無料会員登録/ログイン
閉じる
公式
お店の営業情報は店舗関係者によって公開されています。
気になるお店はこちらで保存ができます
空席確認・ネット予約
閉じる
リクエスト予約希望条件をお店に申し込み、お店からの確定の連絡をもって、予約が成立します。
1 予約の申し込み
ご希望の条件を当サイトよりご入力ください。
2 お店からのメール
ご予約が承れるか、お店からの返信メールが届きます。
3 お店へ来店
予約が確定した場合、そのままお店へお越しください。
電話なら予約できることがあります
閉じる
最新の情報は直接店舗へお問い合わせください。
やはり豬内臟(もつ) 入りたる什錦炒麪(そば)を 眺(なが)むれば たゞ只顧(ひたすら)に 「好き」ぞのこれる
口コミが参考になったらフォローしよう
酔狂老人卍
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。問題のある口コミを連絡する
酔狂老人卍さんの他のお店の口コミ
江戸前芝浜(芝公園、三田、田町 / 日本料理)
トウキョウ リトルハウス(赤坂、溜池山王、赤坂見附 / カフェ)
てんぷら 一心(大宮、北大宮 / 天ぷら、日本料理、海鮮)
新橋亭(内幸町、新橋、虎ノ門 / 中華料理、肉まん)
うを徳(東向島、曳舟、京成曳舟 / 寿司)
タイレストラン イサーン(浅草(つくばEXP)、浅草(東武・都営・メトロ)、田原町 / タイ料理、カレー、居酒屋)
「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
店名 |
掲載保留
樓外樓飯店(楼外楼飯店 ロウガイロウハンテン)
|
---|---|
ジャンル | 中華料理 |
住所 | |
交通手段 |
東京メトロ千代田線【赤坂駅】徒歩3分 溜池山王駅から226m |
営業時間 |
|
予算(口コミ集計) |
¥10,000~¥14,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (AMEX、JCB、Diners) |
サービス料・ チャージ |
サービス料:10% チャージ料:なし |
席数 |
211席 |
---|---|
個室 |
有 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
分煙 ランチ分煙・デイナー禁煙(個室を除く) 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 赤坂溜池タワー駐車場をご利用ください |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、バリアフリー |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
1958年5月 |
備考 |
【2011年7月 港区赤坂2-12-8より移転】 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
食べログの会員になるとレストラン情報を編集する事ができます!この機会に是非ご登録ください!
店舗会員になると、無駄な広告費をかけずに効果的なPRができます。詳しくはこちら
紙ではできない予約管理を。いますぐ無料ではじめよう。詳しくはこちら
固定費ゼロ。決済手数料3.24%で気軽にカード決済を導入できます。詳しくはこちら
既に会員登録が完了している方はこちらからログインできます。ログインはこちらから
【2015-10-16追記】:
半月前(はんつきまへ)のこと。
俄頃(にはか)に、
「"什錦炒麪(ごもくやきそば)"でも啖(くら)ばや」と思(おも)ひたつ。
醤油(しやうゆ)と香油(ごまあぶら)の馨(かを)る往古(むかし)の"それ"。
あれやこれやと沈吟(しあん)せしかど、
適當(ふさは)しき候補(みせ)の思(おも)ひ浮(う)かむことなく、
近傍(ちか)くの『銀座アスター新宿賓館』へと顛轉(まろ)び入(い)る。
やはり淡白(あは)きに過(す)ぎ、懐(なつ)かしの味(あぢ)にあらず。
かくて、日(ひ)を置(お)かず、鄙(ゐなか)の中國菜館(もろこしめしや)に、、。
紛(まが)ふ方(かた)なき、あの色(いろ)あの芳香(かをり)なれど、
その味(あぢはひ)は今一(いまひと)つ。
これが足(た)りぬ、あれが要(い)らぬ、と、思(おも)ひ惱(なや)む。
その時(とき)、
何(なに)かに閃(ひらめ)き、撲地(はた)と膝(ひざ)を叩(う)つ。
實(げ)に、"聖保羅 (ぱうろひじり)の囘心(くわいしん)"、
眼(め)から鱗(うろこ)の落(お)つる感慨(おもひ)。
赤坂(あかさか)『樓外樓』!
