広尾らしい極上焼き肉/デート用 : うし松

急に知人に呼ばれまた個室利用しました。

焼肉屋は基本的にコロナ以前から空調にはとても気を遣っていたので、このコロナ禍においても繁盛しているお店が多いです。

さて、

こちらのお店は西麻布の交差点を広尾方面へいくとすぐのところにあります。すぐ近くには『グルマンディーズ』、その先にはフレンチ『アッピア』、右手を上がっていけば焼き鳥『七鳥目』があるこのエリア。

広尾界隈という絶妙なエリアにおいて、牛肉を食べさせるエリアは数多くあれど、広尾らしい東京カレンダーな雰囲気の中で美味しい焼肉をプライベート感と共に頂けるお店というのは実は無かったんですよね。しかもお店の前は大通りなので、色々な方々の運転手が車を横付け待機しています。

ネギタンは私は事前予約を必ずしますが、別に無くても必要以上に落ち込む必要はありません。

美味しい牛タンで塩ゴマダレで味付けた刻み葱を包んだだけなので、別皿の「たん元」を塩レモンで沢山頂いたほうが満足度は圧倒的です。

コースは9,000円/人と15,000円/人のコース。
小食の女性でしたら、9,000円/人のコースでも良いかもしれません。

この日はお店に念押しして、松坂牛の中でも2％程しか存在しない、A５ランクのさらに上の「特産松坂」三昧でお願いしたのでお値段結構いきましたが、普通の黒毛和牛の雌牛でも充分美味しいです。

私は牛肉のサシなど全く興味のない、熟成肉派の人間でして、味覚が敏な方にはこの表現が伝わると思うのですが、

和牛的な肉質の柔らかさ×肉本来のお味

がバランス良く同居して堪能できる牛肉を頂ける飲食店というのは意外に少ないんですよね。柔らかいけど、肉の味があまりしない、お肉の味はするけどちょっと固いなど、大概はどちらかに大きく偏っているお店ばかりなので。そういう意味ではこちらのお店のお肉は、六本木広尾界隈で柔らかく美味しい国産和牛を食べたいという方には最高のお店の一つでしょう。

昔はいかにも焼肉屋のタレの味付けで曖昧にされていましたが（あれはあれでご飯と合うので美味しいですが）、今は塩やレモン、そして濃厚な白ワインにすら合う美味しいソースのような漬けダレを出すお店も増えて、単純にそういった味付けでこういうお店で美味しいお肉を好きなだけ食べれてしまうので、高級フレンチや高級イタリアンのお店は大変です。
ただA５ランクの牛肉をヒレだサーロインだ低温調理だと満を持してメインディッシュを出しても
肝心のそのメインディッシュでお客のほうのテンションが急に下がるとまではいいませんが、フラットになってしまうからです。これは特に本場フランスの星付きレストランですらよくある光景の一つです。

飽食の時代となって久しいですが、一般人の美食家達の経験値が、多くのプロの料理人達の経験値を抜いてしまったからです。もちろん技術面においては圧倒的な差は広がるばかりなのはいうまでもありません。

こちらの仕入れ担当は確か「吉澤畜産」で目利きを学んでおり、しかもソムリエとの関係性がしっかりしているからでしょうか、トリュフ塩など色々な塩に頼らず、シンプルな塩と、それだけでもコクのある白ワインを進ませる素晴らしい漬けダレだけで牛肉を食べさせようというその気合いと意図は素晴らしいと思います。

ただ、いつも思うことですが、もし『うし松』がさらなるアップグレードを望み、東京で焼肉店の総合力1位のランキングを獲得したいのだとしたら、コース途中で出てくる「とも三角」「いちぼ」のスジの処理をどうするか？だと思います。

といいますのが、そのお皿の次に出てくるこちらのヒレカツサンドがあまりにも文句なく素晴らしいからです。

パンの表面だけをこんがり焼いてあとはふんわりしっとり感を残したパンの厚みとカツの薄い衣と肉の厚み、そして国産最上級和牛でしか成しえない限りなく生に近い（レアではなく）分厚いお肉でもスジすら一切気にせず女性子供でも前歯で噛み切れる確かな和牛を伴った肉質と、そこにうっすらとバターや幾層かのトマトやウスター系の隠し味のソースをぎりぎり気づくか気づかないかのレベルで刷毛で薄く塗った味付けのあのヒレカツサンドのレベルに薄焼きのお肉達だけは遠く及ばないからです。

