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イタリアンの王道8
4月にはいり昼間は初夏のような陽気が続いていますね、外苑西通りの街路樹も新緑が早いようです。外苑前からの道中も人出の多さを感じます、世の中の正常化が着実に進んでいるのは、季節柄もあるのでしょうが、なんとなく弾むような気持ちです。
さて、マダムの笑顔に迎えられ入店、スプマンテをいただきながらメニューをながめます。
この日いただいたお料理は、
◆ 天然桜鯛のマリナータ
トマト・オリーブオイルのソースでさっぱりとしつつもマリネされた桜鯛の甘味を感じる
◆ 新玉ねぎと金美人参のポタージュ
新玉ねぎのフレッシュな香りと金美人参の甘味がよい、濃厚なうまみを感じるポタージュ
◆ ホタルイカのパナート
ホタルイカのうまみをフレッシュトマトの酸味でひきしめている、この時期ならではの一品
◆ リゾット
見事に芯を残したリゾット、チーズ・ベーコンで深みを増し
◆ スパゲッティ タコのラグーソース
ナスで深みを増したソースにタコのうまみが溶け出し香りもよい
◆ 平スズキのソテー
しっかりポワレされた平スズキは、トマトソースをまというまみが凝縮
◆ ドルチェ(ジェラート・フルーツ)
◆ グラッパ
この日のワインは前回と同じ産地(フランチャコルタ)の別の銘柄(Bellavista Uccellanda)、少しやさしさもありますが、イタリアンシャルドネらしい華やかさ。ロンバルディアの燦燦とした日を浴びたシャルドネのフルボディを楽しみます。
そして最後はグラッパ、この日はdell'Ornellaiaをいただきましたが、グラッパ特有の切れではなくオイリーな深みを感じる逸品。
奥村シェフのお料理は、プレゼンテーションの美しさにくわえて、浮ついたところがないトラディショナルなイタリアン。今回は春の食材を楽しみにしておりましたが、桜鯛・新玉ねぎ・ホタルイカなどの旬の食材が卓越した技量でイタリアンへ変貌を遂げ、たいへん満足いたしました。
イタリアンの王道7
こちらのレストランには定期的にお邪魔しますが、半年ぶり。外苑西通りの街路樹も心なしか色づいていますね、今年は秋が深まるのも早いようです。今回はジロール、ポルチーニなど秋の味覚を楽しみにしておりました。
マダムのあたたかい笑顔に迎えられ、さっそくスプマンテを。
今回いただいたのは
◆ 平目のマリナータ
水茄子・プチトマト・柿・いくらなどが
ちりばめられ目にも美しい一品
フレッシュなサラダとマリネされた
平目のカルパッチョ
◆ ポルチーニ茸のポタージュ
フレッシュなポルチーニの強烈な香り
秋の深みを感じさせるプレゼンテーションも
美しい
◆ キスのパルミジャーノチーズ焼き
控えめなパルミジャーノの香りが、淡白な
キスを引き立てる
落花生やねっとりとした里芋、古代小麦の
食感もよい
◆ 丹波・黒枝豆のリゾット
魚介で出汁をとったと思われるスープに
パルミジャーノのやさしい香り、
ごくわずかに芯をのこしたリゾットだが、
黒枝豆が変化を与えてくれる
◆ スパゲッティボロネーゼ クラシカ
クラシカとは、天日干ししペーストした
トマトをベースとしたボロネーゼソース
濃厚な深い味
◆ 和牛ホホ肉のブラサート
赤ワインと野菜だけで煮込まれ、
野菜のうまみが凝縮されがソースが、
ごくやわらかいホホ肉によくからむ
◆ ドルチェ
ジェラートが入ったフルーツのスープ仕立て
洋ナシ・パイナップル・巨峰・バナナなどの
フルーツとピーチのソルベ
ワインはフランチャコスタのシャルドネ、カーデルボスコ(スティル)2016。イタリアの強い日射しをかんじさせるフルボディですが、適度な酸味もありデキャンタされたシャルドネが時間とともにオイリーに花開き、華やかさが増しました。
しめは、ヴィンテージのグラッパ。モンタルチーノのサンジェベーゼが、まろやかなグラッパに仕上がっています。
この日も奥村シェフの独創的ながら、トラディショナルかつ洗練されたイタリアンの軸はぶらさないお料理の品々に唸らされました。また、マダムのお料理のご説明も丁寧・的確で、一層おいしくいただくことができました。
これからも通い続けたいレストランです。
イタリアンの王道6
春の陽気が戻った今週、外苑前からの道すがら街路樹もちらほらと新緑が目立つようになりました。イタリアンにいくのも久しぶり、どんなお料理をいただけるかと心が躍ります。
マダムの暖かい笑顔に迎えられ入店、まずはスプマンテをいただきながらメニューをながめます。
春になるととくに野菜がうれしいですが、この日も旬のものがずらり。
◇ サラミと松の実のテリーヌ サラダ仕立て
テリーヌはごく軽い自家製バターをベースに
サラミのうまみと松の実の香りがいい
野菜はシャキシャキの元気の良さ
◇ 新玉葱と金美人参のポタージュ
ポタージュは新玉葱のフレッシュな香りと
金美人参のオレンジが美しい
中にフレッシュチーズがあり混ぜていただくと濃厚
