親方不在の本拠地 : ニルワナム 神谷町店

2019年11/26昼ワナム
その日は久しぶりに神谷町のお客さんのところに。

12時を少し回ってしまったので同行者に一瞥し、
小走りで向かう。


大波が押し寄せる前の店内に何とか滑り込んだ。


お昼真っ只中なので何度も追加で注いでくれるので温かい料理を食べられた。

カレーやサンバルはいつもの味とさほど変わりがなかったのだが、1番大好きなヴァダの味がまるで違っていた。


ベテランと新人くらいの差だ。


なんというか香ばしさがない。


ひとつだけ考えられることはニルワナム 銀座店が8月にオープンしたから親方乃至1軍の先鋭部隊が揃い揃いあちらに集結してしまっているのかもしれない。

親方不在の本拠地は
なんだか寂しかった。

2018年〜2019年5月までのランチ

南インド、ことさら此処ニルワナムを愛するカレーマニアたちの間では、
ランチにニルワナムに行くことを昼ワナム
ディナーにニルワナムに行くことを夜ワナム
と、敬愛して呼ぶ。

御多分に漏れず、私もw


丁度昨年の9月にすぐ近くのお客さんに通うこととなり、何度も提案を続けて
見事に定期案件を受注した。
立ち上げの時は何度も足を運び、
時には長時間滞在することもあった。


午前中に打ち合わせがあった時は
解放された“ご褒美”のように
昼ワナムるのが喜びであった。


13時を回って14時近くなる頃に伺うことが多かったが
そんな時はスパイスフルで豆とカレーリーフフルな
ヴァダ*1とややとろっとしたサンバル*2に癒されるのであった。


いまでこそ日本でも南インド料理というジャンルが確立され、でっかいナンとバターチキンではなく、
ライスとチャパティ*3、ヴァダやドーサ*4、ウッタパム*5などナン以外で胸を張れる時代が来たが、その起爆剤となったお店の１つに、當店は間違いなく該当する。


数ある南インド料理店のナカでも一二を争う最高に美味しいヴァダを出してくれるのが當店だ。（風太比w）


バイキングと言えば、
自分で取りにいかなければならない手間こそあるが
好みの盛り付けに出来たりそれこそヴァダとサンバルのみ狂ったように食べることも可能だ。

画期的なシステムだと思う（風太比w）


しゃばしゃばなカレーたちにチャパティやヴァダを浸して或いは、ライスにカレーをかけて指で食べる美味しさは何物にも変えられない。


いつも、美味しいカレーをありがとう。


*1ヴァダ　ウラッドダルを8時間くらい水に浸してミキサーでペースト状にし、カレーリーフ、ブラックペッパー、青唐辛子、生姜などを混ぜて成形して油で揚げる甘くないドーナツのようなもの。
インドではティファーンと呼ばれ朝食や軽食として食べられる。
サンバルにズブズブ浸して柔らかくして食べると美味しい。
ウラッドダールは日本でもおなじみのもやしにもなるお豆ブラックマッペ豆（インド黒豆）

*2サンバル　インドの味噌汁とも呼ばれるスープ。ほとんど毎食食べられることが多い。
キマメと大根、茄子、にんじん、オクラなどのやさいをタマリンド、マスタードシード、クミン、フェヌグリーク、カレーリーフなどを入れて煮る。

*3チャパティ　薄いクレープのような形状をしている。アーター（आटा）と呼ばれる全粒粉と水を捏ねて生地を作り、発酵させずに薄い円形にのばして焼いたもの。

*4ドーサ　南インドのクレープ様の料理。
米とウラッド・ダール（皮を割って二つに割ったケツルアズキのドール）を吸水させてからペースト状にすりつぶし、泡が立つまで発酵させた生地を熱した鉄板の上でクレープのように薄く伸ばして焼く。
ジャガイモなどを香辛料と炒め煮にしたものをドーサでくるんだマサラ・ドーサ、焼く過程で伸ばした生地の焼けていない部分を削り取って薄く焼いたペーパー・ドーサ、生地に全粒粉を加えたゴドゥマイ・ドーサ、セモリナ粉を加えたラヴァ・ドーサ、シコクビエ粉を加えたラギ・ドーサ、茹でてつぶしたジャガイモを加えたウルライキジャング・ドーサ、ジャガリー（黒砂糖）を加えた甘いヴェッラ・ドーサなど、様々なバリエーションがある。

