ハムカツ部～新人勧誘編 : 大衆IZAKAYAエイト 水道橋店

水道橋『うけもち』で某レビュアー氏をご案内。
いい気分で呑んでると思い出したかのように「どっかハムカツ食べれませんかね？」と悪魔のささやき。

そうだった、彼はかねてから「ハムカツ部」入部を希望している一人だったのだ。
上野H・G・T（ハムカツゴールデントライアングル）で洗礼を受けさせるべきかと思ったものの、ソコソコ血中アルコール度数が上がっていた自分には少々胃（荷）の重い先導役であったのであったがそこは可愛い新入部員候補のため、徒歩20秒の当店を思い出し出向いた。

入口にあるティッシュ付きカードを取り、提示すると最初の一杯はタダとある。
一方「本日の10円メニュー」は牛カルビ串とある。
この二つは併用は無い選択だそうだ。
相変わらず奥は煙いので前回注意点を踏まえて入口付近に座る。

ともあれ、先日食破したハムカツをオーダー。
大いに気に入ってくれた模様。

ここで某氏が「メンチカツ課」の存在も知っていて、当日おすすめメニューという「メンチカツ」もオーダーしてしまう。
これはイケなかった。
岩石のような衣をまとい、油切れも悪い、「タチの悪い」アゲモノ野郎だった。

残念ながらこういう衣はご法度なので、ほとんど剥ぎ取りザク切り玉ねぎとジューシーな肉のみを
味わった。

ところがこの某氏は「ウマイっすねぇ」とペロリ。
「自分、主食は”アブラ”っすから」
恐るべし。間違いなく重戦車候補。

この後さらに重たい展開が待っていた。

そうそう、やはりこちらの女性従業員の愛くるしさと躾けはこの手の店で群を抜いている、
ということを再度強調しておこう。


【2010.4　チェーンにしては使える～ハムカツ部場外稽古⑤】
水道橋界隈は学生向けの店も多く、選択肢はかなりある場所だと思います。
ただ、チェーン店を基本的には避けたい自分としてはあまり気が乗らない店も多い。

そんななか、あれこれ探しながらもフト引かれた「飲み放題」セットの文字。
チェーンのようだが、ここは呑み重視で行くか　というノリで入店。
結局、飲み放題は遠慮したのだが、コースには1,000円で約３０種類の飲み放題が付けられるという。しかも曜日によっては飲み放題が500円もあるという。
飲み代には煩い呑助としては要チェック。

入ってすぐのレジ場から人が詰まっていたのだが清算中の団体でした。歓送迎会の時期でもあるが30歳代半ばあたりの客層が多いみたいだ。

黒目の内装でシックにまとめられた店内を案内されて奥の席へ。
換気が悪いのがちょいと気になります。全体的に空気がこもっている感じ。
内装の感じと店内の喧騒がちょいと不似合いな感じがしないでもないが。（ここは水道橋だと勝手に納得）

着座してメニューを見ていくとかなりのメニューがあります。

刺身も「海鮮桶盛り」とかがオススメとあるものの、よく知らない店ではそう簡単に刺身系には手を出さない主義なので様子見に、お手軽メニューから選択。
ちなみに刺身は１種類で350円というから値段はかなりリーズナブルみたいだ。３種盛り～５種盛りあたりがあったと記憶。

そんな中に、「ハムカツ」の四文字を発見。思わずニンマリ。
「懐かしのハムカツ」480円。
連れは気乗りしないようなので占有権を確認してオーダー。

厚さは３～４mmのランチョンミート系。
こういう厚みのものはどこもランチョンミート風ですな。
これはこれでいいが、薄めのものを複数枚重ねて揚げているタイプ、上野カドクラのようなもの、も捨てがたいものである。
ともあれ、辛子と付いてきた中濃ソースを混ぜてハムハム。
ホッピーが進むぜ、なぁ相棒。
油きりは良く、十分においいしいものでした。

他の料理も食べてみると「意外にイケる」と連れと顔を見合わせ今後の若手用宴会にはいいかとBMする。

「春キャベツと塩昆布和え」は軽くゴマ油がかかり塩昆布のみで味付けして桜海老が散らしてあるのだが、キャベツの鮮度の良さに絶妙の塩と油の和え加減には驚いた。
ちゃんと味加減のわかる人が調理している。エライ。

焼き物はやげんしか写真は残していないが串焼きは160円/本と高めの感じ。モノは十分だし塩加減もOK。
炙り明太子380円、おぼろ豆腐430円は質と価格は総じて納得のCPであった。

換気が悪いのでタバコの煙もすべてがこもりがちな点が改善点か。
季節が変わりエアコンが作動すれば少しは違うのかもしれないが。

帰り際に宴会案内をもらい、ある意味合点がいく。
「石志水産」（以前JRガード下の新橋店に拉致されたことあり）や「魚匠」を展開しているエイペックス経営の別ブランドであった。
激安水産品が目玉ですからね、今週の目玉商品：車えび塩焼１０円　とか。（参考までに写真があるので載せておきます）
刺身頼んでもよかったかも。

最後に、女性従業員がなかなか愛くるしくてよろしい。という点を強調しておこう。
思い起こせば「石志水産」の女性店員もそうだったが、ここは従業員教育はしっかりしているのだろう。こういう部分は一朝一夕では身に付かぬもの。
（特に男性従業員が悪かったとか、不満という意味ではないので。スマン）