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やっぱりフレンチトーストだなぁ…。
テクリテクリと歩いて市ヶ谷。「No.4」で朝ごはん。
朝からにぎやかなお店です。近所は古くからのお屋敷街。マンションがたんとあるけどそこに住んでる人たちじゃない。
わざわざここで食事をしようとやってくる若い女性でザワザワしてる。
テーブルに置かれたQRコードで注文できるようになってる。
でもそのQRコードを持ってレジまで行けば対面で注文もでき、レジ担当のスタッフの受け応えが気持ちいいんです。だからいつもレジまで行って注文をする。
人と人とがふれあう機会を残してくれる店は好き。
フレンチトーストにベーコン添えて、コーヒーも。ベーコンはカリカリに焼いてください…、っていうのがここでのいつもの注文。
「今日はよく焼きじゃなくてカリカリですね」って。お店をひいきすることのステキに思わずボクもニッコリ。コーヒーもらってテーブルにつく。
熱いコーヒーにミルクをたっぷり。
両手で包んで手をあっためる。
ほどよく苦く飲みやすく、お腹をあたため目を覚ます。
「お待たせしました…、ベーコンよく焼きでご用意しました」って言葉と一緒にフレンチトーストがやってくる。
シナモンの甘い香りにベーコンの脂の匂いが混じり合いお皿の上に渦まいて、鼻をくすぐる。
お皿の縁にはパウダーシュガーとシナモン散らかり、メープルシロップが入ったピッチャー、塩バター。
なんてステキな朝なんだろう!
こんがり焼けたフレンチトースト。
焼かれる途中でしみ出した自分の脂で揚がるように仕上がるベーコンは、脂は飴色。ほぼ完全に水分が抜けているから端をつまんで持ち上げると垂れ下がらずにそのままスッと持ち上がる。
空洞だらけのブリオッシュ生地が卵液をたっぷり吸い込み表面サクッ、中はふっくら、軽くて儚い。
なにもつけずにそのまま食べると自然な甘みと塩のおいしさが口に広がる。メープルシロップをかけるとゴクゴク飲み込んで、しっとりとして舌と上顎の間でズブズブつぶれてとろける。
塩バターがおいしいのですネ…、バターのコクと旨味に塩がクッキリ輪郭つけてメープルシロップの香りや甘みをひきしめる。
口の中が甘くなったらベーコン齧ってコーヒー飲んで、すっきりさせたらまた口の中を甘くしてベーコン齧ってコーヒー飲んでのくりかえし。
おいしいなぁ…、きれいに食べてコーヒーおかわりしながらぼんやり書き仕事。
朝から行列、アボカドトースト
遠くから友人が来て、一緒に朝食。
ゴキゲンな話ができるムードのお店でと「№4」にすることにした。
かつて住んでた町にできた一戸建て。
都心にあってこの周辺だけ空が広くて、貴重な空地。再開発がはじまるまでの期間限定だからでしょう…、仮設店舗のような造りで、なのに決して安っぽくない。
入り口入ったところにパンの販売コーナー。
オープンキッチンを眺めながら食事ができる客席ホールにテラス席。
どこに座っても「外」を感じる開放的な感じがたのしいオキニイリ。
今日も朝からにぎやかで、なんと満席。ウェイティング。
朝から行列ができることは今までなかった。飛び石の4連休のせいか大きな荷物を引張る人もちらりほらりと。以前から午後になるとずっとウェイティングがかかっていたから、人気が朝まで溢れ出してきた…、ってことかもしれない。
好きなお店が次々行列店になっていくのはうれしいような、でも気軽に来れなくなってくやしいような微妙な感じ。
なやましい。
20分ほど友人と一緒に待った。
誰かと一緒だと待つのもたのしい。おしゃべりしてたら目の前にスズメが一羽やってくる。人なつっこくずっとボクらの前にいて、そういえばここはタナカくんのオキニイリ。空から降りてやってきたかと思ったりする。
席につきモバイルオーダーで料理を注文。友人はフレンチトースト、ボクはアボカドトーストとフルーツサラダを選んでたのむ。
まずお供のコーヒーがやってきてテーブルの上にカップがふたつ並ぶんですネ。
あぁ、いいなぁ…、ってしみじみ思う。
カップの中から湯気がふわりと立ち上がりテーブルの上で混じり合う。やっぱりいいなぁ…、ってしみじみ思う。
そして料理がやってくる。
最近はずっとフレンチトーストばかり食べてたからアボカドトーストを食べるのははじめて。
薄い全粒胚芽パンの上にアボカドペースト。
