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店名 |
閉店
丸屋
|
---|---|
ジャンル | そば |
住所 | |
交通手段 |
神保町駅から402m |
営業時間 | |
予算(口コミ集計) |
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
個室 |
無 |
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貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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ここ数日、自分の弱点が熱ということにあらためて気付かされた。
頭がぼぉっと、身体がふらっと、そんなことに波状に襲われていたが、それが果たしてこの鰻登る気温のせいか、はたまた連日の酒のせいかどうか、そこが分からない。
リキッド・クールドには、まだチェンジ出来なかった。
全身からリキッドは吹き出してくるが、それはまだ“夏仕様”ではない、粘度の高く揮発性の低い、安物の鉱物油のようなリキッドである。
身体が夏に慣れるまで今暫く、私は“エア・クールド”でいくしかなかった。
―― “油冷”の身体を手に入れるのは、夢のまた夢 ……
<H27.7.14>
その昔電機大学のあった通りまで出てきてしまったか。
太く立派な通りだが、情緒がなくて無機質な通りだなと昔っから思っていた。右を向いたら“おそば”の幟が見えた。立ち食い蕎麦屋であろうか。前まで歩いていった。どこかで見たことのある屋号だった。私は目を疑った。辺り一面灰色の風景の中で、尋常じゃなく年期の入った看板が堂々、誇らしく胸を張っているように見えたからだ
「丸屋」
所在なげに着いた六人掛けの卓は、そうとう年期が入っていることも然ることながら、なによりこんな分厚い単板、今買ったら幾らくらいすんだろ ……
こちら側のエッジに100mmを超えるRがついており(ということは単板の厚さ、ゆうに100mm以上)、これ酒をやってるときなんか、酔っぱらっていつものように縁ぎりぎりにグラスを突いたらたちまち床へとスリップダウンしちゃうような ……
「決まったら呼んでね~ ♪」
お蕎麦屋のおばちゃんに子供扱いされるのは、何か気持ちいい。でもその気持ちの良さを真っ昼間っから引っぱることが何か後ろめたくって、そう声をかけられた時点で間髪を入れずに注文してしまった
“鮭とイクラの親子丼セット” @1,050也。
鮭(しゃけ)はフレークだったが、イクラの皮はそんなに硬くなくって、何よりたっぷりだった。お母さんがやるように、生臭さをお酒でキャンセルする一手間をかけているようである。ウッドの匙(さじ)がついていたので釣られてそれでやったが、箸でやったほうが良かったんじゃないかという気もする。
お蕎麦は大きめのお茶碗に、“ぶっかけ”の形式で。
こういった“揃いもの”を注文すると概ねお蕎麦は温かいのか冷たいのかとやられ、そこから“冷たいの”、とやると蒸籠となるかぶっかけとなるか、印象としては東京人にはこれまで馴染みのなかった、しかしここ二十年くらいで台頭し始めた“ぶっかけ”というやつの出現、という形態に最近まま遭遇するようになった。
こちらのお蕎麦はけっこうにスパルタン。
お茶碗の縁(へり)に擦り付けられた山葵、黒い汁、硬質の蕎麦。蕎麦以上でも、蕎麦以下でもない蕎麦に、暫し微睡んだ。そんな佳境に入ってさえ、丼の海苔がウッドの杓文字(しゃもじ)に纏わりつくのが気になって仕方がない。
涸れた躰に滲み込むようにチャージされてゆく“塩分”。
徳利の酒を呷(あお)って体の震えを抑え込み、満を持して“仕事”に挑んでゆく安田平兵衛[注]のように、私の萎れていた躰にもみるみる精気が潤ったことを実感しつつ、おもむろに立ち上がった
注) 鳥羽亮 著、“闇の用心棒シリーズ”の主人公。
貧乏長屋で娘と二人ひっそりと生きてゆく為、「極楽屋」という飯屋の主人の仲介により金で殺しを請け負う、体力衰えつつも尚凄腕の老剣士
「はい、ちょうどねぇ ! ありがとうね~♪」
最初っから最後まで完全に子供扱いされてしまったが、このおばちゃんにはいったい私の年齢が幾つに見えているのであろうか ……
お蕎麦屋さんの花番さんたちって、ほんとうにすごいと思う。
何が凄いって、全員平等だから。全員平等に、相手の年齢も社会的地位もかまわず子供扱いするから、だから俺はそんなおばちゃんたちを心底リスペクトしちゃうのよ。
(蕎麦という食べ物のもつ圧倒的)自由。そしておばちゃんたちの醸し出す平等、博愛。日本蕎麦屋において、このような民主主義の原点を当たり前に備える店を多く見受けることが出来るが、最も注目すべき点は、彼らがそれを“無血”で成し遂げた、ということであろう。
なんてね ……