味しかった。ちょっと泣きそうでした。なんだかずいぶん遠回りをして、ここへ帰ってきたなという感じがした。前みたいに毎週は来られないけど、何かと時間をやりくりして定期的に通いたいものです。
今度は名物のバナナの皮包みのお魚も食べたいですね(^^)
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wajorin
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店名 |
移転
オリエンタルビストロ 桃の実(モモノミ)
|
---|---|
ジャンル | ビストロ、ワインバー |
住所 | |
交通手段 |
本郷三丁目駅 徒歩2分、湯島駅 徒歩10分 本郷三丁目駅から135m |
営業時間 |
|
予算 |
¥5,000~¥5,999 ¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、AMEX) 電子マネー可 |
席数 |
12席 (カウンター4席+テーブル3卓) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 (20人以下可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり |
ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2014年6月24日 |
備考 |
インドやその他エスニックなスパイス感を感じながらも、フレンチビストロのような食べ応えと居心地を。 |
お店のPR |
スパイシーテイストにワインがマリアージュ。独自色を追求したオリエンタル料理の妙味
オーナーシェフは、南インド・ケララ州の有名ホテル『CGH』で修業。植民地時代の名残がある現地ならではの、西洋風にアレンジされたオリエンタル料理からインスパイアーされ、独自スタイルに昇華したメニューでもてなしてくれます。看板料理の1つである"ビリヤニ"は、お肉とインディカ米をスパイスやハーブとともに壷ごと炊き込んだ逸品。また、『魚のバナナ葉包み焼き』は、スパイスやフィッシュタマリンドが引き出す... |
初投稿者 |
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「ワジョさんが一番美味しいと思うビリヤニ食べに行かせて」とグルメな友人に頼まれて、即答で「桃の実」と答えたわたし。
今ってビリヤニブームなんですかね? 桃の実もビリヤニの名店として、かなり認知されている模様。
20年以上前からあちこちでビリヤニを食べてきた経験上、桃の実の瀬島シェフのビリヤニが最も美味しいと思うんです。
人それぞれに好みのビリヤニって違うのでしょうけど、わたしにとって究極のビリヤニはこちら。こんなにもフンワリとお米が炊けていて、お米の白いところとカレーやスパイスの混ざり具合が究極的に絶妙で、味が濃すぎず、全く物足りないところのないビリヤニにはまたと出会えません。
桃の実のランチは現在ビリヤニセットのみ。夜は南インド料理をベースに、フレンチの要素を加えたオリエンタルビストロになる。
ちなみに水道橋のほうの姉妹店桃の実はカレーライス屋さん。連日すごい行列だそうです。そちらも行ってみたいですね。
さあ本日、3人分のオーダーはこちら。
・前菜盛り合わせ
(ダヒベイガン・キャロットラペ・きのこのマリネ・蓮根のスパイス煮)
・ズワイガニ・ホタテ・アボカドのタルタル
・ハマグリとアスパラの白ワイン煮
・イサキのバナナ葉包み焼き
・ハチノスのグラタン
・ゴア風天使の海老のビリヤニ
お店の方と相談しながら、桃の実らしさがよく出ているメニューを選択。フレンチっぽいと思って選んだものに、ひとひねりのインド要素があったり、その逆もあり。盛り付けの美しさは、どの料理を選んでも素晴らしい。
前菜の盛り合わせは、スパイス使いのセンスが唸るほど良く、眼が覚めるような美味しさ。見た目以上の味わい深い個性があります。
つきだしに出てきた、ひよこ豆のペーストも驚きの美味しさ。スパイスとオイルが魔法のように効いてる。これを塗ってパンを延々と食べたい。
ズワイガニ・ホタテ・アボカドのタルタルは、名前を見ただけで絶対美味しいってわかるやつ。そういえば前回訪問したときもオーダーしてた!
ズワイガニとホタテがバンバン入っていてプリプリ。味のバランス、水分量、なめらかさ、切り方の大きさ、ひと口ごとの変化。緻密な計算で、美味しくて当たり前のものを更に美味しくしている。
ハマグリとアスパラの白ワイン煮は、今の季節のお薦め品。ハマグリがこんなに大きくて、味わいもしっかり。白ワインにレモングラスやバイマックルーなどのハーブが加わり、一筋縄ではいかない、心に響く味になっている。
イサキのバナナ葉包み焼きは、瀬島シェフのシグネチャーディッシュと呼んで良いのでは?
バナナの葉を開けばホワワワと香るスパイスの香り。丁寧に作られたカレーペースト(普通のカレー味からはかけ離れた異次元の美味しさ。タマリンド香る上品な酸味)を、柔らか〜〜い白身魚に絡めながら食べるともう、美味しいしか言葉が出てこない。
こういう料理をいただくと、ケララ料理の恵みにひれ伏して感謝したくなります。
ハチノスのグラタンは、風味よく煮込まれた柔らかいハチノスの合間に、カシューナッツとカリカリチーズがランダムに顔を出すという食感天国。
そしてついに、ゴア風天使の海老のビリヤニが登場! お店の人が混ぜてくれました。あまり混ぜすぎないのがポイントです。
インディカ米の香りと食感を最高値で味わえる炊き上がり。適切な量のカレーソースとハーブに、米料理らしさをきちんと尊重する姿勢が感じられる。そこが大事だと思います!
天使の海老は、甘みがあって頭から出汁がよく出てる。お米全体に海老の出汁が回っており、実に味と香りが良い。
「本当に美味しい」「これはなんなんだ美味しい」「いやあ満足、満足」と言いながら3人で完食。今日もよく食べました。
グルメな自由が丘マダムたちに、「心から満足した」と言っていただき、ガイドとしては一安心。ここは確実に美味しいから、全く心配してなかったですけどね。
また食いしん坊の友だちを連れて行って、ビックリさせてやりたいです。
「本当に本当に美味しくて幸せな時間だったね」と語り合いながら帰りました。良い一日だった。ありがとう。