♪ど～おし～てな～の　楽しみが～　止まらな～い～♪ : リラッサ

この日は会社の慰労会。幹事のたっての希望で久々に当店へやってきました。ほとんどの参加者が何度目かということもあり、みなそれぞれのお目当てに食らいつく。

私ゃほぼローストビーフ専。シエフがうやうやしく切り分けてくださるコーナーから持ち帰り、ササッといただきまた取りに行く、の無限ループが止まらない。

とにかく温かいうちが勝負の食べ物、そのままがっつく他には著名店みたいなオンザライス！薬味に北海道ではお馴染みの西洋ワサビ(ホースラディッシュ)が選べるのも良い！肉はかみしめる部位と溶ける部位とがあって、それぞれ楽しめる。

今回のイクラについて一言言うならば、一昨年のと比べ塩辛さが控えられててよかった。つぶつぶ感がハッキリしており、えてしてこういうのは皮が固いかもと思ったけど、試しに食べてみて意外にうまかった。これならまあ合格といっていいと。上から目線ですみませんが、私らホッカイダーはこういうものに厳しいのですよ。

以前は一人一杯制だったカニが今回は放題。身をほじってる間にお腹一杯になっちゃうから今回は敬遠したが、皆の評判は良好。

スイーツ。今回も私の期待したでかプリンはなく、事実上パス(画像は他人のを拝借)。

そこそこ満席だったがひどい待ち渋滞はなく快適。補充も機敏。恭しいスタッフ。やっぱり私スキですこのお店。

我が社の慰労会でここ数年不定期的に訪れる東京ドームホテルのディナーブッフェ。エライ人達によれば、ひと頃程のクオリティじゃなくなっちゃったね、ということだったけど、私にとってはそうじゃない。

ブッフェというのは多種メニューをいかに美しく取り、いかに多くを味わうかが醍醐味な一方、○○専、という食べ方をする人が一定数いますよね。自分で取るだけに、好きなものだけ食べ続けたい。まあそれもまた合理的？なスタイルなのです。こういう人は、とくにスイーツ系のバイキングで多い気がします。プリン専とかチーズケーキ専とか。寿司系でもいるか。ウニ専とかいくら専とか。ウプ、書いてるだけでコレステロール値が上がりそうだ。

私はどっちなのかって？当然、後者の方。こちらのブッフェでは、楽しみにしているものが二つあるのです。それはローストビーフとプリン。

ローストビーフは、その場でカットしながら供される本格派。スーパーとかで売ってるローストビーフのことを思い出して、あんなもの、と思っている人もいるかもしれないけど、本来ローストビーフとはこういう美味しい料理なのだと認識を新たにさせられるんじゃないでしょうか。

肉の塊を中心部まで火を通すには、ゆっくり火入れするしかない。でないと、表明だけ焦げて中はいつまでも生、ということになってしまう。でもって、これは他店の項でも述べてしまったけど、ゆっくり焼いてるうち火が通ったところから肉汁が垂れてくる。これがポトリと落ちないよう、ここで肉を裏返すのだな。これを繰り返す。だから肉汁が閉じ込められジューシーになる。中の方は比較的低温で火が通されてるから、たとえば箸で切れるような肉じゃなくともまあまあ柔らかく、ちゃんと火の通ったレア？に仕上がる。これを温かいうちにいただく。うーん、ジュースィー。でもって牛のコテっとした旨味が…たまらん。時には行列になっちゃうけど、ついつい何回も並んじゃう。これを当店ではシェフがカットしながら提供してくれる。焼きたて切りたてをという配慮だ。これだけ本物のローストビーフでも、冷めるとグニャグニャしてまずいぞ！心して食べよう。

もう一つの楽しみは巨大プリン。ちゃんと蒸して作るなかなか濃厚なプリン。豆腐一丁程の大きさにごっそりとってきて心ゆくまで…のはずが、今回はなかった。あ〜れ〜〜。まあ仕方ない。病院の栄養の先生からも、卵は一日一個と言われたばかりだし。

この時期は北海道フェアを期日を区切って行なっており、この日もそれに当たりました。目玉のひとつがイクラ丼。ライス盛り放題、イクラかけ放題。カニも取り放題食べ放題。ただ、私のような北海道出身者は、こういうものに対する評価が厳しいですのでね…(^^;。

他にも、和、中、伊のメニューが北海道の素材と掛け合わせたりして供されて、これらをいかに多く、美しく味わうか、という楽しみもオススメしますよ。この日のサプライズは緑色したスパゲッティ。当然、ジェノバペーストでしょうと思ったら、パクチーでやんの。いやあ、ビックリしたけど美味しかったこと。うちでもやってみよう。

ホテルのディナーブッフェでは、ごく標準的な値段だけど、よく見て考えて食べれば、値段なりに結構満足なディナーとなるはず。ま、私はこういう価格帯のものがしょっちゅう食べられる身分ではありませんのでね。評点は、値段を加味した結果です。