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[壱岐坂上交差点近く]いつでも日常の極上が味わえる蕎麦屋
今日はワイフもテレワーク、再び感染者が増え始めているので在宅を増やすことにしたとか。
まあ夫婦二人でランチが楽しめるんですからありがたいことです。
ワイフのランチのリクエストは角萬だったんですが、年明けから一度も営業していないので、取り敢えず「都合により当面の間休ませていただきます」という代わり映えのしない張り紙を確認しに行ってwそのまま森のへ伺います。
12時前でも店内満席、さすがの人気店ですね。
では天ざるをお願いして、日常の極上を味わいましょう。
待つこと10分ちょっとで、車海老の頭、小茄子、万願寺唐辛子が鼻腔を擽る香りとともにやってきました。
関東風の強めの辛汁を使っても美味しいですが、このままいただいても本当に美味しい。
素材の旨味と衣の軽さ、甘味が一体となって官能的な美味しさです。
ランチタイムだけど酒が呑みたいwでもこのあとMTGなので我慢です。
すぐにお蕎麦も出てきました。
いつものように細切りのキリッとした蕎麦です。
とてもハンサムな蕎麦を手繰って早速一口、いつもの極上品です。
末端価格で100g5万円はする味わいですw(意味不明)
蕎麦の弾力と喉越しの素晴らしさを楽しんでいると、車海老の本体w登場。
頭も香ばしくて美味しいですけど、身の甘さやぶりぶりっとした食感には敵いません。
サイズ感もしっかりあって尻尾まで美味いw
続いて椎茸と何故かもう一度小茄子が出てきて(サービスなのかな?)、穴子がバシッと美味しそうな湯気を立てて登場。
この椎茸、上手に揚がってるよなぁ・・・と思いながら穴子をいただくと椎茸の印象は何処へやらw穴子のふわふわサクサクの食感と味わいが圧倒的な勢いで押し寄せてきます。
天麩羅界のタネの王者って車海老なんだろうか、それとも穴子なんだろうか、蛤も捨て難いし鱧も抜群に美味しいし、ずわい蟹はちょっと違うか・・・魚荒も信じられないほど美味しいし伊勢海老も悪くないよね、などと考えているうちに食べ終わってしまいました。
あまりに美味しかったので、その余韻を楽しみたくて、かけ蕎麦を追加。
ワイフも是非食べたいとのことで一緒に今度は鰹出汁の効いた華やかな甘汁と細切り蕎麦の相性を楽しみます。
柚子皮が一枚浮かべてあるだけで葱も何も入っていない蕎麦ですが、これが実に美味い。
豊かな表情があり、複雑な味わいがあり、旨味の奥行きの深さが楽しめる一杯です。
途中で少し七味を振ってもまた味わい深いです。
本当に森のの蕎麦は美味しいです。
今日も美味しくいただいて大満足です。
ご馳走様でした!!
[壱岐坂上]日常の極上 其の二 天ざる
文京区は坂の街。
武蔵野台地の西端に位置していて、主に台東区方面に台地が落ち込む形状となっていますから、坂がとにかく多いです。
本郷は台地で、駿河台方面(南)にも水道橋・春日方面(西)にも御徒町・根津方面(東)にも下っていて、唯一駒込方面(北)に向かう本郷通りだけはほぼフラットです。
手を衝いて広げた時の指の上が本郷、指の隙間が春日や根津と言ったらイメージできるかな・・・わかりにくいかw
因みに文京区内には景観特性基準が適用される主な坂だけでも113本(坂の単位って本で良いのかわからないw)あり、恐らく短い坂や路地裏の坂なども含めたら140箇所?以上はあるんじゃないかと思います。
因みにの因みにw文化財として認定されている建物などは78箇所、寺社仏閣は162、公園は市民緑地のほか六義園や小石川後楽園など有料施設も含めて57箇所あります。
東京23区の総面積は約627平方キロメートル(埋め立てなどで年々広がっています)ですが、文京区はわずか約11平方キロメートルしかなく、台東区、中央区、荒川区に次いで4番目に小さい行政区にもかかわらず、その中にこんなにたくさん坂や文化財や公園があるんですね。
ついでに大学のキャンパス数も数えたら16ありました。
ただし、一番多いのは千代田区の20です(キャンパスのないオンライン大学含む)。
で、今日は壱岐坂上に位置する森のにランチをいただきに来ました。
壱岐坂は設置されている看板によると、彦坂壱岐守の屋敷があったことが由来とされています。
「元和年中の本郷の図を見るに此坂の右の方に小笠原壱岐守下屋敷ありて吉祥寺に隣れり」とのことです(吉祥寺は吉祥寺にはなく文京区本駒込三丁目にあります)。
ちなみに壱岐坂通りは壱岐坂に入るところ、壱岐坂交番前の信号で別の道路になります(なんでやねんw)。
ですから森のは壱岐坂通りには面しているんですが、壱岐坂には面していません。
でも壱岐坂通りを登り切った本郷通りとの交差点は「壱岐坂上」なので紛らわしいですよねw
では、行列のできているラーメン屋の前を通って壱岐坂上の信号から程近い森のに入りましょう。
奥さんにご挨拶して(ご主人は厨房だからちょっと声掛けにくい)中程のテーブル席へ。
そうだな・・・今日はちょっと趣向を変えて、タネものから行ってみよう。
冷やしなめこ蕎麦はこの店では食べたことがないので楽しみです。
上がったよ!と威勢の良い声が聞こえてぶっかけ登場。
中央にたっぷりのなめこ、炊いた椎茸に大根おろしと海苔、長葱、隠元、細切りの胡瓜が隙間なく乗っていて蕎麦が見えないw
これは美味しそうです。
よく混ぜてから徐ろに一啜り。
秋の訪れを告げるきのこの味と香りです(一年中あるけどw)。
なめこは出汁に潜らせてあり、椎茸も甘辛く炊いてあるので、もう混ぜるだけでとても美味しい。
海苔の香りと味が舌に心地良く、シャキシャキ野菜の食感もいいですね。
ちょっと七味唐辛子を振ると、風味が増してさらに美味しくなります。
今日は午後も忙しいからすぐ帰って準備しようかとも思ったんですけど、これだけ旨い蕎麦を食べちゃうと気が変わります。
すみません、天ざる追加で。
天ざるはいつものように数分前まで生きていた車海老の頭とグリーンアスパラから。
次いで車海老が出てきて蒸籠です。
小茄子と椎茸、穴子で一通りですが、松翁で長らく揚げ物担当だった森野さんの腕前は確か。
サクッと軽い揚げ上がり、薄い衣、ネタごとに異なる火の通り具合、全て完璧です。
開店当初は、この天麩羅に負けない蕎麦を打って欲しいなと思っていたんですが、今では蕎麦も負けず劣らずです。
細打ちのキリッと締まった蕎麦をいただいて、トロトロの蕎麦湯をいただきました。
今日のランチも素晴らしかった。
ご近所でこのクオリティの蕎麦がいただけるなんて本当にラッキーです。
ご馳走様でした!!
