カレーとごはんの比率が激しい獅子頭カレー＞五目焼きそばも特別出演 : 揚子江菜館

君はこんな姿のカレーを見たことがあるか。(笑)


夏にこちらの有名な冷やし中華を食べたが、『名物うまいもの無し』という言葉がよぎりました。
こちらの門はもうくぐることはないと思っていたのですが･･･
ヤベー！すごいもん見つけた。

おそらく、この界隈の中華カレーの中では･･･というよりも、
今まで食べてきた中華カレーの中で一番好きかも。味は特に。


という訳で、何度もリピしてるカレーです。
その名も獅子頭カレー＠1260円。
メニューを見ると「今なら1830円が1260円」って書いてあるので、気になる方はお急ぎを。


見るからにとろみのあるカレーの海の中に、こぶしよりちょっと小さめの塊が真ん中にドーン！
この大きい肉団子を崩して食べるカレーなのだ。

カレー自体は、もろ好み。
ほどよいとろみに、しっかりとしたカレー味。
ほんのりスパイシー。
玉ねぎはくったくた。

しかも･･･量がたっぷり～！！

写真じゃわからないけど、実はこれ、深皿。
かなりルーが入っています。

それに比べて･･･
ごはんが小ぶり。

なので、比率が全然合わず･･･
って、ギャップがまた好み～！！！

私、カレーだけをベロベロ舐めるの全然平気な人なので、ご飯は少しでＯＫです。


ランチ友が
「すんごいビジュアルだね」
って目をまんまるにして言ってたけど、彼女が頼んだ五目焼きそばがテーブルに置かれた途端、
「おまえもな」
と思いました･･･

ねぇ･･･
五目焼きそばに唐揚げとか肉団子って乗っかるもの？

なんか我々が思っていた五目焼きそばの具と違いすぎて･･･

それを見ていた店員さんが
「ホホホ、初めて？」
と、我々のリアクションを面白がってくれました。


ちなみに池波正太郎が愛した上海焼きそばは、山盛りのもやしだけが具です。

麺の美味しさを味わうなら上海やきそば、意外性を楽しむなら五目焼きそばと
私は周りに触れ回っております。


この店、侮れない。
老舗だけど、遊び心が斜め上に行っていて目が離せません。

ここ神保町のすずらん通りは、元々、中華街だったらしく、中華なお店がいっぱい。

その中でもひときわ目立つのが、こちらのお店。
自社ビルで、客席も上の階まである。
京劇のお面がトレードマーク。


冷やし中華に1500円？って、一度は目をひんむいたものの、冷やし中華発祥のお店というし、
一度は食べてみるかと入店。

正直、冷やし中華はあまり好きではない。
しかし、この夏の季節を逃がすと、ますます苦手意識が出て食べないであろう。
今のうちに、食べておくべし、べし。


五目冷やしそば＠1510円を注文。

温かいジャスミン茶が入った茶碗には、やっぱり京劇のお面の顔つき。(笑)

店員さんは、オバサマが多く、チャイナ服で給仕してくれる。
嫌らしさがなく、私も普段着で欲しい、そのチャイナ服。

レジ周りを見ると、宝の木というか、いろんな色の水晶やメノウで作られた果実の置物が。
中国系アルアル。
実は、こういうの嫌いじゃない。
本物で作られてるのならばという話だけど。

あとは池波正太郎や、美食家たちの本が平置きされてました。


意外と早めに来た冷やし中華。

「酢とカラシをつけて召し上がってください」
と言われ、え？酢も？酢って入ってるもんじゃないの？？？

まずは撮影をと、皿をクルクル回してると、モワッとすえた香りが。（失礼！）
見た目からは香るはずのない香りです。
何？これ、どっから匂ってくるんだろう？
とクンクン、鼻をひくつかせるけど、わからない。

スープか？と舐めてみるが、違う。

気のせいかなと、ワシワシ、全体を混ぜてしまいました。


トップの黄色の錦糸卵を崩したら、あら～。
ウズラの卵２個と肉団子２個が出てきました。オモロ～。

麺は細麺。
なんとなく生ぬるい。

日本の冷やし中華のようにキリッとした冷たさが無くて残念。

中国って国は、お冷も出ないって言うからな。
元々、冷え冷えは好まないのかもしれない。

そして、麺のコシってのもない。


スープというか、タレというか･･･かなり甘め。
なるほど、これは、酢や辛子で味付けせねばならぬ。

酢はいつも通り、グルングルンかけて～の、辛子はがっつりつけて～のでいただきましたが、
途中で、このすえた香りの犯人がわかりました。

茶色の味付けメンマのよう。
元々、メンマ自体が得意じゃないせいもあるけど、これがすごい匂いを発していて、完食できず。

辛子の力を借りても無理でした･･･(>_<)


冷やし中華も、メンマも得意じゃない人が食べたレビューなので、参考にならないかも。
今回の五目冷やしそば以外にも冷やし中華シリーズは２種あったので、
機会があれば、リベンジしてみたいものです。