みじん切りにしたリーキがパラリ。
レタスやハーブ野菜の合間にイチゴとピンクグレープフルーツが見え隠れするフルーツサラダも目に鮮やかで、お皿の上は緑の洪水。
友人はフレンチトースト。
やはりこれが朝の人気のきっかけなんでしょう…、周りのテーブルをみても半分以上の人がたのんで食べている。
シェアーしようと取皿をお願いしたら楕円形のお皿がどうぞとやってくる。メインの丸いを邪魔せずテーブルの上にスッキリ収まるうれしい気配り。
二枚重ねのフレンチトーストを一枚づつ分けようと思って一枚持ち上げたら下の二枚目には粉糖がかかっていない。
スパッと縦にナイフを入れて切り分けとりわけた。
アボカドトーストのパンはざっくり、小麦の香りが力強くてとろけるアボカドをしっかり受け止め口の中をにぎやかにする。
薄付きドレッシングにフルーツの甘みや酸味、香りが混じって葉っぱ野菜がシャキシャキ歯切れる。口がスッキリするのがうれしい。
フレンチトーストはやっぱりおいしい。
ふわふわしっとりのブリオッシュ。
塩味きかせたホイップバターにメープルシロップ。クロム色したお皿の縁に散らかる白い粉糖、茶色いシナモン。
ひと口分を切り分けてホイップバターをたっぷりのっけメープルシロップをゴクゴク飲ませてパクっと食べる。ズブッと潰れて泡になって消えてくような儚いおいしさ。
ウットリしながらパクパク食べて、たのしい会話を盛り上げる。
年末のお腹を甘やかす
今日は思い切り自分を甘やかそうと思ってNo.4。
四谷三丁目から東へ東へ、歩いて歩いて四番町。6年ほど住んだことのあるなつかしい町。
もっともボクが住んでた当時、ここはなくって朝夜さみしい町だった。
朝からやっていたのは立ちそばの瓢箪、喫茶店のルノアール、フレッシュネスバーガーぐらいだったかなぁ…。
そのとき、ここがあったら重宝してたに違いなく、タナカくんも悔しがった店であります。
こんな都心のど真ん中にあって、平屋の一戸建て。ビルの谷間の抜けのいい空間がなによりゴチソウ。再開発待ちの空き地の使い方としては最高級。
朝からにぎやか。ご婦人方の明るい話し声やさざなみのような笑い声がお店を満たす。ここちよい。
モバイルオーダー用のQRコード付き伝票がテーブルの上に置かれてて、でも案内係の人が「レジでもご注文をお受けします」って言ってくれるのがあったかい。
テーブルに紙のメニューは置かれてないから、スマフォでリンクを開いて確認するのが自然な流れ。でも注文するものは決まっているからレジにゆく。
フレンチトーストにベーコン添えてホットコーヒーでお願いします。
そういうボクに「ベーコンはよく焼きですね?」ってうれしい一言。こういう会話がモバイルオーダーじゃできないものね。好きなお店にくる理由のひとつがこういう部分。人と人とがふれあう時間は値千金。
隣に座ったお子ちゃま連れの奥さまが長崎出身。子供に話しかけるお国言葉が、長崎出身のタナカくんを思い出させる。
普段、長崎弁を喋ることはなかった彼も、おかあさんや妹さんと電話で話す言葉はお国の言葉。
声の調子もうれしげで、電話を切ってもしばらく長崎弁で喋ってた。
気持ちは帰省してたんでしょう…、なつかしい。
お金を払ってテーブルにつきまずはコーヒー。
紙のカップにお店のロゴをスタンプした紙のスリーブ。
ミルクをたっぷり注いで冷たい手をあっためる。
そしてまもなくメインが到着。フレンチトースト、よく焼きベーコン、塩味きかせたホイップバターにメープルシロップ。
クロム色したお皿の縁に散らかる白い粉糖、茶色いシナモン。まるでクリスマスを食べるみたいだ…、って思ってニッコリ。さぁ、食べる。
フワッフワです。空気をたっぷり含んで粗く仕上がったブリオッシュ生地。卵の液をゴクゴク飲み込み芯までふっくら。焼いた脂の香りがなんとも力強くて、お菓子じゃなくてパンを使ったグリル料理って感じがするのがたまらない。
ひと口分を切り分けてホイップバターにメープルシロップたっぷりかけて、口に含むとズブズブ潰れる。フレンチトーストが泡になって消えていくような儚さと、その食感とはうらはらな力強くて濃厚な味。
自分の脂でカリッと焼けたベーコンはつやつや、ひんやり。お皿にたまったメープルシロップをまとったベーコンが、甘じょっぱくなっていくのもおいしくて、パクパク食べてコーヒーゴクリ。今日も元気でがんばろう!
