スリランカプレート（スリランカチキン）＠ポンガラカレー 赤坂アークヒルズ店 : ポンガラカレー 赤坂アークヒルズ店

東京メトロ南北線六本木一丁目駅から徒歩5分。溜池山王駅からでも徒歩5、6分ぐらい。

赤坂アークヒルズ3階のレストラン街一角にある。回りには金子半之助やつじ半、田中そば店、坦々麺つじ田などの有名店がズラリと並んでいる。

ポンガラカレーは大阪梅田に１店舗、東京はこちらと大手町の２店舗あるスリランカ風のスパイスカレーをウリとしているカレー店。運営は大阪の携帯ショップや飲食店をいくつも抱えている会社らしい。

21:30頃訪問。先客なし。オフィスビル内での遅い時間だし、まあこんなものかな、と思う。

券売機にてスリランカプレートのチケットを購入。ビーフカレーやカツカレーといった普通っぽいカレーもあったが、せっかくスパイスカレーの店に来たのだからそれっぽいメニューを食べてみなければ。

スリランカプレートはカレー2種と副菜5品。カレーはレンズ豆のカレーが固定であと一つはスリランカ野菜カレーかスリランカチキン、今月のカレーから選択する。ちなみに今月のカレーは鯖のミリスマール。めちゃくちゃ辛いらしい。ライスはバスマティライスと日本米で選択でき、日本米の場合は100円安い価格設定になっている。

席に着きつつ店員さんにチケットを渡す。今月のカレーは生憎売り切れ。レンズ豆のカレーに合わせるならサラッとしたグレービーのほうが良いかなと思い、スリランカチキンを選択。

店内は４人掛けのテーブルが２つと変形U字型のカウンターに20席。照明も明るく清潔な感じだ。入口近くにはテイクアウトコーナーもある。店員さんは2名体制。昼間はもう少し人数がいるのかもしれないが。

カレーは湯煎したものを装って出している。先ほど今月のカレーが売り切れという話のときに、明日の午後には到着すると思うと言っていたので、セントラルキッチンで作っているのだろう。ということは、大阪から運んでくるのかしら？

5分ほどでスリランカプレートが提供される。

平たい皿の中央にバスマティライス。上にクコの実が乗っている。その右から中央ににスリランカチキン、左にレンズ豆のカレー。奥には副菜が。右から青大豆、しめじ、ココナッツ、キャベツ、ビーツ。あと、1/3にカットされたような形のパパドがライスに刺さっている。

うーん、結構なボリュームだ。ライス少なめにしてもらえば良かったと少し後悔する。

まずは少しずつ味見を。

スリランカカレーはマスタードと黒胡椒が効いていてかなりスパイシー。グレービー自体はサラッとしていてあっさりとした味わい。ちょっと苦みが出ているけど、これは割と好みかも。

レンズ豆のカレーはもったりとしていて、辛さはあまり感じない。これ単体だと物足らないけど、他のカレーのグレービーと合わせることで活きるタイプ。インド系料理の名脇役とでも言っておこうかしら？

ビーツはちょっと甘みがあって、スリランカチキンとの相性が良い。キャベツのシブジはまあ普通。

ココナッツはオレンジ色に染まっていて最初は人参かと思っていたので、口の中に入れてびっくり。結構ピリ辛の味付け。シャキシャキした触感がアクセントになって良い。

しめじはタマリンドの酸味が効いていてとても美味しい。これが一番気に入ったかも。青大豆は軽く魚出汁のような風味に辛みが付けてあって、これもなかなか美味しい。

バスマティライスはもう少し香りが強くても良いのにと思ったが、それが苦手な人もいるので、まあこんなものだろう。

味見が終わったところで、パパドを細かく砕いてライスの上に乗せ、カレーと副菜とライスを全部ぐちゃぐちゃに混ぜ合わせる。見た目がだいぶ汚くなってしまうけど、お店のおすすめの食べ方もそうなっているし。お店が推奨してなくても、この盛り付けならそうしたくなるのが人情というもの（意味不明）。

うん、混ぜ合わせると色んな味や辛さが複雑に絡み合って、これはなかなか美味しい。単体で食べるより味に深みが出るというか。

ただ、皿が極端に浅いので、スプーンだけだと混ぜるのがちょっと難しい。できれば、フォークも用意しておいてくれると助かる。実を言うと、カレーはフォークで食べたい派なので。

これが正真正銘のスパイスカレーなのかという点については多少疑問が残るのだが、こういうスタイルの店がチェーン展開してくれて、遅い時間（23:00まで営業）でも1000円前後の価格で手軽に食べられるというのは、私にとって非常に便利で嬉しい。

カレーの種類が12種類あるというし、激辛という鯖のミリスマールは是非食べていたい。職場から左程遠くない場所でもあるので、残業で遅くなった時にでもちょっと通ってみようかなと思案中。

でも、次回は必ずライス少なめで注文しないと。