至福のライブ空間でわたし史上 極上の肉づくし 〜西麻布〜 : 西麻布けんしろう

ここ最近、インスタを拝見していると、肉割烹のお店が東京で賑やかだなぁて感じていました。
もちろん、大阪、京都あたりでも、「肉づくしのお店」は人気ですが、、、
やっぱり東京と大阪ではきっと何かが違うんだろうなぁと思ってみたり。

今回、ちょうど東京出張のタイミングもあり、ここはひとつ、「東京 肉づくし肉まみれ」を満喫したいと思い、かねてから気になっていたこちらにお邪魔することにしました。
東京在住時に仲良くしていていただいていたレビュアーさんにも声をおかけてして、、、女子３名でお邪魔しました。


-----【場所】-----
わたしにとっては、20代の象徴でもあった「西麻布交差点」からすぐ近く（笑）
外苑西通り沿いです。
最初のエントランスをくぐると、大きな大きな桜がお出迎えしてくれます。
お花が出迎えてくれるお店って、、、大好き❤️
ゲストへの心配りが感じられる気がします。


ｰｰｰｰｰ【店内】-----
そして、この日案内していただいたのは、奥方面の個室。
お伺いすると、こちらのお店は全室個室とのこと。
とりわけ、わたし達がこの日案内されたお部屋は、最大８名。
さらに、、、な、な、なんと！ 実は今回は、お肉カット等の様子をその個室内で楽しめるスタイル♫
お部屋の半分を調理スペースに充当するという、なんともこの上ない、わたしの食べログレビュー史上サイコーにラグジュアリーな肉空間での肉時間となりました！


いただいたのは、30000円「おもてなしコース」❤️
食べロガー歴も10年、職場もこの4月から変わりました、、、えぇーーーーぃ、景気づけで、奮発しました！！！！！
なお、後半の焼き肉にはワインペアリングもあるとのことでしたので、お願いしました。
※ハーフ 5000円、フル10000円 があり、わたしはハーフ でお願いしました。


——-
〇冒頭は、前菜に合うとのことで「ジンフィズ」をいただきました。
※こちらは、ペアリングには含まれません。

ジンフィズって、なんだか久しぶりに耳に、目にするカクテルですが、これが実に美味い！！！
なんだろう、優しいというか、たおやかというか、、、ふわっと＆すぅっと軽やかに、舌から喉に通り過ぎていく美しいジンフィズです。


●前菜 その１【丹波産 たけのこ】
旬の筍を網で焼いているそばで、網の上でタレも同時にお作りいただきます。

なお、お店では、自家製で醤油を何種類かお作りされていらっしゃるとのことですが、、、
この筍に合うようにと、自家製黒醤油に「しまちょう」ベースのバターを加え、温めることでタレも作っていきます。

じっくり焼かれていく筍に都度 その しまちょう黒醤油を塗布しながら仕上げていきます。
いやぁ、じつに待ち遠しい！！！！！

シャキシャキ、サクサク、香ばしさがひっきりなしに口の中に訪れる、、、サイコー❤️
しましちょう も、実は最初は脂っこいんじゃないかとドギマギしていたのですが、なんとすっきり爽やかなアクセントに♫
筍の苦味に、この少しだけ甘みを増した焦がし黒醤油がステキすぎました！！！！


●前菜 その２【和牛うにとろドッグ】

①山形牛 ともさんかく をたっぶりのせたシャリの上に
②木箱に入った「北海道根室 むらさきうに」を一列分たっぷりとのせて
③お肉の味を殺さないように、ライトにごま油で香りづけされた海苔に巻いて、、、

目の前で、うにをどばーって掬ってライブで作ってくださるのを見ながら、そのまま手にお渡しいただいて、、、そのままお口にかぶり❤️
いやもぉ、そりゃ天国です！！！

ウニは濃厚すぎずとにかくさらっとすっきりと♫

ともさんかくユッケは、ごくごくわずかながらもめちゃめちゃ上品で繊細な甘みがあります。
そこに、いぶりがっこを加えてあることで、時折訪れるコリコリ食感と塩味。
疲れることなく、メリハリが楽しめる味わいです。

さらに、主役をしっかりひきたててくれる 控えめな海苔。
この三つの素材が織りなすハーモニーは美しいとしか表現しようがありません！！！
こんな美しい 至極の「うにく」は初めてです❤️
けっこーなポーションでありながらもあっという間に手の中から消えておりました（笑）