さみしい朝に甘いゴチソウ
ちょっと気持ちが沈んだ感じ。甘いもので朝をはじめて気分を上げよう…、と思ってテクリと東に向かう。
30分ほど歩いたところで、「№4」が見えてくる。
再開発待ちの空き地を使った平屋の建物。数寄屋橋のソニーパークもそうだったけど、開発できる場所なのに開発しない贅沢さってかけがえがない。ソニーパークはとうとう開発がはじまっちゃった。ここはいつまでこうしてこのままいてくれるんだろう…。
今日はスズメがピョンピョン歩いてました。
癒やされる。
テーブルの上に置かれたQRコードでメニューを読み込みモバイルオーダーができる店。
そのQRコードを持ってレジに行けば対面注文もできてボクはいつもそうする。だってお店でたのしいことのひとつがお店の人と接することで、しかも細かな要望を聞いてもらえるチャンスでもある。
フレンチトーストにベーコン添えてスモールサラダを追加して、ホットコーヒーをくださいな…、といつもの注文。
注文を聞いてくれてたお店の人が「おひさしぶりです。お元気ですか?」って。「元気ですよ…、今日も歩いて来ましたもん」って答えたら「ベーコンはいつものようによく焼きで?」って続けて聞くのネ。
うれしくってうれしくて、気持ちがすっかり晴れました。
カップにコーヒー、ピッチャーにミルクを入れてもらってのんびりしてたらサラダが到着。
ケールにリーフレタスにトマトにキヌア。ほどよい量のビネガードレッシングが口をさっぱりしてくれて、ケールがもさもさ、口で暴れる感じがたのしい。トマトが硬くて酸味や香りが鮮やかで、キヌアがプチプチ奥歯ではぜる。お腹が目覚めるオゴチソウ。
サラダを食べたところでメイン。
「ベーコンよく焼きでご用意しました」って言葉と一緒にやってくる。
そのベーコンの焼き加減が見事で思わず「これ最高だね」ってベーコンを指差しながら言ったら「よかった…、厨房のスタッフに伝えておきます」ってにっこり。
飲食店はチームでもてなす場所だから、こう言うひと言にホッとする。
しかもお世辞抜きで見事なベーコン。
ほどよき厚さで脂が透き通るほどに焼けててよじれた姿にウットリします。焦げた脂の香りも力強くてウットリします。
ブリオッシュ生地で作ったフレンチトースト。
もともとふっくらやわらかく、小さな穴がたくさん空いた粗い生地。そこから卵液がいきわたりしっとり仕上がる。けれどオモシロイのがズブズブじゃなく食感軽やか。上にたっぷりほどこした粉糖が濡れぬほどに生地の表面も断面も乾いているのがとても独特。
表面カリッ。そしてサクッ。なにもつけずにそのまま食べると自然な甘みと塩のおいしさが口に広がる。
メープルシロップをたっぷりかけてホイップした塩バターをのっけてパクリ。メープルシロップのみずみずしさと香ばしさ、やさしい甘みにバターのコクが混じってとろける。バターの塩気が後口キリッとひきしめて、ウットリするような食感、味わい。
カリカリに焼けて脂の部分に小さな穴がたっぷりあいたベーコンもメープルシロップを飲み込んで甘くてしょっぱくコクある味わい。ホイップバターと一緒にのっけてパクリひと口。
おいしいなぁ…、甘くてうまくてしみじみおいしい。ミルクをたっぷり注いだコーヒーで口をすっきりさせながら食後の時間をのんびりたのしむ。また来よう。
朝の気持ちを甘やかす
たまにはお腹を甘やかすのもいいだろう…、ってそれで「№4」にくる。
四谷三丁目から四ツ谷の駅を通り過ぎ、まっすぐ皇居に向かって歩いて左に折れる。坂道降りて上って降りて30分ほどでお店についた。
これだけ歩いたらフレンチトーストを食べてもバチは当たるまい…、とサイドサラダにお供のコーヒーと一緒にたのむ。
これで十分と思う気持ちと、何かがちょっと物足りないと思う気持ちが10秒ほども戦いましたか…。結局、グリルドベーコンも追加しちゃった(笑)。
カリカリになるまでよぉく焼いてくださいって注文までつけテラスのテーブルをもらって着席。コーヒーが入ったカップにミルクを注いで手で包む。
冬の冷たい空気でかじかむ手をあたためつつのんびり待った。「体の毒は心の薬」って呪文みたいにつぶやきながら…(笑)。
それにしても朝に気持ちのいい店です。窓が大きく明るくて、お店の人のほどよき距離感と機敏なサービス。サービスの回数は最小限ではある のだけれど、一回一回が濃密にして印象的。
今の時代の店だなぁ…、ってしみじみ思う。ボクは好き。
まずサラダ。ミニサラダという名前にしてしっかりタップリ。
ロメインレタスにチコリにトマト。
オリーブオイルに柑橘酢。それからタブレと味わいにぎやか。
ムシャムシャ食べて、お腹が潤ったところでメインのフレンチトーストがやってくる。
玉子の液をゴクゴク飲み込んだブリオッシュ生地。
表面カリッと焼き上がり、ナイフを入れるとサクッと切れる。
生地はふっくら。
程よい甘みと砂糖が焦げた香りが広がり、ズブッと潰れる。塩バターが添えられていて、そのふんわりがフレンチトーストのふっくらを引き立て口の中でとろけるおゴチソウ。
フレンチトーストの断面を見ると小さな穴がたくさんあいてる。生地に混ぜ込んだバターがパンを焼いてるうちにとけてできた空洞のおかげで食感極めて軽やか。
バターをのっけたところにメープルシロップを注ぐとバターが弾いて流れ出し、ブリオッシュの生地がゴクゴク飲み込んでしっとり重たくなっていく。口に含むとジュワリとメープルシロップがにじみ出し、バターと混じって生地をとろかす。
