私のカレー食べ歩きでは欠かせない存在のお店！ : チャントーヤ ココナッツカリー

【2022年8月17日再訪問】

2022年神田カレーグランプリ・スタンプラリー17日目。

この日は早朝から遠出をした為、この前日を除いてサボり気味だったスタンプラリーに晩御飯のみ参戦…という事で御茶ノ水駅で途中下車をして向かったのはこちらのお店。私がこのスタンプラリーにハマった直接的原因を作ったお店と言っても良いでしょう！…というのも、私の１番好きな食べ物の１つであるラーメンに関しては、実は好き嫌いが激しくて…人気店でも一回行けば充分…となってしまったお店も多数。実はスタンプラリーに参戦する迄、カレーも同じ状態で…とにかくココナッツとパクチーがダメで…その偏見を綺麗な迄に消し去ってくれたのがこちらのお店。スタンプラリー初参戦となった年にグランドマイスターになれた私は、オンラインとなってしまった「神田カレーマイスター会議」に運良くその代表として招待して頂き、中俣委員長から想い出のお店を聞かれて真っ先にこちらを挙げた経緯があったのでした。

そんな私のカレー食べ歩き人生に於き欠かせないお店が、遂に食べログでもカレーの百名店入り！これは嬉しいですね！

入店したのは平日の夕方５時を数分回った頃。店内に先客は１人…と思ったら、賄食中の店員さんでした。結構メニュー豊富なこちらのお店。過去に未だ食べていないメニューから「チキンとナスとトマトの焼チーズカリー」なんて、絶対にハズレとならない様なメニューを注文しました。10分とちょっとの待ち時間での到着です！これを美味しそうと思う自分の成長に感心！名前の挙がる具材はともかく…パクチーが！

本当に不思議。以前は完全に避けていたココナッツとパクチーの味と香りがバッチリしているのに、全然嫌じゃないんですよね。見事に他の具材とスパイスと綺麗に融合しているので、前面に出て来る事は無いし、寧ろ旨味を調整しつつ後押しして来る様な存在感を醸し出している…これがこちらの凄いところ。名前の挙がる具材は多量に載り、カレーがサラッとしているせいか、カレーの方が先に無くなってしまう…残った具材でライスを食べるのも◎。ライスも美味しいので！

食べ歩きをしていて、本当に愉しい気分になれるのは、こういうタイプの美味しいお店を見つけられた時。でも、正直、スタンプラリーに参戦していなければ、絶対に入店すらしていなかったと思います。参加した事無い方、如何でしょう？

ご馳走様でした。

【2021年9月9日再訪問】

「神田カレーグランプリ」スタンプラリー開始９日目。この日は午前中に外出していた為に定時退社が叶わず…も、いつもよりはやや早めの帰宅。…となれば、本来であれば１日目に訪問しようと思っていたこちらへ！というのも、昨年度の「神田カレーグランプリ」に於いてグランドマイスターになる事が出来た上に中俣委員長から表彰迄して貰い…その際に印象に残ったお店として真っ先に名前を挙げさせて頂いたお店。苦手だったココナッツカレーを恐らく初めて美味しく食べる事が出来たお店である事、その前日にも訪問していた事を伝えると「どハマりしてるじゃないですかっ！」と突っ込まれる事に…という貴重な想い出も。平日の夜７時半から５分程前に到着すると、先客はゼロの状態…すぐ後にお一人様が入っては来ましたが…本当に空いているのが不思議。

この日注文したのは「期間限定メニュー」とされていた「ガパオ風カリー」。マイスター特権のミニラッシーもプレゼントして貰って待つ事５分とちょっとでの到着となりました。

パプリカで色鮮やかなカレーを先ずは一口…。なんでこちらのココナッツカレーが大好きなのか…理由は簡単！ココナッツが主役として前面に出て来ないからなんです。素材を活かした創作料理の様なカレーに於いて、旨味を支える重要な食材的な存在として活躍させているのです。よって、私の苦手とするクセを全く感じずに済む味に仕上がっているのです！

「中辛」にて注文したのですが、辛さはかなり抑えめ。カレーを吸い込んだ挽肉をチーズかと思いきや、ふんわり玉子が包み込み、パプリカとの抜群の相性の良さを主張して来る感じで…これ等を上手く纏め上げているのがパクチー…そう、パクチーもココナッツと同様に苦手としていたのですが…このカレーには必須だと思ってしまうのです…その瞬間に「私の食の愉しみを拡げる事に大きく貢献してくれたお店なんだなぁ…」と改めて感謝。お米マイスターの選んだジャポニカ米の絶妙な硬さ加減も、こちらならでは…なんですよね！

