『Ci vediamo in Puglia！プ―リアでお会いしましょう』 : アンティキサポーリ

広尾にあるプーリア料理・オステリア『アンティキ・サポーリ（Antichi Sapori）』

Antichi Saporiとは『伝統的な味』。
東京・広尾に2013年にオープン。本場と同等のクオリティを保証するイタリア政府認定MOI取得店。イタリアでは最も信頼されている格付誌ガンベロロッソで最高評価のプーリア地方モンテグロッソにある『アンティキサポーリ』と業務提携契約を結び、現地の郷土料理・店内をそのまま表現。床から天井まですべて、窓枠やカゴ、お皿など全部、イタリアの名店『アンティキ・サポーリ』と同じインテリアを現地で製造・直輸入されています。だからイタリアの田舎町にあるようなかわいいイタリアンといった風情、このトリップ感が楽しい気分にさせてくれます。

シェフは、現地で修業されてきた山崎大輔氏。ご経営は株式会社ミキインターナショナル。他に姉妹店としては、三越前のケ ヴォーリア！、新宿イル バーカロ、銀座バラババオ、 銀座オステリア ダ アダ、「パッパガッロ」Waters竹芝などがあり、どのお店もそれぞれイタリアの地方の郷土料理に特化したお店ばかりです。

このお店の真裏に住んでいる従妹を誘ってホリデイランチ。

ランチコースはプーリア　ランチコース、ピエトロ　ランチコース、アンティキ　ランチコースの3種類。。「プーリア　ランチコース」をお願いしました。

【アンテイパスト】
「茄子のスフォルマート」
茄子、卵、スカルモツァチーズ、パン粉を合わせてスフレ状にしたもの。

「カポコッロ」
豚の首の肉のサラミ。

「ズッキーニのホベレッラ」
ビネガー、赤ワインビネガー、ミントで味付けしたズッキーニのホベレッラ（素揚げ）。
黒いソースはブドウを煮詰めたソース・ビンコット。

【自家製パン】
「焦がし小麦のフォカッチャ』「プ―リア名物タラッリ」「くるみのパン」
タラッリとはオリーブオイルや白ワインを入れて作るプーリア州の伝統的な円形固焼きパン。おやつ代わりのタラッリ、ベーグルのように茹でて作られ、グリッシーニのような食感。
焦がし小麦にジャガイモを練りこんだフォカッチャ。。

【前菜】
「そら豆とひよこ豆とチチェルキア豆の野菜のスープ」
プーリア産3種の豆と野菜のミネストラ。

「リコッタチーズと赤タマネギのマルメラータ」
赤タマネギを、マルメラータ（ジャム・コンフィチュール）にして、フレッシュなリコッタチーズと合わせます。

「魚介のクスクス」
アサリやエビなどの入ったクスクス。魚介のエキスがしみてクスクスが美味しい。

「ブルスカーレ」
オスミック（トマト）をプ―リアのパンにのせたブルスケッタ。

【パスタ】
【魚介のスパゲッティ】
カラスミが良い塩味と風味を与え、ふんわりと仕上げた黒鯛がゴロゴロ入ったアンチョビ風味のパスタ。ペペロンチーノのように、力強いものではなくオイルを感じさせず、魚介の旨味のブロードがしっかり絡んでいて重厚な味わいを楽しみました。

【パスタ】
「アンチョビとブロッコリーの自家製オレッキエッテ」
ブロッコリーの旨みがしっかり移った柔らかくも弾力のあるオレキエッテ。上から削ったリコッタサラータ（リコッタをさらに塩漬けにして熟成）が味に深味を与え、アンチョビの塩気がナイスなアクセント。

【小菓子】
「プ―リア産アーモンドの飴掛け」「ビスコッティ（別名カントッチョ、2度焼きの意味）」
両方、ガリゴリタイプ。

【ドルチェ】
「エスプレッソをかけたティラミス」「ホワイトチョコとドライイチジクのムース」
ひたすら甘ったるくなりがちなテイラミスもエスプレッソを合わせると、まあなんて良い塩梅なんでしょう。これはいいですね。

【食後の飲み物】
「アイスコーヒー」従妹「ホットコーヒー」
つけてくれたミルクもアイスコーヒーにはアイスミルクを、ホットコーヒーにはホットミルクを合わせてくれる気遣いに感動。

全体に優しく上品な味つけですが、ところどころソースなど酸味などのインパクトもあってメリハリのあるコースでした。チーズや豆なども直輸入のものをこだわって使用し。丁寧に仕上がている感じかとても好感がもてました。

プ―リアといえば、Alberobello（アルベロベッロ）に興味を持って行ったことがありますが、ここまで、特徴のある郷土料理とは思ってもいませんでした。（新人だった頃、旗振りツアーだったかも。）今日もいろいろなイタリアンデリ、プ―リア独特のお惣菜の、お勉強しました。
リニューアルオープンされたら、また伺いたい、また同じスタッフメンバーでお会いできますように。