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食べログ 中国料理 TOKYO 百名店 2023 選出店
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上海蟹にまみれた夜
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①茶樹茸と姫松茸のお粥
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②上海蟹の30年紹興酒漬け
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③クラゲ 蕪 葛芋甘酢和え
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④フカヒレと上海蟹の強火炒め 金木犀仕立て
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⑤上海蟹と魚団子の上海スープ蒸し
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⑥白子 目光のスパイス揚げ
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⑦伊勢海老の紅麴蒸し
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⑧茄子のXOソース蒸し
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⑨腸粉
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⑩猪団子の香港火鍋仕立て
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⑪本日のシャーベット
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⑫上海蟹ミソ和え麺
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⑬香港干し蛸スープ炒飯
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⑭本日のデザート・杏仁豆腐
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⑮本日のデザート・胡麻団子
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ミシュラン掲載を受けてお祝いの胡蝶蘭が並ぶ図
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Avignon_mats1984
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店舗情報（詳細）
店舗基本情報
| 店名 |
一平飯店
|
|---|---|
| 受賞・選出歴 |
中国料理 百名店 2023 選出店
食べログ 中国料理 TOKYO 百名店 2023 選出店 |
| ジャンル | 中華料理、飲茶・点心 |
|
予約・ お問い合わせ |
050-3033-3946 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
麻布十番駅から徒歩５分 麻布十番駅から382m |
| 営業時間 |
|
| 予算 |
￥30,000～￥39,999 |
| 予算（口コミ集計） |
￥30,000～￥39,999
|
| 支払い方法 |
カード可 （VISA、Master、JCB、AMEX、Diners） 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
| サービス料・ チャージ |
サービス料10% |
席・設備
| 席数 |
20席 （カウンター8席 個室4席×3室） |
|---|---|
| 個室 |
有 （2人可、4人可、6人可、8人可） 有（4席×3室 個室2部屋を繋げ、最大８名まで利用可能） |
| 貸切 |
可 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 |
| 空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、カウンター席あり、無料Wi-Fiあり |
メニュー
| ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、ワインにこだわる |
|---|---|
| 料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる、英語メニューあり |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 隠れ家レストラン |
| サービス | ソムリエがいる |
| お子様連れ |
子供可 17：00来店 個室のお席のみお子様連れのお客様のご案内可能です。 |
| ドレスコード | 強い香水はお控えください |
| ホームページ | |
| 公式アカウント | |
| オープン日 |
2022年3月1日 |
| 備考 |
※貸切の際は店舗までお問い合わせください。 |
| 初投稿者 |
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休暇初日の夜は、予約を取った時には普通の店（というと語弊があるな）だったのに、いつのまにやらミシュランで星を獲得されていた麻布の新進気鋭の中華屋さん。
上海蟹のコースで、18:00一斉スタート。カウンター席で1名の予約を受けてくれる有難い高級中華。デザート、口直しのシャーベットを含む、全15品。上海蟹を堂々と全編に展開する「上海蟹まみれ」とでも言うべき内容のコース。
香港で修行したということなので、ルーツは広東料理ってことだろうか。随所で拘りがうかがえたが、キレイで濃厚な旨みを放つ〈上湯〉の出来は確かにお見事。上湯の旨みを存分に味わえる〆のスープ炒飯は、この店の名物たりえる出来だし、フカヒレをスープではなく、上海蟹の蟹ミソとともに炒め合わせたり、料理には既存中華を踏襲する部分もあれば、「こんな食べ方もあるのか」と驚きもある。最後にスープ炒飯の量を大中小選べる（大で、とオファーしたら、特大もありますがと言われたが、流石に自重しておいた）。料理単位では、④フカヒレと上海蟹の炒め、⑥白子と目光のスパイス揚げ、⑩猪団子の火鍋仕立て、⑬スープ炒飯あたりが特に感動的で、印象に残った。
アルコールペアリングのほうは、最後の火鍋仕立てにした猪の肉団子と、CharlopinのPernand Vergelesses 2017（ブルゴーニュの赤。こんなアペラシオンがあることを初めて知った…）を堂々合わせるという離れ業をやってのけるなど、スジはいい。全編にわたって、出来不出来があったのは認めざるを得ないが、意思を持ってシェフの作る料理とのマリアージュを成し遂げようという気概がわかる。
その他、サービス面は非常に洗練されており、若いスタッフが多い中でも破綻することなく、さりげなく、心地の好いサービスを受けることができる。
アルコールペアリング（ワイン以外も含む酒9種＋中国茶1種）含むお会計は40,000円超えとややゴツめだが、どうも上海蟹コースの時期は少し金額お高めのようで、普段ならペアリング込みでももう少し優しいお値段になりそう。
満足感は非常に高かったのだが、このレベルになってくると、私の中では〈茶禅華〉、〈センス〉、〈富麗華〉あたりとの比較になり、今の段階ではそのどれともまだちょっと「距離」を感じる。でも、時間とともに、これらの店と鎬を削る存在になっていくのでは。そして、じっくり付き合っていきたい店ではある。応援します。