兵六
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昭和にタイムスリップして餃子を食べる
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
兵六（ひょうろく）
|
|---|---|
| ジャンル | 居酒屋、焼酎バー |
| お問い合わせ |
非公開 |
| 予約可否 |
予約不可 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
都営地下鉄新宿線・三田線、東京メトロ半蔵門線 神保町駅 徒歩２分 神保町駅から172m |
| 営業時間 | |
| 予算 |
￥2,000～￥2,999 |
| 予算（口コミ集計） |
￥3,000～￥3,999
|
| 支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席・設備
| 個室 |
無 |
|---|---|
| 貸切 |
不可 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 徒歩３分以内にコイン・パーキングあり |
| 空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり |
メニュー
| ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、焼酎にこだわる |
|---|
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 隠れ家レストラン |
| オープン日 |
1948年 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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歯医者の帰り、1時間ぐらいは食事を控えた方がいいと言われたが、詰め物をした反対の右歯で食べれば大丈夫だろう。今日はどうしよう、いつものハンバーガー屋、九段下のつけ麺、南インドカレーどうしよう？神保町のお店をブックマークしたお店を見ずに「兵六」を思い出しお店に向かった。「ミロンガ・ヌオーバ」の灯りがなかったが移転したようである。移転先は「ミロンガ ヌオーバ」。明かりがない通りにひっそりと明かりが見えた兵六を発見した。カウンター席が空いていたのでパソコンのリュックを入り口左の棚に置いて奥のカウンター席に座らせてもらった。椅子は竹でできており三人座れる長いベンチだった。
お店の雰囲気は古い時代のままでメニューも壁の色に同化していて食べたかった「餃子」の文字を探すのが大変だった。飲食を済ました四人組がお茶を飲んでいてまだ席から離れなかった。瓶ビール910円、餃子690円、兵六揚げⅡ520円、うずらの卵たまり漬け440円を注文した。お店が広くないのでビールサーバーなんて置けないだろうな。瓶ビール好きだし好きなように注げていい。次は絶対に焼酎を飲もうと思っていた。ここは自分でお湯割りするのでお湯が入った急須が届く。結構徳利に焼酎が入っているので一人で飲むには良い気分になれる。お通しがおからだったのだけどチャージ（有料）ではなかった。
メニューを見ても大きな皿を使った料理がないのは当然テーブルの広さがないからである。おしぼりは出ないしナフキンなども置いていいない。今日の魚料理は鯖の味噌煮とししゃも南蛮漬けだったかな？さつま汁も気になっていて中身は何だろうと考えていたがサツマイモとさつま揚げ？トイレに行った時に見えたのだが狭い厨房には二人入っていた。コの字カウンターの中からカウンター外には出れない。見てしまったのだが、後ろの厨房にくぐり抜けていた。その体勢が腰を下げてじゃなかったのを凝視してしまった。この広さでテレビドラマの撮影とかどうやってしたのだろう？カウンター下には「兵六」の本が何冊か積んであった。会計時にチラシをいただいて本を出したことをお知らせしてくれた。店主は基本椅子に座って番頭さんのようにまっすぐ見ているが様子もしっかり見ている。注文を受け厨房に伝え方がとても丁寧であり、テーブル席にはお盆を使って受け渡しをする。三代目亭主の横顔を見ながら焼酎を飲んでいた。
注文した餃子はお母さんが作る餃子であった。肉がたっぷり詰まった感じではない野菜が多い餃子であった。焼き方が油を多めに揚げてある感じなので皮がパリパリして美味しい。和の雰囲気で昔から名物料理となっているのが面白い。兵六揚げⅡは中身が違うのである。油揚げにチーズ・ねぎ・納豆を挟んで焼いて三種類味わえる。これは美味しく真似できそう。うずらの卵大好きなんだ、漬けておくともっと美味しくなること知った。焼酎を飲んですっかり良い気分になった。また訪問したいと思った。
会計の金額はわかりやすいようにゆっくりと言ってくれる。レシートがないと思うので領収書をもらった。お客さんが帰った後空いた席にタイミングよく入った一人の女性が一番角の席に座っていた。会計を済まし上着を着ている時に女性と目が合って微笑んだ。携帯で天井の方を撮影していたが彼女の目が初めて見るものを見ているようでキラキラしていた。私は神保町に勤めていた時には訪問できなかったが、「今夜はコの字で」ドラマを見て行きたくなった一人であり、憧れの場所で食事できたことを嬉しく思った。
今夜はコの字で Season1
コの十一 新橋「美味ぇ津゛」神保町「兵六」
2020年3月17日放送
https://www.bs-tvtokyo.co.jp/konoji/story/11.html
https://www.bs-tvtokyo.co.jp/konoji/article/?id=021429
今夜はコの字で Season2
コの七 神保町「兵六」、神保町「Japanese SAKE STAND 85」
2022年5月22日放送
https://www.bs-tvtokyo.co.jp/konoji2/location/
https://www.tv-tokyo.co.jp/broad_tvtokyo/program/detail/202208/27041_202208071225.html
「兵六」: 風を感じるこだわりの居酒屋 柴山雅都 (著)
世界一の古書店街、神田神保町。その片隅に、戦後すぐに開店して70年以上続いている小さな居酒屋「兵六」がある。この店を開いたのは、気骨ある薩摩出身の明治男、平山一郎。上海に留学し、戦後引き揚げてくるまでに魯迅や芥川龍之介、尾崎秀実などと交流をもっていた。初代亭主がかもし出す魅力で、「兵六」は瞬く間に「名店」と呼ばれるようになった。
開店時から初代の人間的な魅力、そして雑誌やテレビではまったく触れられていない平成以降の様子を読み進めていくと、時空を超えて、日本人における「居酒屋文化」の本質が見えてくる。