しばらくの間、スタンプ集めに色んなお店を回らなくてはいけない為、またしばらく空けてしまいますが、終わったら真っ先に来るお店…となる事でしょう！今回も大満足でした！

ご馳走様でした。

【2021年6月8日再訪問】

普段山手線を利用している私にとっては、少し駅から遠いロケーションとなってしまうという事もあり、久し振りの訪問となりました。昨年、初参戦となった「神田カレーグランプリ」で一番印象深ったお店を大会委員長に聞かれて真っ先に頭に浮かんでそう答えたお店。もうちょっと来ておきたかったんですけどね…到着したのは平日の夜７時半を少しだけ回った頃。こちらのラストオーダーの締め切りは７時40分という事で…ギリでの滑り込み入店となりました。そんな事もあってか、先客は２人組が１組のみ…という状況でした。

私が意外と好きなカレーメニューの内の１つがネバネバ系。ココナッツカレーのお店では無いだろうな…なんて、勝手に思い込んでいたのですが…ありました！「トロすじとオクラとトマトのカリー」なるメニューが！見つけた瞬間に注文です！マイスターカードを見せてラッシーのサービスと共に！

５分程の待ち時間での到着です！過去に食べたメニューと比較すると、少し赤み掛かった様に見えるカレーの中心にはトマトに牛すじ。その上にパクチーが載り、周りを点々と輪切りにされたオクラが…というヴィジュアル。ライスも艶々。

先ずは一口…辛さは「中辛」でお願いしていましたが、やはりこちらのお店ではそこ迄は辛くなく、抑え目で。ただ、先述の通り、過去に食べたメニューと比較すると、その色合いに比例する様に少しピリッとした辛味も。これはゴロッと入っていた牛すじの甘さに対応する為でしょうね。トマトの甘味と酸味も含めた上での、抜群のバランスの良さが強調されています。もう、さすがの一言。更に、こちらのカレーの特徴として、あまりココナッツ感を前面に出し過ぎない点が、オクラのネバネバ感と程良い感覚での同居を成功させている感じがします！微かに鼻を抜けて行くパクチーの香りも含めてジャポニカ米との違和感が全く無いのも凄いと思います！

やっぱりこちらは私と合うというか…いや、これだけ雑味が無くてクドさも無いココナッツカレーってそうは無いと思います。内容を考えればリーズナブルだと思いますし！

ご馳走様でした。

【2021年2月16日再訪問】

前週にようやく終えた私の2020年の「神田カレーグランプリ」ですが、実行委員長に聞かれた一番印象に残ったお店というのは、その場で答えた通りにやはりこちら。苦手だった筈のココナッツが後を引く料理って、やはり私にはこちらだけなんで。前回訪問した際にベーシックなメニューで改めての確認が出来ました。やはり私はこちらの味が大好きです。

その前回、気になりつつもベースとなる味の確認の為に止めたのが期間限定メニュー。「広島県産牡蠣とほうれん草の焼きチーズカリー」なるメニューがそれ。今回の目的は当然ながらこれです！到着したのは平日の夜７時を20分程回った頃。先客はカップル１組のみでした。注文は他メニューを見ても揺るがなかったので、先述にて。あと、マイスターになっての初の対象店舗訪問になりましたが、やはり１発目のサービスはこちらで受けたかった！…ので、「ラッシー」を頂きました！ミニドリンクかライス大盛がその対象の様です。

10分弱で、焼けたチーズの良い香りと共に到着です！少し表面のチーズの焦げたその感じが食欲を猛烈に唆ります！トロけたチーズにココナッツの組み合わせが、更なるクリーミーさを増していると思うも、それを強調し過ぎずにトマトの旨味も感じられるタイプのタイカレー。こんなバランス、他のお店では全く経験が無いので、現地というよりも、明らかに日本人向けに調整された仕上がりな訳ですが、それだけに殆どの日本人が好んで食べられる味と言えるかと思います。これまた私が苦手な筈のパクチーもこのカレーには必要です！

もう１つの主役はやっぱり牡蠣でしょう。チーズ×ココナッツに加わる形になるので、少しクドいかな…？なんて思っていましたが、とんでもない！プリッと食感の締まった牡蠣は、やや小振りながらもカレーという濃い味食材の中でもしっかりと存在感を旨味でアピールして来ます。きっと、たっぷりと入ったほうれん草が良いアクセントとなり、バランスの取れたメニューとして成り立っているんでしょうね！

