圧倒的に美味しいラーメンと自分の思い入れ(笑^^) : 中華そば 勝本

数多料理が溢れる中、最大派閥の国民食でありながらも、個人の好みが大局些事を織り交ぜて万差億別に表れるのがラーメン。店相もまたいろいろ、素材(味)も様々、価格もピンキリと、まったくもって奥が深いというか、単純にして得体の知れぬ食べ物だと思います(笑)しかも、丼と対峙して実際に食べてる時間なんて、たかだか10分そこそこって(爆)これだけ生活に密着したラーメンだからこそ、その思い入れの如何によって、朝令暮改的に感じ方も変わるものでございます(笑)

中華そば　¥850-
比例復活ならず　味玉　¥120-　ライス　¥100-　

過去2回の訪問歴が美味し過ぎて、道すがらに思い抱く「勝本の中華そば」への思い入れたるや、食べる前から100％に近い心満足に溢れていたのですよ(笑)店着は平日の15時15分、およそ1年ぶりの訪問となりました。幸いにも外並びなく、勇躍足を踏み入れた店内は、ほぼ満席で残2席の盛況(驚)この店の不動なる人気を物語るものでしょう。そして券売機で迷わず表題をポ？チ？ッ？と？な？...........ん？ん？じゃない、違う違う^^;値上がりしてるじゃん(爆)しばし宙を泳ぐ見習の視線(笑)刹那の逡巡、後客並びがなければもっと時間を要したかな？意識朦朧のまま調理場側中ほどのカウンター席を頂きます(大袈裟だよ^^)

まさに目の当たりにする、この時間にしてこの入店具合こそ「勝本 水道橋店」の力量ですね。
TOP5000にして百名店の威光、この点に関しては見習如き木端が何も申し上げることはありません。
この日はメンズなセクステット、無駄口ひとつないキビキビした所作(調理風景と接客)は見惚れるばかり。綺麗に磨かれた店内、僅か5分の出来上がり待ちだったけれど、良質なMTVを見ているようで楽しい時間。

圧倒的に自分好みであることが分かっている丼を目の前にした幸せ。
蓮華で掬うスープは、醤油と煮干しが絶妙に溶け合って、その熱々さも手伝い口角が上がります。そのスープを吸った浅草開花楼謹製、平打ち気味の低加水麺は、掛ける言葉は必要ないほどにLOVE-MEN。絶品のホロホロのチャーシューと、しっかり目に味の入ったメンマも、脇役とは片付けられぬ存在感です。

止まらぬ箸と蓮華で、あっと言う間に完食。
途中味変参戦の黒七味や、数滴で劇的にスープをまろくしてくれる酢でめちゃ満足な一杯でした。
来店は止まらず、何時になっても店内の賑やかさは変わらず。
それでも天狗にならず、一途に中華そばを作り続ける姿は、実に美しいものです。
ごちそうさまでした。


見習にはメッチャ美味しい^^
スタッフ諸兄姉の接客も含め、全国総てのラーメン店を知る訳ではないけれど屈指の店と信じます。
貼り紙によれば、2021年9月23日からの値上げとありました。
こんな時勢ですから仕方ないですね。
不思議なのは、以降のレビューで誰も値上げに触れてない......凄いです。
800円だったラーメンが850円になるなら分かるけど。
ほんとにゴメンナサイ。
八王子ラーメン育ちの見習には、なんだか遠いところの話になりました(笑)

出勤時間が16時なので家でぼんやりの見習。先に家を出た家内から、めっちゃ寒いとLINEが来ました。そんな凍える日には、温かい麺類が欲しくなるというもの。JRなんちゃら的に表現すれば.....そうだ勝本に行こう(笑)

味玉濃厚煮干しそば　¥880-
ご飯　¥100-

店着は連休明け平日の14時ころ。外待ちの列はなく、中を覗けば券売機に複数名の影。食べ終えて帰る人も多く、これならと暫く外で待ってみることに。案の定、僅かな時間で券売機前も捌けましたので店内へ。今回が3度目ですが、券売機と対峙し愕然、どうやら目当ての「塩そば」は、鬼界へ移られたのでしょうか？面前に塩そばの文字はありません(涙)

気分を変えて「味玉濃厚煮干しそば」と「ご飯」をポチッとな。マスク越しにも笑顔が伝わるお姉様さんに、カウンターの厨房側最奥に案内されます。両サイドに展開する20席のカウンターだけなのに、厨房に男子5名、ホールにお姉様さん2名‼︎スタッフ7名で回すラーメン店なんて、滅多にお目にはかかれません(驚)誰かが帰ると、誰かが入って来る。この時間にして、いつでも満席御礼、空き席なしの時間が永遠に続きます^^^^;それでも席間に余裕がありますので、SD感は十分に保たれています。強いて言えば、入口引き戸はコア時間帯だけでも開放でいいかなって。

