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食べログ イタリアン TOKYO 百名店 2023 選出店
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手打蕎麦 はしば(京王よみうりランド、矢野口 / そば、カレー)
店名 |
クチーナ ヒラタ
|
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受賞・選出歴 |
イタリアン 百名店 2023 選出店
食べログ イタリアン TOKYO 百名店 2023 選出店
イタリアン 百名店 2021 選出店
食べログ イタリアン TOKYO 百名店 2021 選出店 |
ジャンル | イタリアン、パスタ |
予約・ お問い合わせ |
050-5868-8411 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
東京メトロ、都営地下鉄麻布十番 徒歩5分 麻布十番駅から215m |
営業時間 |
|
予算 |
¥10,000~¥14,999 |
予算(口コミ集計) |
¥15,000~¥19,999
¥2,000~¥2,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
サービス料・ チャージ |
サービス料(10%)ディナーのみ |
席数 |
23席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 (20人~50人可、20人以下可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い |
ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる、健康・美容メニューあり、英語メニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
サービス | お祝い・サプライズ可、ソムリエがいる |
ホームページ | |
電話番号 |
03-3457-0094 |
備考 | |
初投稿者 |
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なんと今年は記念すべきしゃもじ隊創設40周年というメモリアルイヤーである。しゃもじ隊大本営には笑っていいとものテレホンショッキングに吉永小百合と高倉健が同時に出演したかと疑いが生じるほどの大量の花輪が届きまくっているわけだが、うっかりしていたそこの貴方はまだ間に合うからさぁ急いでレッツしゃもじ。…ってもう月変わっちゃったけどねー
そんなわけで、はえあるセレモニーディナーに選んだのはこちらの『クチーナ•ヒラタ』さん。今まで行きたくて行きたくて幻冬社の見城社長的に言うなら身をよじってよじり続けてきたしゃもじ隊長であったわけだが、ついに夢が叶ったわけであり、つまりはドリカムなのであり、向こうに見えるは三途の川と彼岸でよろしかったでしょうか。
しゃもじ隊はあまり麻布近辺には出没しないのだが一路お店へ。入って席に着くと思っていたよりカジュアルな雰囲気。お店は意外にも奥に細長い造り。丸テーブルというのは何と無く良いものだ。
今日はコースで頂きます。なんせセレモニーだからね。コースもちゃんと説明をしっかりしてくれます。しゃもじはこの最初のコースの説明を聞くのが3度のメシより好きだ。じゃあお前は説明だけでメシ抜きな!とお皿を下げていこうとするその足にしがみついて前言撤回。
コースの説明を聞きながらこれからどんな料理が出て来るのかを想像しつつ、それは一体どんな…?みたいな合いの手もいれつつこれから出てくる料理達に想いを馳せる…もはやヨダレが止まらないのであり、あぁ美味しい美味しい…もぅお腹イッパイ…いやそれは気のせいか…
( ̄ー ̄)
ということで説明する内容ってすごく大事だと思うのです。『今日は新鮮な真子鰈をソテーにしました』という説明と『今日はカレイの真子ちゃんがアナタに食べられるために三陸沖から猛ダッシュで駆けつけてくれまして、バターを小脇に抱えてフライパンにダイブ致します』という説明とどっちが美味しそうだろうか!
…何か違うな…例え方が悪かったのか…まぁとにかくここで想いを存分に馳せるのがとても重要だということだ。
今回のコースはアミューズ、冷たい前菜、温かい前菜、パスタを2種類、メインは肉か魚か。という構成。アミューズの前に食前酒が出てきます。何かこういうサービスって好きだ。
冷たい前菜は盛合せを。しゃもじ隊といえば前菜の盛合せ野郎だからだ。大事なのは盛合せ感だ。イメージとしては盛り盛り盛り合わせ位がステキだ。でもこういうお店で盛合せ的な前菜って珍しいな…と迷わずオーダー。
盛合せは5種で、カプレーゼ、スモークサーモン、牛のカルパッチョ、キスとカレイという、これまた色鮮やかな一皿。いやぁ〜どれも美味しい。素材を感じます。一口サイズなのがじれったいわ〜シャイなのねぇ。
