テイクアウトで楽しむ津の守坂 小柴 : 津の守坂 小柴

曙橋駅から5分ほど（四谷三丁目から8分ほど）のところにある和食小柴。
引き続き上がり続ける東京の和食シーンにおいて、リーズナブルな価格設定で通える和食として重宝しているお店。

こちらも一旦4/19（日）〜5/6（水）の期間限定ではあるものの（延長あり）、
テイクアウトを始めることになり早速予約の上取りに行った（受け渡しは15:00〜20:00）。
テイクアウトメニューは今のところ2種だけど随時新メニューを投入していくとか。
・御一人様用折詰　5,000円（税込）
・A5和牛江戸味噌煮　2,000円（税込）
✳︎2営業日前までに電話（03-6273-0195）、またはLINE、メール（t.koshiba88@gmail.com）、Messenger、InstagramDMにて申し込み

最近ちょっと自粛疲れ＆テイクアウト疲れしていて。
美味しいは美味しいんだけど、レンチンは侘しいし、やっぱり火で温めた熱々料理が恋しくて。
そんな気持ちをくんでくれたかのような江戸味噌煮込みはとってもありがたかった。
デミグラスソースをベースにして味噌を隠し味に、具は牛肉のみというシンプルなものだけど、
濃厚で旨味たっぷりのソースに柔らかで箸でも崩れるほどの牛肉は手間暇かかっている証拠。
味噌がアクセントだけどデミの風味が中心で、お弁当と一緒に食べるというよりはパンとワインで別途で食べたいと思う感じだったな。いやぁ、それでも美味しいよ！こういう料理は。
小柴さんとしては焼麩とかを合わせて和の着地にしてみたらいいかもと色々模索しているそうだけど。

お弁当も小柴さんらしいというか、本当に食べる人のことを考えて丁寧に作られている。
ご飯ものは冷めても美味しいようにと押し寿司にしていたり、ちょっとずつ多品種でいただけて最後まで飽きない。
山菜の白和えとか、ホタルイカとか花山椒とか春を感じさせる食材をちゃんと使いつつ、
デザートにも柚子の風味がする餡が入った一口サイズの草餅など、小さなお弁当箱の中でもしっかりと食べる人の流れを考えた仕上がりになっていて、ちょっと感動した。

これはまた是非食べたいと思う。
シチューも玄米ご飯とかに合わせてみたいなあ。
早くお店にも行きたいけど。

曙橋駅から5分ほど（四谷三丁目から8分ほど）のところにある和食小柴。
引き続き上がり続ける東京の和食シーンにおいて、コースが10000円・12000円・15000円（税サ別）というリーズナブルな設定で、しかも最後の焼き物としめのご飯を一人ずつ好きなものを選べるという自由度の高さも魅力。

この日は7人でカウンターを貸し切って12000円のコースでディナー。
前回訪問から半年近く時間が空いてしまったが、久々の小柴さんは本当に良かった。
このお値段でこれだけの品数がいただけて、素材も内容も素晴らしい。
和食のベースであるお出汁が素晴らしいことも評価すべき点だけど、
トリュフだキャビアだと決して華美な素材に逃げることのない実直で丁寧なお料理が心を鷲掴み。

お椀のお出汁も良かったけど、シンプルな大根のお出汁も大根よりお出汁が主役ってくらい印象的だったなあ。
相変わらず美しい八寸も、節分が近いからと大豆を丁寧に煮たり、のし梅を珍しい博多揚げで仕上げたりと、工夫と想いがこもっている。
”選べる”というこちらのコースの構成も、料理人がお客様の好みについてお話を聞くきっかけになるからという考え方も小柴さんらしい。これも彼のお人柄だろう。
結局焼き物はみんな追加で2〜3種頼み、締めのご飯もみんなあれもこれもと食べたりして大満足。
個人的にはえぼ鯛がめっちゃ美味しかった。ご飯はお初の炊き込みご飯、柔らかめで優しいお味。
おまかせが多い中、少しだけ選べる要素があるってのは楽しいもんだね。

デザートには丁寧に作られた自家製干し柿とフルーツのゼリー寄せ。
干し柿、地味だけどこういうのをちゃんと丁寧に美味しく作れる料理人って尊敬するなあ。

優しいおもてなしの心も感じるカウンターで心から寛いで料理を楽しめる店。
食後の心地よい幸福感とその余韻が続く。本当にいい店だよね。

●閖上赤貝と子持ち昆布を黄身酢とジュレで
●アイナメとわらびのお椀
●お刺身
　・かんぬきを梅醤油とわさびで
　・カワハギ肝醤油
　・炙って薫香をつけたメジマグロを辛子醤油で
●八寸
　大豆煮物、黒海鼠酢の物、のし梅の酒粕博多揚げ、イチボ、クワイのカステラ、炙りカラスミ、鯖棒鮨、焼き南蛮など
●焼き物
　すっぽん、金目鯛、穴子、かます、えぼ鯛からチョイス
●淀大根の煮物
●桑名の白魚とタラノメの天ぷら
●甘鯛の蕪蒸し
●ご飯
　白飯とご飯のおかず、親子丼、わかめと小柱の炊き込みご飯
●甘味（干し柿と黄身餡、せとかといちごのゼリー寄せ）

曙橋駅から5分ほど（四谷三丁目から8分ほど）のところにある和食小柴。
東京の和食が軒並み3万越え4万越えとなり予約ループ候補から落ちる中、こちら和食の店としては本当にありがたい存在。
コースが8000円（当日予約可）、10000円、12000円（要予約）というリーズナブルな設定で、しかも最後の焼き物としめのご飯を一人ずつ好きなものを選べるという自由度の高さも魅力。