ラッシーは、サラッとしつつも、甘味よりクリーミー感の方が強いタイプ。う〜ん…どこ迄私の好みに合わせてくれる？んだろう…。最後の最後迄、最高に愉しませて貰えました。

因みにこの期間限定メニューは今月一杯との事です！もう、完全にハマりましたね。委員長にも突っ込まれましたが。

ご馳走様でした。

【2021年2月10日再訪問】

この日の晩御飯は「神田カレーグランプリ」で知り、訪問してヒットしたこちらのお店へ。…そう、まだ私の「神田カレーグランプリ」は年を越しても終わっていないんです…。

訪問したのは平日の夜７時から15分程前。先客はゼロという状態でした。元々はココナッツが苦手だった私。その為、保険を掛けに掛けたメニューを前回は選んだのですが…これが失礼ながらも想像以上の美味しさ。限定メニューに惹かれはしたモノの、こうなればやはりベースとなる味を試しておきたいと思い「チャントーヤカリー」を注文しました。丁度良かった前回と同様にライスは普通盛、辛さは「中辛」で。

５分程の待ち時間で到着したのは前回と比較してしまうと、極シンプルな内容のカレー。細く切られたタケノコと薄くスライスされたナスが顔を出し、中にチキンが沈んでいるという構図。先ずは一口…やっぱり美味しい！元々は苦手だったココナッツとカレーを食べ歩いている内に徐々に苦手になって来た唐辛子…この融合が素晴らしくて、本当に美味しい。最近ココナッツカレーを美味しいと思う事が増えて来たのですが、後を引く美味しさってなかなかありません。到着した時、少しタケノコの臭いが気になりましたが、食べ始めたら全く問題無くなりました。もう、保険は絶対に要らないな。

こちらのクオリティはよく分かりました。次回からは限定メニューを中心に愉しんで行きたいと思います。

ご馳走様でした。

【2020年11月11日初訪問】

新御茶ノ水駅「B3b」出口から、その南側を神保町方面へと向かう「駿河台道灌道」を進み、最初の十字路を超えた次の角で左折して少し進むと左手に現れるお店。

この日も「神田カレーグランプリ」の「Ｅコース」への参加店を目指して御茶ノ水へ。最近、ココナッツを克服し、気になっていたこちらのお店へと訪問させて頂く事にしました。

到着したのは平日の夜７時から10分程前。店内には女性２人が先客としている状態でした。白を基調とした明るくて広い店内には女性店員さんが２名。女性１人でも入り易いというか、寧ろ女性向けのお店の様な気もします。それはメニューを見ても伝わって来て…とにかく…何て言ったら良いんだろう…？華があるというか…その中で目を釘付けにされたのが「ほうれん草とトマトのチーズカリー」。どう考えても美味しくない訳がない組み合わせのメニューです。当然の如くこれを注文しました。５分程の待ち時間での到着です。

ココナッツを使ったカレーというと、タイカレーを思い浮かべてしまいますが、明らかにそれとは違う味わい。唐辛子をあまり感じないんです！唐辛子がある一定のバランスを超えて強くなると、旨味を壊し出すと思っている私には有難い仕上がりとなっています。初めてであまりよく分からなかった為に「中辛」でお願いしていましたが、ココナッツの影響でかなりマイルドに。辛味・甘味・酸味がバランス良くクリーミーに纏め上げられた美味しさが実現されていました。

その甘味と酸味の部分に影響を与えていると思われるのが、ホールトマト。大きく１つ入っているのが嬉しい。これにほうれん草とチーズの組み合わせが抜群の旨味を後押ししてくれます。その２つのトッピングアイテムですが、いずれも想像以上の量が入っており、それぞれの旨味を発揮するも、カレーの味を殺してしまう事もなく…。パクチーの使い方も良く、更にライスの量とのバランスもちょうど良く計算されていました。このライスも美味しいと思ったら、「お米のソムリエ’お米マイスター‘」から仕入れているとの事でした。

こんな感じで色々と芸も細かいお店。味・雰囲気・値段…いずれも色々と使い勝手の良いお店だと思います。クセが強くなりがちなココナッツカレーである事を思えば、特に貴重な存在ではないでしょうか？自信を持っておススメ出来るお店です。私自身も今後も使わせて頂く事は間違いありません。

ご馳走様でした。