これで私もようやくカレー好きを公言出来るか…⁈ : カリーライス専門店エチオピア 本店

【2022年11月2日再訪問】

2022年神田カレーグランプリ・スタンプラリー94日目。
獲得スタンプ数／目標スタンプ数→７１／８３

この日は予定より少しだけ早い時間での退社が叶った事で、スタンプラリーに参戦する事に。向かったのは「駿河台下」交差点を頂点とする、カレーデルタ地帯。お目当ての内の１店舗が休業していたので、自ずとこちらのお店への訪問となりました。そう、私のカレー好き尺度が上がる程美味しく感じる様になって来た、長年のある意味では課題店。未だ食べ歩きを始めて間もない頃…私がカレーを好きだと言うと、カレーマニアである程に勧めて来るのはこちらのお店。期待を胸に初めて食べたこちらの味は…私には全くその良さが分からず終い…で、スタンプラリーで訪問をせざるを得ない状態になって、辛さを強めて行くと…不思議な程に来る程に好きになる。そんな状態での今回の訪問…取り敢えず辛さを20倍に迄上げてみて、もしもの辛さの時の為に、チョイスするカレーは「豆カリー」にしておこうと！20分弱での到着です！

今回のチョイスは大正解！基本的に豆を使ったカレーは得意としない事が多いのですが…これは美味しい！ダルではない３種類の豆をふんだんに使用した挽肉ベース！確かに辛さは強いけれど、しっかりとスパイスを愉しむ事が出来ます！挽肉の甘さが絶妙な旨味として絡んで来るし！ただ、この美味しさは…今回のメニューだけ、スパイスの配合自体が違う様で…今回が今迄の訪問の中で１番美味しい！…と思ったけれど、それは辛さを増したという理由のみではないのかな…⁈

大満足の中での完食です！もう一回、今度は20倍で「チキンカリー」を試す必要はあると思いつつも、やはり今後は今回の「豆カリー」は外せそうにありません。そう、次回も20倍で。これより辛さが強くても弱くてもダメ。これがベスト！

もう何回も書いていますが、こちらのポテト、やはり「スパイス塩」との組み合わせが絶妙で…「ボンディ」さんはカレーに入れるのが正しい食べ方らしいですが、こちらはこれ！

あと…今更ですが、やはりこの本店で食べてこそ！と云うのもあるかと思います。こちらは注文してから、毎回20分程待たされて注文の品が出て来ますが、それはこのビルの上階にある工場で作っている為。そう、本店だと、その時点から注文の品を作ってくれるんです！当然ですが、丁寧さが変わって来る分、カレーの美味しさも数割増しとなります！いずれにせよ、ようやくこちらのお店の凄さを理解した事に！これで先述のカレーマニアの様にカレー好きを公言出来るかと！

ご馳走様でした。

【2021年9月4日再訪問】

この日は2021年「神田カレーグランプリ」のスタンプラリー開始４日目。昨日サボってしまった事もあり、秋葉原にある店舗でランチをした後、少しだけ会社で仕事をしてから、晩御飯目的で神保町へ。緊急事態宣言下では営業していないお店も多い為、開いてさえいれば、どの店でも美味しいと思う「駿河台下」交差点を直角の角とするカレー屋さんが並ぶ三角地帯へ。これが何処も営業していて…贅沢な悩みを抱えつつ、その中から選んだのはこちらのお店。そう、美味しいお店である事は分かりつつも、私の中で本当のカレーマスターと思う人達が真っ先に挙げる理由迄は理解出来ないお店。

到着したのは土曜日の夕方６時半を10分程回った頃。２階席を利用していない事もあり、私の入店を以って満席、以降は外待ちに。やっぱり好きな人が多いんです。こちらはスパイスカレーの代表格とも言えるお店。この日はちゃんと辛さと向き合おうと「チキンカリー」を「辛さ10倍」でお願いする事にしました。MAXが70倍なので、もう少し辛くても良かったのですが、辛さばかり先行してしまうと、旨味バランスが崩れてしまう事で、後悔した事も多かったので控えめに。

前菜的なじゃがいもはすぐに出して貰えたのですが、混んでいるせいか、カレー到着迄に20分弱掛かりました。その間、空腹に負けてしまって、じゃがいもをお代わり。店員さんにお願いすれば、マーガリンの用意もあるのですが、私はこちらの「スパイス塩」が大好きで…で、これで２個完食です。

一口食べて…「あぁ〜そうか…」と。本当に今更ながら…という感じですが、こちらの本当の美味しさがようやく分かった気がしました。スパイスカレーなんですから、スパイスが肝心なんです！当たり前だけど…過去に食べたカレーは辛さが足りなかったんです。辛さを強める事で全体的なスパイスの混じり具合の良さが纏まり、ようやく私の中のカレーマスター達の感動が分かった気が…！「10倍」でも、未だ十分に味を愉しめる辛さ。もっと強くしても美味しく食べられる程度です。いや、寧ろもっと美味しくなるんでしょう！逆に今回の「10倍」を下回る辛さはあまり勧められないかな。

目に入る具材はチキンの他は豆とピーマンだけ。味のバランス的には非常に良いも、チキンはもうちょっとジューシーだったら言う事無いんですけどね…でもまあ、この手のカレーって、このタイプ多いし。美味しいので問題はありません。

今年２月に行われた「カレーマイスター会議」のスペシャルトークショーに出られた鈴木店主。１日の殆どの時間をカレーと向き合う事に使っておられる様で…殆どの方があまりその姿を見た事が無いと思うのですが、それを象徴するかの様に、着て来た上着を掛けてある辺りに漂うスパイスの香り…その場にいたマイスターに向かって「神田の街を支えてくれている」という、コロナ禍の飲食店を代表して感謝の気持ちを述べ、頭を下げていた姿がとても印象的でした。

