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トントンマンさんの他のお店の口コミ
店名 |
いせ源(いせげん)
|
---|---|
ジャンル | あんこう、鍋、日本料理 |
予約・ お問い合わせ |
050-5597-5931 |
予約可否 |
予約可 ●1~8名→ウェブ予約、9名以上→電話予約 |
住所 | |
交通手段 |
丸ノ内線 淡路町駅A3出口から徒歩2分。 淡路町駅から218m |
営業時間 |
|
予算 |
¥10,000~¥14,999 ¥8,000~¥9,999 |
予算(口コミ集計) |
¥10,000~¥14,999
¥8,000~¥9,999
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支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
領収書(適格簡易請求書) |
適格請求書(インボイス)対応の領収書発行が可能 登録番号:T7010001011278 ※最新の登録状況は国税庁インボイス制度適格請求書発行事業者公表サイトをご確認いただくか、店舗にお問い合わせください。 |
サービス料・ チャージ |
夜(16時以降)の営業時間に限り、奉仕料10%を頂戴いたします。 |
席数 |
120席 |
---|---|
個室 |
有 (2人可、4人可、6人可、8人可、10~20人可、20~30人可、30人以上可) 8名様以下の個室ご利用は、別途個室料をご負担頂いております 9名様より1名欠ける毎に1組あたり1000円(椅子個室指定は2000円) (例)5名様個室利用4000円(椅子個室指定8000円) |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
---|---|
料理 | 魚料理にこだわる、英語メニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
お子様連れ |
子供可(乳児可、未就学児可、小学生可) |
ドレスコード | ご飲食は他のお客様と空間を共有します。香りの強い香水や、清潔感を欠く服装や振る舞いは、固くご遠慮申し上げます。 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
1830年 |
電話番号 |
03-3251-1229 |
備考 |
※玄関にてお履き物をお預かり致します |
初投稿者 |
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神田界隈というのは、老舗の料理店がかなり集積している場所です。
昔を知る人からすると、昔と比べれば・・・みたいな話も出てきそうですが、それでも今なお頑張っている老舗もそれなりに有るのは嬉しいところです。
その中でもとりわけ淡路町エリアは、江戸時代は武家屋敷が集まる場所であり、また近傍の須田町は、道が八方から集まることから「八つ小路」と呼ばれて神田川や日本橋川などの運河にはさまれた交通の要所として栄えたという歴史もあり、必然的に料理店を含む商店が発達してきました。
かつて神田連雀町と呼ばれた万世橋と神田・須田町一丁目、淡路町二丁目に囲まれた界隈には、今でも、神田そばの名店である「かんだやぶそば」や「神田まつや」、そして鳥すきの名店「ぼたん」、建物の建替えは行われたものの明治17年創業の「近江屋洋菓子店」や明治40年創業の洋食の老舗「松栄亭」などが店を構えています。
当店もその淡路町界隈、神田須田町1丁目で長年営業している老舗料理店です。
創業は天保元年(1831年)だそうですが、この時代と言えば、将軍は第11代徳川家斉。
天保という元号からは水野忠邦による天保の改革を耳にした方も多いと思いますが、これが天保12年のことですので、当店はそれよりも10年以上前に創業していたことになりますので、その歴史が分かると思います。
まもなく創業190年になろうとしていることになりますね。
当店の創業は、中橋広小路(現在の中央区京橋三丁目付近)で初代にあたる立川庄蔵が「いせ庄」というどじょう屋を始めたことが起源になっています。
これが天保元年のことだったんですね。
その後、2代目立川源四郎が、店を中橋広小路から現在地に移し、店名も「いせ庄」の’いせ’と「源四郎」の‘源’を合わせ、「いせ源」と改名しました。
