永坂更科 布屋太兵衛 麻布総本店
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店舗基本情報
| 店名 |
永坂更科 布屋太兵衛 麻布総本店（ながさかさらしな ぬのやたへえ）
|
|---|---|
| ジャンル | そば |
|
予約・ お問い合わせ |
03-3585-1676 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
東京メトロ南北線・都営大江戸線麻布十番駅下車 麻布十番駅から85m |
| 営業時間 | |
| 予算（口コミ集計） |
￥2,000～￥2,999
￥2,000～￥2,999
|
| 支払い方法 |
カード可 電子マネー可 |
席・設備
| 個室 |
無 |
|---|---|
| 貸切 |
可 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 |
メニュー
| ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
|---|
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ホームページ | |
| 関連店舗情報 | 永坂更科布屋太兵衛の店舗一覧を見る |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
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八代目清右衛(初代布屋太兵衛)の故郷更級郡の「更」と領主保科家の「科」に、地名を付け加え『永坂更科』と命名され、今では全国にその名も知られている。が、更科の歴史は奥深い…。
平日の夕暮れ前に此処で、長ぁ～く、白ぉ～い蕎麦を啜っているときには、汁のブレンドに集中し…楽しんでいた。
寛政はじめ、初代布屋太兵衛が江戸麻布永坂に「信州更科蕎麦処布屋太兵衛」を開店。長く愛され、とても繁盛していたそうだが七代目松乃助の代で廃業(1941年)。
時は流れて終戦後。
松乃助から許しを得た馬場繁太郎が
｢麻布永坂 更科本店｣を開店。
↓
1949年(昭和24)には、松乃助が
｢永坂更科 布屋太兵衛｣を開店。
株式会社となり首都圏のみならず北海道から九州まで広く店舗展開している。
↓
1984年(昭和59)には、八代目･堀井良造が
｢総本家 更科堀井｣を開店。
何とも複雑…。だが、歴史的背景を知ることで更科蕎麦の魅力に引き寄せられた。
■御前そば ¥1012
かつて、将軍大奥の御用を承るに及びに名を許され、今尚、名物の『御前そば』は実の甘皮をとり除いた芯部分を贅沢使用するので透明感ある真っ白蕎麦になる。鮮やか綺麗。水〆洗い程々で、水切りは緩い。長ぁ～い白蕎麦をそのまま啜るが…水の味が強い。茹で加減も緩い印象。
さ、汁だ…
提供される徳利は「あま汁」と「から汁」の2種。どちらも両極端な特徴を持っているが、熟成返しと、厚削鰹節出汁はよく効いている印象を受けた。それぞれ別別に、あま汁のみ or から汁のみで啜るのもよいが、此処では「あま汁 + から汁」で、自分好みにブレンドして啜ることを推奨している。よって、徳利は２つくるが猪口は１つと言う訳だ。
①[あま汁]→トロみがかった濃厚汁。啜る前から鰹の香りがある。で、啜ると…とっても甘い。甘いゎ。
②[から汁]→こちらも鰹の香りがいい。丸みある辛口というよりは甘味が舌に広く残る、中口といった印象。
③[ブレンド]→辛口ベース(8割程)に甘口(2割程)を注ぎ入れる。。。甘口ベースに辛口を注ぐ…なんて作業しながら啜っていると、あっという間に蕎麦がなくなっていく。混ぜ合わせても感じたのが「あま汁」の甘さがとても強いということ。
大きな窓ガラスから陽が入るので店内は明るい印象。清潔感がある。複数人いる花番様は控えめ。元気ない印象。現代的接客なのだろうか…席への案内から注文まで、客に興味を持たないように接客するスタイルなのだろうか…。会計時には女将が現れた。着物姿で柔らかくも格式的な風格を感じた。
更科の歴史を覗く「きっかけ」が此処にありました。
おいしかった。
ごちそうさまでした。