[壱岐坂上]暑気払いには旨い酒と美味い蕎麦前 蕎麦はお代わりw
毎日暑いと食欲がなくなりますよね。
でも酒は呑みたいw
酒だけ呑むのは身体に良くないですから酒肴で栄養バランスを考えて、締めに何か食べれば夏バテ対策にもなります。
酒は百薬の長って漢書にも書いてありますし。
ということで、今晩は森ので美味しい蕎麦前と酒をいただきます。
森のは酒肴が豊富、その上一品一品凝っていて酒呑みを良くご存じの店主がいますから、安心して美味い肴と旨い酒が楽しめます。
旬の枝豆に定番の蕎麦味噌と板わさ、冷製アスパラガスなんていいなぁ。
あ、秋田の蓴菜に鮎の焼き浸しとはハート鷲掴みですねw
ではここら辺をいただいて鳥取の千代むすびこなき爺を冷酒でもらいましょう。
蕎麦屋で一杯って最高だよねぇ・・・暑さも吹っ飛びます。
枝豆も秋田ですか。
秋田ってハマって何度も行ってますけど美味しいものの宝庫ですよね、枝豆も秋まで美味しいし。
ふっくら大きくて甘味のある枝豆で、蕎麦屋で一杯は日本人の特権です。
タクシードライバーと一緒にもらった蕎麦味噌は、固くて甘辛くて大変美味しい。
この固さは蜂蜜も練り込んであると思いますが、ねっちりと濃厚で好みの味です。
ほんの少し苦い感じもいいよね。
分厚く切った板わさは蕎麦屋における王道の味。
山葵醤油でいただくのが本筋ですけど、蕎麦味噌を塗っていただいてもなかなか美味しいです。
冷製アスパラガスは一人前を二人分に取り分けてくださって食べやすいです。
あっさり甘いアスパラガスに酸味の効いたジュレと野菜が乗って蕎麦屋らしくない(失礼)ヘルシーな酒肴でした。
続いて鮎の焼き浸し、これもワイフのリクエストです。
頭からガブリと食べて満面の笑み、ほろ苦さと上品な香り、身の繊細な食感を楽しんでますw
もちろんワタは残してもらって私も夏の味覚を楽しみましたよ。
千代の光と合わせるのは追加でもらった鱧の湯引き、これは私の好物ですw
長崎天草産の鱧は身が厚くて旨味も歯応えも抜群です。
ご近所でこのクオリティの鱧がいただけるなんて凄いことだなぁ。
新潟の千代の光は広く知られてはいませんが、妙高高原の伏流水で醸したキレの良い酒です。
鱧と日本酒、最高の組み合わせです。
吉乃川は茄子の叩きと一緒にいただきます。
軽く炙って皮を剥き、胡瓜や茗荷と一緒にした和風サラダ感覚の一品。
旬の野菜の滋味が噛むごとに味わえます。
辛口の酒との相性が良くて口の中が爽やかですw
ちょっと焼海苔が欲しくなって蕎麦屋の箱入りをお願いしました。
山葵をもらって醤油と一緒にパリリ、日本酒の親友のお出ましですw
茗荷を巻いて食べても美味しいね。
酒と炭入りの木箱でほんのり温かい海苔は永遠だなぁ。
蕎麦前を楽しんで、締めの蕎麦は当然蒸籠です。
関東風の辛汁をいただいて、細くて弾力のある森野さんの蕎麦を啜ります。
山葵は蕎麦に塗りつけて、香りと一緒に楽しみます。
すっきり濃い辛汁とよく絡んで大変美味しい。
食欲のない(はずの)夏場にもするすると箸が進みます。
あっという間に蒸籠一枚完食、すかさずお代わりですw
夏バテても美味しいものは全く抵抗なく胃に入って行くものですね。
冷たく締まった蕎麦を手繰り、少し残った酒で口を洗います。
日本人って職に関しては世界一贅沢というか、いただくもののバリエーションが広いと思います。
毎日美味しいものがいただけることに感謝して、本日の蕎麦前&蕎麦終了。
ご馳走様でした!!
[壱岐坂上交差点近く]旬を楽しむ蕎麦前 香りと喉越しを楽しむ手打ち蕎麦
今日はワイフが会食で不在なので、一人呑み。
一人呑みと云えばご近所の森のですw
蕎麦前の酒肴が充実していますし、締めのお蕎麦が美味しいので一人でも楽しめますから。
さあ、今日も美味しく楽しく一人呑み開始です。
奥さんは私が呑兵衛なのをご存じで、壁に掲げてある酒肴メニューをテーブルに持って来てくれました。
まずはタクシードライバーを冷酒でもらってメニューを一通り眺めましょう。
蕎麦前と云えば板わさ、小田原産の白蒲鉾でいただきます。
富山産の昆布巻き黒蒲鉾にも惹かれますが、ここは王道で。
それと鹿児島産の茹で筍のお刺身(3月初旬のレビューなので許して)、浅蜊と新玉葱の酒蒸し(3月なんで)、白魚の唐揚げ(3月なんだってば)、筍と蚕豆のかき揚げ(だって3月)、卯の花(これは季節関係ないw)をお願いしました。
分厚く切り出した板わさは、2枚でも結構な迫力w
この厚さに切って食べることがないですけど、厚いほうが美味しい気がします。
歯応えなのか食感が強調されるのか、おろしたての山葵の香りなのか、やっぱり蕎麦屋で食べる板わさって格別です。
桜の花蕾が添えられていて(だって3月だからさ)季節を感じつつ酒を呑むのは楽しい。
筍の先穂だけを薄めに切りつけた刺身も、香りが素晴らしくて感激します。
春を食べてる感覚ってこの時期にしか得られないし(当たり前だ)。
出色の出来だったのは細長い土瓶で供される浅蜊と新玉葱の酒蒸しです。
これ、美味すぎw
松茸の土瓶蒸しのようにお猪口に出汁を注いでいただくと春爛漫です(3月のことですから)。
浅蜊の風味に新玉葱の優しい甘さが加わって、美味しいことこの上なし。
酒を新潟の千代の光の温燗に代えて、じんわり緩く楽しみました。
揚げ物2品が出て来ました。
白魚はサクッと揚がっていて軽くレモンを搾って塩でいただきました。
これも無限に酒が呑めそうな気になる酒肴ですね。
筍と蚕豆のかき揚げは天汁にたっぷりの大根おろしと生姜で。
こちらはしっとりとした揚げ上がりで蚕豆独特の渋味と甘味が楽しめます。
酒がスイスイと快調に消えていきます。
素晴らしい旬の蕎麦前を楽しんで、締めの蕎麦をいただきます。
今日は少し寒いですから(3月初旬のことです)鶏団子入りきのこ汁のつけ蕎麦にしました。
出汁がよく効いていて、細打ちの蕎麦とよく合います。
鶏団子も大きいのが3つ入っていて食べ応え十分だし。
なめことえのきの出汁も出ていて大変美味しくいただきました。
奥さんがこれどうぞとデザートを出してくれました。
最中に挟まった苺のアイスクリームです。
春っぽい味わいでお腹が落ち着きます(3月のつもりで読んでね)。
今日はひとり酒でしたが案外楽しかった。
これからはひとり酒の機会も増やそうと思います。
ご馳走様でした。
[真砂坂上]ランチにいい感じのボリュームの天せいろ オリジナル乾麺の販売開始!
蕎麦前も蕎麦も大変美味しいご近所の蕎麦屋、森のです。
今日はランチタイムに美味しい天麩羅が食べたくて伺いました。
ここの蕎麦は定期的にいただかないと急に食べたくなるので要注意ですw
では今日は天せいろをいただきましょう。
天種は一つ一つ揚げたてを都度厨房から運んでくれる修業先の松翁と同じ方式ですから、とても美味しいんです。
そう、いつも天麩羅屋の天麩羅か、蕎麦屋の天麩羅か、どちらが美味しいか悩ましいw
でも最近は天麩羅屋に行くよりも蕎麦屋で美味しい天麩羅をいただくことの方が増えたように思います。
締めが天茶、天バラ、天丼よりも蕎麦のほうがしっくり来るんですよね。
こちらの天麩羅は、注文が入ると水槽から車海老を取り出して捌き、先ずは頭から揚げてくれます。
野菜は小茄子と万願寺、椎茸、グリーンアスパラ(写真撮る前に食べちゃったw)などなど、徐ろに車海老と穴子です。
サクッと揚がっているだけでなく、素材の香りと旨味をしっかり綴じ込めた極上の天麩羅です。
ご近所ランチでこれが食べられるんだから贅沢です。
午後の仕事がなければ確実に呑んじゃうねw
細切りの蕎麦はいつものようにキリッと締まって喉越しが素晴らしい。
心地良い弾力が蕎麦を啜る楽しみを倍増します。
こちらは関東風の濃口の辛汁か、関西風のやや優しい辛汁が選べるんですけど、ダントツに関東風が合うと思います。
摺り下ろしの山葵を蕎麦に塗りつけて、辛味と香りも十分楽しめますし。
蕎麦ってミニマルで乙な食べ物ですよね。
とろみの豊かな蕎麦湯をいただいて、心地の良い蕎麦ランチ終了。
蕎麦は旅先で食べ歩くのも楽しいですけど、こうして贔屓の店でのんびり手繰るのが一番です。
今日も大満足です。
ご馳走様でした!!