中俣委員長が「カレー好きを公言している人でも理解されない事がある」と仰っていましたが…そういう方には、もう一回訪問して、前回より高い倍数の辛さを指定して食べて頂きたいと思います。辛さもスパイスバランスの要なんで！

ご馳走様でした。

【2020年11月4日再訪問】

この日も「神田カレーグランプリ」の「Ｄコース」に参加しているお店で晩御飯を摂ろうと神保町迄来ました。しかしこの「Ｄコース」、平日は夜にしか来れない私には、未だに達成出来ていない「Ｃコース」以上に厳しいコースの様で…過去に訪問しているお店は後回しにしていたのですが、終盤に掛かる前にこちらのお店に来る事になってしまいました…。　

夜７時を20分程回った頃に到着すると、１階のカウンター席はほぼ満席でした。こちらに来る途中にいくつかの店内が見えた様子から、最近は何処のお店も厳しい中、相変わらずの人気です。今回は、前回の訪問の際に悩んだ末に止めてしまった、券売機の１番左上にある「ビーフカリー」をチョイスしました。食券を渡す際、店員さんに「辛さは？」と聞かれたのですが、考え事をしていたせいか、「辛口で…」と訳の分からないお願いをしてしまいました…その事に気付いたのは、到着直前だったんですけどね…。

やっぱり、こちらは店員さんが１人で回しているという事もあるんでしょうけれど、提供迄に時間の掛かるお店。今回も15分弱掛かりました…逆に秋葉原の店舗のあの速さは何だろう…？前回感じた、両店の出来栄えの差はそこにあるのかもしれません。そんな中で到着したカレーは…？取り敢えずは作ってくれた辛さを逆に質問してみると、３倍との事…前回食べて「次はもっと辛く」と思ったのに、逆にマイルド…。

前回、このメニューを止めた理由は「ビーフ」なのに「チキン」と同額で「野菜」より安かった事に疑問を持った為。到着したカレーに入っていたのは、然程大きくは無いも、そこそこの量は入れて貰えていた牛肉。やはり国産では無い様ですね。でも、これでいいんです！なんと言っても、これはインドカレーですから！そう、スパイスが効きつつ、シャバシャバしたカレー。前回は「野菜」だったので、その甘味から「更に辛く！」と思っていましたが、辛さに弱い訳では無いのですが、唐辛子が強くなると、そればかり気になって味が分からなくなって来る私には、牛肉に脂の甘さが然程感じられなかったこのメニューにはこれでも良かったかも…です。本当はこれで５倍くらいがベストかもしれませんけれど。

1,000円でお釣りが来るというのに、このクオリティのカレーが食べられるのは、やはり嬉しいですね。これにジャガイモ迄付いて来ますし。これに卓上の「スパイス塩」で食べるのが好きなんですよね！常に多くの人を呼び込むその実力は、こんな色んな側面にも潜んでいるんですよね。本当はこの手のカレーって私は基本的に好きではないんですが…やっぱりこちらの店舗のカレーは美味しいと改めて思いました。

ご馳走様でした。

【2020年3月27日初訪問】

ＪＲ御茶ノ水駅「御茶ノ水橋口」を出たら、「明大通り」を渡ってから神保町方面へ進んで行くと、「駿河台下」交差点の手前にあるお店。

秋葉原のアトレの１階に出来た店舗には数度訪問。しかし、ドライカレー以外は何故か美味しいと思えず…。バランス的な部分でも納得の行かなかったところが大きかった為、一回は本店であるこちらのお店に来ようと思っていました。

そして都内の外出自粛要請の出た週末を前にした金曜日の夜８時頃、訪問してみました。入口から並んだカウンター席はほぼ満席状態。さすがの人気店です。券売機を見ると少し不思議な感じ。「ビーフカリー」と「チキンカリー」が同じ値段なのも不思議だったけど、「野菜カリー」の方が高いのはもっと不思議…メニューに悩んだ時の私のチョイスの定番である、券売機の一番左上のメニューは「ビーフカリー」でしたが、ここは「野菜カリー」で攻めてみる事にしました。

店員さんに食券を渡すと辛さの倍数を聞かれました。即答出来ないでいると「５倍がおススメです！」と言われたので、それにてお願いしました。注文後、目の前に置かれたポテトを食べながら待つ事15分程でカレーの到着です！

因みに卓上にはポテト用の「塩」と「スパイス塩」が…先述の秋葉原の店舗での経験で、後者は既にお気に入りとなっていたので、これにて愉しませて貰いました。ただ好みによっては、店員さんに言えば、マーガリンの用意もある様です。

で、カレーですが…先ずは失敗が１つ。この「野菜カリー」には、トマト・キャベツ・茄子・ピーマン・ブロッコリー…等、結構な量の野菜と豆が入っており、それによる甘さがかなり出ている状態。火の通った野菜の甘さは大好きなので◎なんですが、もうちょっと辛くしておけば良かった。とはいえ、その分カレーの旨味はよく分かります。…何だろう…秋葉原の店舗とは全然違う…こちらのカレー、旨味が強くて食べ出したら止まらない。野菜の旨味とカレーのバランスが本当に良いんです。ライスは少し多めも日本人向けになっており、誰にでも食べ易くなっていると思います。そういう意味では日本人向けのカレーであり、それ故に老若男女問わずして、長い間の人気を誇っているのかもしれません。

ちょっと秋葉原の店舗に行き難くなっちゃったな…これだけの差を見せ付けられると…。あっ、次の訪問ではもっと辛い倍数にてお願いをする事にします。

ご馳走様でした。