スイーツ激戦区、神楽坂のパティスリー : パティスリーサロン・ドゥ・テ アミティエ

今回は、神楽坂をフラフラ。夜の神楽坂は柔らかな街灯の光と街並みがオシャレでワクワクしますね（笑）。そして、夜なのに、パティスリーに行ってみる。そんなとき訪れたのがこちら「パティスリーサロン・ドゥ・テ アミティエ」さん。春先だったかなぁ？本屋で「東京最高のパティスリー」という本を見たのですが、それに載ってて、行ってみたいなぁと思って登録していました。ついに訪問。

神楽坂は、オシャレな街で私も結構、好きなんですが、最近、どんどんスイーツ激戦区になりつつある。コース料理の最後に出てくるような皿盛りデザート（アシェットデセール）をお客さんの前で作ってくれるお店が次々とオープン。アトリエコータ、Calme Elan、 セシルエリュアールなどなど、行ってみたいお店は尽きません。

そんな中で、人里離れた（笑）、いや、ちょっと神楽坂の中心街から離れた位置にある、正統派のパティスリーを訪問です。

私は、テイクアウトで

フランボワジエ 　５００円

ノワ・ノワ 　４９０円

ルレ・モカ　３９０円

の３点を購入してみました。

ちなみに、フランボワジエは、グランドメニューのようですが、ノワ・ノワとルレ・モカは季節限定の商品だそうです。


まず、フランボワジエについてですが、これは名前のとおり、フランボワーズがとても印象的なケーキでした。トップに、フランボワーズとピスタチオの粒が。花と葉っぱのような配置でオシャレですね♪そして、右の方に向かってピスタチオを刻んだものが。緑の葉っぱがひらひら落ちていったのか。それとも、まだ葉にならない新芽なのか。ケーキの表面に動きがありますね。←私の勝手なイメージです。

表面は、見ての通り、緑色。ピスタチオのムースです。非常に爽やかなピスタチオ風味のムースで秀逸。久しぶりにこれぐらい美味しいピスタチオムースを食べた気がします。その下はスポンジなのですが、洋酒のシロップようなものが染み込ませてあり、大人のテイスト。その下は、さらにピスタチオのムースで中にフランボワーズの果実が入っています。そして、さらに下もフランボワーズソースですかね？ピスタチオのやさしい甘さにフランボワーズの甘酸っぱさがいいアクセントになっており、美味しい！これだったら何個でも食べられる（笑）。


次に、ノワ・ノワですが、ピスタチオのクリームを使ったナッツが印象的なタルトです。そうです。タルト。私が好きなタルト（笑）。どうですか？このビジュアル。オシャレかつ美味しそう♪ナッツ山盛りです。具体的には、たぶんですけど、マカダミアナッツ、クルミ、ピスタチオ（これは普通に炒ったのと、砂糖でアレンジしたのの２種類が載っているよう）、あと、謎の丸い物体。この丸い物体が何なのかは正直、回答が出ないです（笑）が、味から想像するに細かくしたクッキーみたいなものを溶かしたバターで固めて球状にしたようなものかな？サクサクした食感とバターの風味が濃厚で美味しかったです。

これも何というかナッツが荒々しい山肌のようなイメージで、その下に振られた粉糖は、うっすら雪化粧した山肌のよう。 もしかしたら、砂糖でアレンジしたピスタチオの粒が部分的に廃されているのも雪化粧した山の岩をイメージしているのかな？←これまた私の勝手なイメージです（笑）。などと思いを巡らせながらケーキをつついてみる。

タルトはやや固めの設定で、あれだったので、包丁を持ちだしてザクり。中には緑色のピスタチオのクリームがたっぷり。フランボワジエのピスタチオ部分に比べるとピスタチオの風味が抑え目な印象で配合量がやや少なめなのかな？適度な甘さでとても美味しい♪しかし、こちらのメインはやはり、見ての通りナッツなんでしょうね。バランスが非常にいいです。タルト台も緑色がかっているので、ピスタチオが配合されているのかな？

また、山肌（笑）の粉糖の下は、たぶん、レーズンのソースかなと思いました。甘酸っぱいソースがこれまたちょっとしたアクセントになっています。タルト生地の中にも（ラム？）レーズンが何個か入っており、味にアクセントを付けている感じ。ビジュアル、味ともに非常に計算されており、すごく手が込んでいる。パティシエール？（こちらは女性のパティシエさんだそうです）の腕に脱帽ですね。

個人的には、この３点の中では、マイナンバーワンです！！


最後に、ルレ・モカです。これは、コーヒーのロールケーキです。見てのとおりモカ、モカ！コーヒー好きにはたまりませんね♪これは甘さ控えめで甘いのが苦手な男性でも割と行けると思います。スポンジもそんなにしつこくなくて、あまりスポンジケーキやロールケーキが得意じゃない私でも案外、美味しく食べられました。表面にチョコレート？で作った珈琲豆の粒？これまたシンプルだけど、ただのロールケーキじゃないビジュアルにこだわりを感じます。秋から冬にかけての限定の商品のようなので、食べたい方は急げ！


店内の様子ですが、温かみのある木目調の内装で落ち着いた印象。さらに、嬉しいことにイートインスペースも！！私が行ったときも、女性のお一人様やら、女性２人組、年配のカップルなどがケーキを召し上がっていました。いいなぁ。テラス席もあるみたいで、今の季節は寒くもなく、静かな住宅がの一角にあるのでゆったりできそうです。

また、店内では珈琲、紅茶などのドリンクも割と充実しています。中でも、紅茶はすべてマリアージュフレールの物をポットで出しているようです。マリアージュフレールの紅茶を愛飲する私としては、これは付加価値高いなぁと感心（笑）。しかも、ポットで出すってのがいいですね。ちゃんとジャンピングさせてくれるのかな。どんなポットなのか気になります。お店でも味わってみたいな。

珈琲は、炭火焙煎珈琲凛で自家焙煎したオリジナルブレンドだそうです。紅茶も珈琲もこだわりの逸品ですね。


店員さんは男女それぞれ１人の２人体制だったと思います。感じのいい人たちでした。店内で見ていると、お客さんのお願いや問い合わせにも丁寧に対応していたので、良い印象でした。私のお願いも快く聞いてくれてありがとうございました。固定客も付いているみたいでここら辺では愛されているお店のようです。私が店に伺ったときも、次々と購入客が来ていました。

ちなみに、神楽坂駅からでも、江戸川橋駅からでも行けるのですが、ここに行くことだけを目的とするならば、江戸川橋駅の方が圧倒的に楽（笑）。道が平坦なんです。私は、行きと帰りの駅を変えてみたので、良くわかりました。ケーキだけ買うなら江戸川橋駅下車で♪神楽坂散策の途中で行くならば、赤城神社の裏の方の下り坂をテクテク歩くことになります。

情報量の多いホームページもあるので、あわせて参考にされると良いかと↓
http://www.patisserie-amitie.com/index.htm

非常に丁寧に作られた、美味しいケーキのパティスリーでした。オススメできます。たぶん、また、来ます。ごちそうさまでした(^_^)。