火入れの臨場感を享受 : 茶禅華

提供のタイミングがバツグンです。チンプな表現ですが、いつまでもアツアツなんですね。

メニュー外から頂いた鱶鰭リゾット…これこそ最高の臨場感の火入れでした。

シェフの川田さんのサイコーのタイミングで…と言う意味を享受しました。

ただ、詳しくは触れませんが会社組織としては会計のあり方や、サービス面などちょっと真摯ではない気がします。　（不明瞭です）

これは評価に含めていません。


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　　　　　　ー 以下は備忘録です ー

◎ あさりの清湯スープ
◎ 赤貝の紹興酒漬け（下にはヒモ）
◎ 蛤の春巻き蕗の薹蕗入り
◎ 炭火焼チャーシュー（金華豚と河豚の血合）付け合わせはウドの木の芽和えと大豆の中華風の煮付け
◎ カリカリ手羽先　
◎ 葉わさびとクラゲ
◎ 雉の雲呑スープ（定番）
◎ キジハタの中華蒸し（清蒸）
◎ 河豚の四川炒め（揚げたトラフグをパクチーと唐辛子で炒めたもの麻辣ベースでクミンも香る）
◎ 苺と梅ぼしの八角漬け（口直し）
◎ 鱶鰭
◎ 鱶鰭リゾット（メニューにない）
◎ 朝取れ筍（静岡県藤枝市）中華風、金華ハムをふりかけて
◎ 茶禅華風の鴿子（ハト）料理
足と胸肉
◎ 清湯麺と花山椒
花山椒をふるまうのは10日ぐらいしかないそうです。
◎ アイスとキウイ　キウイとタピオカのジュースを掛けて
実はキウイ（獼猴桃）は中国が原産です。
◎ 杏仁豆腐（温と冷の食べ比べ）
◎ 白胡麻団子に桜の塩漬けの葉と桜の葉のスープを掛けて

◆ シェフおまかせの季節のコース料理 ×2
¥36,300 × 2 ¥ 72,600 → ※変更（当時提供食材の関係）で実質増額¥4,840/人　¥41,140×2 ¥82,280

※当時連絡なし後日送付された明細で気付く。
私が予約した機関では『追加オーダーしない限り、追加料金はかかりません。』と記載がありましたが、そこは指摘せず。

◆ 飲み物
チンタオ× 3 ¥ 3,993 　
紹興酒ボトル× 1 ¥ 16,940
紹興酒グラス ×1 ¥ 4,598
スパイスティー× 1 ¥ 3,388
ミネラルウォーター× 2 ¥ 4,840

合計 （税サ込み）¥ 115,676 / 2人


✔︎ 新坂の頂上近くにあるので、タクシーが便利です。
✔︎ サービス料10%
✔︎ ワインのペアリングもいいが、ビールと紹興酒の組み合わせもいい


　　　ー 以上 ー

上海蟹を食したく伺わせて頂きました。
上海蟹の紹興酒漬けはメスの黒い内子やオスの白子など食べ比べも上品ですね。料理でいちばん印象に残ったのは写真１７枚目◎唐辛子で炒めた手羽にあんとして入った上海蟹と、葉ニンニクに青山椒に赤山椒と一緒に炒められた香菜(xiāng cài)シャンツァイです。特にシャンツァイ…パクチー苦手な私ですがこの味付けは感動で赤い唐辛子の中から探して食しましたw。席も厨房近くでシャカシャカ鍋のリズムを聞いているうちに唐辛子の匂いも漂い出てくる前から想像できてワクワクしました。

ワインとの相性では…
◎上海蟹（写真20枚目）と一緒に頂いた以下のワイン（写真19枚目）のペアリングが最高でした。おかわりしたくらいです。
◉ GRAVNER Binaco Breg 2007 グラヴネル　ビアンコ・ブレグ 2007 色はロゼにようないわゆるオレンジワイン（白）上海蟹によく合いました。品種:リボッラジャッラ　産地：伊/フリウリ ヴェネツィア ジュリア/ヴェネツィア ジュリア/IGT

ペアリングワインはイタリアでまとめたそうです。
途中でビールが飲みたくなって、青島の（金色）も頂きました。

◆お皿は伊万里焼きで渡邊心平さんの作品が中心のようです。絵付けが繊細でとても印象深い作品でした。

記念日に伺ったので、食に集中ですみません。ただ写真だけは相方に許して頂きました。

ご馳走さまでした。

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※メニューも出てきましたので、覚えている限り写真にキャプションをつけました。

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◆この日頂いたもの
◎上海蟹コース 2 ¥ 96,800
◉Gシャンパーニュ 2 ¥ 7,260
◉アルコールペアリング 2 ¥ 43,560
◉Vossウォーター 2 ¥ 4,840
◉青島ビール 1 ¥ 1,210

合計 （税込み）¥ 153,670 ／2人

　　ー 以上 ー

名店としてとても気になっていましたし、NHKのTV特番もみていつかは訪れてみたいと思っていました。

今回は一番スタンダードなおまかせコース25,000円×２を頂きました。

飲み物は桜の季節なのでロゼというコンセプトのシャンパーニュ2,500円×２での乾杯から始めて…アルコール中心で少しお茶を入れたペアリング16,000円×２でお願いしました。
水はVossというstill water 2,000円×２をとりました。

料理としては、気を衒ったイノベーティブフージョン系かヌーベルシノワ系かと思っていたのですが、旬の素材も使って素材そのものの味を引き出して季節を感じさせる和のテイストの分と、中華本来の調味料、香辛料を使ってガッツリパワフルに味を出す部分との２本立てで、両者を緩急よくうまく対峙させる事でコントラストがハッキリして、どちらの味もとても印象に残るように緻密に計算して提供されているように思いました。

全体を食べ終えるとああ王道の中華だなあと思わせる料理でした。

感じたところでは前半に供された旬の食材である蕗のとうが最後にかおる春巻きや、菜の花の入ったスープなどが滋味かおり…

ガッツリパワフルな部分では…四川排骨と茶禅羊肉は単体であってもとっても印象に残る美味しさでした。

最後のメインの茶善羊肉にはオーブリオンのセカンドを合わせて頂きとてもCPの高いインパクトのあるものでした。

スタッフの方の飲み物や器についての説明も楽しく、料理やペアリングCPの高さ、シェフを中心としたスタッフ皆さんのホスピタリティの高さは群を抜いて印象に残りました。

のちのち何かの記事で川田シェフが「本場の感動を日本の食材で出そうとすると…表現出来るものと出来ないものがあって、出来ない理由の一つに日本の食材が中国よりも状態が良すぎる点もあると気付いた…そこで日本の食材についてもっと知るために和食の理解を試みた」との記事に触れて、成るほど！と理解した次第でした。

帰りは川田シェフ自らタクシーが去るまでお見送り頂き恐縮するばかりでした。

税サ共に10％づつ込みで二人で110,000円ちょっとでした。

ありがとうございました。

行きは恵比寿駅から流しのタクシーで1,000円強、帰りは迎車のタクシーで浅草まで高速…天現寺〜上野経由で6,000円弱ですので、浅草観光の方は参考にどうぞ。