コロナ前の栄光を訪ねてその2。「水道橋スタンドヒーロー」。 : スタンドヒーロー

　久しぶりにこの喧騒立ち飲み酒場に戻って参りました。いつでも満席の立ち飲みスタンドヒーロー。今日も外のテーブルにお客さんがあふれています。コロナ禍において私は敬遠してきた酒場ですがそろそろ自己解禁してもいいかなと鼻息荒く入店しました。

　黒板メニューは相変わらず魅惑の献立が書き並べてあります。こちらの魚介はおそらく今も上板橋の魚屋さんから仕入れているのでは。とにかくいい魚が揃っています。しかも安い。

●「カンパチ」¥430
●「バチまぐろ」¥530
　どうですかこの肉厚でビッグな刺身。立ち飲みの魚としては高品質ですよ。しっかり脂がのっています。

●「カキフライ」¥430
　ひと口目でヤケドしました。すごいカキ汁、ブシュッと吹き出しました。価格からして冷凍フライかもと思っていましたがそうでもなさそうです。追加でタルタルソース頼めばよかった。

　今夜はハシゴ2軒目なのでこれで腹一杯。ハムカツまでは辿り着きませんでしたが大満足。久しぶりのスタンドヒーローを満喫しました。結構予約席が多いですね。立ち飲み酒場も昨今は予約しなければならない時代となってきました。そおかあ。
　ごちそうさまでした。今夜を境にまた気軽に訪問したいと思います。最強立ち飲みスタンドヒーロー、自分的に復活です。

今日の一品　カキフライ ¥350
　金曜の夜。ヒーローになるときーあーはーそれはいまー、てなわけで時間的にちょっと出遅れたので急いで行きましょう。遠くから1人また１人とどんどん入店して行く客の背中が見え、あせります。立ち飲みですがすでに満席？の様子。しかし小さい丸テーブルを1つキープ。ところが立ち飲みながら席は案内されるシステム。そうだった。グループとグループの間のせまい所に通されました。今夜はこの立ち位置で楽しみます。
　さて何を。刺身だな。寒ぶり、とあじ刺しをオーダーします。あとは、マカロニポテトサラダを、とりあえず。お姉さん、よろしくお願いします。
　忘れてました、刺身はボリュームがあるんだった。1種類で良かったか。出て来た刺身はやはりいいボリューム。でも好物ですからがんばって食べましょう。ぶり、美味い。肉厚。あじも美味い。刻みしょうががアクセント。ゆっくりチビチビいただきます。
　ポテトサラダ、独特の味です。何か仕込んでますね。美味い。
　さてメインはカキフライ。小粒です。しかし、メンチがウリのお店ですからコロモがいいですね。そろそろ牡蠣の季節も終わりですから食べておいて良かったです。
　いつも満席ですね、ここは。女性1人客もいます。立ち飲み屋としてはキレイで明るいですからね。入りやすいお店です。1時間、チクッと飲んで退散です。

本日の立ち飲み2件目は、三崎神社の交差点に立つスタンドヒーローです。外からも店内が賑わっているのがわかります。私もその喧騒の中に元気を求めてフンガフンガ入店しました。

すぐに店員さんが注文を聞きにきます。物腰柔らかい上に電光石火の接客です。燗酒をお願いしました。

お酒を待つあいだに、黒板のメニューとにらめっこをします。メニューが豊富な上に、整理されて書かれていないので、掘り出しメニューを探すのに必死のまなこです。壁メニューに目を移すと、どうやら串揚げがメインのお店のようですが、黒板では刺身やフライなど、目移りするものばかりです。まばたきをしたら負け、の気持ちでメニューを睨めつけた結果、串揚げ代表はわかさぎ、刺身代表はカレイ、フライ代表はメンチカツ、この3・4・3システムで臨むことにしました。

見上げると、TVではフットボール、アジア杯。本田がPKをもらってガッツポーズしています。まずカレイがきました。なんと、キモまで添えられています。これはいい。〆独特の弾力ある歯ごたえのカレイ。これで380円か。これはいい。PKを決めた本田が、カレイの素晴らしさに喜んでいるように見えます。

続いてわかさぎ串。昔、赤城山で穴釣りをして、タナがわからず3匹しか釣れなかったことを思い出しながら、2度づけ禁止の瓶にドッポリ。若干辛めのタレとたんぱくなわかわぎがマッチします。

最後にメンチカツの登場です。紅一点の若い女性店員が配膳してくれました。メンチの面積、厚み、お酒1合でジャスト、テレマークが入る着地が想定できます。油っぽすぎず、美味しいです。本日唯一の野菜、千切りキャベツが、高得点を生みだす裏方です。

まだまだ食べなければならないメニューがたくさんありますが、1対0でも勝ちは勝ち、次の試合にとっておきます。次回といっても、すぐの話だと思います。通わせていただきます。

最寄駅　　JR・都営三田線「水道橋」（千代田区）
訪問時間　18:30
待ち時間　0分