最近食べたハンバーグの中では一番まともでした。 : 肉の万世 神田駅前店

高校野球も終わり、少しづつですが、秋の気配も感じられるようになってきました。
ただ、天候不順の分、まだ蒸し暑さは残りますけどね。

肉の万世と言えば、先日、御茶ノ水の「肉の万世 お茶の水サンクレール店」でランチをとりました。
創業70周年記念メニューとかいう割高のメニューを押し付けられて、満足度はイマイチだったのですが、もれなくスクラッチカードをくれ、トライしたところ300円の割引券が当たりました。

それで考えてみたら、神田にある肉の万世＝当店はまだ利用していなかったんですね。
丁度良い機会ということで、今回割引券の利用を念頭に訪ねてみることにしました。

肉の万世は、東京、埼玉、千葉、栃木、福島の5都県に34店舗を展開していますが、業態も当店のような「肉の万世」(ビルイン店、ロードサイド店)のほか、パーコラーメンで有名な「万世麺店」業態、秋葉原本店内の焼肉「万世牧場」、すき焼き・しゃぶしゃぶ会席の「七福神」、ビヤホール「呉越同舟」など複数の業態を展開しています。
昭和24年に創業して着実に成長し、今では1,000人以上の従業員を抱える中堅企業に成長しているということかと思います。

当店は、JR神田駅の高架下にあります。
神田駅の東口と南口を結ぶ道路で、俗に「神田ふれあい通り」と呼ばれている通り沿いです。
比較的横に長く、周囲の店舗と比べても大きなサイズの店舗を構えています。
区画としては、標準的店舗2区画分を使っているようなイメージですね。

この日は12時20分前にお店に着きました。
店頭にランチメニューが掲げられていますが、字が小さくて老眼が進んでいる身には見づらいので、中に入ってから見ればいいやと考え無視して入店します。

店内は結構人が入っており、6割くらいの客入りといった印象です。
テーブル席の他、ちょっと変わった造りの対面式カウンター席がお店の中央付近にあります。
このカウンター席、対面との間だけでなく、隣の席と仕切りがあるので一人客にはなかなか快適です。
ただ、これだと2人以上の客には向かないですね。

卓上にはランチメニューが置かれています。
サービスランチメニューと書かれたメニューで、お茶の水サンクレール店利用時の「スペシャルランチメニュー」ではありません。
その分、価格はまずまずリーズナブル。
一番安い生姜焼きランチとパコリタン(パーコ(排骨)の乗ったナポリタン)はライス、豚汁付きでいずれも@950円です。
神田のランチとしては決して安くはないかもしれませんが、スペシャルランチメニューの割高感は半端ではなかったので、かなり安く感じます。
さらに、11時45分までに注文した客には目玉焼き1個サービスの特典もあるようです。
ギリギリの時間でしたが、何とかセーフ。
これも嬉しいですね。

注文は、ハンバーグと生姜焼きランチにしました。
このランチは、ハンバーグの大きさによって値段が異なり、120gのセットが1,150円、180gのセットが1,400円です。120gのセットをお願いしました。
待つこと8〜9分ほどで、ハンバーグと生姜焼きランチの提供です。

熱々の鉄鍋にハンバーグと生姜焼き、そして目玉焼き、ポテトが乗っています。
数日前に食べた「ハンバーグジョージ」では鉄板での調理が形だけで幻滅だったのですが、当店のは間違い無く鉄板プレートで調理されています。

デミグラスソースのかかったハンバーグは肉感たっぷり。
前日食べた武蔵小山の「ちいさなフライパン」のようなつなぎに殺されてしまったハンバーグと比べると優れています。
ジューシーさはもう一つで、これは美味い！と言えるほどのハンバーグでは無かったものの、ここ数日たまたまハンバーグを集中して食べることになり、それらと比べた相対的な評価では当店が一番でしたね。
もっともあくまで相対的な評価であって、比べた相手がかなり低レベルだったこともありましたが。

生姜焼きは、あまり生姜醤油の味が濃くなくて、比較的あっさりした味付け。
その分、生姜本来の風味は引き立っていてなかなか美味しかったです。

ごはんはまあ普通でしたが、豚汁は具沢山でとても美味しかったです。
この豚汁は前回のお茶の水サンクレールのお店でも高く評価させていただきましたが、当店の名物と言ってもいいくらいになかなかの優れものだと思います。

300円の割引券がありましたので、この日のお代は@850円。
もちろん、コスパについては、通常価格として評価しましたが、マズマズの内容だったと思います。

割引券使用でもまたまたスクラッチカードをくれ、今回は200円の割引券でした。
表題では「最近食べたハンバーグの中では一番まともでした。」と書きましたが、あくまで相対的なものであること、そして、この割引券、私の好きな万世麺店では使用できないという制約があるので、次これを使うかどうかは微妙ですね。