ボンヤリ待つことおよそ10分、お待ちかね見習の丼が出来上がりです。
訪問3回で学習しました。ここではラーメンの出来上がり直前に、白飯と香物が提供されます。

白ネギ、青ネギ、なると、味玉、チャーシュー2枚、海苔2枚というトッピン具。
まずは蓮華で泡立ち気味のスープを掬います。その名の通り、強烈な煮干の匂いが鼻腔を襲いますが、嫌な振る舞いはなく何処か垢抜けた感じです。このままご飯にかけてかき込みたい衝動が見習を(笑笑)かの浅草開花楼謹製、やや平打ちに近い太麺は、より泳げるように普段見掛けるより大きい振りざるでの茹で上げ。博多系のラーメン店ではあるまいし、後客「麺カタ」オーダーも聞きましたが、店が茹で上げる「ノーマル」のタイミングが、この麺にとってのベストなことは明白と信じます。チャーシューも美味いのですが、秀逸は海苔ではないでしょうか。スープに浸かっているうちに、溶けてしまう海苔を使うラーメン店も、これまた稀有な存在と思います。

味玉を丼から引き上げ、ご飯茶碗にオンザライス。
玉子を割って、ラーメンスープを蓮華で掬い少しかけてみます。
そこから先はTOM CATの歌詞そのものにDon't Stop Don't Stop The Rice!!

後半のオンザライスまで含めると、見習的にはプレーンな中華そばに軍配かと思います。
まあまあ、その辺りは好みの問題なのでね(笑)
それ以上に、店の食を提供することへの心意気が素晴らしい。
塩そば復活を切に熱望いたします。
ごちそうさまでした。

梅雨まだ明けぬ平日の午後、残された時間は僅か。
其処彼処迷った末に、間違いなく「ラーメン」が食べられそうなこちらを選択。諸兄姉の言われる、ご飯と漬物も美味しいという言葉にも背中を押されましたか(笑)

何方かの文章に「ラーメンとラーメンでないものの違い」というフレーズがありました。その内容までは敢えて拝見しませんでしたが、なかなかに奥の深いフレーズと思います。カレーライスと並び立つ最大派閥の国民食ゆえに、ラーメンとはなんぞや？という問いは、人それぞれに解釈する物差しの異なるところ。
で？見習にとってのラーメンは？
まあまあ「ああ腹減った、ラーメンでも食いてぇな」とか「飲んだ後ってラーメン食いたくなるよね」な小麦料理ですかね(笑)

味玉中華そば　¥830-
ご飯　¥100-

JR総武線/水道橋駅からすぐ。野球だったり、格闘技だったり、中央・公営の場外馬券やパチ屋だったり。騒々しいイメージしかない場所ですが、さすがにこの時期はひっそりとしています。

駅からの道すがら、幾多の飲食店の誘いを振り切り、重厚感ある外観に見惚れた、店着14時半過ぎ。余裕楽勝と思いきや、驚きのほぼ満席という人気です。幸いにもカウンター最手前に空きがあり、ホール担当のお兄さん氏に促されます。入口すぐの券売機では予習通り「味玉中華そばとご飯」をポチッとな。
店奥にある化粧室を借りて戻ってみれば、着席と同時に強烈な先制パンチ^^;冷タンとおしぼり(布です‼︎)が提供されました。置きっぱが普通なのに、こんなことしちゃうラーメン店ありますか⁉︎

木目な店内に白木のテーブル、行き届いた清潔感。厨房に4名、ホールに1名のスタッフが粛々と仕事を進めています。決して堅重苦しい訳でないですが、らしからぬ雰囲気は、凛とした寿司店を彷彿とします。

暫しの待ち時間で出来上がりました。
見た瞬間に美味しいと確信するビジュアルです。
まずはスープを一口、煮干し醤油の香ばしさと鷄の風味がぐぐっと重なって、とても美味しいです。細いストレート麺は、絶妙な茹で加減で歯応えと香りが楽しめます。鞍上には長ネギ、ナルト、メンマ、チャーシュー、海苔という、まさしく中華そばの具たちは、どれもいい塩梅で仕事をしています。

そして魚沼産コシヒカリを、魚沼の水で炊き上げたというご飯は、もはやラーメン店のレベルじゃありません。付き添いの香物も含め、これを¥100-で提供し、しかもお替り自由なんて、狂気の沙汰です。
最後は、先人の教えに従って「AKG」で締めさせて頂きました。この味玉ですが、塩そばを注文すると味玉も塩味‼︎で提供されるそうです。

いやあ、やられちゃいました(笑)
飯田橋駅の移転に合わせ、定期を水道橋まで伸ばしておいて良かったです。
次回は塩？またお邪魔いたします。
ごちそうさまでした。