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食べログ 喫茶店 百名店 2022 選出店
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店名 |
ラドリオ(LADRIO)
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受賞・選出歴 |
喫茶店 百名店 2022 選出店
食べログ 喫茶店 百名店 2022 選出店
喫茶店 百名店 2021 選出店
食べログ 喫茶店 百名店 2021 選出店 |
ジャンル | 喫茶店、バー、カフェ |
お問い合わせ |
03-3295-4788 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
東京メトロ・都営地下鉄 神保町駅 徒歩2分 神保町駅から144m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
サービス料・ チャージ |
サービス料なし、アルコール注文時のみお通し代200円 |
席数 |
49席 (カウンター7席、テーブル42席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり |
ドリンク | 焼酎あり、ワインあり、カクテルあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
お子様連れ |
子供可 |
公式アカウント | |
オープン日 |
1949年 |
備考 |
23年4月で引退した7代目店長Twitter |
お店のPR | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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神保町は、白山通りと靖国通りの交わるところに「神保町交差点」があるため、お店を探す際は、両方の通りを基点に考えがちになりますが、本来の神保町の良さは、路地裏に色んな名店が集積しているところにあると思っています。
「神田すずらん通り」のような名の通った裏路地もありますが、それ以外にも名も無い裏路地が数多あって、探索するだけでも、さながら異空間に入り込んだような体感が出来ることも多く、なかなか楽しいものです。
当店のある裏路地は、靖国通りと神田すずらん通りに挟まれたとても狭い路地なのですが、こちらの周辺には渋いカフェが集積しており、ひと昔前の時代に舞い戻ったみたいな趣きがあります。
そのカフェの代表格が当店ですが、この他にも「神田伯刺西爾(カンダブラジル)」や「ミロンガ・ヌオーバ」といったお店が近接しています。
当店は、昭和24年(1949年)創業ですので、創業70年を超える老舗喫茶です。
神保町には歴史ある喫茶店が多いのですが、それらの中でも一際輝いている存在と言ってもいいでしょう。
系列店でもある前記ミロンガ・ヌオーバの創業が昭和28年(1953年)、やはり路地裏喫茶の有名どころである「さぼうる」が昭和30年(1955年)創業と聞きますから、それらを上回るということですね。
当店、元々は創業オーナーの趣味でシャンソン喫茶としてスタートしたそうです。
また、コーヒーに生クリームを乗せたいわゆるウインナーコーヒーの日本における発祥店としても名を馳せているお店です。
このウインナーコーヒーですが、常連だった大学教授から、ウィーンに行った時にクリームが入ったコーヒーを飲んだという話を聞かされた当時の店長が思いついて商品として提供したのが最初とのこと。
たまたまその店長がケーキ作りを学んだことがあり、生クリームに親近感を持っていたことも後押ししたようですが、別の情報だとオーナーさんが冷めないコーヒーを提供したくて考案したとも伝わっています。
いずれにしても、代替わりした現在は、シャンソン喫茶の面影は無くなっていますが、ウインナーコーヒーは変わらぬ看板メニューとして君臨しています。
この日は、早めのランチを終えた11時45分頃の訪店になりました。
件の路地を入っていくと、すぐ右手にレンガと板葺きのファサードが目に飛び込んできます。
店名の"ラドリオ"=Ladrilloは、スペイン語でレンガを意味するそうなので、ぴったりの外観ですね。
入店します。
ちょっと薄暗く、ダークブラウンを基調とした店内ですが、ところどころにオシャレなランプが灯っており、まさしく昭和モダンを感じさせます。
お店の中央部分には、神保町らしく、本棚が設えられています。
客席は赤い椅子になっており、ダークブラウンの床、壁とのコントラストが鮮やかです。
入ってすぐ左手にはカウンター席も7席ありますが、この日の様子では使われていない感じでした。
テーブル席は手前に12席、奥に21席の計33席の配置で、カウンターも含めて40席のキャパといったところだと思います。
店舗情報では47席となっていますが、詰めればそれだけ入るということかもしれません。
お店は若い女性を中心に4名ほどで切り盛りされていましたが、うち2名は学生バイトではないかと思われます。
ということで、雇用有り。当店は雰囲気的にタバコの似合いそうなお店でもあるのですが、2020年4月1日から都の条例に従って完全禁煙化されたようです。
神保町の古き良き時代を知る人には少々残念なことかもしれませんが、これも時代の流れですよね。
そのバイト店員さんから好きな席に座って可と言われましたので、奥のテーブル席に居を得ました。
卓上にはメニューが置かれていますが、ドリンクメニューのトップは、前記のウインナーコーヒー@500円です。
一般的には、ウインナーコーヒーやカフェ・オ・レなどはブレンドコーヒーよりも少し値段が高いのが通り相場だと思いますが、当店では、ウインナーコーヒー、ブレンドコーヒー、アイスコーヒーは同価格。カフェ・オ・レは100円高い@600円というラインナップです。
このことを取ってもウインナーコーヒーが別格扱いというのが分かると思います。
フード、スイーツは、アイテム数は少ないですが、それぞれドリンクとのセット割引があります。
注文は、ケーキセット@770円。
ケーキの種類は、自家製ケーキが5種類ほどあるとのことで店員さんが口頭でメニューを告げてくれましたが、その中からショコラケーキをチョイスしました。
ドリンクは、ここでもウインナーコーヒーがチョイス可になってますので、当然ウインナーコーヒーにします。
提供まで意外に時間が掛かり、11分ほど掛かってケーキセットが運ばれてきました。
この10分ほどの間に後続客が数名訪れ、ガラガラだった店内は、12時近くになるとチラホラと埋まってきましたが、もっと混むと思っていたので、この点はやや意外でした。
ショコラケーキにはたっぷりのホイップクリームが添えられているので、ウインナーコーヒーと合わせるとかなりのクリーム量です。
ケーキは、サクッとした食感のブラウニー風ケーキで、手作り感たっぷり。
カカオの風味が漂ってなかなか美味しいですし、ホイップクリームとの相性もとても良いです。
他店では味わえない当店オリジナルの味で、素晴らしいです。
ウインナーコーヒーは、生クリームが上にニョキッと飛び出るくらいの山盛り状態。
コーヒーと同容積と思われるくらいの量が使われており、程よい甘さの加糖クリームなので、ほろ苦いコーヒーと良くマッチしています。
とても美味しいですし、ブレンドコーヒーと同じ値段ならやはり当店ではこれをチョイスしない手はないでしょう。
名物ウインナーコーヒーもいただけるケーキセットの770円というのはなかなかのハイコスパだと思います。
聞くところによると、新型コロナウイルス騒動による客足のダウンは神保町の老舗喫茶も直撃しているらしく、当店のこの日の空き具合もそれを反映しているのかもしれません。
扉や窓を開放しており、消毒液も常備するなど感染防止対策はキチンとしているお店なのですが、薄暗いイメージが閉鎖空間的な印象を与えてしまうのかもしれませんね。
当店をここまで支えてきたのは、バイトさんから店主さんを登用したりというオーナーさんの人心掌握的な運営手法によるところが大とも言われています。
創業70年を超えたところで最大の危機に直面しているということなのかもしれませんが、是非ともチームワークでこれを乗り越えてもらいたいですね。