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店名 |
台南担仔麺(タイナンターミー)
|
---|---|
ジャンル | 台湾料理、居酒屋、飲茶・点心 |
予約・ お問い合わせ |
050-5571-9945 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
都営地下鉄三田線・新宿線、東京メトロ半蔵門線【神保町駅】徒歩5分 神保町駅から381m |
営業時間 |
|
予算 |
¥2,000~¥2,999 ~¥999 |
予算(口コミ集計) |
¥4,000~¥4,999
~¥999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX) 電子マネー不可 QRコード決済可 (PayPay) |
サービス料・ チャージ |
サービス料: 無し チャージ: 無し |
席数 |
55席 |
---|---|
最大予約可能人数 |
着席時 50人 |
個室 |
無 |
貸切 |
可 (50人以上可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 近隣にコインパーキング多数あり |
空間・設備 | 落ち着いた空間、席が広い、ソファー席あり |
コース | 食べ放題 |
---|---|
ドリンク | 焼酎あり、ワインあり、カクテルあり、焼酎にこだわる、カクテルにこだわる |
料理 | 野菜料理にこだわる、健康・美容メニューあり、ベジタリアンメニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
サービス | 2時間半以上の宴会可、テイクアウト |
お子様連れ |
子供可(乳児可、未就学児可、小学生可)、ベビーカー入店可 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
1990年 |
電話番号 |
03-3263-4530 |
備考 |
FAX:03-3263-6183 |
初投稿者 |
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台湾料理のお店
階段を上がった二階にある・・・
この通りは何度も通っていて
目には入ってたのに、心には入らずに素通りしてたこのお店
この日は不意に入ってみようと思った・・・
実はこのお店に来たのは二回目
一回目はもうずっと昔、
就職して数か月くらい経った頃・・・
大好きだったアーティストのライブで東京ドームに行った時、
そのアーティストのファンクラブに入っていた
私の学生時代からの友人のA子、A子の友人のB子、B子の友人のC子
そして私の4人で来たことがあったのだ・・・
当時、近くで働いていたA子のお姉さんが、
安くて美味しいと勧めてくれたお店
会社帰りに彼女たちと待ち合わせをしてドームに向かった
私は、B子とC子は初対面だったけど
この店に入る時には
ライブの後の興奮のせいもあってすぐに打ち解けて
色んな話をしたものだった・・・
ライブの事、仕事の事、恋愛の事、将来の事・・・
まだまだ学生気分の抜けきらない頃、
他愛のない話でも盛り上がるネタは尽きない
閉店時間が近づいても話し足らず
遠方から来てる彼女たちの泊まってるホテルに場所を移して
夜通し盛り上がったのを思い出した・・・
懐かしいな・・・
あの時もこうやって同じ階段を4人で上ったんだっけ・・・
今回は豚角煮と青菜の定食セットにしよう
これにはミニの担仔麺がついている
当時は色々注文したので、
何を食べたかはあまり覚えてないけど
この担仔麺だけは覚えていた
柔らかいストレート麺にパクチーが効いていて
透明であっさりめのダシの効いたスープ
それまで定食屋さんかラーメン屋さんのラーメンしか
食べたことのなかった私には、この担仔麺は衝撃だった・・・
角煮は八角の風味がしっかりついているけど
見た目ほど味は濃くなくて甘みも少ない
これはお酒のアテにも最高だろうな・・・
食べながら周りを見渡す
店内の雰囲気は当時とはだいぶ変わってしまった
確か当時はもう少し屋台風な感じだったと思うけど・・・
そんな事を感じながら
数日後、A子と電話で話す機会があった・・・
結婚して遠方に嫁いだA子とは、
年に数回メールや電話をする程度になってしまったが
お互いの近況を報告したりしている・・・
私は、ずっと忘れていたのに、ふと思い出して入ったこの店の話をした
「今まで忘れてたのにさ、内装は変わってたけどなんか懐かしかったよ、
そういえばB子ちゃんとC子ちゃんは元気?」
「うん、B子ちゃんは元気、C子ちゃんは・・・亡くなったんだよ」
「えっ?」
・・・その言葉を発してからどのくらいの時間が経ったのか・・・
またね、と言って電話を切った後
徐々にA子の話を思い返していた・・・
亡くなったのは昨年だったこと・・・
事故死だったこと・・・
大きな失恋が原因で生活が荒れていたらしいこと・・・
A子もB子から聞いて、知ったのは今年に入ってからで
B子も数年前からC子とは疎遠になっていて後から知ったこと・・・
ただ一晩だけ、
あの時会っただけで、その後何の交流もなかったC子の
そんな話を聞いても
悲しい気持ちはなぜか湧いてこなかった・・・
今まで忘れてすらいたくせに
こんな時だけ大げさに悲しむのは何か違う気もした・・・
C子があの晩の後、
その後どんな人生を送ったのかなんて知らないし、
誰かに聞く気もないけれど、
ただ、あの晩・・・
くだらない事で笑いあった事、夢を語った事、
笑顔の想い出だけは決して色褪せる事はないから・・・
私はそれで充分なんじゃないかって気がした・・・
彼女は確かに幸せに笑っていた時があって、
私たちはそれを共有した時間があった・・・
それだけは真実だから・・・
そう自分に言い聞かせながら見上げた空は、
とても澄んでいて
なぜか一筋の涙がこぼれた・・・
You've got to be strong.
It's never too late.
I never say die.