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食べログ そば EAST 百名店 2024 選出店
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絶品の鴨南蛮を堪能
しばらくご無沙汰しているので、ぜひ再訪したいと思っていた。
しかし蕎麦屋の掻き入れである昨年末から、ご主人が体調を崩して休業していることを知り、心配していた。
最近になって再開したとの情報が入り、昼の口開けを狙って寄ってみる。
HPで一時的に12時開店となっているため直前に到着したら、すでに先客が多くのテーブルを占めている状況。
かろうじて空いていた二人掛けの卓に通される。
お目当ては当然ながら、昼限定の鴨を使った種物。
今回は「鴨南蛮」を選択。
他に何も注文しないため蕎麦は大盛りにし、これにビールの小瓶(ヱビス)を付けた。
先にビールが運ばれたが、添えられた「じゃこ山椒」は気が利いている。
10分ほどで大振りの鉢が登場。
まず上置きの景色を愛でる。
鴨は炭火で炙った後で厚めに切られた抱き身4切れにつくね2個、茹でた三つ葉と黄柚子の細切りが色と香りを添えている。
斜め切りの葱も、焦げ目が付くくらいに脂で炒めてから煮込まれている。
蕎麦を手繰れば、やや太目で茹で加減も精妙なため、しっかりとした食感が楽しめる。
鴨肉は旨味十分で、歯応えも良好。
もちろん深いコクを湛えたつゆも素晴らしい。
こちらの「鴨南蛮」は都内の蕎麦屋の中でも、屈指の名作と言える。
湯桶が少量の盛りつゆが注がれた蕎麦猪口と共に出されるのも、嬉しいサービス。
自然体の蕎麦湯をこちらで楽しむ一方、塩分過多と思いつつも鴨南のつゆも全て飲み干し、大満足のランチとなった。
気持ちの良い女将さんの接客振りも健在。
こちらは昼に鴨せいろ・鴨南蛮を目的に訪れることが一番であることを、改めて実感。
鴨を使った種物は昼限定
先月夜に寄った時には、お目当てにしていた「鴨汁せいろ」が、‘昼限定メニュー’に変わっていてがっかりした。
そうなると、何としても食べたくなるもの。
ちょっと昼に時間が空いたので訪れてみた。
11時半の開店直後に到着。
早速「鴨汁せいろ」を注文。
これからの立て込む状況を察して酒は控えめにと、‘鴨料理に合うように用意いたしました’という文言が目に付いた「赤ワイン」を、グラスでお願いする。
こちらの「鴨汁」にはいつも感心させられる。
抱き身の皮目に細かに切り込みを入れて、焦げ目が付くほどに炭火で炙ったあとでやや厚めにスライスしたものを、さっと「つゆ」で煮込む手法。
もちろん鴨自体の質も良いのだろうが、歯触りは優しく旨味も十分。
炙ることで適度に脂が落ち、香ばしさも加わっている。
蕎麦はやや太打ちであるため、コクのあるつゆにどっぷりと浸しても負けることなく、食べ応えのある逸品に仕上がっている。
合わせた「赤ワイン」も少し重めで、上手く調和した。
白濁はしているが、嫌みの無い濃さの「蕎麦湯」は気持ち良く伸び、満足感が広がる。
短時間ながら、わざわざ足を運んだ甲斐のある充実したランチであった。
品書きにある「鴨南蛮」や「鴨そぼろ蕎麦」も大いに気になる。
次回はこちらを試してみたい。
≪2013年1月のレビュー≫
2年近く御無沙汰してしまい、早く再訪したい気持ちが募っていた。
昨年末から何度か足を運んだ昼には、蕎麦が売り切れだったり、夜には予約で満杯だったりでなかなか叶わなかった。
今回も事前に席が空いていることを確認して、6時少し前に到着。
相変わらず愛想の良い、平原綾香似の女将さんが笑顔で迎えてくれた。
まずエビスの小瓶で始める。
こちらのお通しは毎回楽しみだが、今回も「きびなごの南蛮漬け」と「いぶりがっこの薄切りがのったクリームチーズ」という洒落た2品。
こちらでは鴨の扱いに定評が有り、今回久しぶりに訪れたのもこれがお目当てである。
最後の蕎麦には「鴨せいろ」という心づもりでいたので、自分なりにそれまでの献立を考える。
‘とりあえずの酒肴一品’から「広島海苔」を‘お1人様用’でもらう。
パリッとした香りの良い焼き海苔5.6枚に山葵を添えたスタイルで、きちんとした海苔の味がする。
さらに‘山海の恵み’から「珍味 炙り塩辛」を注文。
味醂の利いたやや甘めのイカの塩辛を小さな鉄鍋に取り、表面を焦がしたもの。
面白い趣向で、味もなかなか良い。
冷酒に別書きにされた‘さわらび美酒特選’から、宮城の「日高見」を1合。
酒は100ccの単位でも頼め、これは大きめのワイングラスで供される。
続いて秋田の「真人」をもらい、暫しゆるりと蕎麦前を楽しむ。
メニューを何気なく捲っていると、‘夜の〆蕎麦’に鴨を使った種物が見当たらない。
女将さんに尋ねると、手数の関係で夜は止めているとのこと。
