優しい味わい、野菜多めのチンジョ丼 : 三貴苑

チンジャオロース丼（800円）

オフィス近くでランチ。
中華な丼物な気分だったので、７年ぶりの三貴苑！

13:10到着。前客２、後客続々で半分以上の入りに。
中華丼にしようと思っていましたが、丼メニューを見ていると・・・チンジャオロース丼があるね。
その昔、田都線沿いの会社の寮に住んでいた頃、近所の中華料理屋でいつも一人で「チンジョ丼半ラーメンセット」を食べて帰ってたっけ、と思い出しシンジャオ丼お願いします。

鍋振りの音を聞きつつ、待つこと３分で着丼。
ほぉ、いい感じですね。ちょいゆるめのトロミが付けられたチンジャオロースがご飯の上に。

では早速一口。
味付けは中華スープベース系＆オイスターソース系ですかね。この手の中華屋にいありがちなガテン向けの濃い味ではなく、女性にもウケそうな優しい味付けです。
具はピーマン７割、タケノコ２割、パプリカと豚肉の細切りが0.5割といったバランス。肉がもうちょっと多いとうれしいけど、まぁ今日はピーマンをバリバリ食べたかったのでこれでよし。
火の入れ方は熟練といった感じで、パキッとした歯ごたえだけど生っぽい青臭さはありません。
途中から卓上の「おつまみ豆板醤」というのを追加すると、グッと味にキレが出ますね。
これ自家製かな？ややゆるめでトロンとした粘度で、発酵唐辛子のフルーティーな味わいとピリリとした辛さがいい感じです。

ご飯は固めに炊かれたもので、おそらく250g弱程度か。チャーハンだったら少ないけど、アタマがしっかりある丼物なのでこれでちょうどいいくらいですね。
ご飯に対しアタマがかなり多めなので、チンジャオを箸で２、３口食べてからスプーンでライスを食べるといった食べ方になりますね。餡の粘度は低めなので、ラスト近くになるとご飯はシャバシャバになります。
スープは薄味でとろみが付けられた玉子スープ。ラーメンスープ的なやつが出てくると思っていたので、こちらの方がうれしいですな。

ということで、サクッといただきごちそうさま。
めったに来ない店ですが、意外に使い勝手いいなぁ。次回はチャーハンにしてみよう。

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半蔵門駅近く、正統派「街の中華屋」という佇まいが気になっていたこちらへ初訪問。

平日13:50到着、前客２、後客２。
お店の外は「今日のランチ」やら「冷やし中華始めました」やら料理のサンプルやらでプチカオス。
店内に入ると、テーブル４、５卓＋カウンターという構成。店員さんはおそらく全員チャイニーズ。愛想の悪さはネタにできるほどｗ
豊富なメニューを見るも、半チャンはないんですねぇ。。どうしようかな？と壁を見ると「てんこもりつけめん」の文字。
よし、じゃ「つけめん」でガッツリお腹一杯にしますか。
つけ麺は「胡麻」と「野菜五目あんかけ」の２種類ということで、野菜が取れそうなあんかけの方でお願いします。

14時になるとランチタイムが終了らしく、ランチメニューのホワイトボードやセルフ用の炊飯ジャーが撤収され、アルコールメニューと灰皿が配膳。
なるほど、14時以降は喫煙可なんですね。こりゃ要注意だな。
・・・とか思っていると、あら？どこからか紫煙が。テーブルのレバニラの客か？食いながら吸ってんじゃ。。あれ？違う。
見回すと、ホールのオッチャンがレジ前の椅子に座ってプカ〜ｗ
・・・そういうことですか。まぁすぐに吸い終わってくれたので助かりましたが。
厨房内は中国語がバンバン飛び交い、料理人は２名。荒々しくも手際のいい調理で、8分ほどで無言で着丼。

おぉ、中華屋のつけ麺ということであまり期待していませんでしたが、こりゃ旨そうだ！
麺は細麺かと思っていましたが、中太縮れの、一般的なつけ麺でよく見るタイプ。ただ「てんこもり」ではないわな。。。
つけ汁は、「汁」というよりは完全に餡かけですね。野菜がたっぷり入った五目餡という感じ。
そして、サービスとして出てきた小皿には「炸醤ダレ」というもの。味見してみると、ジャージャー麺のタレですね。