あ、そうそう。
森野さんが店で使用する蕎麦粉で配合し、それを契約工場で乾麺にしました。
二八と十割の2種類があり、2つとも買って自宅でいただきました(辛汁は付属していません)。
きちんと蕎麦湯も取れるし、香りも十分あって美味しくいただけました。
私は個人的に二八が好みです。
[壱岐坂上]高校時代の親友と蕎麦前&酒 彼は下戸なんだけどw
高校時代の親友が話があるので近所まで行くとのこと、本郷で待ち合わせです。
奴は全くの下戸なんですがw結構なグルメで日本国中食べ歩いていますから、ここは地元で一押しの店に連れて行こうと森のにやって来ました。
夜の開店直後でしたから先客はなし、中程のテーブルに陣取って酒肴メニューを眺めます。
お!天然の舞茸の天麩羅がある!これはマストですね。
何とタイミングが良いことでしょう。
友人と自分の食運の強さかなw
それと新物と書かれた銀杏、鯵のお造り、煮鮑、鰻の肝煮、稚鰤(わらさ)の揚げ浸しでどうだ。
全部日本酒のアテですけど、友人は烏龍茶で押し通すみたいです。
いつもならビール1杯くらいは付き合うのにねw
私はタクシードライバーの純米原酒から行きましょう。
秋深まるなかで新物と云う銀杏は石川県の藤九郎という品種、大粒で甘苦く香り豊かです。
祖父江の銀杏が大きくて美味いという認識でしたが、この藤九郎も大変美味しいです。
銀杏も選べば奥が深いんですねぇ・・・勉強になるなぁ(何の)。
素晴らしい香りと共に、天然の舞茸の天麩羅が置かれました。\(^o^)/
早速パラリと塩を振って一口・・・うっまーい!
やはり八百屋で売っている舞茸とは香りも味の濃さも全然違います。
舞茸ってその由来は美味しすぎて舞っちゃうからとか、山で天然物を見つけると嬉しくて踊っちゃうからとか言われていますが、まさに踊り出したいくらい美味いw
まもなく秋田に行くので、秋田で食べられたら良いなと願っていた天然の舞茸が地元でいただけるなんて、幸せ以外の何ものでもありませんわよ。
私は酒が、友人は烏龍茶が進むってもんですw
脂の乗った秋鯵のお造りは身が厚くて、生姜醤油でいただくと味わい深いです。
少し甘味のある脂で鯵じゃないみたいw
煮鮑は軽く炊いてあるだけでシンプルに鮑の素材の良さが伝わってくる逸品。
こういう酒肴があるからこの店に通うのがやめられないんだよねw
いくらでも飲めちゃうから克己心が必要ですけど。
一転して鰻の肝は生姜と醤油で濃い目に炊かれており、これはこれでまたご飯に乗せて食べたら嘸かしという味わい。
独特の弾力ある食感としっかりした味がまた酒を呼んでしまうんだなこれが。
それにしてもよく下戸がこんなもん食べながら話できるよね。
感心してしまいますw
稚鰤の揚げ浸しは大変上品な味付けで、ほどよく酸味が効いています。
甘酢漬けまではいきませんが南蛮漬けのような味わいで、これも絶品の酒肴です。
すでに日本酒を5合いただいていますから、友人の割り勘負け決定ですw
呑み足りないのでw摘みに揚げしらすをお願いして、旦から岩手の祭りをそのまま名前にした蘇民祭に代えていただきました。
ああ美味い、ああ旨い。
しっかり呑んで&話を聞いて、そろそろ締めの蕎麦と参りましょう。
ここは是非天蒸籠を食べてもらいたいので、2人前お願いしました。
え?天蒸籠の天麩羅に天然舞茸入れますかって?
そんな贅沢・・・是非お願いしますw
では、車海老の頭と小茄子の天麩羅から。
揚げたてを一種(ひとたね)ずつテーブルに持って来てくれますから、天麩羅屋と変わらないサービスです。
途中で出て来たきりっと締まった細切りの蕎麦をいただきながら、車海老、烏賊、グリーンアスパラ、またち、天然の舞茸を美味しくいただきました。
気の置けない間柄の親友と酒を酌み交わしながら(烏龍茶だけど)現在のこととか昔々のこととか、何でも忌憚なく話せるのは本当に気持ちがスッキリします。
いろいろと手伝えることがあるみたいだし、友人の役に立てるのも嬉しいですね。
気持ちの良い晩秋の宵でした。
こう云う時間が持てるのも美味しい酒と酒肴に蕎麦を供してくれる森のあってこそ。
近所にあって本当に嬉しい&有難い店です。
ご馳走様でした!!
[壱岐坂上]初夏の味 稚鮎の天麩羅いただきました
テレワークランチの不動の4番、森のです。
今日は快晴、爽やかな風が薫る初夏の風情です。
こういう時は蕎麦モードです。
最近はホールにいる奥さんとよく世間話をしますが、それが楽しい。
まだテレワーク続いているんですか?から始まる四方山話はご近所さんの気の置けないコミュニケーションですね。
話をしながら毎回手書きで認められているお品書きをめくると、あ、初夏の天ざるがある!
今日から始めたという初夏天の天ダネを伺うと、稚鮎、北海道産のグリーンアスパラに出始めの玉蜀黍をヒゲも一緒に揚げると聞いて、一も二もなく初夏天お願いしますw
奥さんが店の入口の水槽から稚鮎を一匹網で掬います。
初夏の命をいただくんですね、背筋が伸びます。
お待たせしましたと出てきたのはさっきまで水槽を泳いでいた稚鮎。
綺麗に姿を整えてあって、懐紙の上を泳いでいるようです。
清冽な印象、仄かな苦味が堪りません。
最初に稚鮎を出してからの蕎麦です。
昼から演出がニクいね〜。
冷たくキリリと締まった喉越しの良い蕎麦をスルスルといただきつつ、次の天麩羅を待つのは楽しい。
お、極太のグリーンアスパラガスが切り揃えられて登場です。
薄衣で温度の上がったジューシーなアスパラ、これは茹でて食べるより数倍味が濃くなりますね。
塩がとても合うなぁ。
続いての玉蜀黍はヒゲも香ばしく揚げてあります。
まろやかで甘く、これも塩のほうが味が引き立ちますよ。
有明海苔もほぼ一緒に揚がってきました。
新海苔の香りは素晴らしいですね。
これは香りを食べる感じです。
そのあとは雲丹の天麩羅。
海苔も大葉も使わないプロの天麩羅です。
ランチから稚鮎と雲丹の天麩羅とは、午後の仕事はキャンセルしたいぞw
午後は社外の取引先との打ち合わせと取材があるので呑まなかったんですけど、この店に来る時はこれから午後のスケジュールが調整できるようにしておこう。
ということで初夏の天ざるいただいて大満足、でも蕎麦をもう少しいただきたいのでかけを一杯追加。
寒い時季には柚子皮を浮かべていましたが、この時期は酢橘でした。
こういうところも季節感があっていいなぁ。
ごく軽い酸味がある上品な甘汁に細めの蕎麦が浮かぶ様は美しい。
美しいだけでなく美味しいんだから素晴らしいですよね。
蕎麦に限らず和食は四季折々の食材を巧みに使い分けるのが得意ですが、気候が変わって二季と揶揄されるようになっても、テーブルの上にはいつも季節感のあるものが並ぶのが嬉しいです。
初夏の味、堪能しました。
ご馳走様でした!!
[壱岐坂上]筍 若芽 浅蜊…器の中は春満開です!