カリカリに焼いてもらったベーコンをそこでひとかけ。ガリッと砕けて塩がフレンチトーストの甘さをなだめ、脂が口をひんやりさせる。体に悪いものってなんでこんなにおいしいんだろう…、って思ってパクリ。あっという間にお腹におさまる。オキニイリ。
シアワセな朝は甘辛
ひさしぶりに「甘い朝」をたのしみたくなった。
それで市ヶ谷、四番町。№4にやってくる。
旧お屋敷街にポツンと整備された広場にロッジのような質素な建物。窓は広くて明るくて、厨房機器やベーカーオーブンは最新式でしかもピカピカ。
パン屋さんのイートインって気軽な雰囲気が都心にあってなんとも特別。オキニイリ。
テーブルごとに固有のQRコードが振り当てられてて、スマフォで読むとデジタルメニューがダウンロードされる。そこからそのままモバイルオーダーという便利な仕組みではあるのだけれど、ボクはレジのところでお店の人に直接注文。モバイルオーダーでは伝えることができない「ボク好み」で料理を作ってもらうことがそちらのほうが容易いから。お店の人との会話もたのしい。サービスのよいレストランでの醍醐味のひとつであります。
フレンチトーストプレイとのスープ付きをメインに選ぶ。
目玉焼きは片面焼き。黄身は半熟でいいから白身はガリッとよく焼きで。ベーコンもカリカリになるまで焼いてもらうことにする。おかわり自由のコーヒーを片手にテーブルに戻ってのんびり。
10分ほどで料理がやってくるのだけれど、お店の人がニッコリしながら「ご期待通りでございましょうか…」って。期待以上でウットリしました…、って答えて「甘い朝」のはじまりはじまり。
フレンチトーストの上に有塩バターのホイップ、メープルシロップにマーマレード。ケールとキヌアをメインにしたサラダはオリーブオイルと塩がおいしい。今日のスープはかぼちゃの冷製。クミンシードとうすたあーソースの香り、酸味がエキゾチックてお腹が動く。
フレンチトーストのパンはブリオッシュ。
バターをたっぷり練り込んで焼けたパンです。
小さな穴が無数に生地にあいていて、そこにフレンチトーストのディップ液がこれでもかって染み込んでいる。
だからずっしり重たくて、なのに舌に乗せるとたちまちとろける。食感軽やかで気づくと次の一切れを舌の上に乗せる準備をしてしまってる。
甘いです。
けれどブリオッシュ自体は塩の輪郭がはっきりしていて甘さ、塩辛さのバランスがよい。遊園バターのムースも塩がきっぱりしている。マーマレードは酸味、苦味がしっかりしていて甘いだけじゃないおいしさにウットリしちゃう。オキニイリ。
目玉焼きにもしっかり塩が施されている。グリドルに直接あたった底の部分はバリッと焼けてて焦げた香りがおいしくて、黄身はネットリ。
ベーコンは指で摘んで力を入れるとバキッと折れる。つまりカリカリ。口に含むと焼けた脂がジュワッとにじみ、朝の元気がみなぎる感じ。フレンチトーストと一緒に食べると。互いの食感が引き立てあって今日一日がいい日になってくれそうな予感に満ちたオキニイリ。
夏休みに入ったということもあってか小さなお子様連れのお客様多数。ボクが小さなころにはこういうお店は日本になかった。そもそも朝に外食という習慣もほぼなくて、はじめて朝に外食したのは父に連れて行かれた商店街の喫茶店。近所のなじみの店主が情報交換と称して世間話にうち興じる、タバコの煙にむせるムードにびっくりしたものでございます。
甘い朝
甘い朝にしたいなぁ…、と思って市ヶ谷。「№4」にやってくる。
ブリオッシュ生地を使ったフレンチトーストを目指して到着。スマフォオーダーシステムもあるけれどフレンチトーストにカリカリに焼いたベーコンを添えてほしくて、直接お店の人にたのんで先払い。
コーヒーをもらってテーブルについて待つ。
注文をした人ができた料理をもってやってきて「ベーコンの焼き加減はこれでいいですか?」って聞く。見事にカリカリ。溶け出した脂肪が作った小さな穴が無数にあいて仕上がっていて、ニッコリしたら「ゆっくりたのしんでくださいネ」って。
システムをどんなに上手に作っても、こういう人と人とのふれあいまでもなくしたらただの冷たい効率化。 ひとこと添えられた料理はやさしく見える。そしておいしくみえるもの。
バターと空気をたっぷり含んで焼けたブリオッシュ。卵液を思う存分飲み込んでふっくら仕上がる。フレンチトースト自体に甘みはほとんど無くてメープルシロップで甘みを加減。有塩バターのホイップがパンそのものの甘みやうま味を引き立てるのもいい感じ。
カリカリに焼けたベーコンの脂のうま味や塩気、食感がフレンチトーストのやわらかな味を引き立てる。ベーコンの最後の一切れにホイップバターをのっけて食べると、口の中から指先にまでしみじみシアワセが行きわたる。
区の公園と一体化した建物で、食事を終えてのんびりテラスでコーヒーを飲む。広い空き地で明るい声あげ走り回って、ときおり転ぶ子どもたち。転んで無く子。転んで笑う子。周りを見回しなかったことにする子ども。タナカくんてどんな少年だったんだろう。泣いて笑って元気なわんぱく小僧だったんだろうなぁ…、って知らないことまで思い出しちゃう朝のこと。
フレンチトーストに目玉焼き、しかもベーコン。シアワセな朝
ひさしぶりに「№4」に行ってみよう。
昔、近所に住んでいたことがある四番町の一角にある。いくつかの古いビルが取り壊されて、再開発がいつはじまるんだろうと思っていたら広場に整備されてそこに一戸建ての平屋ができた。
キレイに整えられた居心地のよい仮設店舗。
変な表現かもしれないけれど、そういうカジュアルな雰囲気と大きな窓の外の広場との一体感が、都心らしからぬ開放感を味わえる。
