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店名 |
東京 松屋本店
|
---|---|
ジャンル | 和菓子 |
予約・ お問い合わせ |
03-3269-4192 |
予約可否 | |
住所 | |
交通手段 |
東京メトロ東西線 神楽坂駅 1番出口徒歩3分 神楽坂駅から331m |
営業時間 |
|
予算 |
~¥999 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
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支払い方法 |
カード不可 電子マネー可 |
個室 |
無 |
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駐車場 |
無 |
利用シーン |
|
---|---|
サービス | テイクアウト |
ホームページ | |
備考 |
2022年4月2日より営業再開。開店時刻が12時→13時に変更。 |
初投稿者 | |
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こちらは先日「蕎楽亭」を訪れた帰りに近くを散策した際に寄った、吉野葛を専門に商う和菓子補の東京店。
本店は奈良の吉野に在り、創業は天保年間とのこと。
場所は神楽坂上の交差点を矢来町方向に少し進み、通称「成金横丁」を100mばかり入った所。
かつての大坂鮓の名店「大〆」が所有する、南欧風の土壁が印象的な建物群に入居するうちの一軒。
この物件にはフレンチの「ラ・トゥーエル」、ジェラートとショコラの「テオブロマ」、蕎麦屋の「かね田 宝庵」などが入っており、この一角だけが独特の雰囲気を醸し出している。
15時過ぎに入ってみると客の姿は無く、女将さんと思しき女性が一人で店番をしていた。
ショーケースの中には、「吉野拾遺」という熱湯を注げば葛湯が出来るキューブ状のタイプや、葛粉と和三盆糖を綺麗に成形した品の良い干菓子などが並んでいる。
やはりまだ残暑がきついこの時期なので、「吉野紀行」と名付けられた「くず餅」(907円)を購入。
パック詰めで日持ちもするようなので、数日後に迫った彼岸の供え物には好適である。
そもそも「葛餅」とは、山野に自生する葛の根より抽出される希少な澱粉を加熱して練り上げ、成形したものである。
しかし関東で一般的に「くず餅」と呼ばれる和菓子は、全くの別物で葛粉は一切使われていない。
これは小麦粉のグルテンを乳酸発酵させて独特の風味と食感を生み出す手法で作られており、亀戸天神近くの「船橋屋」が最も有名。
また川崎大師や池上本門寺などでも名物になっており、私が子供のころから慣れ親しんでいるのはこのタイプで、紛らわしいので「久寿餅」と表記している処もあるようだ。
関西の方から見れば'まがい物'に映るであろうが、江戸時代から続くれっきとした東京銘菓の1つで、もちッとした歯触りと微かな酸味で根強い人気が有る。
葛を使った冷菓では「くず切り」が一般的で、薄くのばしたものを細長くカットして黒蜜に浸けて啜るスタイルは、京都祇園の「鍵善」などで何度か経験しているが、きちんとした「葛餅」を口にするのは初めてだと思う。
家に帰り開けてみると、豆腐のパックのような容器に半透明の状態で固められており、黒蜜と黄粉が別添えになっているには関東の「くず餅」と同様。
彼岸中は仏壇に供えていたが、その後一日ほど冷蔵庫に入れておいた。
カットしてみると、プルンとした手応えで竹楊枝が突き通せるくらいの柔らかさ。
マニュアル通り黒蜜と黄粉を少量かけて口に運ぶが、コシの有る食感と冷たさが心地よい。
しかし正直言って、食感は時々口にする市販の「こんにゃくゼリー」に近いかなと言う印象。
このタイプの「くず餅」が本式でもっと有難味を感じるべきであろうが、私にとってはやはり子供のころから食べ慣れた、ざっかけない関東風の方が性に合っているようだ。