毎度お馴染み蕎麦切森のです。
コロナでテレワーク主体になってから早丸2年、すっかり地元ランチの定番です。
テレワークにもすっかり慣れ、もはや会社に行くことは無駄&非効率としか思いませんがwその際たる理由はランチですね。
毎日会社に通勤していた時は会社でランチを食べる習慣がほぼなかったので、昼休みもそのまま仕事をしていましたが、テレワークになってからは頻繁に地元の美味い店でランチを楽しむようになりました。
自宅にずっといると煮詰まることがあるので、気分転換も兼ねて徒歩30分圏内くらいを目処にランチに行くようにしています。
ということで今日も森のです。
食べログにレビューする以上に頻繁に伺っているのでwすっかり顔馴染みになりました。
今日は季節感満載の美味しい蕎麦をいただいたのでご紹介します。
いつものようにメニューを眺めていると、若竹鴨団子汁のざる蕎麦を発見。
先日まで鹿児島だった筍は今日から京都産になったとのこと、これは食べずに居れません。
蕎麦汁は関東風、関西風どちらに?と聞かれ・・・この若竹若竹鴨団子汁で食べるんじゃないの?と聞き返すと、この蕎麦は別々に食べても良いように別途蕎麦汁がつくんだとか。
それはいいねぇ。じゃあ関東風の辛汁にします。
待つこと10分弱、先にいつものざる蕎麦が出て来て、大きな器に入った若竹鴨団子汁が登場。
わーい嬉しいな今年の初物の京都産筍だぁ。
優しい香りが立ち上がる筍と若芽・・・丼の中は春満開です。
コリコリと少しの抵抗を示しつつ気持ちよく口の中で割れていく筍の味と香りを楽しみながら、美味い蕎麦を手繰る幸せよ。
この店の定番、鴨団子もいつも通り滋味豊かです。
やや細めで冷たく締まった蕎麦は、やはり辛汁でいただきました。
筍はこのままいただいたほうが旬の味を楽しめる印象です。
そういえば、筍って竹に旬と書きますよね。
一年中水煮をいただくのではなく、この時季に楽しみたい食材です。
って以前この店で秋に収穫される筍をいただきましたから、探せばいろいろいただけそうですけどw
若竹鴨団子汁を一滴残さずいただいて、蕎麦湯をいただきながら今度は温かい蕎麦を物色。
この店に来ると蕎麦一杯&一枚で終わることはまずなくて、冷たい蕎麦と温かい蕎麦を順番にいただくことが多いです美味しいからw
で、今日は浅蜊蕎麦にしました。
房総の型の良い浅蜊が手に入ったそうです。
これも春の味わいですね。
甘汁は色の淡い関西風ですが、しっかり出汁が効いていて浅蜊の旨味が見事に溶け出しています。
若芽と柚子皮で色味も香りも華やか、蕎麦のシンプルな美味しさが堪能できます。
浅蜊は貝柱も残さず毟っていただきました。
春満開&満喫です。
明日は京都に出張なので、その前に京都の筍で予習ができてよかった。
期待がさらに大きくなりましたよw
ご馳走様でした!!
【本郷壱岐坂】2021年の掉尾は極上の細切り蕎麦
大晦日です。
今年もいろいろあったねと、片付け物をして年賀状を認めながらワイフと話して一年の締めくくりです。
私は古い人間なのでw虚礼だろうが何だろうが毎年必ず年賀状を出す派ですが、コロナが関係あるのか(ないと思うけど)今回を以て年始の挨拶を控えさせていただきますとの一文が入った年賀状がちらほらと増えてきました。
ネット社会ですから、物理的に離れていてもメールやSNSでいつでもコンタクト可能ですし、Google MeetでもZOOMでもLINEでもビデオ通話ができますから、年が改まったからと言って挨拶というのも形式的なのかもしれません。
しかし、日本人は正月に全員1つ歳を重ねる数え年の風習があるんですから、年神様をお迎えして願掛けに初詣に行き、新春を寿ぐのは良いことです。
年賀状も11世紀中頃には既に平安貴族がやりとりをしていた形跡があるそうで、郵便制度が日本で開始された明治以降の新しい習慣ではなく、親しい人や昔からの友人、コロナでなかなか会うことができない親戚や知人、恩師、先輩後輩の機微に触れる昔ながらの風習として続けていきたいものです。
まあ最近年賀状が減ってちょっと寂しいと言ってるだけですw
で、今年の締めは森のの蕎麦。
大きな鍋にお湯を沸かして、細切り蕎麦を40秒茹でて冷水に取り、氷水に曝してしっかり水切りすれば完成。
これを一人前ずつ繰り返します。
だって説明書にそう書いてあるからさw
蕎麦湯も取って準備完了。
茹でたて締めたてを即いただきます。
辛汁は店で出しているものより若干薄く感じましたが、蕎麦は香りも喉越しも申し分なしです。
一年の締めに相応しい、細くて弾力があって美味しい蕎麦です。
まさに細く長くだねw
蕎麦湯も辛汁と焼酎で割っていただきました。
ああ満足。
コロナに振り回された一年も終わり、来年は良い年になりますようにと願いつつ、年が明けたらすぐ神田明神にお参りに行こうと準備です。
来年も美味しい蕎麦食べさせてくださいね。
ご馳走様でした!!
【本郷】旬の天ざる&生海苔蕎麦で仕事納め!
本郷界隈で旨い蕎麦を食べるなら蕎麦切森のです。
今年は特にランチタイムにお世話になりました。
美味しい蕎麦をしっかり食べると午後の仕事も充実しますし、朝からランチに森のの蕎麦を食べるつもりでいると、午前中の仕事も捗りますw
店内中ほどのテーブルに着くと正面に「年越そば」の貼り紙が。
生蕎麦以外に天麩羅や鴨団子汁なども用意があるようです。
渡りに船ですから頼んで帰ろう。
今日は季節の天ざるをお願いしました。
天麩羅がいつもの定番とは違います。
グリーンアスパラにまたち、銀杏は素揚げで天然の舞茸というランチからゴージャスなラインナップ。
実は本日早めに仕事納めなので、ひとり静かにお疲れ様して昼から一杯飲りますw
コロナ禍という逆境は、新たな経験と捉えるとテレワークにも様々な発見がありました。
仕事の効率や時間の有効活用、組織をまとめる難しさとチームワークのあり方などいろいろ考えて仕事の仕方&考え方も大きく変わったと思います。
これは大きな進化・成果と捉えています。
さて、奥さんに一杯呑みたいと伝えて酒のメニューをもらいました。
岩手の蘇民祭、阿蘇のれいざん、新潟賀茂錦の黄水仙などあまり見掛けない酒が揃ってますね。
さすがです。
でも今日は一人酒ですから鶴の友、笑酒でもいただく気の置けないアル添にします。
新潟市内の内野という駅から歩いていける蔵なので出張の時に寄ったことがあります。
石高の低い小さい蔵なので新潟県民でないと知らないかもね。
天麩羅と日本酒、仕事納めに相応しいランチです。
蕎麦は後からいただいて、ゆっくり激動の一年を振り返りました。
お、後から入ってきた女性客が注文した蕎麦がまた変わってますね。
生海苔蕎麦かあ・・・素晴らしい香りがします。
天麩羅で一杯飲って蕎麦で締めるつもりが、海苔の香りに誘われてもう一杯w
今度は温かい蕎麦に生海苔を浮かべて、香りと食感を楽しみつついただきます。
出社していたらこんな贅沢な締め方はできませんから、テレワークに感謝です。
帰りがけに年越蕎麦をお願いして、大晦日の午後に取りに行くことにしました。
年越蕎麦は蕎麦だけ食べたい派なので天麩羅も鴨団子汁も不要です。
札幌だと鰊蕎麦、福井だとおろし蕎麦、出雲は割子蕎麦らしいですけど、江戸前は蒸籠ですね。
これで年越蕎麦と年明けの酒肴セットが揃いました。
安心して年を越せますw
ご馳走様でした!!
晩秋に収穫 珍しいタケノコを蕎麦で食す
蕎麦が食べたくなったら迷わず森のです。
だって出汁も蕎麦も天麩羅も酒肴も旨いんだもん!