開発しないという勇気。開発しないという余裕がゆとりある街を作るんだ…、ってしみじみ思う。
フレンチトーストコンボっていう新商品。フレンチトーストにサラダ、ベーコンエッグでひと揃えという今日の気持ちにぴったりな組み合わせ。今日のスープを追加してホットコーヒー。まずコーヒーだけをもらって席について待つ。
黄身は半熟でもいいけれど白身はカチッと焼いてほしいんです。周りがチリチリ、茶色いレースみたいになるように…、ってお願いしました。「生の白身のブルブルしたのが苦手なんで」と念も押す。
注文を聞いたスタッフが「私も白身のブルブルは怖いんですよ」ってニッコリしながら「まかせてください」と陽気な答え。
うれしいことに注文をとったスタッフが料理を運んで「この焼き加減でいいですか?」って。うれしくって気の利いた言葉がみつからなくって「完璧です」って言ってニッコリ。こんなにキレイで艶っぽいフライドエッグはひさしぶり。
今日のスープはトマトスープ。クミンシードの香りがエキゾチックであったまる。
ナイフをスッと入れると黄身がとろりと流れ出す。
しっかり熱が入っているから、流れ出して空気に触れるとねっとり固まる。
白身の焦げたところはザクザク壊れて香ばしく、プルンと黄身がからんでとろける。
ブリオッシュを使ったフレンチトーストです。
生地は粗くて穴だらけ。そこに卵のディップ液が思う存分しみこんでバターで焼かれて表面カサッと焦げる。
中はしっとり、ふわふわやわらか。ホイップバターにメープルシロップがのせられて甘じょっぱくなる。口の中でたちまちとろける感じにウットリ。
それにしてもベーコンの存在感のすさまじいコト。目玉焼きもサラダも、ベーコンの脂と出会うと味が一段と深みをましてく。メープルシロップの香ばしさと甘みが、ベーコンの塩のうま味を引き立ててくのもオキニイリ。
サラダの中にはキヌアが混じって器の上でキラキラ光る。朝のゴチソウ。満たされる。
ところでスマフォのアプリでテーブルに座ったままで料理の注文ができてしまうシステムを導入してた。厨房前のレジで注文をする先払いシステムの店だったんだけど、その手間をなくしました…、というこれもサービス。
どのくらいの人が使うの?って聞いたら3分の1くらいですかネ…、って。私達にとっても便利なシステムではあるのだけれど、それに甘えず今まで以上にお客様にお声がけしようとみんなでがんばっているんですよ…、って。そういうところも含めて好きな、オキニイリ。
フレンチトースト、ベーコン付き
四番町の「№4」。
江戸時代には武家屋敷街。ずっとお屋敷街として歴史を引き継ぎ、そのせいで街区が大きい。マンションやオフィスビルのロケーションとして最高で、ボクも一時期住んでいた。
ただ住むとなると案外不便で、まずスーパーがない。昔からいるというご近所さんに、買い物はどうされてますと聞くと「御用聞きさんに来ていただいていますのよ」とこともなげに言う、そういう界隈。
気軽に使えるレストランも少なくて、もしこの店が当時あったら入り浸っていただろうなぁ…、って思ったりする。
再開発までの束の間をこういうレストランとして使うというのもなかなか粋で、夏休みという時期もあってかテラス席には小さなお子様連れのファミリーでにぎわっている。
ボクも今日はテラスで食事。
テラス席からいつもボクが好んで座る場所をみるのもまた一興。
35番の札をもらってカップの中にはコーヒー半分、ミルク半分のぬるいミルクコーヒー入れてのんびり待ちます。
ちなみにここのコーヒーはセルフサービス。
カウンターに保温ポットが置かれててそこに落としたてのコーヒーが入って自由におかわりできる。
裕福で自由な会社の社食やミーティングルームみたいな感じがするのがたのしい。
朝食メニューがちょっと変わっておりました。
いつもは迷わずフライドエッグにトースト、サラダのセットにスープを追加する。
そのセットがなくなって、代わりにハムとチーズのホットサンドなんてのが登場。サラダやグラノーラと健康よりに若干シフトしているようで、どうしようかとちと迷う。
気になったのがフレンチトースト。
ブリオッシュ生地の食パンで作っているというのでためす。
焼いたベーコンを一枚追加。
15分ほど待ってやってきたフレンチトーストのおいしげなことにウットリします。
ブリオッシュらしく細かな穴が沢山あいた粗い生地。
耳もふっくらやわらかでこんがりとした焦げ色にたっぷりかかる白い粉糖。
サイドに塩ホイップとメープルシロップが添えられていて、食べる前から口の中が甘くなる。
なにもつけずにそのまま一口。切るとパンの繊維がばっさりちぎれる。口に含むとふっくらとしてほのかに甘くぽってりとろける。卵の風味と小麦の香り、焼いたバターの旨味が口の中に広がる。これそのもので十分おいしい。おゴチソウ。
焼けたベーコンの香りをおかずに食べるフレンチトーストのおいしいことにはウットリします。お皿に滲んで溜まった脂にフレンチトーストをこすりつけて食べると焼けた風味が一層際立ってくる。
メープルシロップをとくとく注ぐ。注いだはしからブリオッシュ生地がゴクゴク吸い込み乾いた感じの生地がどんどん潤っていく。切り分けたひと切れ分も重たくなって、舌に乗せるとひんやり思い。噛むとジュワリとメープルシロップが染み出して、パンはとろける。
体が気持ちの疲れがほどけて、思わず笑顔が湧いてくる。
塩ホイップを舐めるとこれがかなりしょっぱい。ただ塩の味に舌がなじむとバターのコクや旨味が口に広がりふわっと儚く消えていく。メープルシロップまみれのフレンチトーストに塩ホイップをのせると甘みにメリハリがつき、あっという間にお腹に収まる。
