追加　今宵も着物美人のお酌で　気分も高揚　いざ吟花へと : ユメキチ 神田

吟花の前に知人たちと0次会。この神田多町の奥まった路地に。日本酒バーで、またワインバーでも。しかも着物美人がカウンターに。と言っても、きわめて真っ当な大人の飲み処。JR神田駅周辺の喧噪から離れて。静かなエリアで有り難い。

実は、本店は博多にあって着物屋の経営らしい。どうりでべっぴんさんは着こなしが上手。そして接客もなにか「あか抜け過ぎて」おらず。東京の（自称）大人たちには好感度抜群。何度も通う、そういう常連が多いのも納得。もちろん一見にも丁寧。

JR神田駅からこの多町の外れまで。それこそ数多の飲屋があるが。その誘惑の嵐を振り切ってまで。この店を訪れる価値が十二分にある。離れているからこそこの静寂感。そして冷やかし客がほとんど皆無。静かに傾ける銘酒の優雅な味わい。そして

こういう店にしては驚くほどのCP。しかも博多の味をふくめて。酒やワインにあう肴やつまみも心憎い。0次会とはいえ、知人たちはつい。美人のお酌に盃を重ねる。そして名刺をもらい再訪を誓うのだった。やはり女性、しかもべっぴんの着物姿は魅力的！

●お通し
切り干し大根、オニオングラタン、クリームチーズ生ハム
●辛子明太子
●パリパリ海苔
●ポテサラ
○ノンアルコールビール
○たかちよ　氷点貯蔵

初めてこの店を訪問してから5年が経過した。相変わらず着物美人がそろっている。酒良し、肴良し、そして美女が華を添える。まさに理想的なワインバー、日本酒バーではないか。場所も神田の路地にひっそりと。

最近は神田にも多くのワインバーが誕生している。しかし、その多くがガブ飲み系で。カジュアルに楽しめるのは良いが。しかし、じっくりとかつ寛いで味わう店は貴重。思いつくのは当店とジードロップくらい。

今回は吟花を訪問する前に0次会で利用。短い時間の滞在だったがスタッフの方々の明るい応接で。気持ち良い時間を過ごせた。正直、これ以上有名にならないで欲しいが。しかし、こんな店放っておかないだろう。

○ジャンフォー（赤）
ボルドーのビオワイン。メルロー80％、カベルネフラン20％
力強さとエレガントさを兼ね備えた、滑らかで深みのある味
●お通し
せりとシラス、きんぴらカレー風味、クリームチーズ
●博多からし明太子
●サバスモーク

＊今回の写真は最初の6枚

2014.8.5
初訪は3年前。すっかり有名なワインバーとして定着した。当時、神田でワインバーはまだ珍しく貴重な存在だった。その後ヴィノシティなどが進出、今では日本橋室町あたりまでに数多くのワインバーやバル、バールが誕生している。新橋と同様、神田もオヤジから若い男女への主役交代期となってきた象徴かもしれない。

着物姿の若い女性が接客、ワインや酒の肴、つまみの種類、数も豊富。その上銀座のワインバーと比較してかなりリーズナブル。ましてや神田の路地奥のひっそりとしたロケーション。まさに人気が出る要素を満たしている。カップルのお忍びにも、０次会や軽い打ち上げ、そしてワインで盛り上げる。などなど、極めて使い出の良い店だ。

今回は、なんとあのミッシェル・マニヤン（コトーブルゴーニュ）がグラスで飲めるではないか。今では息子のフレデリック・マニヤンが有名だが。父親は伝説的な造り手。特に90年代前半のブラックラベルは希少性があり、日本ではもう入手不可能。私はNYで93年のジュブレなど数本購入しただけに終わった。完熟感、ブラックチェリーの香りなど正統派ブルゴーニュで余韻は群を抜く。

コトーブルゴーニュは初めてで、日本で売られているのも珍しい。まあ、比較的お手頃なので、それなりに力強いあじわいを楽しんだ。この日は暑さも凄まじく、やはり最初はキリン一番搾り生。お通しはソーメンカボチャ、空豆垂れ流し、シューの3種類。あいかわらずおつなつまみを用意する。メニューには温かいもの、冷たいもの、食事などが豊富。