そこら辺の町蕎麦レベルではありません。
松翁の薫陶宜しきを得た店ですから。
これまで夜の営業ができませんでしたから昼に伺っていましたが、これからは夜も来られるようになりますね。
でも夜も20時ラストオーダーの20時半閉店ですから、早めに来ないと楽しめないんです残念。
なので取り敢えず昼です。
今日も厨房の様子が垣間見える奥のテーブル席に着きました。
メニューを見ていると、お、秋に採れる筍の蕎麦がありますね。
四方竹(しほうちく)という高知の筍だそうです。
これは是非いただいてみたいですね。
しばらくして細くて姫竹のような筍がきれいに盛り付けられた蕎麦が登場。
秋に採れる筍なんて初めてだ、面白いね。
たしかに断面はやや四角いです。
いただくと瑞々しくてシャキシャキした食感、僅かに酸味を感じる甘汁にぴったりです。
これは旨いねぇ。
いつものように大変美味しくて弾力のある蕎麦を同じくシャキシャキした筍と一緒に楽しみました。
ただ珍しいだけじゃなく、とても美味しいです。
もともと筍にはっきりした味があるわけじゃないですけど、柔らかくてほろ苦甘くて出汁との相性も抜群で言うことなしです。
で、毎度のことですけど、ざる蕎麦追加。
温かい蕎麦を先に食べちゃったので(じつは四方竹蕎麦は温蕎麦だって思ってなかった)順番が逆ですけど冷たい蕎麦をいただきます。
艶やかで甘味のある細い蕎麦に関東風の強めの辛汁がよく合います。
山葵を蕎麦に塗って、香りを楽しみながらスルスルと手繰るのが好きです。
昼じゃなきゃ絶対呑んでますけどwまあお楽しみはまた次回に取っておきます。
今日も素晴らしく美味しい蕎麦に、秋が旬の珍しい&美味しい筍をいただくことができました。
四方竹、どこかで見かけたら是非召し上がってみてください。
ご馳走様でした!!
今日のランチは手打ち冷麦に鮎蕎麦
極上蕎麦がのんびり楽しめる店、森のです。
久しぶりにランチに伺うと、手前の中華料理屋がなくなってカレー屋になっていました。
花が出ているので開店したばかりのようですね。
ナン食べ放題と書かれていますよ。
ふーん。
店内は先客が数名、一時期よりも客足は戻ってきているようです。
つまり私も含めて緊急事態宣言を厳格に守ろうという意思がないってことですかねw
守っても一向に効果が見られない対策は愚策です。
国民が国を信頼しなくても大過なく運営できるのが日本の官僚システムのすごいところですけど。
めでたく緊急事態も9月30日まで延長されてしまい、また鳥田中の予約が流れてしまいました・・・
今年は一度も伺ってないんだけどなぁ。
東京都には7月12日に発出されていますから2ヶ月半も緊急事態なわけですけど、緊急がそんなに長く続くものなのかな。
緊急慣れしちゃって緊急感ないですよね。
ということで、店内に入ると今日は奥のテーブル席に案内されました。
いつも入口近くのテーブル席なんですが、ここからだと厨房が見えます。
窓が小さいので仕事ぶりは見えませんけど、動きはわかりますからなかなかいい席です。
さて、今日は・・・お、冷麦がある!
最近はうどんをいただいてからの蕎麦でしたが、今日は冷麦いきましょう。
まあうどんと打ち方は同じですから細切りなだけですけどw
こちらのうどんは有名うどん店が点在する本郷界隈にあって出色の出来なんです。
機会があったら是非召し上がっていただきたいものです。
待つこと暫し、先客の天麩羅蕎麦などを見送って(美味しそうだね)私の冷麦がやってきました。
今日は関東風の濃口の辛汁でいただきます。
おお、つるんつるんで大変喉越しが良いですね。
うっすらとベージュのような色合いの冷麦は。そのまま喉を通り抜けそうなつるつる感です。
噛むと小麦の甘味が感じられて弾力も強いです。
これは美味しいねぇ・・・
こちらの手打ちうどんは太いので啜るよりは食べるという感覚なのですけど、冷麦は気持ち良く啜れます。
冷麦ですから薬味は生姜と葱ですが、これがまた辛汁によく合ってます。
大した量ではないのであっという間に食べ終わり、さて次は・・・
ああそうだ鮎蕎麦かな。
奥さんにこの時期は子持ちではないですよねと聞くとまだだとのことですが、この季節は鮎だよね。
子持ちじゃないなら身が痩せていませんからむしろ好都合です。
ということで温かい鮎蕎麦を追加。
少々お時間いただきますとのことですが、待つほどに美味しさが増すはずですから喜んで待ちます。
タブレットで午後の日程調整をしながら待っていたら程なく鮎蕎麦登場。
おお、何と美しい蕎麦でしょう。
鮎が一尾澄んだ甘汁に浮かんでおり、法蓮草や椎茸、さやえんどうなどがきれいにあしらわれています。
これはちょっと食べるのがもったいないくらいだけど食べちゃおw
もちろん鮎は頭からガブリです。
出汁が沁みていて大変美味ですね。
鮎の爽やかな香りと淡白な旨味が堪能できます。
蕎麦はいつものように細打ちでキリッと締まっており、甘汁ともよく絡んで食べやすいです。
それにしても柔らかくたいた鮎の身は想像通りの美味しさでした。
香りの高い澄んだ甘汁が全体の味をきれいにまとめています。
久しぶりにランチを外で食べられて大満足でした。
やっぱり蕎麦は蕎麦屋じゃないと美味しくないですね。
もう少ししたら新蕎麦の季節、待ち遠しいです。
ああ美味しかった。
ご馳走様でした。
手打ちうどんの旨さにハマって足繁く通う蕎麦屋 ごまだれオススメです
5月も下旬になると、天気が良ければ夏のように暑いです。
湿度はまだ低いもののランチには冷たくさっぱりしたものが食べたくなりますよね。
ということで今日も森のへいそいそとやって来ました。
もちろんお目当ては美味しい手打ちうどんです。
今日はワイフもテレワークで2人連れです。
現在、森のでは感染対策で原則2名までの来店のみ可能で、テーブルの間隔も空いており、間には人を遮る仕切りも設けられています。
入口も開放されていますから、感染対策としてはできることをやっているという印象です。
この時期の飲食店の経営は本当にご苦労が多いことでしょうね。
頭が下がります。
では、客ができる唯一のこと、美味しく食べて応援です。
ワイフはこちらのうどんを食べたことがないのでざる蕎麦とうどんの夫婦盛り、私はざるうどんと鴨団子が入った山賊をお願いしました。
森ののうどんが目当てですけど、蕎麦もとっても美味しいので両方いただきます!
待つこと暫し、先に私のざるうどんがやって来ました。
今日はごまだれにしてもらったんですが、これが抜群に合う。
ごまの甘さとかえしの効いた辛汁がつるっつるのうどんにぴったりです。
これからどんどん暑くなりますから、このごまだれが活躍してくれそうですよ。
ワイフは初めていただく蕎麦屋のうどんの美味しさに驚いたようです。
このツルツルもちもちでコシのあるうどんはほかではなかなかいただけないですから。
ご近所で人気のうどんとも違った極上うどんですね。
蕎麦も美味しいけど手打ちうどんが絶品の蕎麦屋って無敵だよね。
その上天麩羅も酒肴もとても上手ですから申し分ありません。
早く呑めるようにならないかと心待ちにしています。
さて、あっという間にうどんを片付けて、今度は山賊です。
さっと炊いてうまみを閉じ込めた大振りの鴨団子が3つ入っていて、なめこや若布、えのき、えんどうなどが散りばめられた一品です。
これ、最高に旨いんですよ。
この店の隠れた名品だと思います。
温度感も熱すぎず、といって緩いわけでもなく丁度良いです。
ご機嫌で蕎麦を啜っていると、じっと見ていたワイフが私ももう一杯食べたいと言い出しました。
よく食べる夫婦ですw
それなら初夏のオススメ、蛤蕎麦を是非味わってもらいたいと勧めました。
蛤蕎麦は法蓮草に椎茸、えんどうにえのきが入っています。
この前私が食べた時より付け添えの野菜類がヴァージョンアップしてますよいいなぁw
蛤がちょっと小っちゃいね。
冷たい蕎麦も美味しいけど、温かい蕎麦にすると蕎麦の甘味や甘汁と混じった香りが強くなってさらに美味しく感じますよね。
見てるとこちらも食べたくなりますw
今日は夫婦で美味しい蕎麦&うどんランチが食べられました。
天気も良いし、このままどこかに遊びに行きたい気分ですけどw仕事があるからそういうわけにもいかないですよね。
午後は仕事を早めに切り上げて、一緒に夕飯作りましょう。
ご馳走様でした!!