グリルドベーコンで口の調子を整えながらお皿は空っぽ。コーヒーのんでちょっとのんびりいたしましょう。
今日のサラダに今日のスープ、ガリガリトースト、モーニング
朝の散歩で東に歩く。いつもは西に向かってテクテク歩く。新宿御苑に二丁目、それから三丁目。新宿の駅があって西新宿と休まず歩けば30分ほど。
途中で伊勢丹があったり駅の周りに商業施設やお店がたくさんあって飽きることないお散歩ルート。
それに比べて東に歩くと四谷の駅があってあとはお屋敷街。30分とちょっとで皇居があってそれでおしまい。
たのしさに欠ける道ではあるのだけれど、途中、脇道に入ると朝からゴキゲンな「ナンバー4」ってお店があってオキニイリ。
そこを目指しての散歩としました。
近所に住んでたこともあり、けれど住んでた時にはなかったお店。当時あったら我が物顔で使っていたのに…、ってちょっとくやしい。しょうがない。
パンの売り場とキッチン、それからダイニングが渾然一体となったお店でいろんな使い勝手があって、近所にあれば便利だろうなぁ…。
イートインはレジで注文、先払い。カトラリーとコーヒー用のカップをもらってまず着席。コーヒーは落としたてのを自分で注ぐ。出来上がった料理はお店の人が運んでくれる…、というシステム。合理的ではあるけれどチープに感じぬところは実用的にデザインされたお店のおかげ。よそよそしく感じないのはお店の人の明るいムードのせいでしょう。
サラダプレートを選んで一緒にカップスープを追加する。スープはビシソワーズ。ちょっとエキゾチックな仕上がりでオリーブオイルにクミンシード。大きなチーズクルトンがザクザク壊れてスープのなめらかを引き立てる。
板にのせられやってくるメインのサラダ。
葉っぱ野菜に薄く削ったサラミに冷製の茄子という組み合わせ。
ガーリックの香り。
そして旨味。
豚の脂の風味と甘みが口に広がる大人味のサラミ。
岩塩をガリッと挽いてその味わいにくっきりとした輪郭がつく。
茄子はトロトロになるまで煮込んだものと、しゃっきりとした繊維の食感を残して仕上げたものの2種類。
どちらもオリーブオイルとこんがり揚げたガーリックに漬けこまれていて味わい濃厚。
砕いた松の実とヘーゼルナッツ。
細かく叩いたアンチョビフレークが味わい、食感、複雑にする。こんがり焼いてバリバリになったパンにのっけて食べるとザックリ、パンが砕けて茄子のなめらかがひきたつおいしさ。
葉っぱサラダの上には薄切りにしたじゃがいもチップ。揚げるのでなく焼いてカリッとさせたもの。甘くてクシュッと潰れて芯のところはふっくらとした芋の食感が残ってる。オモシロイなぁ…、ポテトチップスのようでいてジャーマンポテトのような味わい。オモシロイ。
サラダはドレッシングのようなものはつかわず、オリーブオイルと塩で味が整えられてる。しかも塩がおいしいのです…、キリッと舌の上にのっかると塩が強く感じられ、けれど野菜と一緒になると野菜の持ち味ひきたて旨味を作り出す。
パンの上にのっけてそこにサラミを飾りオープンサンドイッチのようにたのしみ味わう。
ザクザクとした硬いパンです。バリッと口の中でちらかり噛めば噛むほど味がでてきて顎から目覚める感じがステキ。パンをひと切れだけ残し、料理をみんなお腹におさめそのパンひと切れを齧りつつ、コーヒーゆっくりたのしみましょう…、火曜日の朝。
都会のど真ん中の一軒家。朝のご馳走
朝、ひさしぶりに四番町。No.4にやってくる。
かつてのお屋敷街。今は大型オフィスビルやマンションが建ち並ぶ町にポツンと一戸建てという、のびのびとして贅沢ない店。
再開発待ちの空地ということなんでしょうけど、近所の大型ビルの解体工事がはじまった。
いつまでこうしてここにあるのかちょっと気になる。ビルを建てるばかりが開発じゃないはずで、こういう街の潤いをなくさぬように街は育てばいいのになぁ…、ってしみじみ思う。
お店はにぎやか。いつも通りの混み具合。
入り口部分にベーカリーの物販があり、そこでパンを買って出て行く人がいつも以上に多くて、食べる場所を自由に選べるこういう業態って今の時期にはいいんだなぁ…、って思ったりもする。
レジで注文。お金を払ってコーヒー用のカップをもらう。お店の一部にコーヒーが入ったポットやミルクのポット。砂糖やシロップが置かれてて自分の好みを自分で仕上げてたのしめる…、っていうのがたのしい。
番号札と一緒にテーブルにつき、ほどなくカップスープが到着。トレイを外して椅子の背板と背中の間に挟んで背筋を伸ばす。食事の準備がつつがなく。今日のスープはキャロットスープ。カリカリのクルトン、クミンシードのエキゾチックな香りとなにより熱々で、胃の入り口がパカンと開く。
たのんだのはトーストプレイト。こんがり焼けたトーストにサラダとフレッシュフルーツがつくここの定番。それに目玉焼きとベーコン添えてひと揃え。
目玉焼きは白身を焦がしてくださいという。
ひっくり返してもいいですか?って聞かれて黄身の芯だけ半熟にしてくださいって注文つけた。
果たして完成した目玉焼き。
白身の縁がサクサク焦げて黄金色のレースのように仕上がっている。
ナイフを当てて切って黄身の断面みると芯は半熟。
ボクの大好きな状態でした。
薄切りのベーコンは焼き切れていて脂の香りのおいしいこと。まずはサラダを片付けて、トーストブレッドを半分に割る。パンの繊維が途切れて甘い小麦の香りと一緒に蒸気がフワッ。膨らんでいたトーストがちょっと縮んで食べやすくなる。
