2019/2/5-2/8は名店三店のコラボッ : むぎくらべ

　新宿から都営新宿線に乗り換えて小川町へ。
　B7出口から地上に出て、すぐ右手にあるむぎくらべ＠小川町（千代田区神田小川町）へ。

　日本初の国内産麦アンテナショップとして2018/7オープン、小麦を使った料理を1週間毎に店舗を変えて提供されています。
　オープン直後に伺ってからの2回目の訪問になります。

　今週の出店は柳麺　呉田(りゅうめん　ごでん) ＠さいたま市、柴崎亭＠調布市、㐂九家（きくや）＠青梅市のコラボとなります。
　三店のコラボですけど、どの店がいつを担当しているのか、または前日3店舗が担当しているのか、事前に分かりません。

　店先の立て看板にメニューが書かれていて、1週間を通じて正油そばを提供され、もう1品を日替わりで提供されています。
　火曜は鯛そば、水曜は牛テールそば、木曜は純煮干しそば、金曜は牡蠣そば。

　店内に入り、受付で代金を支払うとリプライコール（チャイムコール）を受け取ります。
　空いている席を見つけ、紙コップに麦茶を注ぎます。

　むぎくらべ、と言うくらいなので、定期的に麦茶の麦も変わっていて、今の麦茶は丸粒麦茶になります。
　ああ美味しいなと麦茶を飲んでいると、リプライコールの鳴動がラーメンの出来上がりを告げます。

　ラーメンを受け取りに向かうと、柴崎亭店主と店長のツートップが厨房にいて、つか、お店はどうしているんだろう。
　純煮干し1,000円、ラーメンだけで1,000円ではなく、チャーシュー丼が付いて1,000円です。

　柴崎亭が作る煮干しラーメンに万に一つの間違いも考える必要はなく、煮干しの魚の種類の説明は見かけませんでしたが、味わった感じだと焼きアゴのようでした。
　チャーシュー丼を幾らと読めば良いのか悩みますが、仮に250円としたらラーメンは750円、これが750円のラーメンとは思えないハイクオリティ。

　角細麺を食べた感じでは田村製麺、スープとの相性はこの上なく合っています。
　トッピングは大きなレアチャーシューが2枚、材木メンマが数本、油揚げ（なぜ？）、青ネギ。

　付け合わせは当初、ローストビーフ丼でしたが、ローストビーフが売り切れでしまい、チャーシュー丼になっていました。 
　これはこれで美味しければ良し、これはこれで美味しいので良し。

　ランチタイムと言うことで店内待ちが出来るほど混み合っていて、複数人で来店され、一緒に座れるテーブルが空くのを待っているお客さんもいらっしゃいます。
　スルッと食べてご馳走様でした。

　日本初の国内産麦アンテナショップである、むぎくらべ＠小川町（千代田区神田小川町）。
　場所は都営新宿線B7出口すぐの立地に、週替わりで出店を募っています。

　私にとっての小麦と言えばラーメン、一般的にはうどんやパンなどもあるでしょう。
　店内はカウンター5席、2人掛けテーブルが5卓、壁に接した2人掛けテーブルが4卓、計23席。

　今週と来週は、ラーメン好きなら誰でも知っている仙台の有名店である五福星、早坂店主さん自ら現場入りされています。
　7/23-27、7/30-8/3、10:00-18:00の営業時間です。
　仙台の店舗には一度しか行ったこと無いので、こっそりと訪問しました。

　メニューはラーメンが二種類、ご飯ものが一つ（味違いもあるらしい）。
　店内入ってすぐの会計で先払いし、番号が貼られたコールチャイムを渡されます。
　店内を奥に進むと、厨房の前では早坂店主さんがいらっしゃって、お久しぶりですとのご挨拶。

　アンテナショップとはいえ、麺類の販売用に最低限の什器と調理器具は揃っています。
　むぎくらべ自体が7月オープンですから、ほぼ新品、、、ずっとここで営業されたら良いのに（無理）。
　厨房内の店員さんは五福星から来ていますが、受付やホールはむぎくらべのスタッフさんです。

　だし中華750円。
　「たっぷりの透き通ったスープに悠々と麺を泳がせる」麺相は、まんま山形や秋田の地ラーメンの麺相ですね。

　一口目から美味い今風のラーメンスープとは真反対の、飲むにつれ味わいが深くなっていく古風なラーメンスープ。
　ゴクゴク飲める美味しさなのに、喉は渇かずに後味もすっきりしています。

　平打縮れ麺のシルク麺が、このシルク麺こそが、このスープの美味しさを最大限に開かせます。
　トッピングはチャーーシュー、メンマ、なると、板海苔、薬味ネギ。

　麺や具材を食べるよりスープを飲む時間の方が長く、忘れかけていたラーメンの美味しさを再認識します。

　納豆スムージーざる中華850円。
　いわゆるつけ麺で、スムージーとして処理した納豆と醤油ダレがつけ汁のベースです。

　つけ汁にはハチノス状のコンニャク、アサリとハマグリの煮付け、オクラ、凍らせた山芋などなど、そして大きな氷を添えてあります。
　何もかもが初めての味わい、説明がなければ入っている事も分からないほど納豆は感じません。

　食感だけでなく、味わいまでも初めて、だからと言って希少な食材や特殊な調理方法は使っていません。
　食材の発想だけなら誰でもできそうですが、ざる中華として落とし込むところが流石、五福星ですね。

　食べ終わったら下げ膳して、早坂さんとしばしお喋り。
　また、仙台のお店にラーメンを食べに行きたいなぁ。

　スルッと食べてご馳走さまでした。