3年半越しの敦煌 : 敦煌

【2023/06/10】
昨夜は3年半越しの中華料理の日でした。
その3年半越しの中華は曙橋の「敦煌」。
3年半前に行ったのが（いろいろあって）初めてでしたが、
そのとき取った予約が3年半後の昨日だったのでした。
あのときは3年半後なんて自分がどうなっているかもわからず、
そんな先まで待てないと思ったものですが、
その直後に新型コロナが流行して、生活も世界も一変。
それがようやく落ち着いてきた頃の敦煌となりました。
コロナのせいというかコロナのおかげであっという間の3年半でした。

というわけで、仕事を終えたら曙橋へ。
まだ少し時間があるのでフレッシュネスバーガーで小一時間の休憩。
これもまた3年半前と同じですが、自分でもすごいなと思ったのは
3年半ぶりに曙橋の駅で下りたのに、
意外にも迷わずに店まで行けちゃったこと。

というわけで敦煌です。
続々と集まり始め、19時半のスタートまでに6名全員が到着。
私はちょっと早めの誕生日プレゼントをいただいたりして、
その後、早速お食事がスタートしました。

まずはお茶とハートランドで乾杯。

最初に出てきたのがつぶ貝とセロリです。
シャキシャキのセロリとコリコリムチムチのつぶ貝。
酸味のある味付けで食欲は一気に全開です！

続いて出てきたのがそら豆。
ほっくりとお芋のような食感に出汁のきいた味。
これは紹興酒と合いますな～ (笑)

というわけで、紹興酒をいただきました。

さあ、次に出てきたのは豚しゃぶ。
ピリ辛のラー油がきいていて、雲白肉の敦煌バージョン、
って感じかもしれません。
これは食べごたえもあるし、野菜もたっぷり食べられて
かなり満足感のある一皿です。

次はちょっと珍しいいわしトースト。
海老トーストの海老をイワシに変えてあるのですが、
魚臭さは無く、フランスパンの食感とともに
軽快なスピードでお腹におさまります。
とくに自家製梅ジャムソースが美味しかったですね～

お次はブロッコリー。
海老味噌で炒め煮にしてあるので
ブロッコリーに塩気とコクが加わっています。
これ、家でやるときはイカの塩辛を使うといいかも。

さあ、お待ちかねの餃子ですよ！
半口サイズくらいの小さな餃子が1人5個ずつ。
あっさりした水餃子には沙茶醤のタレがよく合います。
もちろんタレなしでも美味しいですよ。

さらにもう1品、牛すじと竹の子煮です。
去年、横浜の龍鳳では筍と豚の角煮をいただきましたが、
それとはまた違ったおもむきです。
こっくりと煮てあって、牛すじはホロホロにやわらかく、
ご飯と一緒に食べると最高でした。

最後にビーフンのスープ仕立て。
あっさりお腹にやさしい味で、これだけ食べたあとでも
するすると完食しちゃいました。

さて、最後はお楽しみのデザート。
こちらの敦煌、お料理はご主人の担当のようですが、
デザートは奥様担当らしいんです。
今回は7種類の用意があるということで、
全種類出してもらって、全員でシェアしました。
酒釀団子はかきたま風になっていて面白いですね。
ココナッツミルクの甘い香りもホッとします。
黒胡麻団子は前回同様黒胡麻たっぷりでした。
私はアボカドのムースにココナッツアイスののっていた
ベトナムっぽいデザートが気に入りました。
あれ、もう1つ食べたかったな。(笑)

というわけで、今回は一人8500円ずつ
（あまり飲まなかったメンバーは7500円）。
敦煌の中華は中華なのに油っぽくなくて
食べ終わってからも身体が軽い感じです。
丁寧に作ってあるし、あっさりしているけれど物足りなさはなく、
（「もっと食べたくなる」という点では物足りない！）
我々のように少々年齢を重ねた面子にはピッタリなのでした。
ただ、残念なことに来年末まで予約はいっぱいで、
それ以降の予約は現在受け付けていないとのことでした。
ということは今回の敦煌が2回目にして食べ納めなのですね。
一応キャンセル待ちの列に入れてもらいましたが、
そこはあまり期待せずに待ちたいと思います。
（「長くて短かった3年半」）

【2019/12/12】
思い起こせば、あれは3年前の冬。
「ユーの誕生日、予約取ったヨ」とのメッセージ。
曙橋の「敦煌」に行った友人から、
半年後の6月27日に予約を入れたという連絡でした。

しかーし！
夜に仕事をしているワタクシ、2年前の誕生日も仕事でした。
そんなわけで遠くから念を送りつつ、
主役のいない誕生会を開いてもらったのでした。
そしてその場で再予約。
今度は1年後（去年）の5月。
しかしながらその日も仕事で私は行けず。
泣く泣く遠くから念を送りました。