●前菜その３ 【近江牛サーロイン 素麺スタイル】
素麺のように極細にカットされたレア感たっぷりのサーロインが、夏みかんの器に盛られての登場です。
そこに、キャビアと白えび、さらにはキャビアと金粉！！
下には、コリコリが気持ちいい上ミノ湯引きだったり、アクセントになる よもぎソースも添えられていたり。

複数の素材が重なりあって、絡み合って、極上のハーモニーを奏でてくれます❤️
サーロインといえども、柑橘とあわせるとホントにすっきりシャープな味わいになるんですね。
ちなみに、旬の白えびのねっとり感が加わると、なんともセクシーな食感に（≧∇≦）
こんな組み合わせを創りだす感性って、、、ステキすぎ♫


●前菜その４ 【トリュフおはぎ】
レア感たっぷりの山形牛 しんしん（モモ周辺）がまず肉団子状態で運ばれてきます。
そして、目の前でシェフがサマートリュフの塊を削ってくださいます。
ハラハラハラハラ、、、うんイイ香り❤️
そして、な、な、なんと、そのたっぷりと削られてサマートリュフを衣にみたてて、しんしんのお団子をゴロゴロと♫
しばらくすると、トリュフおはぎが完成！！！

どうしたら、こんなものが創り出せちゃうのかしら（笑）

摩訶不思議な感覚を抱きながら、ひとくち、、、
おぉーーーー、食感めちゃめちゃすっきり、肉の食感にトリュフの優しい香りが追ってくるーー
食感がなんか本当におはぎ（笑）
これまた感動の一品です！！

なお、ジントニックの後にお出しいただいたシャンパン、これがまたとっても微細な泡感で優しい味わい♫
わたしの大好きなスタイルのものでしたーー❤️


さぁ、そしてここから焼肉スタイルの中盤へ。
なお、この中盤から、お肉に合わせたワインペアリングとなります。


●①松坂牛 ざぶとん
まず、目の前で丁寧に丁寧に脂身を切り落としてくださいます。
結果、当初お持ちいただいた大きさと比べると、ほぼ半分ほどの大きさになります。
その後、さくらえび ＆あおさ海苔 のタレに一分間漬け込みます。
それから、融点が低いということで、10秒程でさっと炙ってくださいました。
付け合わせは、旬のホワイトアスパラガス。
こちらを、同じく旬の じゅんさい を加えた 和だし餡 でいただきます♫

いやはや、もう焼肉の域を超えてますね✨

重くなりがちなサーロインをすっきりいただくように緻密に考えられた一品。
なお、一緒にいただく、甲州100%のビオワイン。
洗練されたなんとも言えない上品な辛口感、すぅーーっと舌を通り過ぎてくれました！


ここでふと、、、
網を一品一品と、都度取り替えてくださいます。
確かに、「おもてなしコース」ではあるけど、こんな至極のおもてなしとは（≧∇≦）


●②近江牛 冷凍していないタン

出ましたーーー、冷凍していないタン！！

グロテスクではあるものの、タンそのものをその場でカットしてくれます。
いやはや、なかなかリアルです（笑）

でも、その変化していく様子をライブで目にすることができるのは、感動としか言いようがありません。
そして、かなりの厚みでカットされたタンは、同様にその場で低温にて焼いてくださいます。
ちなみに、タンの表面に切れ目をいれず、旨味をぎゅっと凝縮しながら焼くので、焼き具合の見極めがかなり難易度高しとのことでした。

フランス産塩、カンボジア クラタペッパー（日本人が生産しているとのこと）でシンプルに味付けをして、、、10分近く焼いたでしょうか♫

そして、焼いた後に、少しだけ再び寝かせるんです。
さらに旨味が中心に凝縮するとのことで、その後 再度温めてからようやくいただくことができました（笑）

でもね、待った甲斐がありました！！！
レア感を残した厚切りタン、悶絶級の柔らかさ❤️
なんともいないスパイシーさと微細な甘さとコリコリ感❤️
今まで食べたタンの中で最上級であることを確信した瞬間でした。

こちらは、イタリア ロゼを合わせて。
辛口でスパイシーなロゼ、これ、めっちゃ好きーー！

なお、付け合わせは、淡路産のペコロスと、ふきのとう味噌。
美しい九谷焼の器で登場してくれました。
なお、ペコロスは、甘みがぎゅぎゅっと凝縮、ふきのとう味噌も蕗 自体が旬ということもあって苦味と甘味のバランスがサイコー！
へぇぇーーー、タンにこんなに合うとは❤️
肉厚のタンが、より最後まで飽きることない、深い味わいに広がりました。


