若き大将が握る絶品寿司 : 鮨 詠心

麻布十番で本格的な絶品寿司を堪能してきたのでレビューしたいと思います。


どうも！みなさん！おはこんばんにちは！お初のお方は初めまして！
ワールドワイド・シュバルツ・ネッシー１６世と申します。よろしくお願いいたします。


今回レビューしたいお店は「鮨 詠心」さんです。最寄り駅は麻布十番駅です。麻布十番駅7番出口から歩いて3～4程の距離にあるので、アクセスは良い方だと思います。
高級感の感じるビルの5Fにある寿司屋さんで、店のガラス張りの壁から東京タワーが見えるのが印象的でした。


まずは生ビールを注文。その後は響を飲んでから、日本酒を中心に楽しみました。
ここのお店にはドリンクのメニューがなく、飲みたい物を言えばだいたいあるとの事のようです。お店のソムリエの様な方がどんなお酒の名前を言ってもすぐ把握しており、どのような味の日本酒が飲みたいと言ったこちらの要望にも的確に対応して頂いて凄いなと思いました。
また、お酒以外にもお茶にも力を入れているようでほうじ茶や煎茶のレベルの高さに驚きました。茶葉の旨味が凄かったです。


せっかくなので一番人気のおまかせコースを楽しむ事にしました。

・魚のお出汁
一番最初は汁物系でした。90～95度で煮て、100度に行かないようにで調節しているそうです。そしてその後に塩分調整など繊細な調理をしているそうです。
一口飲んでみると、魚の奥深い味わいが口の中に広がりました。ただの出汁なのにここまで美味しく出来るのは凄いなと一品目から感心してしまいました。

・気仙沼のカツオ
こちらは気仙沼産のカツオを一晩漬けた漬カツオのようです。上に七味がかかっていました。
表面だけ揚げてあり、香ばしい味わいでした。部分的に味と食感が違うので、一口で様々な味わいを楽しめました。また、素人ながらも、とても繊細な調理方法をしているのだなと分かりました。
癖や臭みなども一切なく、肉厚でねっとりとした食感で柔らかくて上質なカツオでした。

・ボタン海老の紹興酒漬け
本日で紹興酒に付けてから5日目のようです。どうやら、殻ごと付けるから時間がかかるみたいです。
上に乗っている緑色の物は何かの薬味かと思ったのですが、ボタン海老の卵のようです。そしてハナゴと言う花も載っていましたので見た目も美しかったです。
緑色のボタン海老の卵は歯応えがよく、シャキシャキとした強めの歯応えが特徴的で、食感だけで言うと歯応えの強い明太子のような感じがしました。味も新鮮且つ濃厚な味わいで初めて味わう感じでした。ハナゴは紫蘇みたいな味でした。
肝心のボタン海老も新鮮でプリプリとした食感で濃厚な味わいでした。ボタン海老本来の甘さも引き立っていて凄かったです。

ここからメインの寿司だったのですが、目の前で炊き立てのご飯に酢をかけてシャリを作っていました。この様子が凄くて見てて飽きなかったです。
シャリは米酢と赤酢の二種類をブレンドしているらしいです。酢の良い匂いがフワッとこちらの方まで香ってきて凄かったです。

・ハタ
こちらは10日間寝かした物に軽く火を通した物のようです。上に玉ねぎ醤油がかかっていました。こちらも一ヶ月漬けたものみたいです。
ハタは脂がしっかりと乗っており、ふっくらとした食感で雑味が一切なく、落ち着いた優しい味わいでした。上に乗っている玉葱醤油も良いアクセントとなっていました。

・もずく酢
こちらは石川県産のもずくのようです。
シャキッとしていて食感が強めなのが特徴的だった。ここまで歯応えの強いもずくは初めて食べました。上に乗っている生姜が良いアクセントとなっていました。脂っこい物が続いたので、さっぱりとした物が来るタイミングとしては完璧でした。

・セイコガニの春巻き
サクサクの春巻きで一口噛むと、セイコガニの旨味が口全体に広がりました。春巻き自体の味付けは薄めで、セイコガニの旨味が全面に出るように計算された作りでした。付け合わせのカボスも相性抜群でした。

・マグロの赤身
こちらは北海道のオイと言う種類のマグロらしいです。
柔らかさとマグロ本来の旨味と酸味の味が絶品でした。ここまで美味しいマグロがあるのかと感動するレベルでした。