◇ ホタルイカのパナート
フレッシュなトマトが新鮮なホタルイカのうまみを
引き出し、純度の高いオリーブオイルが包み込んでいます
2年熟成させた甘みの強いポテトとともに
◇ ユリ根とほうれん草を練りこんだジャガイモのニョッキ
ニョッキは新鮮なほうれん草の香りをまとう
モッチリ感、ゆり根のねっとり感とともに
リコッタチーズとサフランソースの抜けるような
香りが包み込んでくれます
◇ スパゲッティ アル スッド
アンチョビ ケッパー タマネギ ベーコン
マッシュルームをトマトで煮込んだソース
複雑だが一体感を持っており、パスタに
やさしく絡む
◇ 金目鯛のソテー、フレッシュトマトソース
金目鯛のしっかりとした味を深みのある
トマトソースが包み込み完成度が高い
◇ ドルチェ
チョコレートのタルト
◇ グラッパ
◇ エスプレッソ
ワインはシャンボールミュジニー、AOCですが豊かなアロマ、柔らかな口当たり、エレガントで優しいタンニンと満足のいくものでした。料理との相性はよかったです。
こちらのお店に初めて訪問してからかれこれ20年近く、イタリアンは栄枯盛衰の激しいジャンルですが、浮つかないお料理がコアな客層を離さないのでしょうね。
通い続けたいレストランの一つです。
イタリアンの王道5
前回から半年ぶりの訪問。すっかり秋も深まってきましたが、この時期ポルチーニやトリュフなどイタリアの食材も魅力的になってきますね。秋は食欲と同時に、味覚の秋でもあります。今日はどんなお料理をいただけるかと楽しみにお邪魔しました。
外苑前から10分ほど歩き、いつも通りマダムの暖かい笑顔に迎えられます。
さっそくスプマンテをいただきながら、メニューを眺めます。
今回いただいたのは、
◇ アンティパスティ
・ 本鮪のカルパッチョ
野菜・フルーツが本鮪(中トロ)の濃厚なうまみを引き出しています
・ ジロールとポレンタのブディーノ
すりつぶした玉蜀黍の甘みとジロール茸の滋味深さ、秋の恵み
・ フォアグラのソテー マルサーラソース
黒イチジクとサツマイモ添え
絶妙の火入れ、マルサーラソース・黒イチジク・サツマイモ、それぞれの甘みがフォアグラとマッチ
◇ プリミ
・ 海老のリゾット アメリケーヌソース
エビのビスクがとても濃厚、卵黄とパルミジャーノも加わった重層的なリゾット
・ 自家製ピッチ ポモドーロ
ポモドーロのうまみ・甘味を引き出したパスタ
◇ セコンド
・ 牛ロースのタリアータ
漢方牛とも呼ばれる褐色和牛と黒毛和牛を掛け合わせた牛ロース、脂こさはなく牛本来の地味深さ
◇ ドルチェ
・ モンテ・ビアンコ
・ グラッパ
・ エスプレッソ
ワインは、ブルゴーニュをいただきたく
ジュヴレ・シャンベルタン ヴィエイユ ヴィーニュ 2011
2011は平均的な年ですが、ジュブレらしく硬質、タンニン、渋みをじっくりと味わいました。今回お出しいただいたお料理との相性も良かったです。
お料理は、最近はやりの見た目だけではなく、素材本来のうまみをひきだしつつシェフの技量を生かした味付けでどれもとても重厚でした。きちんとしたイタリアンはこちらのお店がほとんどですが、今回のお料理ははじめていただくものも多くシェフの引き出しの多さにあらためて大いなる魅力を感じた次第です。
次回も楽しみです。
イタリアンの王道4
お邪魔するはほぼ1年ぶり、実は冬の間に行きたかったのですが、諸々の宣言で機会を逸していました。こちらのレストランには、これまで春先の訪問はほとんどなかったので、旬の食材を楽しみにしつつ外苑前から歩きます。外苑西通りを明るい時間に歩くのは初めてですが、夜とはまるで印象が異なり、とても新鮮な気分になります。
マダムに迎えられますが、なにか久しぶりに旧友に会うような錯覚すらおぼえます。こちらには初めてお邪魔してから15年以上になりますので、こうした錯覚も許されるでしょうか。
着席しつつスプマンテをいただきながら、ワインリストを眺めます。
本日いただいたのは
○ 天然ヒラメのカルパッチョ
野菜類が配された美しい一品、ほんのりマスタードの効いたソースで
フレッシュなヒラメをいただきます
○ ポルチーニ茸のポタージュ
季節ではないですが、深みのあるポタージュ
○ ホタルイカのパナート
フレッシュトマトをほんのり効かせホタルイカの風味を引き出しています
○ コルジェットのリゾット
コルジェットをきわめて軽く揚げられ、カルナローリを楽しみます
○ スパゲッティ カルボナーラ
クリームを使わないローマ風、パンチェッタ・パルミジャーノをダイレクトに
味わいます
○ パイヤール
イタリア子牛のグリル、和牛とは異なる地味深さを引き出しています
○ ボネ
カカオの苦みを生かしたプディング
この日も一品一品にシェフのご経験や卓越した技量が随所にちりばめられており、統一感のあるメニューでした。特にパスタとメインのパイヤールが印象的。
ワインはGajaとしましたが、きれいな酸味とイタリアンシャルドネ特有の華やかさを楽しむことができました。
