やはりこちらではミールスで… : 三燈舎

【2023年9月5日再訪問】

2023年神田カレーグランプリ・スタンプラリー　36日目。
獲得スタンプ数／目標スタンプ数→２６／７０

平日だったこの日も定時で仕事を切り上げて、スタンプラリーへと参戦をする事に！向かったのはバトゥーラが絶品であった印象が強く残っているこちらのお店。夕方６時を10分程回った頃に到着すると、お店の奥迄は見えませんでしたが、テーブル席はソコソコ埋まっている状況、お一人様が通されるカウンター席には１人のみ先客がいるという状態でした。

いつもの様にミールスでも…とメニュー表を見ていて気付いたのが、単品メニューの存在。しかも、私の勝手なイメージの中に於いて、こちらのお店のカレーとは思えないメニューばかりで…少し悩みつつも、急遽予定変更。気になった「ブラックペッパーチキン」を注文する事にしました。ただ、これは本当の単品。「バスマティライス」を「Ｍ」サイズで注文しました。10分弱という待ち時間での到着となりました。

見た目が凄い…その名の通りのカレー…サラッとしたスープカレータイプ。ゴロッと大きなチキンが３ピース。いずれもジューシーで、モモ肉の旨味がきちんと中に閉じ込められた状態で提供をして貰えました。シンプルなメニューですが、このチキンのお陰で物足りなさは解消！それ等が沈み込むカレーにはブラックペッパーが…上から大量に見える程に、その辛さが際立ったカレー。それは生姜が箸休めになる程に。ただ…そんな中でもトマトベースなのか、酸味の効いたその味の中には、完全に後を引くタイプのコク深さが旨味としてしっかりと！これだけ強いブラックペッパーに、本来のその味を壊されていない点はさすがで！しかし…とにかく「バスマティライス」は「Ｍ」にしておいて良かった。カレーの辛さの中和の為に、通常よりも速いペースで、それは無くなって行く…。それでもカレーが無くなった後にも少し残ったので、一人前として注文するのには「Ｓ」サイズでも充分なんでしょう。ただ…ちょっと水分が多過ぎる仕上がり加減かとも…。炊き加減は一律で仕方のない部分もあるのでしょうけれど、このカレーにはもっとパラッと感が必要であるかと。

随分とシンプルなメニューではありましたが、さすがはこちらのお店、辛い中でも、非常に美味しく完食と出来ました。大満足…というのは嘘ではありませんが、やはりこちらではミールスメニューから選ぶべきかと。美味しさに間違いは無いのですが、こちらのいつものミールスメニュー程の満足感を得られなかった事に間違いはなかったので。セコい事迄言ってしまえば、これで1,540円。ほんの少しの値段差で、この満足度の違いは…⁈というのが、この日の正直な感想で。

ご馳走様でした。

【2022年8月16日再訪問】

2022年神田カレーグランプリ・スタンプラリー16日目。

この日も非稼働日…という事で、昨日のランチ迄サボっていた分を取り返すべく、スタンプラリー目的に神保町方面へ！

未だお盆休みが明けていないお店も幾つか…その中でも平常営業に戻っていたこちらのお店を覗いてみると…平日の正午から数分前というタイミングでしたが、土曜日のランチタイムには２階にある店舗の前から１階に達する迄出来ている階段の行列が無い…見上げれば、店前には１人待っているだけという…夏場に階段に並びたくない一心からこちらで決定！

平日メニューだからか…⁈ミールスから、そこからカレー等が減って行くセットもアリ…で、暑さでヤラれていた私は、カレーが一品のみ付く「Ａセット」にする事に。これには３種類あった「本日のカレー」から一品しか選べないという事で…悩みつつも「中辛 チキンカレー メティの香り」を注文する事にしました。また、バトゥーラかドーサのどちらかを選ぶとの事でしたが…とにかく私のこちらの印象で一番強かったのはバトゥーラ！よって、これは外せない為にこちらをチョイスする事に！５分程で店内へと通され３分程で到着！

なんだか真っ黄色な想像以上に辛さ強めなカレー。その色に加えてマスタードシードがそのイメージを強めているのか⁈ただ、やはりこちらのカレーはコク深く全てに於けるバランスの良さはさすが。ゴロッと入っていたチキンも、ジューシー感は然程強くはないも、パサつく事も無く、その旨味を存分に堪能出来る仕上がりに！どちらかというとサラッと寄りで、水分をあまり含まないインディカ米との相性は抜群で！

ただ、やはり今回も、私の中ではバトゥーラの独り勝ちか…噛んだ時の油が滲み出て来る感じが途轍も無く素晴らしく美味しい！今回のカレーとの相性も抜群でした。ただ、手が汚れる…という点だけが、少し難点かな？今回も最高でした。

