モード感とワイルドな味覚が青山で見事に融合。 : ジャン-シャルル・ロシュー 東京

東京のサロン・ド・ショコラも時間制＆前売チケット制になり、気分しだいの行きあたりばったりで行列や事前手続きがまだるっこしいタイプの私からすると、もはや当初の伊勢丹の感じのものから別種のイベントになっちゃってるかなという感じですが皆様いかがお過ごしでしょうか。そんなわけで先週からチョコの新店開拓で”一人サロン・ド・ショコラ in Tokyo”を敢行しているひつじかいです（笑）。

先週骨董通りの裏手にオープンされたこちら。
夕方行ってみました。

マックスマーラの角を骨董通りに入って（スタバのある側です）、二つめの信号を過ぎたあたりで、マグノリアホワイトとかいうウェディングドレス屋さんがあるのでその手前の角を右に曲がって道なりにほんのちょっと歩いたところにあります。
ノワール・ビルというくらいなのでちょっと暗い感じの、入口がガラス張りのオシャレ系建物です。
地階が別のお店のバー、二階がギャラリーか何からしいです。

夕方でもう暗くなってたので、ガラス張りと内装の黒っぽいのが反射してすごく見えづらくて、入口がどのガラスなのかわかりにくかったですが、普通にお店の前に立てばとりあえず自動ドアで開いてくれます（笑）。
で、とにかく青山らしいオシャレなディスプレイ。
左手がボンボンのショーケース。25種類はあるらしいです。
カルーセルと呼ばれるチョコを削って食べるタイプのものも。
右手に大きめのアルファベットの形のチョコ、タブレットの各種チョコ、右奥の方に生チョコのボックス、チョコのペースト類のボトルなど。

ボンボンが価格が書いてないですが370円くらい？らしいです。
ギフト用だとボックス、自宅用だと簡単に袋に入れてくれるみたいです。
ボックスが、二個入りが800円くらい、で、その上がいきなり11個？だかになるらしく、それが4000円くらいになるみたいで、後はエンドレス。（2個と11個との間に4個や8個のボックスがあってもいいと思うんだけど？）
ボックス、ショッパーがまたオシャレ。
ショッパーが、シルバーのクロコの型押しなんて、モード感バリバリですよね。VOGUEとかに出てきそうなビジュアル。
青山店に合わせてデザインされたのかなと思いましたが、パリの本店でも使われてるみたいですね。

で、各ボンボンの名前は、カタカナで書かれてませんから、とりあえずショーケースの上に広げられたカタログの紙に書いてあるアルファベットを読んで、店員さんに取ってもらいます。

名前がこれまた全然覚えられてないんですが：

－バラ（ROJAとかそういうの）
－森の蜂蜜（MARMOUSとかそんな感じ）
－オレンジフラワー（NOVILA?）
－バジル　（LOUISE？）
－キャラメルラムレーズン（MEDAN？）
の５つ

と生チョコ6個入りのボックス（680円くらい）2個（1個はひつじかい母おみやげ用）
でお買い上げ。

帰ってからダマン・フレールの紅茶（Melange des Cherubins）と共にいただいてみると、ボンボンは、いずれもアンロベの厚みが普通にある感じ、薄いカリカリタイプではないではないです。
中のガナッシュが、どれもその種類の風味をしっかり出しています。で、ガナッシュ自体も濃くねっとり感がある。
あ～、久しぶりにワイルドさを保ったフランスのチョコ食べたな～・・という満足感。そうそう、フランスのチョコはこうでなきゃ。

今のフランスのチョコって、洗練されすぎて、よーっく神経を集中して味合わないとそのフレーバーがよくわかんないものとかあるじゃないですか～？こちらのはボンボンの香りをかいでみるとそのフレーバーがバジルならバジルってわかるくらい、香りがストレートに出てくる感じ。
ラムレーズンならラムレーズンの満足感がある。
オレンジフラワーとか、ヨーロッパならではのフレーバーだなと思いますが、日本人向けにそれほど手加減してない感じです。オレンジフラワー好きなのでうれしい。
全体にすごく男性的な、大胆なイメージ。
ん～、これだったらボックス買いしてもいいなと思います。
オシャレ感を差し引いたとしても実力でおいしい、という感じ。

生チョコのほうも同じく。
なんていうか、風味が良いのはもちろん、味に量感がある感じ。

いずれもお酒に合いそう。

6個入りのはマッチ箱くらいのサイズなんですが、お土産お渡し用の小さい袋とかはないそうで、普通のボックス用のショッパーをつけてくださいました。オシャレな袋なのでうれしいです。

ビル、内装ともにダークかつモード感ある空間ですので、男性でも入りやすいと思います。
地階の別店のバーで、ゆくゆくはこちらのチョコを味わえるようにできればいいかな～、みたいな展開は検討中のようでした（店内でお店の方が言っていらっしゃるのを小耳にはさんだだけです）。
でも、繰り返しますが夕方行ったので内装も壁とガラスで二重になっていて、外も照明もけして明るくはないため、ガラスが透明すぎてどこからがガラスで壁なのか、ぶつかって危ないので、目の悪い方はご注意を（笑）。

地階のバーが吹き抜けになっていて、こちらの1階のお店から地階のバーが少し見下ろせます。バーのピアノ？が鳴っていていい雰囲気。

青山もチョコのお店が増えてうれしいです。
また寄りますね。