たいへんな時期にお店を開けていただき感謝の言葉しかありません、ありがとうございました。
次回の訪問を楽しみにしつつお店を後にしました。
イタリアンの王道3
こちらのレストランには、年1-2回ですが、15年くらい前から通っています。味、プレゼンテーションは申し分ないですが、フュージョンに流れないところが気に入っています。私の年齢的なものもあるのでしょうが、このほうが落ち着きますね。
今回は半年ぶりくらいの訪問になりますが、外苑前から雨の中を10分ほど歩き、マダムの温かい笑顔に迎えられ入店。スプマンテをいただきつつ本日のメニューを眺めます。
この日いただいたのは、
前菜 燻製ハムのサラダ仕立て(ハムは燻製と塩加減がよく甘ささえ感じます、
野菜たちはみなパリパリとしておりたいへん元気)
冷製コーンポタージュ(たいへん丁寧に裏ごしされ、トウモロコシの香り・
甘さが際立っています、ケッパーがアクセント)
オマール海老のパナート(ビスクが濃厚でオマール海老を引き立てます)
パスタ リゾット(キスとホタテ)(リゾットはいい火入れでテクスチャーが
すばらしい、ほんのりとしたパルミジャーノ)
スパゲッティ(モッツァレラとトマトソース)
(ヴェスビオ山のふもとの火山灰でしかできない黄色いトマト、
なんとか日本でも育成できたとのこと、杏子のような香りが
印象的、溶けたモッツァレラともよく絡みます)
メイン 天然真鯛のソテー・フレッシュトマトのソース
(皮目まで火入れされしっかりとした真鯛を味わいます、
トマトソースとの相性もとても印象的)
ドルチェ カカオプディング (濃厚ですが決して重くなく上品なカカオの香り)
この日のワインはAntinoriのCervaro(2016)としました、イタリアンシャルドネらしいしっかりしたオークの香りと力強さを感じますが、同時にエレガントな花開いた香りが印象的。
食後のグラッパはGaja、こちらは若干の渋みも楽しみながらいただきました。
この日も奥村シェフのセンスの光るメニュー、プレゼンテーション、味わいととてもいいディナーの時間を楽しめました。すばらしい料理は、このために仕事をしているといっても過言ではありませんが、人生の大いなる喜びでもあります。
次回の訪問を楽しみにしつつお店をあとにしました。
イタリアンの王道2
一年ぶりの訪問です、この季節の外苑前からの徒歩は気持ちがいいですね。マダムの笑顔に迎えられ、まずはスプマンテをいただきつつこの日のコースメニューを拝見します。
いただいたものは
前菜 豚ロースの生ハムと黒無花果(生ハムはロースですのでじっくりと味わい深い)
パパロット ポルチーニ添え(フレッシュポルチーニ、滋味深さを満喫)
キスとホタテのチーズ焼き(キスとホタテの味を残す絶妙なチーズの香り)
リゾット オーブンでの仕上げ、蛸とポモドーロのコラボ
パスタ たっぷりのカラスミを堪能
メイン 和牛ホホ肉の煮込み(赤ワインで香り付け、ホホ肉はとろけんばかり)
デザート カカオプディング
ワインは、この日GAJA(GAIA&REY)がありましたので迷わずオーダー。娘と祖母の名を冠したイタリアシャルドネの最高峰ですが、華があり深く芳醇かつ力も感じるすばらしいフルボディのシャルドネでした。
奥村シェフの繰り出すイタリアンは、目に美しいプレゼンテーション・陶磁器のセンス・モダンに流れないトラディショナルなクイジーン。
この日も素晴らしい時間を過させていただきました。
イタリアンの王道
こちらのレストランには10年超に亘って訪問しています、もちろんこの間他にもいろいろなイタリアンレストランにお邪魔していますが、こちらと比較すると「帯に短し襷に長し」。外苑前からは少し歩きますが外苑西通り沿いの静かな一角にあります。
今回いただいたのは
(前菜)
マグロのタルタル アンチョビソース
ポルチーニのポタージュ
オマールエビのパナート
(パスタ)
ビーツのリゾット
カラスミのスパゲッティ
(メイン)
漢方牛ロース肉のグリル
(デザート)
パンナコッタ(ショコラ)
ポルチーニのポタージュは深い森の味わい、オマールは小型でしたがプリプリとしておりビスクソースが引き立てます。カラスミのスパゲッティはアリオーリオ風ですが、にんにくの火入れ・アルデンテの茹で具合も完璧・カラスミがいいアクセント、漢方牛は黒毛・褐毛和牛のブレンドとのことですが脂分もすくなくしっかりとしたいいグリル。
ワインはマダムと相談しながらGaja2015としました、少し若かったですがふくよかさの中にも華やかさがあり料理との相性も良かったです。
こちらの料理の素晴らしいのは、味はもちろんですが、なんと言ってもプレゼンテーション、お皿にうえにとても美しく盛りつけられています。その昔イタリアで訪れたソレント郊外の二つ星レストラン、ドンアルファンソを思い出します。
この日も最後のグラッパまで楽しみました。
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Silkman