飛び切り旨いうどんと蕎麦がランチで一緒にいただけます
衝撃的に旨い手打ちうどんを蕎麦屋で発見し、また味わいたくて即再訪です。
前回はうどんと蕎麦の相盛り(こちらの店では夫婦盛りと言います)だったので、今日はしっかり一人前ずついただこうと思って、いそいそと開店時間に伺いました。
在宅勤務特権ですな。
テレワークだと時間の調整がしやすいし、私語もしないので業務効率が上がります。
昼休みの時間も融通が利きますから気分転換にシャワー浴びることもできます。
コロナが明けても在宅勤務のままでいいやw
ということで開店時間の11時半にお店の暖簾をくぐります。
さて、今日は何にしようかな。
うどんは一人前ツルツルっとざるでいただくことにして、そうなると蕎麦は温かいものにしよう。
待てよ、かけうどんを食べて天ざる蕎麦っていうのもいいなぁ。
勝手に妄想すること暫し、自分でも顔がにやけているのがわかりますw
頭の中で巡り巡って、結局ざるうどんと目が釘付けになった蛤蕎麦にしました。
いつものように奥様がざるうどんの汁は関東風か関西風か聞いてくれますが、蛤蕎麦が関西風の汁なので辛汁は関東風がいいんじゃないかとお勧めしてくれました。
奥様優しいです。
最近ご主人も厨房から顔見せてくれるようになったので、何だかとっても嬉しい。
注文が通って、ここから暫し目の前の車海老ちゃんを眺めます。
うーん、蛤蕎麦はもう絶対と思っても車海老が元気に泳ぎ回っているのを見ていると天麩羅も食べたくなるよなぁw
まあ注文しちゃったので天麩羅はまた今度の楽しみに取っておきます。
15分ほど経って、ざるうどんが登場しました。
ルックスが素晴らしい。ぴっかぴかでつやっつやです。
そしてこの白くない小麦の色合いも食欲をそそりますね。
間髪を入れずにいただきます!
関東風の濃い色をした強目の辛汁の香りが堪りません。
ツルッとした口当たりで噛むとすごい弾力。
讃岐うどんはよく飲むといいますが、森ののうどんも飲めます。
噛んだ後の喉越しが素晴らしい。
つるつるつる〜っとあっという間に口と喉を通り、お腹に収まってしまいますね。
このうどんは快感です。美味しすぎる!
奥さんがもう食べちゃったのかとすぐに蛤そばを店主に通しています。
よく、今はなき目黒一茶庵で「お客様、ごつご〜」という口上が聞こえてきたのを懐かしく思い出します。
あの、ごつご〜という表現が何とも風流で好きでした。
とろりとした蕎麦湯で辛汁を楽しんでいると、程なく蛤蕎麦がやってきました。
これも何とも美しい蕎麦ですね。
菜の花と若芽、新玉葱が添えられた器にぷっくりと身の厚い蛤が乗っています。
香りが抜群、ほんのり甘い香りが新たな食欲をそそります。
先づは甘汁から。香りと味の印象がぴったり合ってますね。
コクがあって後引きな極上の甘汁です。
ほのかな酸味と甘味、控えめな塩味のバランスが抜群です。
蛤の出汁も加わって最強な甘汁ですね。
グルタミン酸とイノシン酸の塊を飲んでます。
細いのにしっかり締まって弾力のある蕎麦ともよく絡んで、ああ、ここは蕎麦屋だったよなと実感。
これだけうどんが旨いとうどん目当てで来る客もいるんじゃないかと。
街蕎麦の出汁の効いた中華そばも抗し難い魅力がありますが、蕎麦屋は蕎麦が一番です。
蛤は大振りではありませんが天麩羅屋じゃないですからこの大きさが蕎麦の器にも良いと思います。
身が厚めでしっかりした味わいです。
甘汁との相性がぴったりでとても幸せな気分です。
すっごい旨いっていう表現しかできない自分が情けないよw
ふと表を見ると桜が活けてあるのが目に止まりました。
店に入る時はうどんで頭がいっぱいだったので目に入りませんでしたが。
奥様が御殿場桜だと教えてくれました。
蕎麦とうどんがこれだけ旨いのに、目でも春を楽しませてくれるなんて素晴らし過ぎる。
麗かに晴れた4月の昼に、爽やかな風が入ってくる蕎麦屋の店先でうどんと蕎麦を手繰る悦び。
Long live ! work at home !!
ああ美味しかった。
これで午後の仕事も充実しそうだ。
満足しちゃって眠くなっちゃうかもしれないけどw
ご馳走様でした!!
発見!本郷界隈で一番旨いうどんは蕎麦屋にあった!
平日のランチタイム。
最近テレワークしっぱなしで食事が却って不規則になり、運動不足も手伝って太ってしまったので、先づは規則正しい食生活に戻そうと、昼の時間を決めて気分転換にご近所巡り再開です。
人が自宅にいることがわかっているので社内外を問わず、メール、チャット、FBやTwitterでも相談や依頼が飛んで来て捌くのが大変です。
コロナ前のように連絡がつきにくい状況に戻らないかな・・・
会社の携帯を自宅に置いてランチに出るのがせめてもの抵抗ですw
ということで、今日のランチは森のです。
テレワークの特権、開店時間の11時30分に伺います。
もちろん先客はなし、今日の口開きの客です。
いつものように入口手前の小さいテーブルに陣取って、目の前を元気に泳ぐ車海老ちゃんwを眺めます。
車海老ちゃんが目に入ったら天蒸籠しか選択の余地はありません、っていうか選択しません。
メニューを見ずにお願いしましたが、頼んだ後でよく見ると、あれ手打ちうどんがあるじゃないですか。
しかもこちらの気持ちを見透かしたように蕎麦との相盛り、その名も夫婦盛り(めおともり)もありますよ。
天蒸籠には夫婦盛りの設定はないのですが、女将に伺うと厨房の店主に取り次いでくれ、うどんは時間がかかるが良いかとの気遣いをいただいて無事夫婦盛りの天蒸籠の注文ができました。
今日は良い日だ!
クーラーにタクシードライバーというユニークなイラストの日本酒があるのを発見、どこの酒じゃと検索していると(岩手の喜久盛でした)夫婦盛りが登場。
お、きれいな盛りつけだねえ。
上が細切りのうどん、手前に蕎麦です。
うどんは一般的な白いものではなく、蕎麦の色に似た地粉を使ったうどんです。
美味しそー!
早速、関東風の辛汁(こちらは関西風と関東風が選べます)に少しつけていただくと、ツルッとした滑らかな舌触りで、噛むとモッチモチです。
わぁ、これは美味しい。
地粉の香りも高く、この弾力と喉越しは素晴らしい。
夫婦盛りじゃなくて一人前ずつ食べれば良かったと一口目で後悔しましたよw
本郷三丁目界隈には罠(みん)と元こくわがた(今はブルーなんちゃら)という人気のうどん屋が2軒あってどちらも昼時は満席&行列ですが、こちらのうどんのほうが数段美味しく感じます。
こんなにツルモチのうどんってなかなか食べられない。
蕎麦屋でうどんとか中華そばというと街蕎麦なイメージですが、こちらはものすごく高いレベルでうどんを出しています。
さて、お蕎麦とうどんを交互に楽しみつつ、天麩羅スタートです。
いつもの車海老の頭とワタ(心臓)からいただきます。
頭はカリッと、ワタはネチっと海老の味が濃厚です。
ここの天麩羅は天麩羅屋より旨いと思います。
万願寺唐辛子に車海老、小茄子、椎茸とテンポ良く天麩羅が出てきます。
万願寺さんは香りが良いですね〜、車海老も甘く、小茄子はしっとり滋味豊かで椎茸も旨味がはっきりしています。
このクオリティの天麩羅が出てくる蕎麦屋はなかなかない。
素晴らしいです。
締めは大きな穴子。
パリッと真ん中から割って湯気を立てながら登場です。
塩も旨いがこちらの辛汁とも相性がよく、ちょっとご飯に乗せて天丼にしたいくらい旨い。
この甘味と歯触りが穴子の真骨頂ですよね。
昼からこんなに旨いもん食べちゃって、午後から仕事のモチベーションが維持できるか心配ですがwこれもテレワークの特権と思うことにします。
この旨い蕎麦と天麩羅が近所にあることに幸せにいつも感謝していたのですけど、こちらの細切り手打ちうどんがこんなに旨いとは存じませんでした。
うどん専門の店よりも美味しく感じるなんて、すごいことだなぁ。
次回はうどんと蕎麦を一人前ずつ味わうことにしよう。
ご馳走様でした!!!