●③店名にもなってる「けんしろう焼き」
蓋を被せた器で登場となったこちら♪
せぇ〜の と、オープンすると、なんとも美しい赤身（万葉牛 シャトーブリアン）が鎮座しています✨✨

さくらチップスを使いながら、低温調理で火を使っていないというこちら。
トリュフ（黒トリュフ）塩で頂くわけですが、なんともまぁ、脂感は一切感じないながら、柔らかさを残したまま香ばしさがあって、キメが極めて細やかで、すっきりとした甘みもあって美しいとしか表現しようがないお味。
「焼かない焼肉」、、、肉を知り尽くしているからこそなせる技ですね♫


●④佐賀牛 さがり／神戸牛 ランプ
この二種が全体通して、最も焼肉らしい焼肉になります。
味付けは、シンプルに塩コショウのみ。
なお、塩は英国のマルドンを使用とのこと。

まずは神戸牛ランプから♫
兵庫県美方温泉の田村正道氏を生産者とし、41ヶ月というじっくりゆっくり飼育された神戸牛、、、
柔らかい食感と、口に入れた瞬間、すっきりシャープながらもじゅわーって甘みが広がります。

一方、佐賀牛 さがり は、より肉肉しさを感じます。躍動的というか、男性的というか、
神戸牛よりしっかりした弾力と強い甘みが楽しめます。
つけあわせのギョウジャニンニク 醤油漬けととのバランスもGOOD♫

なお、これらのキレッキレの脂感には、トゥルソーというぶどう品種を使ったカルフォルニアワインと頂きます。
やわらかく優しく広がる微細な酸味と、喉を通る時のころころ感が、その脂と実によく合う赤でした。


●⑤口直しの氷菓
あまおうを使った氷菓子に、山梨の白イチゴ「初恋のかおり」を添えて。
甘さというより、すっきり爽やかな味わいで、お口の中がリセットされます。


●⑥宮崎牛（かいのみ）の卵黄添え
実はこれ、入店後から黒醤油を塗布しながら七輪でずっと焼いていらっしゃったとこのと。
手間ひまかかった一枚の肉を名古屋コーチンの黄身と一緒にいただきます！
おぉーーーー、なんという甘み❤️
一見すき焼きのような食べ方ではあるけど、、、極めて濃厚な黄身のとろみが肉の脂を覆って、口の中で一気に踊る感じです♫
シャープなパンチもあって、食べ応えマックス〜(≧∀≦)


●⑦肉のしゃぶしゃぶ
こちらは、４銘柄から２銘柄をチョイスしていただきます。

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・松阪牛
・近江牛　※
・神戸牛（生産者：田村正道氏）
・神戸牛（生産者：セトショウジ氏）　※
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こちらは、ブルゴーニュの白と一緒にいただきます。

まずは近江牛。
くぐらせるスープは、豆乳＆蛤がベースで、花山椒をたっぷりと。
繊維質の柔らかい近江牛の肉質が、出汁をよく吸収することで、なんともすっきりした味わいになっています。

神戸牛は、濃厚さが加わって、近江牛とはまた違ったインパクトがある味わいでした。

そして、〆は、この２つのお肉のエキスがたっぷり染み渡った出汁で雑炊をいただきます♪
ほっこりと、でもシャープな味わいもあって、最後の最後まで美味しかったぁーーー（*≧-≦*）


●⑧デザート　　　　　　　
さくらんぼゼリー／金柑コンポート／土佐文旦（シャーベットと果肉）

こちらは、なんと、肉専門店であるにも関わらず、専任のパティシエがいらっしゃって、月替わりのデザートを提供されていらっしゃるとのこと。
肉もさることながら、デザートに至るまでのこだわりがハンパないです！

酸味と甘味が交互に行き交いながら、さっぱりとすっきりと、、、レア感も楽しめて、なんとも秀逸なデザート。
最後の最後まで感動すぎる～！！！！


（追伸）
何度かに分割してアップをさせていただいたレビューも、これでようやく全てをお伝えすることができました。
本当に素晴らしく、お肉を通して実に貴重な体験をさせていただきました。
”焼肉” というを卓越した 肉に心から感動し、カラダが震えました。
またぜひお邪魔ができるよう、がんばって働かなきゃと誓った夜でした(笑)


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おひとり女子度　♥♥♥♡♡
再訪したい度　　★★★★★
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