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店名 |
赤坂 詠月(えいげつ)
|
---|---|
受賞・選出歴 |
2024年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2024 Bronze 受賞店
2023年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2023 Bronze 受賞店
2022年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2022 Bronze 受賞店
2021年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2021 Bronze 受賞店
2020年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2020 Bronze 受賞店
2019年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2019 Bronze 受賞店
2018年Silver受賞店
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2017年Bronze受賞店
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日本料理 百名店 2023 選出店
食べログ 日本料理 TOKYO 百名店 2023 選出店
日本料理 百名店 2021 選出店
食べログ 日本料理 TOKYO 百名店 2021 選出店 |
ジャンル | 日本料理 |
予約・ お問い合わせ |
03-6277-6293 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
東京メトロ銀座線・丸ノ内線【赤坂見附駅】徒歩5分 赤坂見附駅から237m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
¥20,000~¥29,999 |
予算(口コミ集計) |
¥20,000~¥29,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
10席 (カウンター4席、テーブル4名×1、2名×1) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、日本酒にこだわる |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
サービス | デリバリー |
オープン日 |
2010年9月 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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(2016年9月訪問)
もう何度も通っているのに、どうしてだろう、今までレビューを書けずにいた。
『赤坂詠月』。
今は亡きK氏が大好きだったお店。
いかにも赤坂らしい、昭和の薫り漂うビルの4階にある。
会員制という札が掛かったお店ばかりが軒を連ねる奥にひっそりと。
時には隣からカラオケの音が漏れ聞こえ、雰囲気はそのせいで力の抜けた感じは
否めないのだけれど、いつも抜群に居心地が良いのはご主人と奥様のお人柄ゆえ
なのだと思います。
カウンター4席、テーブル2卓の小さなお店をまだお若いお二人で切り盛りされている。
お二人とも九州のご出身ということで一気に親近感。
ご主人の岩崎さんは穏やかで物腰柔らか。
魚がとにかくお好きだそうで、そのことがお料理をいただくと真っ直ぐに伝わって来る。
東京で修行され、煮方を務めていた頃に仕上げに京都のお店でも修行を積まれたらしい。
店名の由来は、月を見て歌を詠んだ時代のように、自然のものを美味しくいただくと
いうところにあるのだそうです。
2012年12月、2013年2月、2013年3月にぽんぽんぽんと立て続けに訪れた。
いずれも12000円のコース。
最初はたべろぐNo.1美女と。2度目は1人で(現在はおひとりさま不可)、3度目は誕生日祝いに2人で。
その当時の記憶。
お料理は奇をてらうことなく、素材の良さとそこに施される丁寧な仕事と、出汁の力強さが
前面に出たお料理という印象だった。
抜群の安定感と安心感。
ただし、塩分は強め。
そしてハンパない量の多さに3回ともギブでした。(笑)
今回、実に3年ぶりに訪問。
たいせつな友人と。
・新いくら
・新ぎんなん
・鱧と松茸の土瓶蒸し
・こちと新いか
・鱧
・長良川の郡上鮎
・まこがれいのお鮨
・黒鮑の蒸し物
・黒鮑の肝
・湯葉
・群馬の黒毛和牛
・徳島の岩牡蠣
・鯛めし、香の物、赤出汁
鱧は氷でしめず、温かいままいただく。ふわっとした食感が楽しい。
郡上鮎は火入れが素晴らしく、ぱりっとした香ばしさに身はふんわり。
初めていただいた蓼の葉。ちょっとぴりからなのですね。
岩崎さんもおっしゃっていたが、この日は仕入れの難しさもあって素材的にはやや厳しめ。
3年経って感じたこと。
強めだったお出汁はとても優しい味わいになり、塩分もやわらかくなっていた。
全体の調和がまあるく取れたお料理。
劇的に変わったのは、その量。
絶対食べきれないと思って臨んだのに、この日は〆の鯛御飯まで美味しくぺろり。
そしてもうひとつ。
この日、連れと訪れた地方の料理店の話をしていた時に、
岩崎さんが静かにおっしゃったのだった。
「私からすれば出て来るものはみんなご馳走なんですけれどね」
ざわざわと、胸が鳴る。
この3年の間に、多くのお店を訪れ、さまざまなお料理に触れてきたけれど。
そうする中でわたしはお店に対する感謝や尊敬といった大事な気持ちを
なくしてしまったのかも知れない、と。
罪と罰。
そんな言葉がよぎった晩夏の夜でした。