では麺から。
あ、中華屋にしては結構いい麺ですね〜。
中太丸断面の縮れ麺は、加水高めで麺肌ツルツル。噛みしめるとパツンと歯切れよく切れ、弾力感ある歯ごたえがいいです。〆は水道水レベル。
麺味もかなりしっかりしており、つけ麺専門店の麺ともいい勝負ができそうなもの。

つけ汁は、片栗粉で強めにトロミが付けられています。
味付け的には一応「醤油味」ですが、紹興酒、XO醤あたりで香りと旨味も付けられているかな？いわゆる中華屋さんの五目うま煮の味ですね。化調バランスも良好。
具は、モヤシ、ニンジン、ニラ、シイタケ、キクラゲ、マッシュルームにメンマ、豚バラ等がたっぷり！熱の入れ方も完璧。
塩気はちょっと強めで、たぶんライスに乗せるとちょうどいい丼物になる感じの塩梅ですね。従ってつけ麺の汁としてはベスト。
うーん、なんか、簡単に作れそうで作れない、プロの中華屋の味（高級中華ではない）って感じの「熟練感」がありますね〜ｗ

・・・ハッ、ランチタイムが終わったら片付けられてしまった炊飯ジャー、確か「セルフ」とか書いてあったような気がする。。
もしや、ランチは麺類頼むとライスサービスとか？？
着席時に無言で小さな茶碗とレンゲが渡されたのは、まだ14時前だったからライスどうぞってこと？
うーん、しくじったかも。。。

では、麺をズバッと入れて頂きます。
トロミが強いので、麺を餡かけの上に一旦置いて、箸で野菜と一緒に引き上げてパクリ、という食べ方がいいかな。
麺のムチプリ食感に野菜のシャキシャキ感、餡かけの旨味が加わり、こりゃ旨い！
いやー、これはラーメン専門店では楽しめないタイプだわ〜。かなり「当たり」引いたかも。

麺を餡かけに浸けてしばらく楽しんだ後は、サービスの炸醤ダレを使ってみます。
まぁ当然、こうやりますわなｗ

ちょいと混ぜつつ麺をいただくと、おぉ！ジャージャー麺！
ここにキュウリの千切りやネギがあればパーフェクトなんですが、これでも十分旨いですよ。肉味噌の塩気と甘みのバランスは完璧。ここの料理人、腕いいと思います。
この状態から餡かけへ浸けて「和えつけ」として食べてもいいし、これがサービスで楽しめるのはかなりうれしいですね。

食べながら気づいたのですが、メニューには「餡を麺にかける」と説明が書いてあり、こちらの食べ方を推奨しているようですね。
・・・ってそれ、つけ麺じゃないじゃんｗ
ということで、残りの餡かけを麺の上にドン。

お、冷たい麺に熱々の甘辛餡。。これは具の構成こそ違うけど「スタミナ冷やし」じゃないですか！これは文句なしに旨い！
全体をまぜまぜしながらサクッと頂き、あっというまに固形物完食。麺量は「てんこもり」というには少なく、200g強くらいかな？
最後、餡がちょっと残ったのですが、ライスがあればカンペキだったなぁ。。。

食後、レジで会計するもの、やっぱりオッチャンは無言ｗさすがのツンデレ接客。
まぁでも、こういった現地の雰囲気ムンムンのお店だと、この接客でも許せちゃうのが不思議です（まぁ、印象良くはないけれど）。

トータルで見て、ラーメン屋のつけ麺とは一味違う、餡かけをベースにした中華屋ならではのユニークな一杯。
餡かけに麺を浸して食べてもいいし、麺に餡をかけて食べてもいい。さらにジャージャー麺にもできるし、そこからの和えつけもできる、と最後まで飽きさせずに食べさせるエンタテイメント性はピカイチ。
また、そういったアイデアだけでなく、中華料理としての品質もキッチリキープしてるのが素晴らしい。しっかりラーメン屋クオリティの麺も好印象でした。
これだけ味変ができるので、300gくらい食べられるともっとうれしかったかな。
麺類メニューも豊富だし、定食も旨そうだし、こりゃ通う価値アリアリですね。ローテ入り決定！

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