もしかしたらヒレカツサンドやガーリックライスなどへと我々をさらなる興奮へ誘うためにわざとがっかりさせているのでは？とすら訝しんでしまうほど。まー、それでも、どこかの有名焼き肉店のように、あのレベルのお肉を卵黄やすき焼きのタレ風の味付けで胡麻化さないところは良いのですが、いずれにせよ、現状においても

モダンな内装×サービス×立地×味×価格

という総合力においては、都内トップレベルなのは間違いないので、こちらのお店のコースにおいて、あの箇所だけは『よろにく』のシルクロースの膨大なピンセット処理を見習って欲しいですね。もしこの点が意図的なモノだとしたらそれは失敗しているので。

いずれにせよ、モダンでラグジュアリーな内装の中で美味しい焼肉を頂けるお店という面を加えた上では、現時点で東京焼肉店の中で総合力１位です。

個室利用の方には別階段の出入り口があるのも良いです。

夏場は行きに六本木や広尾からタクシーがスマートです。
雰囲気やエリアを考えますと、予約難の個室でしたら接待や会食が良いですが、本命女性との東京カレンダー的なデートに良いお店かと思います。

※未だにお肉はよく焼いてないと駄目、焼肉はタレじゃなきゃ駄目、焼き加減で「生」と「レア」の違いすらわからずに偉そうに焼肉を語る勘違い男子が多いので、もしこういうお店でお肉を損なわないよう、目当ての女性に対してこなれた大人の男性を演出したいのでしたら、男性にも最低限の低温料理に関する知識とステーキ１５０枚～２００枚は試行錯誤で焼いてきた経験は必須かと思います。

※テイクアウトのお弁当も美味しいです。

オープンしてあっという間に人気店になってしまった『うし松』を久しぶりに個室にて会食利用しました。

焼肉屋は基本的にコロナ以前から空調にはとても気を遣っていたので、このコロナ禍においても繁盛しているお店が多いです。コロナ自粛していた期間、あの期間は都心住まいのグルメン達にとっては最高でしたね。。。

さて、

こちらのお店は西麻布の交差点を広尾方面へいくとすぐのところにあります。すぐ近くには『グルマンディーズ』、その先にはフレンチ『アッピア』、右手を上がっていけば焼き鳥『七鳥目』があるこのエリア。

広尾界隈という絶妙なエリアにおいて、牛肉を食べさせるエリアは数多くあれど、広尾らしい東京カレンダーな雰囲気の中で美味しい焼肉をプライベート感と共に頂けるお店というのは実は無かったんですよね。しかもお店の前は大通りなので、色々な方々の運転手が車を横付け待機しています。

ネギタンは私は事前予約を必ずしますが、別に無くても必要以上に落ち込む必要はありません。

美味しい牛タンで塩ゴマダレで味付けた刻み葱を包んだだけなので、別皿の「たん元」を塩レモンで沢山頂いたほうが満足度は圧倒的です。

コースは9,000円/人と15,000円/人のコース。
小食の女性でしたら、9,000円/人のコースでも良いかもしれません。

この日はお店に念押しして、松坂牛の中でも2％程しか存在しない、A５ランクのさらに上の「特産松坂」三昧でお願いしたのでお値段結構いきましたが、普通の黒毛和牛の雌牛でも充分美味しいです。

私は牛肉のサシなど全く興味のない、熟成肉派の人間でして、味覚が敏な方にはこの表現が伝わると思うのですが、

和牛的な肉質の柔らかさ×肉本来のお味

がバランス良く同居して堪能できる牛肉を頂ける飲食店というのは意外に少ないんですよね。柔らかいけど、肉の味があまりしない、お肉の味はするけどちょっと固いなど、大概はどちらかに大きく偏っているお店ばかりなので。そういう意味ではこちらのお店のお肉は、六本木広尾界隈で柔らかく美味しい国産和牛を食べたいという方には最高のお店の一つでしょう。