そして、その日に入れてもらった予約が今日、12月12日でした。
ちょっと、あれから1年半後ですよ！！！
もちろん今日の夜も仕事が入っていたのですが、
半年前から調整をして、ようやくこの日を迎えました。
まさに3年越しの「敦煌」です。

そんなに楽しみにしていた敦煌ですが、
あっさり店の前を通りすぎました。(^^;)
だってあまりに店構えがシンプル過ぎて……
店内はカウンター席と円卓のみ。
我々は円卓に座ることになりました。

さて。
それでは宴会スタート！
お茶とビールで乾杯です。
実は今朝から体調が思わしくなく、風邪の初期症状のようだったのですが、
とりあえず水分を摂りつつ、栄養をたっぷり補給することにしましょう。

こちらのお店、全ておまかせ料理です。
最初に運ばれてきたのは砂肝。
薄ーく薄ーくスライスされた砂肝。
家で砂肝を処理しようとすると意外と大変。
そんな砂肝ですが、ネギや生姜の香りでさっぱりいただけます。
これはビールが進むわ。(笑)

お次は大根餅。
ムチムチっとした食感でデンプン多めな感じでしょうか。
芥子多めでいただくと美味。

次に出てきたのは腸詰。
多分自家製。
普通、腸詰と言うとちょっと甘めなのですが、
こちらの腸詰は甘さがなく、キリッとしていて肉感が強めです。
これまたお酒との相性が◎。
これは紹興酒だよね。

ってことで紹興酒をいただきました。
最初は冷やで。
杯子がかわいいですよね。

続いてはブロッコリー。
海老味噌的な発酵した香りが美味し。
この汁に麺を浸して食べたい。(笑)
ブロッコリーはもう少しかためでもいいかな、という感じ。
それは私の好みですが。

お燗の紹興酒にお湯を足してもらったお茶。
茶葉が碧で1枚の葉に戻るのはいいお茶の条件です。

さあ、今度は肉団子が出てきましたよ！
肉のみで豆腐などは入っていないとのことですが、
ふんわりとした食感でとても消化がよさそうです。
黒酢餡がご飯によく合うので、米と一緒にかき込みました。(笑)

さあ、そろそろ紹興酒はロックでいきましょうか。
私、翌日が仕事のときはアルコールを飲まないことにしているのですが、
今夜は禁を破ってどんどんアルコールを摂取します。
だってこのお料理には飲まないと勿体ないもの。

今度は水餃子が出てきましたよ！
ロシアのペリメニやトルコのマンドゥのように小さくて
普通の餃子の1/3くらのサイズです。
モチッとした皮の中にはひき肉と白菜。
あっさりしていていくらでも食べられますね。
餃子用に出てきたタレも美味しかった！

蕪の甘酢漬的なものも箸休めにちょうどよかったです。

さあ、今度はお魚！
銀だらとジャガイモの競演です。
タラとイモなんてウマイに決まってるじゃないですか。
しっかりと味を吸い込んだジャガイモがホクホク美味しい。
これはイモを味わう料理ですね。

最後はスープ……と見せかけて麺が出てきました。
漬物の酸味であっさりさっぱり。
麺もするするっとした食感です。
最後の麺でお腹がかなりふくらんできました。

でも……やっぱりアレは別腹ですよね。(笑)
ということで本日のデザートを1つずつ全品出してもらいました。

生姜のミルクプリンに仙草ゼリー。
生姜プリンがピリッとした刺激で美味しい。

梨ゼリーに杏仁豆腐。
杏仁豆腐はむっちむち。

ココナッツアイスがあっという間に溶けていく温かいデザート。

酒釀のスープで煮たお団子。
上海ではこれに金木犀の花を入れて香りを出しますが、
こちらは金木犀は無し。
でも、さっぱりしていて美味しい。

お汁粉。

黒胡麻のお団子。
お団子の中の餡は胡麻餡ではありませんでしたが、
黒すり胡麻がたっぷりかかっていて香ばしかったです。
デザートの中では生姜のミルクプリンが気に入ったな～

どれもやさしい味わいで、中華のこってりさは無く、美味しかったです。
満足しました。

帰りに次回の予約を……
次は……次は……なんと2023年の5月末か6月以降しか空きがなく、
とりあえず6月の予約を取りました。
来年からは奥のテーブル席（円卓）のみでの営業となるので
予約人数は8名固定とのことでした。
いや～、次は3年半後か…… （＠＠；）
私、その頃何をしているのでしょーか？？？
とりあえず、無事に敦煌にたどり着けるように
健康には気を付けようと思います。(^^;)
（「石の上で三年……」）