・カスゴダイ
雑味が一切なく、さっぱりとした味わいでした。ゆずが良いアクセントとなっており、素材の旨みをより引き立てていました。

・アオリイカ
塩と酢橘で味付けされていました。皮を全部はいでいるそうで、とてつもなく柔らかくて口の中でとろけました。濃厚でねっとりとした食感で口の中でとろける味わいでした。やはり高級店で味わいイカは普通の物は違うなと思いました。

・TKG
タチウオ　黄身　ご飯　の略のようです笑
大将のオススメ通りに、タチウオとご飯と卵をぐちゃぐちゃに混ぜてから味わいました。一口食べるとマヨネーズのような味がするのですが、マヨネーズ自体は使っていないようです。大将曰く、マヨネーズの作り方の様な発想で作ったもののようです。
酸味と胡麻油の味わいが感じられて濃厚な味わいでした。上品だが、どことなくジャンク感も感じて好みの味でした。タチウオもふわふわとした食感で美味しかったです。
このような高級店でこう言った庶民的なご飯ものを楽しめるのは個人的に嬉しいポイントでした。

・コハダ
熊本県天草産のコハダのようです。小骨を溶かして旨味が全体に溶け込ませてから、ゆっくりと酢を入れていく調理法らしいです。芝エビの朧も一緒にシャリに漬け込んでいるそうです。口当たりが柔らかく、上品な酸味が特徴的でした。芝エビの朧が甘めの味付けだったので、それにより酸味が際立っていました。

・中トロの漬け
中トロの漬けは初めて食べました。中々ないよなぁと思っていたら、大将曰く、他のお店がやらないからあえてやっているそうです笑
脂の甘みも上品な甘みで、気付くと口の中で溶けて無くなっていました。大袈裟に聞こえるかもしれませんが、ここまで美味しい中トロは初めての経験でした。

・ウニ
愛媛県今治産の赤ウニのようです。
香りも素晴らしく、クリーミーで甘味が強いのが印象的でした。ウニと言ったら濃厚なイメージだったのですが、こちらはウニなのにさっぱりとしていて優しい味わいでした。

・大トロ
ジャバラと言う大トロの裏側の部分を炙ったもののようです。
香りが素晴らしく、脂も多めでした。炙った事による香りと上品で複雑な味わいが凄かったです。初めて食べる味わいで新感覚。こちらは旨味が凄くて複雑な味わいだったのですが、言葉では説明しずらいので、実際に味わってもらえれば凄さが分かると思います。
また、大トロなのにしつこさなどは一切なく、さらっとした味わいでした。

・アナゴ
びっくりするほど柔らかく、ふっくらふわふわの食感でした。一瞬で口の中でとろけて衝撃的でした。
上に一味がかかっていることにより、よりしまった味わいになっていました。

・しじみの味噌汁
しじみの旨味が味噌汁に溶け込んでおり、落ち着いた優しい味わいでした。

・鉄火巻き
まず最初に見て思った事はシャリの量よりもマグロの量の方が圧倒的に多い事でした。
中のマグロはトロのように柔らかく、中のわさびがマグロの旨みをより引き立てていました。大将曰く、シャリが硬めなので、マグロの柔らかさがより引き立っているそうです。

・卵焼き
これは卵焼きというよりも、プリンのようなビジュアルでした。
食べて見ると、味も甘めでカラメルのかかっていないプリンのような味わいでした。これはほぼデザートと言っても良いでしょう。

・ほうじ茶
最後は暖かいほうじ茶が来ました。
お茶の味の主張の強いほうじ茶で濃厚で後味も心地良かったです。口の中にしばらくほうじ茶の味が残るので余韻も楽しめました。


店は隠れ家的な雰囲気も出ており、お洒落で落ち着いた大人の空間と言った感じでした。お店の中から東京タワーが見れるので雰囲気も良く、デート等の利用でも外さない店だなと思いました。
また、カウンター席なので若い大将の華麗な技も見られるので得した気分です。
値段は高めでしたが、お店の接客も味も超一流と言った感じで良い経験となりました。
大切な人との記念日やお祝い事をする上で知っておいて損のない一流店だと思います。高級店なので頻繁に行く事は出来ませんが、また行きたいと思わえる良いお店でした。


以上、ワールドワイド・シュバルツ・ネッシー１６世でした！
最後まで読んでいただきありがとうございます。またどこかでお会いしましょう！
I'll be back！！