当時はあんこう鍋の他にも、よせ鍋、かき鍋、白魚鍋、ねぎま鍋等々、様々な鍋料理を提供していたようですね。
しかし、そのうちあんこう鍋に人気が集中するようになり、大正時代の4代目立川政蔵の時にあんこう料理専門の店となったそうです。
以来、東京で唯一のあんこう料理専門店としての地位を確立していることになるわけです。
当店の建物は、大正12年の関東大震災による全焼後、昭和5年に建て直したものですが、幸運にも太平洋戦争では戦災を免れ、今も尚、当時と変わらぬ昔ながらの風情を残しており、平成13年には、「東京都選定歴史的建造物」に選定されています。
この日は、午前中淡路町界隈で所用があり、それをこなして、当店オープン時刻の11時半を目指して伺いました。
お店に着いたのはその3分前。
まだお店はオープンしておらず、店員さんが準備のため出入りしておられます。
ちょうど店頭のショーウィンドウに生のあんこうが並べられるところだったので、写真に収めておきました。
ただ、並んでいる客は皆無で、ちょっと拍子抜けでしたが、世の中は新型コロナウイルス騒動の渦中ですので、宜なるかなといったところでしょうか。
11時半きっかりにお店はオープンして店内に招き入れられました。
なかなか趣きのある玄関の間で靴を脱いで、引き換えに木の札をもらいます。
案内されるままに階段を上がって2階へ進みます。
2階は座敷の間になっており、特に仕切り等も無く、広間という感じです。
その一番奥の2人用テーブル席に案内されました。
卓上にはメニューが置かれています。
当店、夏場はランチメニューが用意されていますが、冬場はあんこうメニューだけで、ランチメニューはありません。
なので、単品を頼むか、コースを頼むかというのが大きな選択になります。
1人でもコースを頼むことは出来ますが、お値段が1人前8,500円(税込み。以下、同じ。)からですので、さすがに一人ランチでこれだけ支払う気にもならず、結局、あんこう鍋の単品@3,500円を注文しました。
鍋の後の雑炊などは別料金(600円)での対応になりますが、鍋を食べてから判断することにし、取り敢えず鍋のみの注文としました。
待つこと3分ほどであんこう鍋とお通しのはすのきんぴらが運ばれてきました。
はすのきんぴらは薄味仕立てですが、なかなか品の良い味で美味しかったです。
あんこう鍋は、その場で火にかけてくれます。
表面に盛られたうどの色が変わるのが食べ頃の目安と言われます。
じきにグツグツと煮立ち始めますが、アドバイスに従い待ちます。
暫くすると店員さんがやって来て煮立ち具合を確認して、食べ頃まであと2〜3分ですが、三つ葉はもう食べてくださいと追加のアドバイスがありました。
三つ葉を食べた後、まずはあんこうの肉をいただきます。
骨抜きなど下調理済みとのことでしたが、思いの外、小さくカットされています。
あんこうの肉と言うと軟骨も付き物なのですが、それも上手く処理されており、食べやすく、淡白ながらあんこうらしい風味があって美味しかったです。
皮やエラなどの部位も食べやすくなっていたと思われます。
ただ、その分、お上品過ぎてワイルドさには欠ける印象もあり、その昔我が家で食べたあんこう鍋はもっとワイルドでその分食べ応えもあったことをつい思い出しました。
あん肝もさすがの美味しさでしたが、量が少なかったのはやや残念です。
鍋の具は、その他、椎茸、焼き豆腐、しらたき、きぬさや、銀杏などで、ボリューム的にはもう一つですね。
なので、鍋だけではお腹の満足度も今ひとつでしたが、割下がやや甘めで好みと乖離していたこともあり、雑炊は遠慮しておきました。
会計は1階にて件の木札を帳場に渡して支払います。お通し代が300円付加され、3,800円の支払いとなりましたが、あんこう鍋の内容と照らすと決してコスパが良いとは言えないですね。それでも取られるかもと思っていたサービス料はかからずに明朗会計だった点は良かったと思います。
当店、あんこうの旬から外れる4月〜10月はランチがあるらしいのですが、そのメニューをHPで確認したところ、それほどそそられるものはありませんでした。
あんこうメニューもあるにはありますが、旬の時期ではないので、味が落ちるか、冷凍もの、輸入ものの可能性もあり、廉価なのはそれなりの意味があるのだと思われます。
コスパ等の不満は残ったとしても、看板である旬のあんこう料理を食べられた点ではこの時期の訪問は正解だったのかもしれませんね。