料理に「合鴨の陶板焼き」は載っているが‘2.3人前用’という但し書きが有り、その他には鴨の料理は無い。
これは大きな誤算である。
「鴨せいろ」に赤ワインという図式が崩れ、思いあぐねた末に‘天然まぐろ’の文字が気になった「本マグロの山芋かけ」を追加。
これに山形の「朝日鷹」を合わせてみた。
鮪も山芋も吟味されていることが分かり、これはこれで結構な満足感。
結局蕎麦にはこちらでは初めて、温蕎麦の「かけ」にしてみたが、これは思わぬ収穫であった。
やや太めの蕎麦の食感が、熱いかけつゆの中でもしっかりと生きている。
出汁の香り高く、加減もほど良いつゆは、最後まで飲み干せる。
別に少量のつけつゆが入った蕎麦猪口が湯桶とともに出され、蕎麦湯が楽しめるのも嬉しい。
帰りがけに鴨が味わえなかったのが残念なことを伝えると、女将さんは申し訳なさそうに、昼でも電話を入れてもらえば取り置きしてくれるとのこと。
改めて「鴨せいろ」を味わいに、寄ってみたい思いを強く抱いた。
≪2011年4月のレビュー≫
この辺りの「蕎麦屋」で思い出されるのは、何と言っても「三城」である。
現在は元々の発祥の地であった長野の松本に戻って、同じような形態で店を設けているようだが(三城)、私にとっては一つの蕎麦屋の理想形であった。
こちらの場所は麹町の大通りを越えた「隼町」。
隼町と言えば「最高裁」と「国立劇場」が敷地の大半を占める所で賑やかなイメージは無いが、平河町に面した道筋だけは飲食店が並んでいる。
「鎌倉一茶庵」出の若い主人と、愛相の良い女将さんの二人で切り盛りする、12席ほどのこじんまりとした蕎麦屋である。
店名は主人が埼玉の「蕨」出身に由来するようだが、小さな店ながら名前通りの清々しさを感じさせる雰囲気もある。
前半は前回に訪れた折のレビュー
夜は予約やグループ客でいっぱいのこともあるようで、この時は運よく手前の2人掛けのテーブルが空いていた。
まず燗酒を注文。銘柄は「楯山」。その後の冷酒は「富久長」を選ぶ。
夜の蕎麦のメニューには、‘蕎麦前’に酒を楽しませるに恰好の前菜が全て付いている。
今回は「山葵漬のいくら添え」と、柚子のマーマレードがアクセントになった「クリームチーズのカナッペ」が出てきた。
肴に選んだ「焼き味噌」は「一茶庵」伝統の杓文字で焼かれたスタイルだが、胡桃がたっぷりと練り込まれた独特の食感と味がなかなか良かった。
何れもセンスの良さが光るもの。
蕎麦は「鴨せいろ」にする。
鴨料理の評判が良いだけあり、見事な出来栄え。
鴨の味が溶け込んだ「つゆ」も美味いが、鴨肉自体も実に柔らかく旨味十分で食べ応えがある。
蕎麦もしっかりとしたコシと香りもある、秀逸な仕上がりで確かな腕が認められた。
後半は直近に訪れた折のレビュー
「神田」での用事が早めに終わったので、ぶらぶらと懐かしい「古本屋街」を覗きながら、7分咲きの桜に魅かれて「九段坂」を上る。
左手には今回の震災で痛ましい事故のあった「九段会館」。
それを払拭するかのように咲き誇る花をめでつつ、いつもなら場所取りの青いビニールシートで埋め尽くされているであろう「靖国神社」の境内から「千鳥ヶ淵」、いつしか「半蔵門」まで歩いてしまった。
時節がら万葉集の「志貴皇子」の歌を思い出し、夜の開店早々にこちらへ辿り着く。
大ぶりの足つきのグラスの「生ビール」の後、別紙に並ぶお勧めの酒に目をやる。
現況を思いどうしても注文したかった東北の銘柄から、石巻の「日高見」を、そのあと塩釜の「浦霞」を選ぶ。
今回の前菜は「鴨つくね煮」と「小松菜の酒盗あえ」。
肴には若女将のおすすめで「豆腐の味噌漬」。
どれも美味く、しみじみとしたひと時を過ごす。
蕎麦は「辛みおろしせいろ」。
端正に打たれた蕎麦にも、丁寧な仕事の「つゆ」にも温かみが感じられる。
「蕎麦湯」は自然体の濃さで、味の余韻に浸るには丁度良い。
最初は閑散としていた店内も、直に予約のグループで席が埋まった。
小さいながら都心では寛げる店として、これからも通い続けたい1軒である。
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蓼喰人
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店舗情報の編集
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店名 |
蕎麦小路 さわらび
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受賞・選出歴 |
そば 百名店 2024 選出店
食べログ そば EAST 百名店 2024 選出店
そば 百名店 2022 選出店
食べログ そば 百名店 2022 選出店
そば 百名店 2021 選出店
食べログ そば 百名店 2021 選出店 |