2品目はマグロの生ハム。これが実にワインに合うので驚いた。以前は地元福岡の珍味なども多かったが最近では全国区のようだ。この日もクリームチーズの味噌漬け、秋田あぶりガッコなどに魅入られたが、次のマッコもあって断念。しかしこの店でのワインは他の店の2倍は満足感を感じるので。いずれまた再訪したい。という心を残して店を去った。着物美人も余韻に残ったのだ。

＊今回の写真は最初の３枚

2012.4.10
着物美女が2名。美しいのでなんだか銀座のクラブにいるような錯覚も。でも地味で、明るく教養ある女性たちです。魅力的！目当てに訪れる男性客の多いこと。ワインと地方の珍味のコラボ。日本酒と酒の肴。この夢のワインバー、日本酒バーは神田の路地奥にひっそりと佇む。小さな店だけど客の期待は大きい。

開店直後か、それかずっと遅くに訪問しないと入れない。とにかく人気があるので。グラスワインと日本酒は相応だが、料理はぐっとリーズナブル。1軒目というより、そのまま居座ってもいいくらい。それは料理のレパートリーが多彩で、楽しめるから。

スタッフと会話しても飽きない。この空間は大人の世界。若者は完全に浮いてしまう。だから来るな、とは言わない。無理してでも来て勉強して欲しい。ワインを、日本酒を、そしてシャレた会話を。そんなの若いうちから始めないと身につかない。一夜漬けの知識などすぐ見破られるのだ。大人の女性は怖いよ！

お通しは卯の花、シュークリーム、ラタツゥイユ。赤ワインをグラスで。その鰹の生節で後飛露喜。私でも大人の女性は怖い？いや、場数を踏んでいるから。それなりに…

＊今回の写真は最初の2枚。

2011.7.10
静けさが心にしみわたり、赤い液体の揺らぎにさえも乱れず。しかし…

週末の神田。しかも黄昏の路地裏ともなれば人影もまばら。ただ風の気配が街角をかすめ、まるで深山、深海に迷い込んだような。看板もなく、ひたすら静寂に溶け合う扉を開ければ高級クラブの趣。

自然派ワインと各地の日本酒、さらに旬を奏でるお食事というコンセプト。名前からは想像できない落ち着いた大人のワインバーです。ゆったりとしたカウンターに座れば着物姿の麗しい美女が目の前に。会話もつい力み勝ち。いい年をした大人がなんだと反省しつつグラスを傾ける幸せなひと時。

実は福岡市に夢吉着物という店があります。全国から独自のセンスでセレクトされたアンティーク着物や帯、小物を扱っている店。その夢吉着物が天神に開いたワインバー。その東京進出の店なのです。

ワインバーですが、日本酒にもこだわりがあってさらに酒の肴にも。この日はお通し3点（越後屋の豆腐、ところてんなど）、珍味3点盛りは青森よりホヤの塩辛、ニシンのきりこみ（米麹漬）、あんこうのとも和え。追加で淡路の干しかなぎの炙りを。それぞれよく考えた工夫の酒の肴。

今回はまずはブルゴーニュの赤をグラスで。2杯目はやはり日本酒で豊盃。他に飛露喜、而今、伯楽星、東洋美人などの名酒。女性の名はMASAMIさん。福岡の日本酒についても詳しいですがもちろんワインの知識も十分です。誠に落ち着いた、余裕のある雰囲気ですから本物の大人のワインバーとして楽しめます。

さて貴方は何を目当てに訪問するのでしょうか。ワイン？日本酒？料理？それとも謎の美女？私は雰囲気と会話です! しかし美女でも良いではないですか。最近は女性だってイケメン目当てにワインバーに通うのですから！

料理はワインバーとしては出色です。「ユメキチの定番」としてとり肝のソース漬け、自家製ソフトジャーキー、ポークリエット、円田舎風テリーヌなど。京都ちりめんじゃこと白ネギのピザなどピザが3種類。　

お食事が夢吉いなり、おむすびセット、お茶づけ。ユメキチ御膳（ご飯とおみそ汁に色々おかず）。ワインのおつまみもチーズの盛り合わせ、スモークチーズ、オリーブなど。

ワインは以下のように多士済々の銘柄が。Gerard Schueller 、Marc Tempe、Gramenon、Bruno Duchene、Leon Barral、　　、Domaine Gauby、Clos du Tue-Boeuf、Euru Thierry Puzelat、Domaine Le Briseau、Nana Vin、La sansoonniere、Lesdu Paradie、 Domaine Priure-Roch、 Philippe pacalet、金井醸造場、四恩醸造。