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店名 |
金多楼寿司
|
---|---|
ジャンル | 寿司 |
予約・ お問い合わせ |
03-3251-7912 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
都営地下鉄新宿線岩本町駅徒歩2分 岩本町駅から276m |
営業時間 |
|
予算 |
¥5,000~¥5,999 ¥5,000~¥5,999 |
予算(口コミ集計) |
¥15,000~¥19,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (JCB、AMEX) 電子マネー不可 |
席数 |
29席 |
---|---|
個室 |
有 (10~20人可) |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
分煙 1階席は禁煙、 2階個室は喫煙 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、日本酒にこだわる |
---|---|
料理 | 魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
備考 |
※土曜日の営業は前日までのご予約に限り、営業。 |
お店のPR |
素材の旬を愉しみ、わかりやすい旨さをお客様に届けます。
昭和4年、神田にお店を親子三代、常に美味しいものを一番美味しく召し上がっていただけるよう創意工夫して「金多楼寿司」はお客様をおもてなしして参りました。築地の腕利きの仲買人にもかわいがられ、旬の新鮮でよい魚を仕入れることができ、味しい旬の魚をお客様にお届けしております。またにぎりだけではなく色々な焼物、煮物もお出しており、その幅広い食材の活かし方でお客様に飽きを感じさせません。店内の2階、座敷席もご宴会に好評いただいておりまして、都会の喧騒を忘れられる店内はビジネスにもプライベートにもご利用いただけます。「金多楼」のにぎりを世代に関係なくお楽しみいただきたい、その気概をもって本日もお客様をお待ちしております。 |
初投稿者 |
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この日は、昨年末の仕事納めの28日。ドイツ駐在中の同期が年末ということもあり久し振りに帰国していたので、もう一人、これ又、仲の良い後輩も一緒に3人で久し振りの楽しい酒宴である。帰国した同僚は家族もそっちのけで毎晩、日本の美食にうつつを抜かしていると思しく、さて、何にしようかと思った末、彼がドイツにいながら、是非、一度行ってみてくれとさかんに推すこの店を思い出し、当日、予約して訪れたのだ。後から聞いたけど当人も初めての訪問とのこと。なんじゃそりゃ。
仕事納めで、部内で、ビール他の幾種かの酒とちょっとしたツマミが出され、乾杯や年末の挨拶を交わしたのだが、この鮨屋で、満喫する必要があるので、ビールを一杯少し飲んだだけで後は我慢。中締めが終わった後で、後輩と一緒に早々に会社を出て、TAXIで近くまで行ったのだが・・・ さて、その後が、大問題である。後から判ずるにTAXIを降りてからの距離は大したことがないのだが、いやあ、迷った。迷った。
JRの線路の中洲の様な場所にあるので、知ればどうってことないが、こりゃあ、初めてで夜となると結構、見つけるのに苦労するね。別に奥まった小さな目立たない店構えというのではないのだけど。ちょっと遅れてしまった。同僚は自宅から直接店へ!
さて、3人揃ってカウンターに並び、喉を潤して久し振りの楽しい宴である。いきなり何やらドイツの土産ということで菓子包みをもらった。よしよし、人との付き合いつ~ものが判っておるわいと偉そうには思わず、謹んで拝受し、談笑しながら調子を上げながら銚子を上げていったのである。日本酒は、最初の銘柄は忘れたな。若いご主人が勧めてくれた茨城県の友部の酒だったが・・・ この後に、越乃景虎に変えてその後にもう一種か二種飲んだ。日本酒は3人で8合程だったかな?! まあ、その前のビールと合わせてもたいした量ではないな。
鮨に一番似つかわしい酒は、日本酒であると個人的には思っている。米と魚の類を食べるのだから合わない訳がない。甘いべたべたと舌にからみつく酒は論外だが、すきっとして飲み口がいい中辛~辛口の酒であれば、度が過ぎなければより楽しめるのは必定である。
この日の握りは予約の際に、料理だけで8,000円程度でとお願いをしていたのだが、さてさて、出てきたのは、なかなか立派な内容だった。全てを写真に収めていないので、その後、二軒回ったこともあり、もう、忘却の彼方にある品が幾種かあると思うが・・・
ここの鮨屋では握る前の、所謂、ツマミ或いはアテがかなりしっかりしたものである。各々が立派な完成された料理である。刺身や海胆は兎も角、この時期に筍が出てきたり、香箱ガニを甲羅を器にした一品等、充実度が高いのである。今回は、完全に主人に任せっきりだったのだが、「旬」をはずさないものであれば、事前に希望を告げておけば、それに応えてくれることは先ず間違いなかろう。主人は、二代目だろうかまだお若いが、真っ当な江戸前の本道は決してはずれないものの、ほんの少し話をしただけだが、その応対も適宜を得たものだし、押し付けがましいところが無いのがいい。尊大でもなく引き過ぎていない中庸さが宜しい。
鮨そのものに関してだが、大きさもいいし、シャリとのバランスもいい。又、温度加減も僕には満足のいくものである。正当の江戸前鮨で、供する前に、きちんと煮切りをさっと薄くネタに刷いてくれるのもそうだ。酒もほどほどに飲んだのと立派なアテを幾つも食べたので、少し腹が満ちてきた感があったのだが、どれも満足のいくものであった。
欲を言えば、煮切りが少し弱い感じはする。これはもっと強い味を求めるものではなく、弱いものを薄く刷くより、もう幾分、濃いものを刷く面積を減じて供した方がめりはりが付くのではないかなということである。
而して、盟友(向うは悪友とか腐れ縁とかしか思って無かろうが)二人との会食は非常に楽しいものになった。この後、場末のガード下のスナック兼居酒屋に流れ、もう食えないので焼酎のロックを飲みながら何曲か歌った。後輩は入るやいなやカウンターに突っ伏して撃沈。パパ グーグーである。僕と同期は元気なもの。久し振りの逢瀬なんで寝るってのは流石に失礼だし、全然、眠くないのである。どっちみち翌日から休みだという鷹揚な気持ちもあったのが、酒の体内振幅を制御したのだな。
この後は、結局、神田駅前を少し徘徊して、結局、水天宮の博多ラーメンの店までTAXI飛ばして食べにいったのだ。
同期からは年が明けてメールでの便りが来た。無事に帰ったのだな。何よりである。楽しかった。友人は宝である。
この店、せめて土曜日にやってくれないかな。嫁さんを平日に呼び出してもいいが、何だかんだ都合が悪くなる可能性もあるので、それなら何の支障も無い、土曜日に開いていれば、機を見て行こうと思う一軒の一つになるのだけどな。