ジャンル | そば |
予約・ お問い合わせ |
03-5213-3311 |
予約可否 |
予約可 夜のみ2日前までに予約可 |
住所 | |
交通手段 |
東京メトロ半蔵門線半蔵門駅 №1出口より徒歩1分 半蔵門駅から321m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
~¥999 |
予算(口コミ集計) |
¥8,000~¥9,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 |
サービス料・ チャージ |
奉仕料10%(夜のみ)、お通し代なし |
席数 |
10席 (2人掛けテーブル×4、4人掛けテーブル×1) |
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個室 |
無 |
貸切 |
可 (20人以下可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 ※近隣にコインパーキング有り |
空間・設備 | 落ち着いた空間 |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、カクテルあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
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ホームページ | |
オープン日 |
2004年 |
備考 |
13時頃には、売り切れることが多いです。 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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コロナウイルスへの警戒で、予定していた用事や会合のキャンセルが続いている。
家に引き籠ってばかりはいられないので、都心方面に出掛ける。(日付:3/25)
目指したのは店名からもこの時期に相応しい、隼町の「さわらび」。
開店時刻の11:45の5分程前に到着すると、待ち客の姿が無い。
覗き込んだ店内もまだ明かりが灯されておらず、ひょっとして時流に合わせて臨時休業かなと思っていたら、私の後に3人の方々が並んだ。
無事に定刻通りに暖簾が掛かり、相変わらず愛想の良い女将さんに迎え入れられて2人掛けのテーブルに通された。
席数は12だがこちらでは相席はさせない方針なので、私と並んでいた3名、さらに続いた2名の合計6名で満卓状態となり、その直後に入店した方は時間が掛かることを告げられると帰ってしまう状況。
それでも入り口脇や店の外に並んで待つ人も居り、相変わらずの人気店である。
注文は最初から決めていた「鴨汁せいろ」と「赤のグラスワイン」。
先に出されたワインは'信州のメルロー'とのことで、深紅の色合いと厚みのある味わいが良い。
7.8分で「鴨汁せいろ」一式が登場。
鴨汁は小振りの抹茶茶碗ほどの器で供され、鴨肉は厚めにカットされた抱き身4切とつくねが2個、それにたっぷりの葱が煮込まれ、三つ葉と柚子皮が色と香りを添えている。
鴨肉は以前に比べ幾分火が通り過ぎているように思うが、食べ応え十分でつくねも美味しい。
何より旨味がたっぷり溶け込んだつゆは絶品。
蕎麦も相変わらずの精緻な仕上がり。
やや太めのため、つゆにどっぷりと浸けても負けない強さがある。
卓上の七味や黒七味を振り入れればさらに味が深まり、赤ワインとの相性も想定通り。
蕎麦湯は口開けのため多少の手は加わっているが、粘度の無いすっきりとした自然体。
加減が出来るように小さ目の蕎麦猪口と蓮華が添えられているが、どうせ全部飲み干すことになるので、私は直接つゆに注ぐ。
最初はやや鹹いが、調整しながら余すところなく旨味を堪能。
期待通りの満足度の高いランチが楽しめた。
「鴨南蛮」と「鴨汁せいろ」については、都内でも屈指の名店と言える。
3年以上のご無沙汰にも関わらず、女将さんは私の顔を覚えていてくれた。
いつもながらのゆかしい接客ぶりも、こちらの人気の所以の1つ。
鴨を使った蕎麦はランチ限定のため、これからも昼時にタイミングを見計らって訪れたい。
店を出た後は千鳥ヶ淵に出て、5分咲き程度の桜を眺めつつ北の丸公園を抜けて九段下まで歩いた。
穏やかな陽気のせいもあり結構な人出で、流石にシートは広げてはいなかったが、ベンチや縁石に腰を下ろしてランチを楽しんでいる、近隣のサラリーマンやOLの姿も見える。
実はこの週末に予定していた、昔からの友達との花見及びその後の居酒屋での饗宴が取りやめになってしまった。
その鬱憤を晴らすまでのことは無かったが、コロナ騒ぎとは無縁に巡ってきた春を多少なりとも楽しむことが出来た。