『樓外樓』の豬内臟(ぶたもつ)入(い)り"什錦炒麪(ごもくやきそば)"こそ、
小人(それがし)戀(こ)ひ焦(こ)がれ、希求(おひもと)めし品(しな)。
「喰(く)ひてし止(や)まむ!」
かくて、有一日(あるひ)、溜池(ためいけ)近(ちか)き當家(こちら)に、、。
『樓外樓』が移轉(うつり)て、はや五年(いつとせ)。
道(みち)を挾(はさ)みて向側(むかひがは)の赤坂(あかさか)寄(よ)り。
『かへりやま』も向(む)かひに移(うつ)り、またも對面(むかひがわ)に、、。
有左程(さるほど)に、件(くだん)の"什錦炒麪(しな)"。
夥(あまた)豬内臟(ぶたもつ)に加(くは)へ、
蝦仁(むきえび)、白切肉(ゆでぶた)のごとき五花肉(ばらにく)。
菜蔬(あをもの)は、纔(わづ)かに、笋(たけのこ)、木耳(きくらげ)のみ。
豬腎(ぶたまめ)に固有(それなり)の香(かをり)の殘存(のこ)るほかは、
寔(まこと)に巧妙(たくみ)なる上漿(したごしらへ)。
麪條(そば)は往古(そのかみ)と寸毫(つゆ)變(こと)なることなき、
細(ほそ)く柔(やは)らかきもの。
----------------------------------
【照相機】:旭光學賓得士K-三數碼單鏡反光照相機
【鏡頭】 :smc 賓得(Pentax)A 2.0/35 @F2.4
【2008-02-10追記】:
近頃、分煙が疎(おろそ)かになり一階に。この日の「什錦炒麺(五目燒きそば)」は接客料込みで一千二百六十圓也。湯(しる)は冬瓜と紅蘿蔔(にんじん)、蝦米(干しえび)、香茹(干し椎茸)。什錦炒麺は彩(いどろ)り乏しく甘鹹(から)きに過ぐ。これ、天茂の天丼にも似て、古(いにしへ)と聊(いさゝ)かも違(たが)はぬ味。
【2007-05-14大幅更新】:
ある休みの晝(ひる)時、久々伺(うかゞ)ふに何やら怪しげなる氣配。普請(ふしん)の者ども道具を携(たづさ)へ中に入るを見るに、門の脇なる貼り紙に目を奪はる。四月の末より店の設(しつら)へを繕(つくろ)ひ改め、のみならず、菜譜までをも革(あらた)めんと。玄關を入ると新たなる扉ありてその奧に導かる。
・「何とか(名前失念)コース」、値一千八百九十圓也。
先附けは豆腐皮(湯葉)で蔬菜の類(たぐひ)を包みて炸し(揚げ)たものと皮蛋豆腐。主菜が「蠣油牛肉」で、御飯、香の物、湯(スープ)のほか、蝦蒸餃が出る。水菓子は「糯米滋(ココナツ團子)」。先附けの類(たぐひ)は可もなくば不可もなく、その小皿に載るさま、今時居酒屋の附き出しと少しも異なるところなし。
蠣油牛肉は、蘆筍片(緑アスパラガス薄切り)と紅椒絲(パプリカ纖切り)を共に炒め、味附けは蠣油と黒胡椒、砂糖などか。上に珠のごとき油の浮くさまいとをかし。牛肉の下拵(こしら)へ惡しからざるも、肉質、和牛に劣る。滅法(めつぱふ)甜鹹(あまから)し。滬菜(上海料理)甜鹹(あまから)しと云へど、甘きに過ぎる。
