無料会員登録/ログイン
閉じる
気になるお店はこちらで保存ができます
空席確認・ネット予約
閉じる
リクエスト予約希望条件をお店に申し込み、お店からの確定の連絡をもって、予約が成立します。
1 予約の申し込み
ご希望の条件を当サイトよりご入力ください。
2 お店からのメール
ご予約が承れるか、お店からの返信メールが届きます。
3 お店へ来店
予約が確定した場合、そのままお店へお越しください。
電話なら予約できることがあります
閉じる
最新の情報は直接店舗へお問い合わせください。
天使のえび登場!
ワインが格別だった
1回目の訪問で際立ったのは、オーセンティックな味。
そして今回2回目に際立ったのは、バルバレスコ。
2011年なので、バルバレスコとしてもどちらかというと若い方かもしれないが、当然とはいえ非常に美味しい赤であった。
そしてそれをグラスで頂けるとは。。。
前回ドアを閉めてほしいと書かせて頂いた。
今回そのドアが閉まっており、そこを開いてイタリア人のウェイターが出迎えてくれた。
ドアが開いたままであると、迎える側も実は気がつかないこともある。
麻布十番の中では比較的静かなエリアであるが、そこからドアを中に入ってインテリアを味会う感覚。
うん、これがいい。素直にそう思った。やはりドアは閉めたほうがよい。
前回は、口の中でイタリアを感じさせてくれたと書いたが、今回は、ドアを閉めたことでこのインテリアが生きてより空気感もイタリアになっていた。
メニューについては、相変わらずオーセンティックな味であることの評価は変わらないが、ズッパ・ディ・ペッシェの食材の貧弱さが気になった。とくに海老の質。1500円の前菜ならこれもありだが、3000円のメイン料理にこれはない。
採点としては、上記の説明で明らかなように雰囲気とドリンクは+0.1、しかしCPは-0.2とさせて頂いた。
最も本場の味に近いイタリアン
オーセンティックであることを最大のポイントとしている私にとってこれほどどんぴしゃなお店はない。
料理はミラノ料理が中心のようではあるが、それだけということでもないので、そういう意味では本当にオーセンティックではないのかもしれないが、しかし口の中にイタリアを感じたというのが一番の感想である。
東京のイタリアンの中で、どんなに美味しくても少なくとも口の中だけはイタリアにいるのではないかと感じさせてくれるレストランはほとんどない。
もちろん新鮮な食材が多い日本において、その日本の食材をイタリア料理に昇華することに見事に成功しているレストランも数多い。
しかし、このディエチは、そういう方向ではなく、本当に本場そのままを大切にしていることを感じさせてくれる数少ないレストランである。
それだけでも大きな評価に値する。
味だけではなく、そのポリシーの表れのひとつがどうぞペット連れでという点である。
イタリアでは、ワンちゃん連れは当然。だからこちらでも当然。ただ、それだけのことという極々自然体のサービス。
そのため、お客様の多くがワンちゃん連れで来られている。
しかし、ここはそのためだけに来るお店ではなく、本当に美味しいイタリアンであることをまず強調しておきたい。
店内は、ちょっと洞窟のなかにでもいるような雰囲気。それがまた美味しさを引き立てる。
前菜からプリマピアッティ(パスタとリゾット)、そしてメイン、もちろんデザート、どれもがきちんとイタリアであった。
では一つ一つのメニューを覚えている限り。
前菜
鮮魚のカルパッチョ:
絶妙の厚さの白身そしてたっぷりとした量。日本のイタリア料理店にかけているのが量であることを改めて認識させられる。
味付けもシンプルでありながら非常に美味しい
ブラータとドライトマト:
ブラータ(生クリームが中に入っているモッツァレラチーズ)に旬の自家製ドライトマトの組み合わせ。
味付けはされておらず、オリーブオイルとお塩でどうぞという形。
美味しくないはずはないが、今まで食べた中でも特に絶品のブラータである。
プリマピアッティ
サマートリュフのタヤリン (tajarin)
シンプルなチーズと黒コショウのパスタ、カチョエペペにたっぷりのサマートリュフをかけた細めの平たいパスタ。
もちろん、たっぷりのトリュフがポイントであることは言わずもがなであるが、味付けも本場さながらという何とも言えない絶品料理。
ミラノ風サフランリゾット
見た目は実にシンプルなきいリゾットであるが、味は絶品。
チーズの味がしっかりと効いている。
メイン(魚料理)
キンメダイのソテー アスパラガスとサフランのソース
こちらの良さは、思った通りの料理が出てくること。そして量もしっかりと。
ここまでに口の中をイタリアにされているところに、美味しいお魚料理。
満足感が高い。
デザート
チョコトルタ
思ったよりもずっと軽いチョコレートケーキ。
強いて言うならむしろもっと甘くてもと言いたいほどである。
こう見ると実は極めて代表的な味をシンプルに提供していることがわかるが、それだけに本場のバランスが生きていると思う。
デザートメニューは、もう少しパンチが欲しい気がする。
ワインもグラスで頂いたのだが、このレベルのワインをグラスで提供して頂けるのはうれしい。
近々別のメニューを試したい。
欲を言えばというレベルであるが、
一つはドアは閉めて欲しい。この梅雨の時期(残念ながらそこはイタリアにはない部分)、やはり若干湿った生温かい空気が入ってくるのは気になった。
ともすると見逃しがちにもなるエントランスでもあるので、やりたいこともわからないでもないが、それはそれで別のことを考えて欲しい。
もう一つは、ほぼ必ず東京のイタリアンで私が言いたくなることなのだが、「本場」がこの店のキーワードなのであえて言わせていただくと、もっとレストラン全体に陽気な空気が流れていてほしい。もちろんイタリアでもすべてのお店が陽気であるわけでもないし、どこぞのスタッフが大声で掛け声をかける規則のあるレストランもうっとうしい(「規則」になっている時点で陽気ではない)のだが、このお店にはもう少し陽気な空気が合うと思う。
その一旦は我々客側も担うべきだとも思うが。