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店名 |
閉店
アカーチェ(Le Acacie)
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受賞・選出歴 |
2020年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2020 Bronze 受賞店
2019年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2019 Bronze 受賞店
2018年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2018 Bronze 受賞店
2017年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2017 Bronze 受賞店 |
ジャンル | イタリアン |
住所 | |
交通手段 |
地下鉄銀座線外苑前駅1B出口から 徒歩9分 外苑前駅から455m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
¥10,000~¥14,999 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
サービス料・ チャージ |
サービス料10% |
席数 |
10席 |
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個室 |
有 2〜3名様個室・4〜6名様個室 、2種類あります。 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、席が広い |
ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
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料理 | 野菜料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
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ロケーション | 隠れ家レストラン |
サービス | 2時間半以上の宴会可、ソムリエがいる |
お子様連れ |
小学生様以上でお願いしております。コースを召し上がれない方は電話にてご相談下さい。 |
オープン日 |
1996年2月3日 |
備考 | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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事情があり今回の訪問がラスト。こちらのレストランには、途中インターバルもありましたが、2004年くらいから訪問しています。イタリアもドロミテや湖水地方、ロンバルディア・トスカナ・ソレント半島・シチリアと北から南まで20数回行きましたが、本場に忠実な芯のブレないお料理をいただける信頼しているレストランです。
さて、外苑西通りをくだりますが、この通りを歩くことももう当面ないと思うと一抹の寂しさも覚えます。いつも通りマダムの暖かい笑顔に迎えられ入店。
早速、スプマンテをいただきつつメニューを眺めます。
本日のお料理ですが、
◆ スペック(燻製プロシュート)・サラミ・黒イチジクなど
◆ 冷製トマトスープ
鯛・新イカ・海老など魚介の風味がしっかりとした深みのあるスープ
◆ 蝦夷鮑の白ワイン蒸し、肝スープとバルサミコソース、スペルト小麦・里芋のフリコ添え
鮑は小振りながら肝ソースをまとい微かに磯の香り、里芋の甘味でまったりとした味わい
◆ リゾット 帆立貝と枝豆
パルミジャーノとサフランソースの深い香り、枝豆の甘味とともにいただく一品
◆ スパゲッティ ポモドーロ
元はベスビオ火山のふもとでとれる黄色いトマト、酸味より甘味を感じるがモッツァレラでまろやかな仕立て
◆ 仔牛ロース肉(イタリア産)のキノコソース
イタリアの仔牛らしい滋味深さ、キノコソースは秋を感じる香り
ワインは前回同様にフランチャコスタのカデル・ボスコ。イタリアンシャルドネらしい華やかさ、時間とともにだんだんと開いてきますが、フルーツやバニラの香りを感じます。
冒頭コメントしましたとおり、通い始めて20年くらいになりますが、フュージョンやモダンに流れない軸のしっかりした、さりとて随所に工夫がかんじられ飽きさせないお料理がとても気に入っていました。若い時分は数年イタリアで修行なさっておられ、そうしたバックボーンのあるシェフは引き出しもおおくとても楽しませていただきました。
Glories are forever。