昔はいかにも焼肉屋のタレの味付けで曖昧にされていましたが（あれはあれでご飯と合うので美味しいですが）、今は塩やレモン、そして濃厚な白ワインにすら合う美味しいソースのような漬けダレを出すお店も増えて、単純にそういった味付けでこういうお店で美味しいお肉を好きなだけ食べれてしまうので、高級フレンチや高級イタリアンのお店は大変です。
ただA５ランクの牛肉をヒレだサーロインだ低温調理だと満を持してメインディッシュを出しても
肝心のそのメインディッシュでお客のほうのテンションが急に下がるとまではいいませんが、フラットになってしまうからです。これは特に本場フランスの星付きレストランですらよくある光景の一つです。

飽食の時代となって久しいですが、一般人の美食家達の経験値が、多くのプロの料理人達の経験値を抜いてしまったからです。もちろん技術面においては圧倒的な差は広がるばかりなのはいうまでもありません。

こちらの仕入れ担当は確か「吉澤畜産」で目利きを学んでおり、しかもソムリエとの関係性がしっかりしているからでしょうか、トリュフ塩など色々な塩に頼らず、シンプルな塩と、それだけでもコクのある白ワインを進ませる素晴らしい漬けダレだけで牛肉を食べさせようというその気合いと意図は素晴らしいと思います。

ただ、いつも思うことですが、もし『うし松』がさらなるアップグレードを望み、東京で焼肉店の総合力1位のランキングを獲得したいのだとしたら、コース途中で出てくる「とも三角」「いちぼ」のスジの処理をどうするか？だと思います。

といいますのが、そのお皿の次に出てくるこちらのヒレカツサンドがあまりにも文句なく素晴らしいからです。

パンの表面だけをこんがり焼いてあとはふんわりしっとり感を残したパンの厚みとカツの薄い衣と肉の厚み、そして国産最上級和牛でしか成しえない限りなく生に近い（レアではなく）分厚いお肉でもスジすら一切気にせず女性子供でも前歯で噛み切れる確かな和牛を伴った肉質と、そこにうっすらとバターや幾層かのトマトやウスター系の隠し味のソースをぎりぎり気づくか気づかないかのレベルで刷毛で薄く塗った味付けのあのヒレカツサンドのレベルに薄焼きのお肉達だけは遠く及ばないからです。

もしかしたらヒレカツサンドやガーリックライスなどへと我々をさらなる興奮へ誘うためにわざとがっかりさせているのでは？とすら訝しんでしまうほど。まー、それでも、どこかの有名焼き肉店のように、あのレベルのお肉を卵黄やすき焼きのタレ風の味付けで胡麻化さないところは良いのですが、いずれにせよ、現状においても

モダンな内装×サービス×立地×味×価格

という総合力においては、都内トップレベルなのは間違いないので、こちらのお店のコースにおいて、あの箇所だけは『よろにく』のシルクロースの膨大なピンセット処理を見習って欲しいですね。もしこの点が意図的なモノだとしたらそれは失敗しているので。

いずれにせよ、モダンでラグジュアリーな内装の中で美味しい焼肉を頂けるお店という面を加えた上では、現時点で東京焼肉店の中で総合力１位です。

個室利用の方には別階段の出入り口があるのも良いです。

夏場は行きに六本木や広尾からタクシーがスマートです。
雰囲気やエリアを考えますと、予約難の個室でしたら接待や会食が良いですが、本命女性との東京カレンダー的なデートに良いお店かと思います。

※未だにお肉はよく焼いてないと駄目、焼肉はタレじゃなきゃ駄目、焼き加減で「生」と「レア」の違いすらわからずに偉そうに焼肉を語る勘違い男子が多いので、もしこういうお店でお肉を損なわないよう、目当ての女性に対してこなれた大人の男性を演出したいのでしたら、男性にも最低限の低温料理に関する知識とステーキ１５０枚～２００枚は試行錯誤で焼いてきた経験は必須かと思います。