トースト半分に目玉焼きをのっけてカプリ。白身の端が咲く咲壊れてザックリとしたトーストの焦げた感じを強調させる。ふっかりとしてほどよく甘いトーストに卵の塩気や風味が混じってうっとりするような朝のご馳走。
黄身の半分が残ったところでベーコンのっけてパクッと食べる。脂がジュワリとしみだしてパンまで濡れるように感じる。
さて残しておいたパンの半分。バターを乗せて溶かしながらしみこます。バターがトーストになじむ間に果物食べて、ミルクをたっぷり入れたコーヒーのお供にパクリ。むっちりとしたパンの食感、バターの風味。ビターなコーヒーと朝の気持ちが華やかになる。空は明るい、春気分。
ミートボールにファラフェル、アメリカ料理をカジュアルにたのしむ夜
夜、気になっていた店を訪ねる。市ヶ谷にある「No.4」というレストラン。
先日、朝やってきて、あぁ、いい店だなぁ…、って思った。
オフィス街の中にあって大きな敷地。プレハブで作った山小屋みたいな造りで、決して贅沢じゃない。けれどとても居心地がいい。ベーカリーオーブンやピザ窯が置かれた厨房。入り口脇にはパンが並んだショーケース。実用的で、なのに座り心地のよい椅子、テーブルが整然とならんだカフェのようでいて、食堂的なる気軽な空間。
この都心にこういう空間があること自体がとても贅沢。夜に来るのは初めてで、お茶を飲む人、お酒を飲む人。そして食事をたのしむ人と自由なムード。大人の、都心のファミリーレストラン…、そんな感じがなんともステキ。
クラフトビールが売り物のひとつ。
この店をやってる会社の共通の特徴で、でもこの店のカジュアル感はビールがぴったり。
グラスワインをたのむと、足のついていないグラスで提供されるところも気軽でたのしい。会話がはずむよき提案。スターターから2種類たのむ。
ひとつはファラフェル。
ひよこ豆をハーブ、スパイスと一緒にまとめて揚げて仕上げるアラビア由来の料理で、アメリカで20年ほど前に一度ブームになった。
サワークリームのディップにつけて食べるとコクがまし、クミンシードの風味も豊かでこれがほとんど豆だとは思えぬどっしりした味わいがある。
日本でも提供する店が増えたけど、ココのファラフェルがサイズ、食感、味わいとボクにとっては理想的。
ミートボールも一緒にたのんだ。ナッツをたっぷり中にくわえたふっくらとした食感で、丸いハンバーグというよりも肉のつくねのようなやさしい食感。
トマトソースで煮込んで上にたっぷりチーズ。
酸味がさわやかなトマトソースで、ミートボールにたっぷり乗っけて食べるのだけど、器にそれでも沢山残る。お店の人が、「ソースのためにパンをお持ちしましょうか…」って。パンのためにというフレーズがステキでもらう。そしたらバスケットに3種類のパンをギッシリ。ココで焼いてるパンで、ひとつひとつを丁寧に説明してくれるところがウレシイ。まずパン・ド・ミを器に入れてソースをたっぷり含ませ食べる。メインディッシュがやってきます。
ひとつはカジキマグロのグリル。
カジキ自体はオリーブオイルと塩だけで、脂の甘みとカジキそのものの旨みを引き出し仕上げてる。
がっしりとした噛みごたえのある食感が、魚というより鶏の胸肉を食べてるような気持ちにさせる。
サイドに白いんげんのオリーブオイルにを添えて、バジルソースをたっぷり装う。
白いんげんが大好きで、だからこの料理…、案外豆がメインで魚がそれの付け合せって感じに思える。それもよし。
もう一種類はハンガーステーキ。ハンギングテンダーという部位を使って焼いたステーキで、日本的に言えばハラミ。横隔膜を支えるようにぶら下がっているから「ハンギング」。
かつてそこは内臓で、「肉」ではなかった。だから高い関税を免れ安く仕入れられた部位だった。ボクが若かった頃、安いステーキはほとんどハンギング。でも今みたいに保存状態が良くなかったから内臓臭がしたものでした。
今ではそれも嘘のように、独特の風味のある旨みたっぷりの部位として認知されるようになってる。今日のハンギングの状態も見事なもので、ざっくり歯切れる食感といい、噛むとジュワリと肉汁がほとばしり出る状態といい、肉を食べてるって実感のある見事な味わい。
付け合せの小さな芋のローストも熱々、口をやけどするようなおいしさでペロリと全部を平らげる。おいしかった、失礼します…、と言ったら残ったパンをササッと包んでくれてお土産にって。いい店だなぁ…、ってしみじみ思う。オキニイリ。
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サカキシンイチロウ
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店名 |
No.4
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受賞・選出歴 |
カフェ 百名店 2022 選出店
食べログ カフェ 百名店 2022 選出店 |
ジャンル | カフェ、パン、ピザ |
予約・ お問い合わせ |
050-5596-7274 |
予約可否 |
予約可 予約可(夜のみ) |
住所 | |
交通手段 |
東京メトロ有楽町線 麹町駅 徒歩5分 麹町駅から346m |
営業時間 |
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予算 |
¥2,000~¥2,999 ¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