シャイかどうかは知らんが、お次は温かい前菜で魚介のガーリック焼きを。しゃもじ姫はいつも通りアナゴ姉御なのでアナゴのフリットで行きます。
この魚介のガーリック焼きが良かった。実にいい。『シェフを呼びたまえっっ!』と直接美辞麗句を並べ立てたい衝動にかられたが、お忙しい厨房においては東京都迷惑防止条例に抵触するほどに迷惑な行為であり、しゃもじ隊は『迷惑行為』という何とも曖昧で抽象的な表現が嫌いであり、はっきりとチカンと表現したり、『何とか罪』だと犯罪であることを明言すべきなのであり、そういう言葉のセンスがイカンのであり、同じ意味で『万引き』という言葉も全くもって意味不明であり、これは窃盗罪以外の何物でもないのであり、万を引くとはこれいかに?な状態なのである。
いきなり想定外に破壊的な脱線をしてしまったが、魚介のガーリック焼きが美味しいのよ!という話だったな…いかんいかん…前菜の素材を前面に出した料理とは違いビストロの料理かと思わせるような濃厚でしっかりした味わい。何というか懐の深さを感じます。あなたのフトコロに抱かれて眠りたい的な。おっと、これ以上は大人しゃもじな話題になっちまうから子供はもう寝なさい、いいから。
とすかさずハマグリ(だったと思う)のパスタが。パスタ2種はちゃんとシェアして出してくれます。このハマグリさんがまた火の通し具合がいいことといったら。ややフレッシュすぎるか?という位のこの感じがしゃもじ隊的にはグーです。
もう一皿はまさに季節もの、ポルチーニ茸のパスタを。ポルポルさんが惜しげも無く使われてます!テーブルに置かれた瞬間に鼻腔をくすぐりまくるこの香り…やめろよ〜くすぐったいだろ〜なんだよ〜
これはうまい。ポルチーニ茸がかなり大振りに切られているので肉厚で存在感があり、かつソースによくからまって香りと濃厚な味わいとが…パスタのもっちり感もおててをつないでおります。
とここでワインの話をば。フロアには女性のソムリエールがいらっしゃいます。満面の笑顔でサービスしてくれますが、何より素晴らしいのはグラスワインの豊富さ。
最初にワインを選ぶ時に『こんな感じのワインが飲みたいとご要望を言って頂ければチョイス致しますので…』というではないか。いやいや!待て待てぃ!そうは言ってもグラスワインなので、今日はこんなラインナップですとかそういう情報がないと選びようがないわな!とツッコミたくなったが、まぁそういうことならいっそソムリエールに任せてしまえと飲みたい方向を伝えてサーブしてもらう。飲んでみるとどれもイメージ通りで当たりで素晴らしかったのだが、途中であることに気づいた。
グラスワイン用のワインが置かれたテーブルがあるのだが、どうもお客の要望に合わせて次々と新しいワインを抜栓しているようなのだ。ソムリエールはセラーに行ってはワインを持って戻りグラスに注いでサーブしている。この疑惑が決定的になったのは最後に赤ワインがほしいとお願いした時だった。ソムリエールはこんなワインがあると言ってセラーからワインを出してきて抜栓しているではないか!そしてもちろん注がれた赤ワインはしゃもじ隊の元へ…
なっ…なんということが今目の前で起きているのだ!これはしゃもじ隊を祝うドッキリか!?希望のグラスワインが無いなら開けてしまえばいいじゃないという逆転の発想!やったねパパ、明日はホームランだ!
とプチ錯乱さえしてしまうこの対応。もちろんこんなサービスは初体験であるしゃもじ隊はもはやひれ伏してこれまでの非礼を詫びることくらいしかなす術がないのであった。ちなみにサービスとしてどう成立させているのかはお店には聞かなかったのでちゃんとお店にシステムの確認は必要だと思われます。
あまりの感動にワインサービスに華が咲いてしまったが、メインがまだあるのです。ちなみにさっきのポルチーニ茸のパスタにあわせた重めの白が今回の絶品マリアージュだった。
メインは肉と魚それぞれを。肉はポークで、魚は何だったかなー忘れちまったのです(;´Д`A
やはりメインで気を許してしまうしゃもじ隊のよくないクセが出たな…
こうなったらもう仕方ないのでまとめに入ろう。
実はお邪魔した時には知らなかったのだが、『クチーナ•ヒラタ』さんはかなり老舗の有名なお店らしく、著名な方々にも愛されてきたイタリアンらしい。確かに年配の方が多かった気がする。色々とご苦労もされて来たのでしょう。その歴史が成せる技なのか、店内はとても緩やかで落ち着いていて肩肘を張らずに料理とサービスを楽しめる雰囲気に溢れています。目の行き届く範囲で付かず離れずサービスするのは大事なことです。ソムリエールに選んでもらったワインが美味しかったので彼女に『美味しいです』と伝えたら返ってきた言葉は『ありがとうございます』ではなく『ヤッタ!良かった〜!』だったそんなやり取りがこの店を象徴している気がしてぬくもり印のしゃもじあげたくなりました。
数年に1回とかでもいいから何十年も通い続けたいと思えてイメージできる店ってこういう店なんだろうなぁ…となかなか感慨深いしゃもじ隊なのでした。
ごちそうさまでしたー