☆赤坂を代表する気品ある古典フランス料理☆ : ビストロ ボンファム

美味しい料理と美味しいワインで、素敵な時間を過ごすお手伝いをさせていただきたい。食に携わる人間として、食を通してのフランス文化の広がりと、日本に根差したフランス料理の発展に微力ながら貢献できればと思っています。 とのコンセプト。こちらのお店は日曜日はお休みなので、祝日につき伺える！と実現。私の大好きなクラシカル・フレンチがいただけると判断しました。。無機質な官庁街の街角裏道。華やかな店先のツッカベッカライ・カヤヌマの先にございます。

ランチコースA・お好みのオ－ドブル・本日のお魚料理又はお肉料理・ワゴンデザ－ト・コ－ヒ－にいたしました。

【前菜】
「本日の温かいオードヴル“キノコのパイ包み”」
選択肢多くって選ぶの楽しいタイヘン。温かグルメにしてみました。パイもおどろくほど大きい。メインかと勘違いしそう。きのこ図鑑か？っていうくらい、いろいろのきのこがたくさん入っている。ゴルゴンゾーラクリームのような濃厚クリームに煮込まれています。モルネソースかも。チーズのコクが感じられる。パイもサクサク。。ホワイトソースラバーには嬉しい身も心もうっとり、お料理でした。

いっこさんのオーダーは「ごぼうのポタージュ」
コクがあって、クリームとごぼうの融合。すごく相性ピッタリ。お味もごぼう感たっぷりとのこと。

選択できるオードブル。。。　
・田舎風パテ ・エスカルゴのラタトュイユ仕立て ・生ハムのサラダ・ニース風サラダ　　　　　　　　　　　　　
・タスマニアサーモンのマリネ ・本日の冷たいオードヴル“この日はアンテイーブとハムのサラダ仕立て”

【メイン・本日のポワソン】
「スズキのポアレ、野菜のブールブランソース」
身はふっくら、ほわわっとやわらかい、上質のスズキさん。ミザンプラスも完璧。皮の焼き具合も最高の仕上がりでした。焦がしバターソースはバターの香り豊潤、淡白なおさかなに、こゆいソースが合う。さらにトッピングに綺麗に合わたお野菜がセンスよく、細かく千切りされて、いろどり鮮やか。この中にはピクルスのような酸味のあるものも入っているようでした。スズキの下にはポテトが柔らかく、しかも煮崩れていない状態でいました。技がある絶妙な火入れ。

他の選択肢は“鶏の赤ワインソース”

【パン】
バゲット。しお味のいいタイプ。やみつきタイプ。おいしかったら“ビゴ”さんのものですって。やっぱり優秀、みんな好きなおいしいバゲットです。

【デザート】
「クレームブリュレとデイプロマット（フルーツプデイング）」
こわい私も笑顔になる瞬間でございます。おにいさんがワゴンで種類いっぱい持ってきてくださいます。いっぺんに登場、迷います。2種類まで選択できてわくわく。えらんだのは“タマゴさん系”になってしまったけど、クレームブリュレは滑らかでタマゴ感たっぷり。目でも確認できるほどバニラビーンズがいっぱい入っております。美味しいあかしですね。甘すぎずどんぶりごといただける。デイプロマットは洋酒につけたフルーツがあちこち入っているパンプデイング。ケーキが上部と下部に入っており間にプデイングの卵液。すごい技術。パンプデイングといってもよくある、スポンジケーキが中でどろりん、でなく煮崩れていないのでパウンドケーキとしてもキメの細かいしっとり洋酒ケーキのように楽しめました。どれも最強、細かい作業。

ちなみにディプロマットは「外交官」の意。あの伝説の元祖パテイシェ！アントナン・カレーム作らしい。ラム酒漬フルーツにスポンジと卵と牛乳を混ぜてプディング状態へ。でも出来は全く異なる。
いっこさんのチョイスは「タルトタタンとブラマンジェ」　
今までで一番おいしい“奥深い”ブラマンジェに会えたといっていた。ココナッツ入りみたいでしたよ。よかったね！

この日はあんずのタルト、タルトタタン、デイプロマット（フルーツ・プディング）、コーヒー・キャラメルムース、ラズベリームース、マンゴームース、テイラミス、チョコレートムース、ガトーショコラ、フルーツサラダ（コンポート）、ココナッツのブランマンジェ、クレームブリュレ、オレンジのケーキ。。

【コーヒー】
マイルドなので全部のめました。

ノルマンデイ地方の素敵な一軒家みたいな外観。店内に入ると文豪あらわるお屋敷の応接間のような、木目調のインテリアに落ち着きます。打ちっぱなしとかスタイリッシュな空間とは真逆。家庭的ななかでお食事。すべてのコース流れもスムースでした。シェフに、お見送りしていただいた際におはなしができて光栄でした。サービスされるスタッフも余裕でニコニコされている方と緊張タイプサンがいらっしゃるようです。若いから頑張っている姿、ほほえましく感じました。特別なひととき、またうかがう、と決めました。よろしくです。