¥2,000~¥2,999
¥2,000~¥2,999
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支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX) 電子マネー可 (交通系電子マネー(Suicaなど)、楽天Edy、nanaco、WAON、iD、QUICPay) QRコード決済可 (PayPay、d払い、au PAY) |
領収書(適格簡易請求書) |
適格請求書(インボイス)対応の領収書発行が可能 登録番号:T5010701010754 ※最新の登録状況は国税庁インボイス制度適格請求書発行事業者公表サイトをご確認いただくか、店舗にお問い合わせください。 |
席数 |
48席 |
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個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 近隣にコインパーキングあり |
空間・設備 | オシャレな空間、カウンター席あり、オープンテラスあり、バリアフリー、車椅子で入店可 |
ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
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料理 | 野菜料理にこだわる、健康・美容メニューあり、ベジタリアンメニューあり、英語メニューあり、朝食・モーニングあり、アレルギー表示あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
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ロケーション | 一軒家レストラン |
サービス | お祝い・サプライズ可、テイクアウト |
お子様連れ |
子供可(乳児可、未就学児可、小学生可)、ベビーカー入店可 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2015年12月1日 |
電話番号 |
03-3234-4440 |
備考 |
テラス席はペットOK! |
初投稿者 |
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№4で朝にする朝。テラスに座る。
夏の間は冷気をたくわえるためにビニールシートが下がって屋内みたいな感じがしたけど、涼しくなってビニールシートは巻き上げられてる。
まさにテラスっていう感じ。
都心にいることをしばし忘れる贅沢な朝。
テーブルの上にはQRコードがかかれたプレートがある。
基本、モバイルオーダーなんだけど、お店の人と相談しながら注文を作っていくのが好きだからレジまで行って注文をする。
今日はフレンチトーストにベーコンエッグにサラダがついた「フレンチトーストプレート」。
目玉焼きはオーバーミディアム。ひっくり返さず白身にしっかり焼いてください。縁がサクサクってなっているとうれしいんだけど…。それからベーコンはガリガリで。メープルシロップもつけてくださいってワガママ言った。
そのワガママを笑顔でしっかり受け止める。接客業なら当たり前のことなんだけど、その当たり前にホッとする。
席について待ってると「ビニールシートは冬までお休みなんですよ」ってコーヒーを持ってきてくれたおねえさんがニッコリ笑う。やっぱりここはいいお店。
しばらく待って料理は完成。
厨房のスタッフが「この焼き加減でよろしいですか?」って聞いてくれるのもありがたい。
ベーコン、目玉焼きの焼き加減の文句なしにステキなことにニッコリしながら「うん、完璧」って答えると「ごゆっくり」ってステキなやりとり。
木のプレートの上には緑に赤に黄色に焦茶。色とりどりでとてもにぎやか。プクっと黄身が盛り上がりツヤツヤ輝く卵の状態がすばらしく、食べる前からもうおいしい。
まずはサラダをたいらげる。
レタスにトマト、ベイビーリーフにハーブ野菜。
キヌアがプチプチ、食感添えてオリーブオイルのドレッシングでお腹の調子は準備万端。
目玉焼きにスッとナイフを入れてみる。
黄身は流れ出すことなくじっと形を保ってる。半熟なんだけど芯までしっかり火が入ってる。口に含むとねっとりとろけて焦げた白身のサクサクと一緒になって消えていく。
焦げた白身は香ばしく黄身は甘くて胡椒の香りがよきアクセント。
ガリッと捩れて焼けたベーコンの表面に泡。自分の脂を沸騰させて焼けた証にまたウットリ。バリッと砕けて焼けた脂の香りが口から鼻へと抜ける。たまらない。
ブリオッシュ生地のパンを使ったここのフレンチトーストは本当においしい。
デザートじゃなく食事用のフレンチトーストだからでしょう…、ホイップ状にした塩バターとマーマレードがあらかじめ乗せられていて、ほどよき甘さと酸味、苦味で食べる提案。
でもフレンチトーストにはやっぱりメープルシロップだよね…、っておねだりをしてたっぷりかける。スポンジみたいな粗いパン生地がゴクゴク飲み込みぽってりなめらか。舌にのせるとたちまちとろけて消えていく。そこにベーコン。甘くて同時に塩辛く、脂の風味が甘みに奥行きくれる感じがオゴチソウ。
最後のひと切れはベーコンと一緒にパクリ。今日もたくさん歩きませんと…、とニッコリしながら店をでる。