旨いとしか言い様のない蕎麦前と酒 蕎麦は旨くてお代わり
先日ランチに天ざるをいただいて、あまりの旨さに午後の仕事の手が止まった(笑)森のです。
ワイフにとても美味しかったと伝えたらそれは是非食べたいとのことなので、今度は二人で蕎麦前を楽しみにやって来ました。
夜は口開けの客です。
奥のテーブルに腰掛けて所在無げだった奥様がにこやかに迎えてくれました。
入口は開け放し、仕切りの白い布をテーブルの間に垂らしてあるので、自然と一定の間隔が保たれるようになってます。
この白い布がこの季節には爽やかで、少し涼しくなってきた夕方の風を受けて揺れる様が素敵です。
美味しい蕎麦前と酒、もちろん蕎麦を味わうには良い感じですね。
奥様が壁にかかっている蕎麦前のメニューをテーブルに持ってきてくれました。
販売促進ですけど(笑)お気遣いが嬉しいです。
では早速、目についた蕎麦前をお願いします。
無花果の胡麻酢味噌は師匠の松翁の定番ですから外せません。
鮎の焼き浸しも良いですし、穴子の肝煮に鴨団子の土瓶蒸、あ、新子もありますね。
それと茄子のポン酢サラダ仕立ても気になるのでお願いします。
お酒はもちろん日本酒です。
島根の月山があります。松江と米子の間くらいにある吉田酒造ですね。
蔵元まで行きましたからよく知っている酒です。
膨よかな甘さと芳醇な香り、きりりとした旨い酒です。
熱燗で呑みたかったのですが、ワイフの希望で冷酒にしました。
お酒と一緒に出てきた蕎麦味噌が甘さ控えめで香ばしく、奥様に聞いたらメニューにもあるとのことなので早速追加。
蕎麦屋で酒を呑むなら板わさも欠かせないだろうとどさくさに紛れて便乗追加しました。
呑む気満々だ。
最初に出てきたのは穴子の肝煮。
しっかり炊いてありますがとても柔らかく、山椒が効いていて申し分のない酒のアテです。
これだけあればいくらでも呑めちゃう気になるっていうのが良いですよね。
まあ呑むために生きてるようなもんだから(笑)これでいいのだ。
肝煮とても美味しいんですがワイフはあまり得意じゃないので、独占して喜んでいると今度は茄子が登場。
たっぷりのサラダが上に乗っていて、茄子を肉に見立てたような料理です。
ちょっと精進料理っぽいな。
ポン酢が見事に美味しいです。濃厚な肝煮の後に茄子でまた呑めるなんて堪らんなぁ。
すっかり機嫌が良いです(笑)。
無花果の胡麻酢味噌は松翁直伝の酒肴です。それにきれいにボール状に丸められた蕎麦味噌も登場。
味噌三昧ですな。
塩分のほどは不明ですけど、十分に健康的な料理ですね。
無花果はほんのり甘く、それを胡麻酢味噌で包んであって酸味と香ばしさが加わります。
甘塩っぱいものって酒に絶対合います。
サラダで口をさっぱりさせてから蕎麦味噌を舐めて酒を呑み、また無花果で一杯。
至福の時です。
勝手に喜んでいると鮎の焼き浸しと板わさがやって来ました。
板わさには黒と白があって、黒は富山の昆布巻き、白は小田原の上小板ですが今日は基本の白で。
分厚く切りつけてあって、山葵を乗せていただくと素晴らしい味と香りです。
日本酒には板わさと蕎麦味噌とお新香と焼海苔くらいがあれば十分ですよね・・・
とは思いつつも、目の前の鮎の焼き浸しを摘みます(笑)。
これはザ・焼き浸しですね。
香ばしさと柔らかな苦味と出汁の旨味がきれいに混じり合って最高の味わいになっています。
やっぱり日本酒には鱧も鮎も鮪も鰹も合いますね。それと烏賊も。
板わさだけでも十分ですけど、鮎の焼き浸しがあればもっと楽しい酒になります。
このまま冷酒をすいすい呑んでいると危険な気がしたので(笑)、月山から飲んだことのないたてにゃんにしてみます。
なんだこれ?と思って奥様に聞いてみると瓶を出してくれました。
写真の通り猫が昼寝している緩い一升瓶です。
楯の川のたてだったんですね。Vol.8と書いてあるので結構続いているシリーズです。
需要があるんだ。
飲んで納得の純米大吟醸です。口当たりは軽いですが、かなりボディはしっかりしています。
吟醸香も程よくてとても上品な味わいですね。
穴子の肝煮には合わないでしょうけど、鮎にはぴったりでした。
これはなかなか侮れない酒です。さすが楯野川。
続いて鴨団子の土瓶蒸が登場。
いやあこれは出汁に鴨肉の旨味がどっさり溶け出していて驚異的に旨い。
土瓶の上に乗ったお猪口と酒猪口を交互に使って飲み比べです(馬鹿)。
酒に飲む酒肴を合わせるイメージはありませんでしたが、これは極上の組み合わせでした。
松茸の土瓶蒸しも出汁に溶け出した松茸の旨味と香りを味わいながら酒飲むもんなぁ。
でも出汁の旨味は鴨団子に間違いなく軍配が上がります。
さて、そろそろ天麩羅の支度です。
天汁とおろしがテーブルに置かれると期待が高まりますね。
お酒をみむろ杉のぬる燗に替えて待つことにします。
あれ、新子が出てきたよ。
あそうか、最初に頼んだっけ。
ということで天麩羅のカラカラと揚げる音を楽しみながら、新子をいただきます。
新子ですから型は小さいですが、結構身が厚いですね。
しっかりと締めてあって、噛んだ時に歯を押し返す弾力が感じられます。
酸味は強いですがぬる燗にぴったりです。
酒肴の順番で、思いがけず蕎麦前ならぬ天麩羅前を楽しむことができました。
店主の計らいだったら大感謝です。
天麩羅は銀宝から。
天せいろのタネには入っていないので別途注文です。
海老の頭からじゃない天麩羅のスタートも乙ですね。
小ぶりながら身が厚くて天麩羅向きの銀宝は江戸前、小柴だそうです。
通っていた高校のすぐ近くです。よく野島までラン二ングしたっけなぁ。
しっかし、なんて美味しいんでしょうね、銀宝の天麩羅は・・・
ほんのりと上品な甘みとサクサクとした軽い衣にキリッとした天汁が合わさって絶品です。
天國の露木米太郎さんが著書の天婦羅物語に「この魚こそ天ぷらのために、この世に生を享けた魚」と書いただけのことはあります。
海老も穴子も大好きな天ダネですが、銀宝を知ってからはあれば必ずいただきます。
何故か天麩羅屋で食べるより圧倒的に蕎麦屋で食べる印象が強いです。
この後は車海老の頭とワタ、もちろん車海老本体(笑)に茄子、椎茸、穴子とテンポ良く揚がって出て来ます。
先日はランチタイムに天麩羅とせいろをいただいて大満足でしたが、やはり天麩羅は酒を飲みつつのんびりいただくのが最高ですね。
茄子は油で甘味が引き出されており、椎茸は傘が厚くて香りと旨味が最高、穴子はもう文句なしの絶品です。
結構な品数を酒飲みながらいただきましたが、揚げ上がりの軽い「森のの天麩羅」はすいすいとお腹に収まります。
いつも蕎麦屋の天麩羅と天麩羅屋の天麩羅はどちらが美味しいか考えるんですけど(同じくカレー屋のかつカレーとトンカツ屋のかつカレーはどちらが美味しいかも考えます)、大きく見せるための余計な花衣がないですから、今は蕎麦屋の天麩羅に大満足です。
で、いよいよ蕎麦です。
まもなく新蕎麦の季節ですね。
ということは一年で一番陳ねものの蕎麦粉な訳ですが、しっかり香りもあってきりりと締まった美味しい蕎麦です。
少し太めに切っているのか食べ応えもあります。
喉越しが良く辛汁とも実によく合っていて締めに最高の蕎麦ですね。
で、締めのはずだったんですけど美味しくてお代わり(笑)。
奥様が本当によく召し上がりますね、と笑顔でお代わりを持って来てくれました。
今度は山葵を蕎麦に塗っていただきましたが、やはり美味しい。
旨い蕎麦前に天麩羅に酒と蕎麦、申し分ありません。
蕎麦湯をゆっくり飲んで、大満足の森のの蕎麦食い終了です。
近所でこれだけ全部美味しいと、もう他に行くことないかなとさえ思ってしまいます。
食べ過ぎて蕎麦屋で2人で2万円を超えてしまいましたが(笑)コスパも申し分ありません。
帰りがけには厨房に篭りっきりの店主が挨拶に出てくれました。
いつも厨房から聞こえるちょっと厳しめの声しか聞いていませんでしたが、案外童顔でお若い感じです。
これからもお世話になりますのでよろしくお願いします!
