とんがり感が削ぎ落とされた印象 : 香川 一福 神田店

再訪。8回目。
2年半ぶりの訪問。

頂いたのは、「かけ（そのまま）」（中、520円）。

冷たい麺に温かいつゆがかかり、全体的にぬるめの優しい味わい。

以前は荒削りなとんがり感があったけれど、
だいぶ削ぎ落とされてしまったという印象。

麺は弾力の面白みがなくなっていた。
出汁は秀逸。酸味も綺麗に出ている。

また、若干円やかな味わいになった印象。

長ネギはこのお出汁には合わないように思う。
まぁ人それぞれですが。

再訪。
昼、訪問。12時過ぎのベストな時間。
頂いたのは、
「かけ（冷）」
「かけ（温）」
「ちくわ天」

麺は、前回平打ちになっていたが、元通りになっていた。不評だったのだろうか。
麺の状態は、割といい状態。相変わらず伸びやかさもないが、少なくとも夜のときより遥かにいい。
ただ、前前前回のお昼に訪れたときとほぼ同じで、これ以上の状態はあまり望めないのかも。

しかしながら、つゆは素晴らしく最高の状態。これまでで一番の出来だった。
いりこを使わない、節中心の綺麗な出汁が染み渡る。
今回、醤油の使用も必要最低限。出汁の味がそのまんまストレートに楽しめる。
酸味なし。えぐみは当然なし。ごくごく飲める。
温かいのも、冷たいのも、どちらも素晴らしい。

今回、★4.0（つゆ★4.5、麺★3.5）

やはり、訪れるなら昼だな。

あ、そうそう、ちくわ天だけど、1本丸ごと揚げるタイプなので、
ちくわの穴に入り込んだ衣はカリッと揚がらずネチャッとして僕は好きじゃない。

■2016年2月-----
再訪。今度は、お昼過ぎに。
夜よりも昼の方が断然いい、という有益情報をもとに、
本当は開店直後に行きたかったのだが少々出遅れてしまった。
とはいえ、少なくとも夜ではないので、麺もつゆもいい状態だろうと期待して訪れた。

頂いたのは、いつものように「かけ（そのまま）」。

麺は、若干平打ちに変更されたのかな。それに伴い、以前と食感が違っていた。
茹で加減は非常にいいけれど、麺の伸びやかさ不足。これは・・・。
一方のつゆは、素晴らしくいい状態。つゆは、昼の方が確実に美味しくて安定している。
変な酸味が出ることもなく、節系の旨味が綺麗に出ている。
まぁ個人的には、いりこ出汁の仄かな酸味のあるスッキリ系が好きだけれども。
（ちなみにこちらのお店はいりこ不使用）

今回、★3.4（つゆ★4.2、麺★3.2）

次回は、開店直後を狙って行きます。

■2016年1月-----
再訪。
頂いたのは「カレーうどん」。
閉店間際だったため、シンプルなものは避け、変化球で。
カレーうどんは営業途中で売り切れると聞いていたものの、この日は最後まで残っていた。

カレーは、ねっとり系。粘度が高く麺に絡みつく系。
味濃いめ、油脂分多め、スパイスの味と香りはすっかり飛んでしまっている。
煮詰まっている感じもするし。
出汁で割ってみたものの、丼の中でカレーと出汁は綺麗に混ざらない。
葱も申し訳程度しか乗っていなくて、これで何か意味があるのだろうか。
ごめん、これは僕にはよくわからない。単純に好みと違うだけかもしれない。★3.2

やっぱ、閉店間際の訪問は鬼門のような気がする。
次回は昼だな・・・。

■2015年12月-----
再訪。
頂いたのは「かけ（そのまま）」、「かけ（温）」。
これまでの訪問時は夜ばかりで、今回初めて昼の訪問。
ご店主によれば、夜は昼と比べて麺もつゆも品質維持が難しいので
昼の方がおススメとのことで、今回初めて昼に訪問したものの、
確かにつゆの味わいは素晴らしいものがあったが、
麺の状態は正直なところ前回夜に訪問した時の方が遥かに良かった。
（写真を見れば、それだけでその違いがクッキリとわかると思います）

麺がなかなか安定しないなぁ、というのが正直な感想。★3.7（つゆ★4.2、麺★3.5）

■2015年12月-----
再訪。夜。
頂いたのは「かけ（そのまま）」（500円）。

「かけ（そのまま）」は、いわゆる「ひやあつ」。
冷たい麺に熱いつゆをかけて頂くもの。

この日の麺は、これまでとは打って変わって素晴らしく良かった。
艶々していてイキイキ。
ズルズルっと啜ると伸びるようにくねって喉を通っていく。
つゆは、酸味の綺麗な出汁に、ほんの少しの苦味が加わり、良いね。
★4.0

曇り時々晴れ。今のところそんな印象。

■2015年12月-----
再訪。
もう麺も安定しているだろうということで。
ちなみに訪問は夜。

頂いたのは「しょうゆ（冷）」（小430円）。

でもごめん、やっぱり違うと思う。香川の一福とは。
麺はズルズル系でぐいぐい啜れるけど、全然イキイキしてないしセクシーじゃない。
そりゃ、セルフ系のチェーン店のうどんよりも美味しいけどさ、状態があまりよろしくない。
細麺なのでダメになりやすいと思うんだよね。
★3.2

■2015年9月-----
香川の「一福」が東京神田にお店を出されたとお聞きし訪れてみた。
ちなみに訪問は夜。閉店間際。

頂いたのは「かけ（冷）」(500円)。

結論的には、
おそらく私のうどんだけだったのだろうが、
香川の「一福」の麺とは似ても似つかないもので、正直、かなりがっかりした。

これ、全然違うでしょ。
これのどこが「ノビのあるコシ」なのですか。
確かに、香川の「一福」の麺は、驚がく的ともいえる「ノビのあるコシ」があったよ。
でも、この麺はビックリするくらい全く違うよ。
★3.2

ちゃんと、香川の「一福」と同じものを安定して出してほしい。
手を抜かないで欲しい。