私が付けた点数が示す通り、東京で最も美味しい本場のイタリアンである。
口コミが参考になったらフォローしよう
森の動物
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。問題のある口コミを連絡する
森の動物さんの他のお店の口コミ
「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
店名 |
閉店
OSTERIA dieci(オステリア ディエチ)
|
---|---|
ジャンル | イタリアン、パスタ、ステーキ |
住所 | |
交通手段 |
営団地下鉄南北線の4番出口を出て建物の左側を直進。パティオを抜けそのまま直進。マツモトキヨシを過ぎて、「七面坂」を下り、右手の石積みが入り口。 麻布十番駅から224m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
¥6,000~¥7,999 ¥2,000~¥2,999 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー可 (交通系電子マネー(Suicaなど)、iD、QUICPay) |
サービス料・ チャージ |
Copertoおひとりあたり550円となります |
席数 |
20席 (テーブル12席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 店頭に喫煙スペースあり |
駐車場 |
無 近隣にコインパーキングあり |
空間・設備 | 落ち着いた空間、席が広い、カップルシートあり、カウンター席あり、ソファー席あり、立ち飲みができる、無料Wi-Fiあり |
ドリンク | ワインあり、カクテルあり、ワインにこだわる |
---|---|
料理 | ベジタリアンメニューあり、英語メニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
サービス | お祝い・サプライズ可、ペット可、テイクアウト |
お子様連れ |
子供可(乳児可、未就学児可、小学生可)、ベビーカー入店可 店内にベビーカーでのご入店が可能です。赤ちゃんの離乳食などのご用意はありませんが離乳食をご持参いただけましたら一緒にお食事をお楽しみ頂けます。 |
ドレスコード | 特になし。カジュアル、普段着でOKです。 |
オープン日 |
2015年12月11日 |
備考 |
ペット同伴可能な飲食店です。店内どこでもわんちゃんの同伴が可能です。わんちゃん用のお水・おやつ無料サービス。お食事のご用意もあります。カートでのご来店も可能です。 |
初投稿者 |
食べログの会員になるとレストラン情報を編集する事ができます!この機会に是非ご登録ください!
店舗会員になると、無駄な広告費をかけずに効果的なPRができます。詳しくはこちら
紙ではできない予約管理を。いますぐ無料ではじめよう。詳しくはこちら
既に会員登録が完了している方はこちらからログインできます。ログインはこちらから
シンプルでありながら、いやシンプルであるがこそ、シェフのオーセンティックな料理に対するこだわりと確かな技術を感じる料理に、自然にこちらに足が向く。
前回、ズッパ・ディ・ペッシェに使われていたエビの質についてコメントさせていただいた。
早速、その点を向上していただいていたのには驚きを隠せない。
それは、ニューカレドニア近海の天使の海老。
近年、天ぷら店などでもよく出されているが、この有頭海老を使っていただくと、こちらのお店のメニューは数倍にも強固なものになることだろうと容易に想像がつく。
今回も本当にオーセンティックな料理を堪能させていただいたのでいくつかコメントを。
(これほど、この「オーセンティック」という言葉を連呼したいレストランは他にはない。私がそれを判断基準とすると謳って点数をつけているのだからもちろん最上級の賛辞である。)
ドライトマトのマリネサラダ
自家製のドライトマトであるが、いわゆる保存可能なドライトマトとは異なり、非常にフレッシュなドライトマト。なんか矛盾している表現であるが、要するに乾燥しているというよりは果汁が凝縮されてまだ残っている状態といえば伝わるだろうか。
美味しい。
コーンのスフォルマティーノ
季節によって使用する食材が変わるというスフレ。
コーンの味とチーズがよく合う。
これも本当に美味しい。
天使の海老のリゾット
これは通常メニューにはなくクリスマスなどの特別メニューで作るとのことのですが、どうしても天使の海老を味わいたくてちょっとおねだりして作っていただいた。
結論からいうと、私がこれまで食べたリゾットの中でもベニスで食べたイカ墨のリゾットと並んで、世界で最も美味しいリゾットかもしれない。
天使の海老であること、そしてもちろん有頭海老での使用であることは、とても重要である。
これからのこちらのシーフードメニューにこの有頭海老が使われると思うと多いに楽しみである。
スイカのグラニータ
スイカの美味しさが凝縮された美味しいグラニータ。
スイカというのは一見オーセンティックから離れるようであるが、そのまま食べても美味しい群馬産のスイカということでそれをグラニータにするのは、スイカもソルベにすることに慣れているイタリアらしいといえると思う。
とにかく美味しい。
今回料理、サービス、CP、そしてもちろん総合評価の点数を上げさせていただいた。
理由としては、
前回から食材の質にすぐに対処してくれたこと。
メニューにはない料理を出してくれる柔軟性。
これまで実は若干評価が低かったデザートメニューであったが、最高のグラニータが食べられたこと。
これでついに4.5点。日本のイタリアン最高の点数であることはもちろんのこと、もはやミシュランの星がついていないお店はない域に入ってしまった。めったに付けない点数なので、料理を思い出しながら、またほかのレストランの採点とも比較して、慎重に熟考させていただいたが、やはり点数を上げない理由がなかった。
天使の海老のズッパ・ディ・ペッシェを再度食べに来なければ。。。(笑)