ああ美味しかった。
ワイフも満足の様子、何よりです。
近所に旨い蕎麦屋がある幸せを噛み締めて家路につきます。
ご馳走様でした!!!
蕎麦切がとても美味しくて嬉しくなった初夏の昼下がり
久しぶりの森のです。
開店間もない頃に伺い、蕎麦前の素晴らしい店だという印象を持ちました。
その後2〜3度暖簾をくぐって蕎麦が少し弱いというか優しすぎると感じ、それ以来足が遠のいていましたが、先日こちらの師匠の松翁で美味しい蕎麦前と蕎麦を堪能して感激したので、そういえばと思い出してやって来ました。
松翁で修行した職人は、こちらの森のだけでなく神楽坂の石臼挽き手打 蕎楽亭や岩本町の手打ち蕎麦切り 匠などがあり、なんとなく歩いて行ける距離のところに店を出しているのが好ましいです。
きっと師匠と弟子、兄弟子と弟弟子の仲が良いんでしょうね。ファミリアな感じがします。
13時過ぎに暖簾をくぐると先客はなし。
テーブルの間を広く取って天井から仕切りをぶら下げてありますね。
密にならない工夫をされています。
テーブルは間隔を空けるために一つどけちゃったようで、店の外に置いてあります。
夕方に表のテーブルに陣取って一杯飲ってから蕎麦を手繰るなんて良いかも。
一番手前の2人掛けのテーブルに座り、目の前の水槽(生簀とは言わないよね)を眺めれば稚鮎と車海老が元気に泳いでいます。
となれば注文は天ざる一択。
こちらの天麩羅は開店当時からとても美味しかった印象があります。
奥さんから海老と穴子の天ざるでよろしいですかと聞かれたので他にもあるのか聞いたら、初夏の天ざるで稚鮎と蛤というのも用意があるんだとか。
思わず喉がゴクリと鳴りましたが(笑)、そんなの頼んだら絶対お酒が欲しくなるに決まってますからここは海老と穴子で。
あ、黒板メニューに無花果の胡麻酢味噌和えが載ってます。
先日松翁でいただいたばかりですが、ぜひまた食べたいと思っていました。
いかんいかん、絶対飲んじゃう・・・アル中か(笑)。
厨房で準備する物音がして、しばらくするとフライヤーの心地良い音が聞こえてきました。
こちらも松翁方式で先に天麩羅から出てくるようです。
最初に出てきたのは意外?なことに万願寺唐辛子でした。
緑が鮮やかで薄衣を纏って甘い香りを立てています。ステキだ。
そのまま一口齧ると初夏の香り、旬を迎えたばかりの素晴らしい香りと野菜の滋味が弾けます。
やっぱり抜群に美味しいな。蕎麦屋の天麩羅って美味しいところは本当に美味しいですよね。
奥さんがお好みで塩をどうぞと出してくれました。
こちらの塩は一種類です。
すぐに車海老の頭とワタ(心臓)が出てきて、お蕎麦も出てきました。
ランチタイムは時間勝負ですからぱっぱと出てきます。
天麩羅ばかりに気を取られて、ざる蕎麦の写真撮り忘れちゃった(笑)。
この車海老の頭、そしてワタ!ああ、ビールくらい飲みたい・・・
で、その蕎麦ですが、これがキリリと締まっていてとても美味しい。
以前の細くて優しい感じの蕎麦よりもやや太く、コシもあってメリハリがあります。
喉越し滑らかで弾力があり、噛むごとに濃口の辛汁に負けない香りが広がります。
ああ幸せ。こちらの蕎麦の印象が大きく変わりました。
ついで車海老と小茄子が出てきました。
車海老はとても甘くてプリプリ、小茄子は歯触りが良くて辛汁との相性が抜群です。
その後の椎茸は小さいですが肉厚で風味豊かなものでしたし、最後の穴子もやや小振りながら身が厚めで天麩羅向きの上物でした。
やっぱり松翁系は天麩羅がお見事です。本当に美味しい。
一通りいただいて、蕎麦湯の時間。
とろりと蕎麦粉を溶いたポタージュ系の蕎麦湯です。
茹で釜からそのまま取ったさっぱり系が好みなんですが、昼間は客も少ないでしょうからこれもありですね。
で、蕎麦湯に少し七味を振って飲みながら、我慢できずにかけ蕎麦を追加。
蕎麦がとても美味しかったので、温かい蕎麦も食べたくなりました。
甘汁は透き通った淡口で、鰹と昆布の旨味と香りがどーんと出ています。
王道のものすごく美味しい蕎麦汁です。
ほんの少し感じられる酸味がさらに食欲をそそります。
蕎麦は温めると印象を変え、喉越しの良さが際立ちます。
甘みもやや強く感じられ、甘汁を一緒に連れてきてくれて何とも言えない美味しさです。
あ〜こりゃ昼から贅沢しちゃってるよね気分。
在宅勤務万歳!(笑)。酒は飲めないけど。
七味を振って辛味を加え、ネギを足して柚子皮の香りと一緒に楽しみ、タネモノもいいけどやっぱりかけ蕎麦だよねと独り言ちてあっという間に食べ終わりました。
チリンチリンと店先で鳴る風鈴が火照った身体を冷ましてくれます。
師匠の蕎麦をいただいてこちらを思い出して良かった。
こんなに蕎麦が美味しくなっていたとは、これまで大きな機会損失でした。
本郷界隈には他にも古拙や田奈部、舞扇、個性派の角萬、街蕎麦の代表格巴屋など美味しい蕎麦が楽しめる店がありますが、天麩羅の美味しさは抜きん出ています。
蕎麦もこんなに美味しいなら、もう何も言うことはありません。
ああ美味しかった。
今度はまたワイフと一緒に夜に来よう。
ご馳走様でした!!!
そう言えば「蕎麦切」って何だと気になったので帰宅後に調べたら、蕎麦切=蕎麦でした。
蕎麦掻き、蕎麦団子などの塊に対して、特に麺状に切ってある蕎麦を蕎麦切と強調して表現するようです。
もともと蕎麦は製麺技術が発達する前から味噌汁に板状の蕎麦を入れて食べたり、溶いたり、団子状にして煮たりして食べていたわけですから、麺状の蕎麦を従来の蕎麦料理と区別するために、敢えて「蕎麦切」と表現したい気持ちもよく理解できますね。
日本人の細やかな表現スタイルが言葉に活きてます。
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店名 |
蕎麦切 森の(そばきり もりの)
|
---|---|
ジャンル | そば、天ぷら、日本料理 |
予約・ お問い合わせ |
03-3818-9555 |
予約可否 |
予約可 昼は予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
丸ノ内線・大江戸線 本郷3丁目駅。 本郷三丁目駅から299m |
営業時間 | |
予算 |
¥2,000~¥2,999 |
予算(口コミ集計) |
¥2,000~¥2,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
サービス料・ チャージ |
サービス料なし、お通し100円 |
席数 |
14席 (4人掛けテーブル*2,2人掛けテーブル*2,奥にカウンター席2) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、日本酒にこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
お子様連れ |
子供可(小学生可) |
オープン日 |
2003年 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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本郷界隈でダントツ、都内でも有数の旨い細切り蕎麦を食べさせる店
松翁で修行して独立 うどん&冷麦もお見事
プロにこんなこと言うと失礼だけど、天麩羅や酒肴がとても上手だから”蕎麦屋で一杯”が楽しい店なんだよ〜!
2022/01/20 更新