御飯は思ひの外(ほか)にまともで、香の物は絲に切り附けたる[木窄]菜。湯(しる)には若布と白胡麻入りて、恰(あたか)も韓國・朝鮮料理店の若布汁のごとし。蝦蒸餃は蝦主體の擂り身に魚翅(鱶鰭)が混じる。粤菜(廣東料理)の「蝦蒸餃」とは異なりて、皮は極めて薄く延した小麥粉で、襞(ひだ)の取り方も異なる。
明くる日、再び訪ねて三十年(みそとせ)に及ぶ永き附き合ひたる「什錦炒麺(五目燒そば)」を試す。味附け微(かす)かに薄味に傾(かたぶ)くも、素材・味附けの骨骼、古(いにしへ)と聊(いさゝ)かも異なるところなし。思ふに、嘗(かつ)ての厨師、その儘(まゝ)留まりたるものならん。 湯(しる)は豆腐と雪菜。
店の拵(こしら)へのみならず、獻立、客あしらひ等、總(すべ)てに亙(わた)りて革(あらた)む。若旦那(?)初め、店員、悉(ことごと)く腰低くなりて、歸り際(ぎは)には外に出て見送る女店員あり。思ふに、客離れ著しく、媒體・食通、齊(ひと)しく侮(あなど)りしに、代が替わりてかくなりつらむ。
蓋(けだ)し、外から指南役招きて、俄(には)かに舊(ふる)きを革(あらた)めんとするものか。主(おも)に客席仕切るは若旦那らしき男(をのこ)。嘗(かつ)て采配振りし蝶ネクタイ姿の支配人らしき(をのこ)の姿はなし。平日、煙草吸はざる者は三階に通さる。分煙と爲すは時代の趨勢。努々(ゆめゆめ)逆らふべからず。
【2006-03-19追記要旨】:
近くのめし屋悉(ことごと)く鎧戸(よろひど)閉ざす日曜に商(あきな)ふは眞(まこと)にありがたし。麥酒に漬物が付いてくるのに接客料なし、使ひ勝手はなかなか。因(ちな)みに、樓外樓なる屋號、南宋の詩人林升の七言絶句「山外靑山樓外樓 西湖歌舞幾時休 暖風薰得游人醉 直把杭州作[水卞]州」に由來すると云ふ。
【2006-02-11登録要旨】:
この店とは三十年(みそとせ)に亙(わた)る永きえにし。思へば「大閘蟹(上海蟹)」、「醉蟹(蟹老酒漬け)」、「紅燒[手八]翅(鱶丸鰭醤油煮込み)」などの味憶えしは全てこの店。とは云ひながら昔も今も晝(ひる)めしが主(おも)。晝(ひる)は極々(ごくごく)ありふれた本朝にて馴染みの品ばかりにて、この日は、
・「什錦炒麺(五目燒きそば)」、値一千圓也。
具材は豚内臟、木耳、筍、小蝦。麺は中細で腰が弱い。甘鹹(あまから)き醤油味にて胡麻油の香(かをり)聊(いさゝ)か強し。靑味なき彩りは今時稀(まれ)なれど豚内臟は適切に處理されなかなかの味はひ。三十年(みそとせ)ばかり前、當店の「醉蟹」やら「紅燒[手八]翅」戴きし時はその旨さに腰を抜かした。
上海で音に聞く店訪ぬれど大いに膽を落とす。顰蹙覺悟で云ふなら「魚翅」に最も合ふのが本朝濃口醤油。嘗(かつ)てルイ十四世等西洋人を魅了してやまざりとも。因(ちな)みに浙江省杭州市西湖畔(ほとり)にも同名の樓外樓なる老舗あり。西湖樓外樓は「龍井蝦仁」、「西湖醋魚」、「東坡肉」、等の杭菜でつとに名高し。