う〜ん…ただ、前回訪問時の感動が今回は無くて…前回の訪問は夜…そこかな？夜に本領発揮となるお店ってありますもんね。ただ、ランチでもミールスにすれば、話は違うかも。

ご馳走様でした。

【2020年10月16日初訪問】

都営地下鉄小川町駅「Ｂ５」出口から「靖国通り」を神保町駅方面へと向かって行くと、やがて右手に現れるお店。

この日も「神田カレーグランプリ」の「Ｃコース」への参加店に訪問をする事に。ここ２週間程、土曜日のランチタイムにこちらのお店の前を通っているのですが、２階にあるこちらのお店へと続く行列が１階迄伸びており、どのタイミングで訪問しようかと少し悩んでいました。そしてこの週末となった金曜日の夜に覗いてみるとどうやら空席もある様…と、女性店員さんが出て来て、１名での訪問である事を確認すると「ちょっとだけお待ち頂いてもよろしいですか？」と。そうさせて頂く事にしました。結局、５分ちょっと待って入口すぐのカウンター席へと通して貰えました。

メニューを見ると、写真が無いので少し迷うも、図解がなされていた「SANTOSHAM MEALS」が分かり易く、これを注文する事にしました。しかし…２人のシェフが作り、給仕の女性は１人のみ。バタバタと忙しそうでなかなか注文が受けられない状態。急いでいる人には向かないかも…。

ただ料理は注文さえ取ってくれれば、10分程で到着。おぉ〜これは分かり易く少しサイズ感を変えた絵より豪快で贅沢！向かって左から①サンバル、②ラッサム、③トーレン、④魚カレー、⑤チキンカレーと大きな皿の縁に沿って並べられた真ん中には⑥マサラワダが添えられた、⑦バスマティライスが盛られ、それ等を覆う様に⑧パパドと⑨バトゥーラ…と本当に盛り沢山！先ずは蓋を開ける様に⑨から実食です！

この⑨、表面は揚げた油で手がベトベトになるも、ちぎって口の中に入れると、その手の状態を忘れる位の美味しさ！間違いなく他でも食べた事のあるメニューなんですが、こんなに美味しいの、食べた事あったでしょうか…？一通り全てのカレーに浸けて食べてもみたのですが、単体でめちゃくちゃ美味しい！結局、一気にこれだけ先に食べてしまいました。

そして次には⑧を砕いて⑦の上へ。美味しいお店って本当に凄いな。⑧ってソコソコの腕のあるお店だったら、そんなに変わらないと思うのですが…これも抜群に美味しい！カレーを掛けて⑦と混ぜながら食べたのですが、とにかくバランスが良いんでしょうね。その個性が出たのが①と②。ガチのインドカレーのお店でミールスを頼むと、先ず出て来るメニューですが、このお店のは、全然違うんです！豆ベースの①はサラッとしつつもコクがあり、玉ねぎを感じる甘さも同居。でも、やっぱりサンバルなんです。②もサラッとコクのあるタイプで、トマトの酸味が強め。ただ、一番の特徴は後から苦味も追い掛けて来る事かな…。こんなの初めてだけどやっぱりこれもラッサム。いや〜この①②と⑦がお代わり自由なんて、天国じゃなかろうか…？これは人の目が無ければ、２㎏くらいは食べちゃいそう！⑦は多めに入れて貰うも、①と②は共に一回のお代わりで我慢しましたが…まさかシェフが容器にお代わりを入れに来てくれるとは思わなかった…。

④は見た目はバターチキンの様に見えたのですが、食べてみれば、トマトも入っているのかな？という酸味もそこそこ強い、南インドらしいカレー。中にゴロッと入っていた白身魚は鱈。本当に南インドの魚カレーって美味しい！日本人にはなかなか真似できない技術があるんですよね、きっと。⑤もトマトっぽい主役のゴロッとした具のチキンカレーも、こちらはどちらかと言うと、後味の苦味の方が印象的かな？この苦味、こちらのお店は得意としている様ですね！これ、本当に後を引くんですよ！最後には③と⑥も一緒に、全部のカレーを混ぜての実食！これだけ満足させて貰ってお代わりもして2,000円でお釣りが来るんだから、こちらのお店は本当におススメです！是非、このミールスを食べて欲しいな！

開店してまだ１年半も経っていない模様。今年は無理でも、来年には百名店入りするのでは？なんか色々とテンションが上がってしまって、スタンプを貰うの忘れて帰るところでした。百名店選出店の絶品カレーと出会えて、１人で勝手に盛り上がってしまったのと同じ感覚を味わえました。

ご馳走様でした。