世界に誇るレストラン : NARISAWA

世界のベストレストランTOP50に10年連続で、2021年にはアジアのベストレストランTOP50て9位に選出された、こちら。
シェフの成澤由浩さんは、世界で最も影響力あるシェフに選出されたそう。

成澤さんのチームが創り上げる『イノベーティブ里山キュイジーヌ』なる独自の新らしいジャンルは、身体が喜ぶ和食のような繊細さとフレンチの火入や調理スキルが高いお料理でした。

☆ 場所
青山一丁目から徒歩2〜3分、表通りから中に入ったところにあり、場所を知らないとウロウロしちゃいそう！
地図をよく見て行ってくださいね！

☆ 利用方法
平日のディナー利用です。
お連れ様に1ヶ月ほど前にOMAKASEより予約して頂きました。

☆ 雰囲気・接客
入店前からスタンバイのスタッフがおり、お出迎え。
やっぱり一流店だなぁと実感してちゃっと背筋が伸びる(￣∀￣)

平日で満席といえども、席数は5〜6卓。それ以上にサービスと調理のスタッフが大勢。
抜かりないサービスを提供するためでしょう。お料理のサーブも、ライブパフォーマンスも間違いなくベストタイミングで。
こういう特別感、女の子は大好き。

その日のコース内容と、NARISAWAの精神、信念などが書かれた冊子のようなメニューがおひとりに一つずつ。
お持ち帰りも可能とのことで、自宅でゆっくり拝見しました。家に帰ってからもNARISAWAの余韻が楽しめてよかったです。
お料理を頂きながらの方がより一層お料理を楽しめたのかもしれませんが、美味しいお料理に夢中で。笑

☆ 注文したもの
おまかせコース¥38,500のみで、このとある春の嵐の夜は、NARISAWA Spring Collectionと名付けられておりました。
それに、ペアリング¥18,000をお願いしました。

今回のコース
・森のパン2010 苔
・神奈川 稚鮎、富山 満寿泉
・神奈川 カツオ、宮崎キャビア
・山口 赤ムツ、京都 天橋立産 伊達さんのコシヒカリ
・神奈川 キンメダイ、山形 タラの芽 コゴミ ウルイ
・神奈川 サワラ、福岡 ムラサキウニ
・ラグジュアリーエッセンス 静岡 赤座海老
・兵庫ビーフ、島根 花山椒
・京都ほうじ茶、熊本 ミルクアイス
・福岡 イイチゴ、岐阜 ニオイコブシ(マグノリア)
・福岡 八女茶、富山 最中

◯稚鮎に合わせるのは2種類の麹ソース(『木の芽と紫蘇と白味噌』と『紅麹と梅紫蘇』)。
鮎の天ぷらで終わらないのが、見た目にも鮮やかなフレンチ。蓼を合わせるのはよくあるけれど、少し甘味のある麹を使うと、鮎の苦味が引き立って、お酒にもよく合う。

◯珍しい組み合わせの『カツオ×キャビア』
カリッと上がったカツオのカツレツ風と、独自の養殖方法で徹底管理されたチョウザメさんのキャビア(餌や塩分濃度などなど)。意外にもよく合う！
有名高級キャビアを使用するのではなく、生み出すところから拘るとは、まさにイノベーティブ。

◯この後に続く、赤ムツ、サワラのフリット、金目鯛のお椀、どのお魚料理も火入が絶妙！
まさにフレンチの醍醐味(*´꒳`*ﾉﾉﾞﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

◯すき焼き風の味付けに仕上げられた神戸ビーフに合わせるは、たっぷりの花山椒。
神戸牛の脂にも負けないというより、お互い混ざり合って中和している感じ。
舌の上が感動だった！すぎょいっっっ(T . T)

◯和風要素たっぷりのデセール、和菓子好きのわたしには嬉しすぎ、かつ、罪悪感少な過ぎの高ポイント！

◯わらび餅とミルクアイス仕上げにかけられた苺の葛湯が、本当に美味しくてわたしの好みで、ペロリと完食。毎日毎日飲みたい！
マグノリアで香り付けされたアイスクリームが、ふわぁっと鼻に抜けて至福のひととき。
シェフが食材探しをして見つけたというマグノリアを、ポキッと折って香りを楽しませてくれるのも、心躍るパフォーマンスのひとつ。

◯実はデセールの前に、お誕生日のケーキが( ；∀；)
歳を取るのは嬉しくないけど、お祝いしてもらえるのはめちゃくちゃ嬉しかったです。お腹いっぱいでお待ち帰りさせてもらったので、このレビューはまた今度。
ありがとうございましたm(_ _)m

◯森のパン
コースの序盤でパン(というか、発酵中のタネ)が、各テーブルに運ばれてきたことには驚き❕
それも『ローマ法王の行脚』みたいな豪華な装いで。笑

そこから発酵〜焼くまでを目の前で仕上げいきまふ。
パン生地は、白神山地で採れる森の天然酵母を使用。
生地に練り込んであるのは、『ヨモギ』と『柑橘類』。柑橘類は静岡県のどんぐり農園で自然交配により得られたもので、農家産も誰が何者かよくわからないらしい。
トッピングは栗の木の粉、とどこまでも里山キュイジーヌを追求。

北海道産のバターは、ブラックオリーブの粉末とほうれん草ベースのクロロフィルで盆栽仕立てに。
めちゃくちゃ可愛くて崩すのがもったいなかった！

そしてこれまた驚いたことが！
このパンにペアリングの『やっぱり満寿泉』がぴったり！
和風よりなパンだったからか、日本酒×パンの新たな可能性を発見。
この満寿泉の提供に使われたリーデルのグラスも素敵だった。

◯今回のペアリング
・満寿泉 1号しぼり
・満寿泉 純米吟醸
・IWA 5
・満寿泉 ウルトラプラチナ
・富山SAYS FARM CHARDONNAY
・やっぱり満寿泉
・CHATEAU LARCIA DUCASSE

ペアリングは、日本酒とワインの7種
まずは引盃で、満寿泉一号しぼりを。
IWA5は、ドン ペリニヨンを率いたリシャール・ジョフロワが手がけた新しい日本酒。酒蔵は隈研吾さんデザインと、何もかもがスペシャル。
実は先日、別の日本料理店でこの話を聞いて飲んでみたいなと思っていたところ。ただしっ！超高級なので、購入も躊躇していたところ(というか、入手も難しいのか？)で、うれひぃぃぃ。

神戸ビーフのペアリングで出された赤ワインは、スモークの香りやどちらかというとオレンジワインのような味わい。
これも結構好きだったな。

それでもやっぱり1番気に入ったのは、『やっぱり満寿泉』。
ペアリングにも良いし、わたしの好みにもぴったり！ペアリングって、こういう出会いがあるから嬉しいのだ！

☆ つぶやき
パフォーマンスも内容も大満足のフレンチでした。

ごちそうさまでした♫