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店名 |
未来食堂
|
---|---|
ジャンル | 食堂、喫茶店 |
お問い合わせ |
不明の為情報お待ちしております |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
●地下鉄都営新宿線・東京メトロ半蔵門線神保町駅(A1出口)下車徒歩3分 神保町駅から226m |
営業時間 | |
予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
12席 (コの字カウンターのみ) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 (20人以下可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、日本酒にこだわる |
---|---|
料理 | 健康・美容メニューあり、ベジタリアンメニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
サービス | 2時間半以上の宴会可、お祝い・サプライズ可、ドリンク持込可 |
ホームページ | |
オープン日 |
2015年9月13日 |
備考 |
おかずのオーダーメイド(あつらえ)ができる |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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今回の紹介は権力食堂としては番外編になります。
当店【未来食堂】は、一般財団法人日本教育会館が運営する建物内にテナントとして入居する料理店です。まずはこの建物から説明をしましょう。
日本教育会館は元は文部科学省所管の法人で、教職員の資質の向上等を目的として作られました。会館内には大小のホールが存在し、様々な教育関連の研修会場として使われています。また、都心にあるという利便性から一般のセミナーなどの会場としても使われることも多く、資格試験の会場として馴染みの方も多い事でしょう。従って、この建物には官の庁舎としての性質は既に薄いものです。
ただ、私にとっては権力と教育というのは切っても切れないというイメージがあります。
学校とは、人間にとってまず最初に社会を学ぶ場所であるかと思いますが、そこでは初めて社会制度としての上下関係を持ちます。これは悪い表現であると十分に心得た上で言うのですが、教師と生徒というのは、(一方が他方に強制をするという)一種の権力関係である訳です。無論、このことについては様々な議論があります。ただ、わたしは幼少の頃に結構スパルタな教育を受けた時期があって、権力をもった教師の存在というのが本当に怖かったデス。
その時、体罰による上下関係やその他の優遇関係が伴う教師も確かにいましたけど、人間的に尊敬できるような方にも沢山お会いしました。その場合の関係は権力というより権威に近いのですが、そういうに偉大な方に当たったことは、今となっては良い思い出となっており、酒など飲みながら感傷的になることがあります。あ、食べログと関係ないですね。
さて、今度は当店【未来食堂】です。
地下1階で営業する当店は、東京工業大学を卒業した小林せかいさんが起業した個人店です。
昼と夜の営業があるようですが、夜はお好みの惣菜を作ってもらえる工夫もあるようで、一味も二味も違う食堂経緯をされています。ただし、昼間の当店はランチ激戦区にあたるため、昼間にはその強みは生かしにくいのかもしれません。
当店には平日11時過ぎに訪問しました。実は別日に訪問した事があるのですが、何故か臨時休店されていたため再訪になります。一人で切り盛りするのは本当に大変ですね。
店内は12席のコの字カウンターです。中には賄いとおもわれるお手伝いさんが1名おられて、盛り付けを手伝っておられました。
メニューは日替わりの基本一択です。桜ごはんとほっけ塩焼は900円ですが、2回目からは100円引きのチケットが渡されるので800円になります。
先客は2名でした。二人とも常連客のようで、注文等が黙って進行してしまいます。私は初めての訪問なのでシステムを聞こうと思ったのですが、お忙しいようで、グダグダしている間に何となく注文とあいなりました。
既に準備されていたほっけ焼きはかなり薄味。付け合わせも健康に配慮した調理をしているのかなという印象です。
ご飯は食べ放題です。目の前にお櫃が置かれたのでそうと気付きました。
感想としては、この経営者の発想力・行動力は凄いなぁと思いました。
当店の決算書を公表していたり、このような企画・運営を本にしていたり、常人にはとても思いつかないし実行できないことです。自分にしっかり自信をもって行動できる、ある意味マイペースな方なんだろうなって思いました。
ですが同時に、ベンチャーならではの危うさも感じるところがありました。特にまかないはお店を50分手伝うと「誰でも」1食無料となるシステムです。社会貢献自体は好きなんですけどね。
常連客と思われるお客さんが相互に支え合う関係も垣間見えて、ちょっと不思議な空間に放り込まれたランチとなりました。
何やら権力とは反対の立ち位置に居られるような、そんな方の経営する食堂です。