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店名 |
笹巻けぬきすし総本店(ささまきけぬきすしそうほんてん)
|
---|---|
ジャンル | 寿司 |
予約・ お問い合わせ |
03-3291-2570 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
都営地下鉄新宿線【小川町駅】徒歩3分 小川町駅から138m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
11席 (全てテーブル席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 近くの有料駐車場:神田小川町2-4-5杉商パーキング30台、神田駿河台3-1に10台、ほか |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可(乳児可、未就学児可、小学生可) |
ホームページ |
http://www.kanda-hojinkai.com/information/sinise/sinise09.html |
オープン日 |
1702年 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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皆さんは「江戸の三鮨」というのをご存知でしょうか?
江戸時代も後期の文政の頃(1818年~)になると、にぎり寿司が大流行しました。
その中でも江戸で特に人気のあったのが「與兵衛(与兵衛)寿司」、「松が鮨」、「毛抜鮓」の3店。
連日大行列の人気店だったそうですが、これを誰が名付けたか、「江戸の三鮨」(または江戸三鮨(えどさんすし))と言われるようになったそうです。
当店の前身は、その毛抜鮓で、江戸の三鮨の中でも最も歴史が古く、文政よりも遥か前の元禄15年(1702年)に越後の新発田出身の初代松崎喜右衛門が竈河岸(へっついがし、現在の日本橋人形町二丁目付近)で創業したと伝わっています。
元禄15年と言えば、その年の暮れに赤穂浪士の吉良邸討ち入りがあった年ですから、その歴史が判ろうというものですよね。
江戸の三鮨の残りの2店のうち與兵衛(与兵衛)寿司は、文政7年(1824年)に両国尾上町(東両国)回向院前に小泉与兵衛が「華屋」の屋号で創業したものです。
いわゆる華屋与兵衛で、この屋号は、和風レストランチェーンの名前にもなっており、そちらの方で名前を聞いた方も多いと思います。
華屋与兵衛は、その後、両国与兵衛寿司に受け継がれ、維新後も明治から大正にかけて営業していましたが、関東大震災で被災したのを機に勢いが衰え、昭和5年(1930年)に閉店しています。
また、松が鮨は、文政13年(1830年)に深川の安宅六間堀(現在の新大橋近く)に堺屋松五郎が創業したものですが、こちらも明治の末期には閉店しています。
そんな中、当店は、その江戸の三鮨の中で唯一の現存するお店なんですね。
一時期は、親戚筋や番頭さんなどへの暖簾分けで、深川、神田、虎ノ門、青山などにもお店を広げたらしいですが、現在は当店だけになっています。
余談ですが、関東大震災前まであった神田のお店は、昌平橋近くの神田淡路町で営業しており、当時活動常設館(映画館)として名を馳せていた「シネマパレス」のすぐ側にあったため、名声優の徳川夢声さんなども常連客に名を連ねていたらしいですね。
現在のご当主である宇田川浩さん(松崎喜右衛門を世襲)は、13代目にあたるそうです。
そもそも笹巻きけぬきすしの名前については、笹巻きの方は戦国時代の携帯食(飯を殺菌力のある笹で巻いて日持ちさせた)に由来しており、けぬき(=毛抜き)については、創業当初に鮨を作る際に毛抜きで魚の小骨を抜いていたのを当時の常連客であった旗本諸侯や町衆たちが毛抜き鮨と呼んだことに由来しています。
当店は、朝10時から営業していますが、ランチメニューの提供(ランチタイム)は11時半からです。
もちろん、ランチタイム以外でも店内飲食は出来るのですが、ランチメニューは提供しておらず、けぬきすし単品等になるので注意が必要です。
この日は、梅雨入りも間近と思われる鬱陶しい気候の最中でしたが、11時半のオープンを目指して伺いました。
地下鉄新御茶ノ水駅のB3b出口から駿河台交差点に出て、本郷通りを小川町交差点方面へ下って70〜80mほどの右手にお店はあります。
正面上部の看板や暖簾はそこそこ立派ですが、いかにも自社ビルという感じの建物とそれにくっついた袖看板は殺風景ですし、それほど重厚感を感じるお店ではありません。
店頭に吊るされたホワイトボードには、ランチメニューが掲示されていますが、三色丼を核にした5点セットで@1,100円となっています。
小鉢が、この日はかんぱちのカブト煮となっていたことにちょっと驚きますが、まあほどほどのものだろうとこの時点ではその程度の認識でした。
入店します。
店内はテーブル席が3卓。
席数はテーブルの無い席も含めて12席程度あるようです。
壁には、笹巻けぬきすしの口上が掲げられていますが、なかなかの達筆。
ただ、署名は「12代目 宇田川浩」となっています。
先述の通り、現在の店主(宇田川浩さん)は13代目であるはずなのですが、この違いはなんでしょう?
これは私の推測ですが、実は12代目は、浩さんのお母さんの宇田川洋子さんだったらしいので、女性を喜右衛門の世襲としてカウントするかどうかの差ではないかと思われます。
この日は私がランチの一番乗りだったようで、迷うことなくランチを注文しました。
待つこと5〜6分でランチが運ばれてきました。
小鉢であるはずのかんぱちのカブト煮が堂々と中央に置かれ、その周りに三色丼、けぬきすし2個、鯛のうしお汁、漬け物が並びます。
とにかくかんぱちのカブト煮がこれほど立派だとは予想だにせず、加えて三色丼も見た目だけでその充実振りが分かるような一品。
さらに吸い物もうしお汁と来てますので、思わず唸ってしまうような素晴らしいランチセットです。
早速かんぱちからいただきます。
カブト煮の醍醐味は何と言っても目ん玉の周りの身ですが、ゼラチン質とそれに絡む脂分がとろけるようです。
身はそれほどたっぷりではありませんが、プリプリして美味。
これだけ立派なカブト煮が小鉢扱いで付くのですから凄いです。
三色丼は、立派な穴子と2種の白身、そしてねぎとろという俗称で読んでは申し訳ないくらいの上質のまぐろのすき身が敷き詰められています。
小ぶりな丼ではありますが、とにかく具がとても充実。
ごはんは酢飯ですが、具沢山なので持て余すこともなく、とても美味しくいただけました。
けぬきすしは、看板商品ではあるものの、このランチでは完全に脇役ですね。
かんぴょうを巻いた海苔巻きと玉子巻きの2種類でしたが、これはごく普通。
それでもランチセットに看板商品を付けてくれる気遣いは嬉しい限りです。
鯛のうしお汁も鯛のアラと豆腐、麩の入った充実した汁で、丼や寿司との取り合わせもいいです。
漬け物も特に胡瓜の浅漬けは自家製っぽくてなかなか美味しかったですし、全体にどれ一つ手抜きの無いランチセットでした。
これで1,100円なら文句のつけようがありません。
先行レビューを拝見すると、ランチの小鉢は、日によって違うようで、かんぱちのカブト煮にあたったのはラッキーだったかもしれませんが、歴史の重みの上に今風のサービス精神も取り入れた素晴らしいお店でした。
14代、15代・・と歴史を受け継いでいかれるのを期待して止みません。