日本のワイン文化を　今後とも支えてほしい　期待大！ : ワインショップ・エノテカ　広尾本店

エノテカは1988年創業。この広尾本店は翌年営業開始。1996年にはボルドーのプリムールさすがに開始。そして1997年の大坂店以来。全国に展開を続けている。今日のワインブームへの貢献度は高い。

将来のビジョンは。アジアでナンバーワン。オンリーワンのワイン商。現在、香港、上海、、台北、ソウル。シンガポール、バンコクなど。アジア主要都市に。ワインショップ及び卸売展開。今後も拡大を予定。

私も2000年のボルドー6大シャトー。そのプリムール購入など。かなりお世話になっている。近年ルロワも扱うようになった。しかし現在はルロワが入手困難。人気絶頂を誇るルロワ。日本のワイン販売ではトップクラス。今後とも健闘を祈る。


○キスラー　ソノマコースト　ピノ　キスラー　ヴィンヤード　　　　　 1430円

●白トリュフかおるミックスナッツ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 550円
●ドライフルーツ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　550円

いつもながらワインの試飲については。リーズナブルで種類も豊富。普通のグラスワイン。白は850円から950円。赤は950円から1300円。他にも銘醸ものもあり。それを
グラヴァンメニューという。それぞれ少量ながら。飲めるだけでも有り難い。

シャトーフィジアック　2100円。ラトリエール　シャンベルタン　ドルーアン　ラローズ　1800円。驚くのがシャトー・ラトゥール　8100円。とにかくワインは飲んでみないと。味わいが理解出来ない。高くても飲むこと。ただしラトゥールは保有しており。敬遠。

今回はシャトー・モンローズ。ボルドーを代表する銘醸ワインの1つ。メドック地区にあって場所はジロンド河至近。長期熟成型、濃厚で力強い。今回の2013年はまだ早いが。かなり渋みが薄れ飲みやすい。しかしさすがに王道の味。

ワインのつまみもかなりリーズナブル。グリーンオリーブ　400円。ドライフルーツ盛り合わせ　600円。チーズ盛り合わせとバゲット　1600円。今日立ち寄った日比谷ミッドタウンの。某立ち飲みよりかなりお得。それがこのスタイリッシュな店でも。


○シャトーモンローズ　2013 1300円
○ルイ　ロデレール　ブラン　ド　ブラン　1200円
●イタリア産生ハムとミラノサラミの盛り合わせ　1400円

エノテカ本店では毎週末のように。銘醸銘柄のワイン試飲会が開催される。しかもお手頃銘柄だけではなくて。いわゆる超高級、やレアワインも。たとえば1月19日（土）と20日（日）。熟成ボルドー メドック格付けシャトー　全10銘を。

シャトー・マーゴー、パルメ、ランシュバージュなど。そうそうたる10銘柄を飲み比べる。24名、予約優先。料金1人15,120円。これを高いと考えるか。お手頃と思うべきか。先週はシャンポール・ミュジニーを。また次週はシャンパーニュの王様クリュッグ全3銘柄。

日本酒やウイスキーも同様だが。ワインはとくに飲んでみないと。その味わい、風味など理解できない。とにかく自分で想像して考えて。自分の舌で確かめること。レストランで、ペアリングで飲んでいては。ワインを本当には理解できない。ワインと料理は自分で決めるもの。

だから私も出来ればテイスティングを利用。（ただし、上記のワインはすでに所有）高くても銘柄によっては仕方ない。たとえ30mlであっても味わいは理解可能。人間の味覚はAIに勝る。感性は理屈ではない。

この日は熟成ボルドーを止めて。テイスティングメニューから白と赤を。赤は珍しくスペインを。このスペインワインのサルモス。名門ワイナリー、トーレスは。世界中で高評価を受けている。独特のミネラル、力強さと個性をもったブドウというが。明るくて飲みやすい。

これだからワインのテイスティングは面白い。


グラスワイン
白ワイン
○ムルソー　オリヴィエルフレーヴ　ブルゴーニュ　2016　　700円
赤ワイン　
○サルモス（スペイン、トーレス）　900円
●プロシュートとサラミ盛合せ　　1400円
●ドライフルーツの盛り合わせ　　600円

茶禅華の予約が13時。その前にエノテカ本店で軽くワインを。エノテカで感心するのはリーズナブルな価格で。ワインとつまみを楽しめること。ルイロデールのシャンパンをこんな値段で飲めるなんて。銀座のワインバーなら2000円はするだろう。

ところでエノテカは2015年にアサヒビールの傘下になった。廉価なワインを扱っていたアサヒが高価格ワインのエノテカを買収。しかし、エノテカはアサヒの持つ膨大な飲食店網。苦手としていた飲食店への進出が可能となった。

私はこの買収はエノテカにも相当なメリットがあると思う。体力が増せば多様な展開が可能。その余力で上記のようにワインを楽しめるから。この本店以外にも銀座のミレや横浜そごうの店でワインが気軽に飲める。

それ以上に。エノテカを評価している事がある。今も大切に保管しているが。あの史上最高と言われる2000年のボルドー。5大シャトーとシュバルブランをエノテカのプリムールで購入。なんと1本が2万円だった。感謝、感謝。

○ルイロデールブリットプルミエ　1200円
○サンロレンツォ・キャンティクラシコ・グランセレンツィオーネ2011　1000円
●ドライフルーツ盛り合わせ　600円
イチジク、キウイ、マンゴー、パパイヤ、グレー
●チーズ盛り合わせ　　600円

レストランで、ワインを選ぶのに困ったら。いい加減なソムリエも多いので、もっと確実な方法は…

1つのアドバイスは「造り手で決めろ」。要は、非常に良い造り手のワインなら、どんな値段のものでも美味しい。イタリアワインで、その代表的な造り手がアンティノリ。もちろん最高水準のティニャネロやソライアは素晴らしいのは当たり前。最低価格レベルのサンタ・クリスティーナでさえバリューワインの代表例。

エノテカはアンティノリを取り扱っており、時折テイスティング会を行う。私は昨年6月に丸の内店で行われた会に参加。7種類のワインをテイスティングした。会費は3500円とかなりリーズナブル。同社は以前、スペインの至宝ピンガスのテイスティングを同じ会費で行っている。

そのエノテカの本店は広尾にある。ナショナル麻布マーケットの手前の路地奥のようなあたり。しかし店の中は広々として膨大なワインのストックがある。もし興味を抱いて見て回ると1時間は必要だろう。昔はボルドー、ブルゴーニュの名醸ワインが主力だったが。最近ではスペインやイタリアのバリューワインも意欲的に扱っている。

この広尾本店には他店と同様、テイスティングコーナーがある。

特定のワインをお手頃価格で飲めるのだ。またフードも用意されており気軽に楽しめる。今回はそのアンティノリのイルブルチャート。小売価格4200円程度ながら。果実味たっぷりのコクとなめらかなタンニンのバランスのとれた魅力的な赤ワイン。

やはりアンティノリは素晴らしい。

●2種類のカナッペ（800円）
オリーブペースト、トマトペースト
たくさん
●オリーブ盛り合わせ(800円)
タネなし

○アンティノリ（1000円）
イルブルチャート
実にエレガント