無料会員登録/ログイン
閉じる
気になるお店はこちらで保存ができます
空席確認・ネット予約
閉じる
リクエスト予約希望条件をお店に申し込み、お店からの確定の連絡をもって、予約が成立します。
1 予約の申し込み
ご希望の条件を当サイトよりご入力ください。
2 お店からのメール
ご予約が承れるか、お店からの返信メールが届きます。
3 お店へ来店
予約が確定した場合、そのままお店へお越しください。
電話なら予約できることがあります
閉じる
最新の情報は直接店舗へお問い合わせください。
i_girasoliさんの他のお店の口コミ
JINBO MINAMI AOYAMA(表参道、外苑前、乃木坂 / イタリアン、野菜料理)
ますぶち(奥沢、緑が丘、自由が丘 / 日本料理、海鮮、居酒屋)
SECRETO(牛込神楽坂、牛込柳町、神楽坂 / イノベーティブ)
ヤナカ スギウラ(日暮里、千駄木、西日暮里 / フレンチ、弁当)
Cafe a la papa(日暮里、千駄木、西日暮里 / カフェ)
シャテーニュ(神楽坂、牛込神楽坂、飯田橋 / イノベーティブ、創作料理、フレンチ)
「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
店名 |
閉店
オテル・ドゥ・ミクニ(HOTEL DE MIKUNI)
|
---|---|
ジャンル | フレンチ |
住所 | |
交通手段 |
JR中央線四ッ谷駅赤坂口から 徒歩7分 四ツ谷駅から437m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
¥20,000~¥29,999 ¥10,000~¥14,999 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 |
サービス料・ チャージ |
10% |
席数 |
80席 |
---|---|
個室 |
有 (4人可、6人可、8人可、10~20人可) |
貸切 |
可 (50人以上可) |
禁煙・喫煙 |
分煙 バーのみ喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 近隣にコインパーキングがございます。 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、席が広い |
ドリンク | ワインあり、カクテルあり、ワインにこだわる、カクテルにこだわる |
---|---|
料理 | ベジタリアンメニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
サービス | お祝い・サプライズ可、ソムリエがいる |
お子様連れ |
子供可 小学5年生以上可です。 |
ドレスコード | 無 |
オープン日 |
1985年 |
備考 |
★☆YouTubeチャンネル☆★ |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
食べログの会員になるとレストラン情報を編集する事ができます!この機会に是非ご登録ください!
店舗会員になると、無駄な広告費をかけずに効果的なPRができます。詳しくはこちら
紙ではできない予約管理を。いますぐ無料ではじめよう。詳しくはこちら
既に会員登録が完了している方はこちらからログインできます。ログインはこちらから
平日のランチに伺いました。
あらためて説明するまでもない、三國清三氏がオーナーシェフのレストランです。
三國シェフの名は勿論、緑あふれる外観や建物にも興味を持っていました。結果的にもっと早くに伺えば良かったと思いました。期待に応えてくれる、満足度の高い経験となりました。
蔦に覆われたエントランスからドアまで、木陰を通るアプローチがまず素敵です。レセプションやウェイティングバーも設けられていて、格式あるレストランとしてあるべき要素が、省略されることなく揃っていることにまず感動しました。案内されて厨房の脇を通り、厨房から挨拶を受けながらバンケットルームへ入る、その導線も期待感を高めました。
最も広いバンケットルームのテーブル配置は、通常時とは異なるかもしれませんが、間隔をゆったり取られているように見えました。
内装の印象も私には重要なので一応述べておくと、この空間のデザインや色彩については少々個性的だと感じました。妙に懐かしさも覚えました。いつから今の形になったのかは分かりませんが、アンティークというほど熟してもいない、数十年前なら新鮮に見えた色使いといいますか。個人的にどうも気になりました。
さて、7皿の月替わりのランチコース 税サ込9,160円です。
正統的な二つ折りのメニュー表には、用紙いっぱいに、驚くほどの情報量が挟み込まれています。過去最大級の文字数です。それが日仏語併記。日本語のみ全て書き出してみます。
○タルトオニオン
○長崎壱岐産サザエのうま味コンソメジュレ寄せ、ゴーヤ(白・緑)とマイクロトマト和え、京都上賀茂の田鶴さんが創った朝風胡瓜と羅臼こんぶのパウダー和え
○今が旬、神奈川松輪沖鱸のエスカロップ、ゲランドの塩とマニゲット(コートジボワール産幻のペッパー)焼き、山梨産2種のとうもろこし(ホワイトコーン・ゴールドラッシュ)のアガー寄せ、パセリ風味のソースヴァンブラン
○岩手石黒農場のホロホロ鳥とヴァンデ産フォアグラ、イタリア・マルケ産サマートリュフとメキシコ産バターナッツカボチャの発酵バターパイ包み焼き、“マリアカラス”風
○北海道滝上町産乳酸菌たっぷりのフロマージュブラン、福島島田農園のアントシアニンをたくさん含むリュバーブとビタミンC豊富なアセロラ味
○山形産さくらんぼのデリス、レモンコンフィ入りムースフランボワーズのさくらんぼとドライシェリーのグラニテ添え
○メキシコ産アップルマンゴーとホワイトチョコのタルト仕立て、大分竹田市のお母さんたちが創るサフランのジュレ和え、カレーのグラス、アリッサム(エディブルフラワー)とサフラン添え、パッションの香り
○マリー・アントワネットティーと三種の小菓子(フランボワーズのオペラ・緑茶とベルガモットのマカロン・ブールドネージュショコラ)
情報の多くが文字にされているので、口頭での案内はメニュー表よりシンプルに。
あまり待たされることなく、次々に登場しました。そのテンポの良さもあり、私がよく陥りがちな、メイン前にもうお腹が苦しいということもなく、丁度良いボリューム感でした。
お料理は、ふんわりと温かく香り立つ伝統のタルトオニオンに始まり、正統的ながら食べやすい、爽やかさのあるお料理が続きました。
メインのホロホロ鳥とフォアグラのパイ包み焼きは、特にパイ生地の美味しさが際立っていました。フォアグラの野性味やバターの芳醇な香りは良い意味で抑制的で、パイのさっくりしっとりの絶妙なバランスが印象的でした。
その後も美しく驚きのある、フロマージュ、アヴァンデセール、グランデセール、プティフールと、省略されることなくきっちり段階を踏みます。様式美も満足度に貢献しています。それらは上品な甘さで、甘いものがどちらかというと苦手な私にも嬉しい、軽やかな締め括りでした。
意外だったと言っては失礼ですが、正しいフランス料理の様式、相応しい空間とサービスを備えながら、時代に沿った瑞々しさも感じられるお料理の数々でした。革新を続けるバイタリティが眩しい、三國シェフであります。
ごちそうさまでした。