*5ウッタパムは南インドのドーサの一種。サクサクしたクレープのような典型的なドーサとは異なり、トッピングのある厚いパンケーキ。

2016年10月かなり久しぶりに訪問。昼ヴァナムランチ
14時頃に入店したので並ばずに入れた。
しかしながらほぼ満席でこの時間はインディアンタイムになっていた。


その日は、野菜のビリヤニとチキン系のドライなカレーと野菜のカレーとサンバルとラムカレーが。
パロタと安定のヴァダ。

数多い日本の南インド料理屋さんの中で
神谷町のニルヴァナムのヴァダが日本で1番好きだ。
冷めても旨みがでている辛くないサンバルも大好きだ。

ここのヴァダを目覚めのひと時に味わえたら
どんなに素敵な１日が始まるだろうと
想像してしまう。
やっぱり大好きニルヴァナム


2008年４月訪問時

夜ヴァナム

念願のディナータイムに訪問。
早く帰れた平日に、親友2人を誘って行きました。
週半ばの水曜日とあってか、ガラガラで私達の他にお客さんはたった2人。

ランチタイムの満席、行列は嘘のように閑散としていました。

・パリプワダ 　　豆とスパイスのワダ。
クラッシュクッキーみたいた表面でやや固い。割ると中から香ばしい豆とスパイスの香が。
緑の酸っぱいソースをつけていただきます。つけなくても充分美味しいです。

・レモンチキンフライ
レモンの香りはあまり強くなく、タマネギとパクチーがふんだんに入っていました。
おつまみに最適です。

続いて私が本日一番食べたかった
・マサラドーサ
インドで食べ損ねたので、実は初ドーサです。
スパイスで和えられたジャガイモがぱりぱりのクレープで巻かれています。
その大きさやなんと、３０ｃｍはあるかという長さ。
サンバルのようなカレーと緑のソースに付けて食べます。
まさに朝食にうってつけのメニューです。
あまり食が進まないときでもこれなら喜んで食べられるそんな一品です。

カレーはココナッツとチキンのカレー　とサンバル
どちらも辛さ控えめでした。
友人達にいわせると充分辛いらしいですが、一般的なインド料理の辛さからすると
全然辛さを感じません。
サンバルはちょっとしょっぱかったかな。
あと、バスマティライスとバトゥーラを頼みました。
バトゥーラの大きさといったら　隣に置いたデジカメケース（１００mm×７０mm）と比較すればわかるとおりものすごい大きさです。

チャイも頼みましたが、エー・ラージと同じように銀のカップに入っていました。
上から注いでくれるパフォーマンスはなかったですが。

相変わらず満足いっぱいで帰りました。
ちょっとお客さん少なすぎたのが気になりましたが、、、。
インド料理初心者の友人達もかなりの満足感を得られたようなので、インドどっぷりの人もそうでない人にも楽しめるお店だと改めて感じました。

お酒を飲まなかったため一人あたり２７００円くらいであがり、お得です。
ただ、やっぱりランチの方が一度にいろんなメニューをすこしづつ食べられるから本当にお得なのはランチでしょう。


－－－－－－－－－－－－－－－－以下は　２００７年　ランチ訪問時－－－－－－－－－－－－－－－－
カレー好きの友人から評判を聞いていたのですが、なかなか訪れることが出来ないまま時間が経っていました。

たまたま昼前に近くに行ったので、このチャンスは逃すまいとダッシュで１２時までに行きました。
目の前の通りを挟んで広めのコインパーキングがあるので車での訪問もOK。
駅からもすぐなので近いです。

１２じjustくらいに入店したらぎりぎりで入れました。アッという間に満席です。そして、お客さんは外国人率が実に高いです。外資系の会社が多くあるようでその影響かなと思われました。
おのずと、年齢層も高めです。
年配の方でも味にうるさそうな方々が集まって来ている様子でした。

カレーは４種類と辛いスープの合計５種。
サンバル・野菜・マトン・チキンカレー野菜の汁なし辛いカレーです。
豆のドーナツ、ナン、ビリヤニ、ライスとサラダがあり、デザートは２種類もあります。

欲張って、カレー全種類を少しずつｇｅｔ。
なみなみと入れなければ５種食べでもいけます。
辛さはあまり感じられないのですがものすごいスパイスフルで、香しい。
口の中に入れたときに充満した香りでじーんときました。
久しぶりにびくっ(*^_^*)となりました。
ライスも美味しくて　ビリヤニはやや劣るかな。
ちょっと面白かったのはワダという豆のドーナツ。
最初ポテトの入ったドーナッツかと思ったのですが、実は豆でした。

残念なのはナンがペタっとしたピタパンのような状態だったこと、そして冷たい。カレーは美味しいのにもったいないなと思いました。

Mumpsさんもかかれていますが、ここは紙ナプキンがないのも相当痛いです。
あと、従業員の方が　（バイキングだから回転あげたいのはわかるのですが、、、。）お皿を下げるのが早すぎる。
デザートを取りに行ったらライスとビリヤニがまだ残っているのに
カレーを入れた方のお皿を下げられてしまってました。
しかも、スプーンとお水のグラスも。。。
手で食べていたから別になくても良かったし、辛くないからお水いらないけど
あんまり気分良くなかったです。

それさえ解消すれば５点間違いないお店です。
次回はゆっくりディナーに来店したいものです。