丸山珈琲のお洒落な新しい店舗 : 丸山珈琲 西麻布店

【2014/11/01 再訪】　　　 丸山珈琲 西麻布店

　小雨降る中、広尾から西麻布方面に歩く。途中久しぶりに「丸山珈琲 西麻布店」に立ち寄る事にした。店内は雨と言う事で空いていた。

　メニューを見てみるとケーキなどの種類などが多くなっているように見える。これも土地柄かも知れない。

　珈琲は前回はcores：コレスで淹れた珈琲を頂いたが、今回はSTEAMPUNK：スチームパンクで淹れて貰う事にした。豆は、

　　2013　ブラジル アーリーハーベスト　COE１位
　　　　　シティオ・サン・フランシスコ・デ・アシス（中煎り）

　スチームパンクはスチーム圧を利用してお湯を上下させて攪拌して金属フィルターで濾す新型のマシンだ。原理はサイフォンドリップ。ただ滞留時間、温度？、圧力？などを事前にセットしておいてマシンがその通り実施する物だ。時間はフレンチ・プレスより短時間でネルを使ったサイフォンでは濾されてしまう油分などがそのまま抽出される。
　目の前でその一連の作業をして貰った。ペーパーフィルター、フレンチプレス、エアープレス、サイフォンなどの家庭でも熟練すれば美味しい珈琲が淹れられる抽出方法ではなくて、抽出装置そのものがかなり高価で家庭で使うのは無理だろうと言う事が判る。スタバが一部の支店で提供しているCLOVER：クローバー機構的には似ているが、こちらの方が抽出している様がよく見る事が出来て良いと思う。
　
　味はまず豆が美味しい豆であった事とサイフォンとフレンチプレスの良い所取りである事が判った。スッキリしていてそれでいて珈琲の深みも感じられた。

　飲み比べが出来るようにと同じ豆でフレンチプレスで淹れた珈琲も提供してくれた。やっぱりスチームパンクで淹れた方が美味しい。
　ちょうどその日は珈琲の淹れ方での味の違いを体験できる「無料試飲会」の曜日だったが時間は少し早く来てしまったようだ。お土産に一杯分（16ｇ）の試供品の珈琲豆を貰った。

　スチームパンクは南青山・骨董通り沿いに 「COUTUME」でも頂けるが、次回は豆と国の違いとバリスタの能力を知る為にそちらにも行ってみたい。

　丸山珈琲の各店舗の中でここの支店が一番気に入っている。小諸店のように丸山氏にお会いする確率は少ないし八ヶ岳の姿は見えないが、たまに井崎英典バリスタにお会いする事が出来るし第一この店は静かで丁寧でセンスが良い。
（評価　4.0→4.2）

【2014/01/06】　　　　 丸山珈琲のお洒落な新しい店舗

　軽井沢の「丸山珈琲」の東京の新しい店舗が12月21日にやっとオープンしたので夕方に訪れてみた。店は西麻布交差点から広尾方面に２ブロック位歩いた場所のビルの一階をすべて使った広いお店だった。場所柄、外装も店内のセンスがすごくいい。丸山珈琲は店を出すごとにセンスがよくなるなぁという感想。

　店内は入口近くに豆や珈琲関連の雑貨が売られているショップ、その奥に広い喫茶部屋が広がっている。壁は白いタイルが張られていて、天井は黒く塗られ、剥き出しの配管が銀色のシートで包まれているのがそのまま見える。木の机、くすんだ緑色の皮？のソファーも置かれ、寛げるようになっていて長時間の滞在も出来る感じがする。席からはエスプレッソ・マシン、グラインダー、そして新しい珈琲抽出装置であるスチームパンク（STEAM PUNK）が置かれたキッチンを見る事が出来る。

　メニューとお冷、お手拭を持ってきて貰う。
　「丸山珈琲」のメニューはよく内容をチェックしないと、ほんとに飲みたい物を注文し忘れたり、後で後悔する事が良くあるので、隅々までく吟味する。

　メニューで注目する所は、珈琲の抽出方法がフレンチプレスとエスプレッソ・マシンだけではなく、新しく２つ増えている事だ。一つは cores、もう一つは STEAM PUNK と言う名の抽出方法が増えている。それに加え、ケーキが尾山台でも頂けた「パティスリー　ジュンウジタ」に加え、世田谷芦花公園に新しくオープンした「Relatian ルラシオン」のケーキ、それに麻布十番にあるパン屋さんの「pointage ポワンタージュ」のパン、そして驚くべきこと世田谷下北沢の「しもきた茶荘大山」の日本茶、世田谷玉川にあるお茶と食料雑貨専門店の「Lasah」の中国茶までメニューに載っている。

　「これじゃ頼むのが大変じゃないか」と言う事になる。

　今回は初めなのでSeasonal Brewers（旬のそすすめコーヒーを、おすすめの抽出方法で楽しむ）のメニューの中から初めてのcoresの抽出方法で一杯（二杯）、それを飲んだ後に西麻布ブレンドの豆でエスプレッソを一杯（二杯）頼む事にした。

　　　　cores（コレス）　Kenya Tegu（ケニア・テグ）　\880　ポットサービス
　　　　Espresso　西麻布ブレンド　　　　　　　　　　　\550　デミタスカップ（30cc）2杯

　まず cores とは金属フィルターを２重にしたハンドドリップパー。ペーパードリップのようにクリアだが、ペーパーフィルターでは濾過されない油分やほんの少し珈琲の粉も抽出される。フレンチプレスとペーパードリップの間で、ペーパードリップに近い味わい。凄く好みにあった物だった。ポットサービスで２杯を直ぐに飲んでしまう。
　次に Espresso を淹れてもらう。こちらは一杯飲むと、二杯目を追加する手順になる。西麻布ブレンドの豆はちょっと苦味が勝って私が好きな酸味は少ない物だった。これも２杯をあっと言う間に飲み切ってしまう。この間、お冷を３杯貰う。

　店長は尾山台店で店長をされていた方がこちらに移ってこられたようだ。この場所を選んだのは、尾山台の開店理由を丸山氏にお聞きした時のお答えと同じで、通販で売り上げが第２位の地域であるからだそうだ。

　次回訪れる時は、ケーキも食べたいし是非ともSTEAM PUNKで抽出した珈琲も味わってみたいと思うし、‘飲み比べセット’と言うのも面白い。