夏らしさを感じる車海老と水ダコのジュレ仕立ては酢の具合も穏やか、
こちらのお椀のお出汁も薄味なのだけど、絶妙な塩梅で素材の繊細な味を楽しむことができる。
お刺身もコリコリしたマゴチ、脂のりのいいクロムツ、マグロにはとろろをかけてと変化が楽しい。
相変わらず見た目も素晴らしく季節を感じさせてくれる八寸はとうもろこしの共和えが印象的だったなあ。

この日の選べる焼き物は天然うなぎとのどぐろとタチウオなどお魚のラインナップ。
それぞれ好みのものを選び、私はのどぐろを。脂のりがよくそれでいてくどくない。
一口いただいたタチウオもまたふっくら身が厚くて美味しかった。
リクエストしたカニクリームコロッケもカニの風味がとっても濃厚で素晴らしかったし
レアに仕上げたイチボはイチヂクと合わせて山椒の風味香るタレがぴったり。
ご飯の前に出た鱧の葛餡もまた優しくホッとするお味で。

ご飯は白ご飯と親子丼。
炊き込みご飯がなかったのは残念だけど、炊きたての白ご飯の美味しさは格別。

やれキャビアだ、やれトリュフだという派手さはなくとも、
毎日でも食べたいと思える和食、お値段もリーズナブルだし、
お料理の全てに小柴さんの工夫と愛情が詰まっている。
こういう店に通い続けたいよね。

曙橋駅から4分ほどのところにある割烹小柴さん、こちら和食の店としては本当にありがたい存在。
もちろん8000円（当日予約可）、10000円、12000円（要予約）というリーズナブルな価格構成も嬉しいけど、
ランチをやっていること、ディナーのコースも一部当日予約に対応するものがあること、
本来お休みの日曜日も人数が集まればお席をご用意いただける可能性もあることなど利用しやすさでは抜群。
http://t-koshiba88.jp/cource/
※ただし、現在スタッフのご家庭の事情により予約数を絞ってるので注意

12000円のコースでは、最後の焼き物とご飯を好きなものが選べるという自由度の高さもこの店の魅力。
この日は焼き物で、金目鯛、イノシシ、スッポンなど4種類ほどから1人1種好きなものが選べ（追加も可能）、
シメのご飯についても同様に1人ずつ違うものをセレクトできるというのが嬉しい。
この日のご飯はカニの炊き込みご飯と親子丼と白飯（ジャコといくら付き）が選べた。
この”選べる”というオプション、手間もかかるだろうなあと思うのだけど、
こういう選べる要素があれば、お客様と好みが何かというやりとりができるのが嬉しいと小柴さん。
なんとも嬉しいお気持ち！

近くにある和食はらまさの店主原さんとも仲が良いこともあってか、
刺身の食べさせ方などちょいちょい似ていると感じるところもあれど、
派手さはなくとも、シンプルに素材の良さを引き出す丁寧な仕事と細やかな気遣い。

ふぐの唐揚げと白子には柚子餡掛けで優しい味に仕上げられ、
脂のりのいいブリは辛味のある大根を巻いて食べさせるなど、素材をいじりすぎないあたりも好み。
レアで焼きあげたかます、焼き物のスッポンや金目鯛、イノシシあたりも、それぞれの個性を感じることができた。
品数も多く、このお値段でこの素材とこの料理が楽しめるのは本当に破格。

最後のシメはカニご飯と白米をチョイスしたけど、白米の炊きたての美味しさは目を見張るほど。
もう少したくさん食べられてもいいかなと思うが、程よい満腹感と食後の幸せ感に浸ることができた。
こちらは人にも勧めたくなる本当にいいお店、でも混んでしまいすぎると困るなあ。

曙橋と四谷三丁目のちょうど中間ぐらいの場所にある割烹「津の守坂 小柴」。
最近食べ仲間界隈でも話題のこの店、今時の東京の和食ではありえない価格と内容。
今だからこそ予約は取れるけど、間も無く予約の取れない人気店になってしまいそう。

コースは、8000円と10000円と12000円（税・サ5％別）の3種。
http://t-koshiba88.jp/cource/
せっかくなので12000円のコースをセレクト。
8000円のコースでも10品、10000円でも11品というのもすごいが、
焼き物が数種の中から選べたり、最後のご飯も白ご飯・親子丼・魚系炊き込みご飯の3種から選べるという
自由度の高さもこの店の魅力と言える。
しかもどちらもグループ内ひとりずつそれぞれ違うものをチョイス可能というから驚く。

料理は写真を見てもらえばわかる通り、上質な素材で1品1品丁寧に作られている。
コースの流れもテンポも素晴らしい仕立てだし、このお値段でいただける内容とは到底思えない。
ただ、やっぱり満足度を大きく高めたのは自由度の高い焼き物とご飯のチョイスだろう。

焼き物は豚、うなぎ（天然、養殖）など6種くらいから選ぶのだけど、ほんとに悩む！
結局天然うなぎにしたけど隣の豚がうまそうすぎて、次回食べようと誓う。
そしてご飯は悩みに悩んでサクラマス（たぶん）の炊き込みご飯に。
それ以外は親子丼と白米（ご飯のお供がつく）だけど、親子丼もめちゃうまそうだった。
もちろん魚の炊き込みご飯も超絶うまくて、私だけのために土鍋で炊いてくれたもんだから、
思わず3杯食べた上であまりをおにぎりで持って帰ったよ。

ううむ、稀に見るコストパフォーマンスの和食。
これは確実に再訪したい。予約の取れる今のうちに。