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素材の引き出し方を熟知した正統派和食。
西麻布の裏路地にひっそりと佇む和食「豪龍久保」。
ミシュラン2つ☆にも輝くその名店は”豪”や”龍”という力強いイメージとは裏腹に、
シンプルながらも素材をしっかりと生かした正統派の和食をいただける。
この店の常連さんに誘いを受けてありがたく訪問。
詳細は不明だけど、25,000円のコースと35,000円のおまかせコース
(いずれも税・サービス料10%別途)があるようで、
この日は恐らく35,000円のコースだったと思われる。
ちなみに隣で食べていた方々は私たちより品数も少なかったのだけど、
もしあの内容だったら満足度は低かったかもしれない。
ここは中途半端に頂くよりも、
懐具合を気にせず思いっきり流れに身を任せる覚悟で楽しまないと
満足できないのかもしれないと思った。
<この日のおまかせ>
・赤貝と椎茸の辛子味噌和え
◎焼き蟹
・蟹のほぐし身に蟹味噌
◎焼きふぐ白子と茶碗蒸し
・からすみとお餅
・トラフグの中落ち
・海老芋は炊いて揚げて焼いて
・白魚の天ぷら
・鯛(しらかわ)と小蕪のお椀
・しまあじの刺身
・ミルガイをかるく焼いて
・半生のバチコ(ナマコの卵巣)
・のどぐろ焼き
・若竹の子とエゾアワビの煮物
・クエと三浦大根の煮物
◎蟹肉たっぷり土鍋ご飯
◎〆のお蕎麦
・イチゴとジュレのデザート
蟹はまだ解体される前の”見せ蟹”から始まり、
艶かしくつややかな脚を見せたかと思えば、
これほどかという甘みをしっかり引き出した焼き方で目の前に。
この火入れ具合は絶妙。
海老芋などは炊いて揚げてからさらに焼くという3段階の手間をかけたり、
白子の茶碗蒸しは、これまた絶妙の火入れのふぐ白子と茶碗蒸しの温度がぴったりと一致。
火入れも含め、全てにおいてこの”熱の操り方”とでも言おうか。とにかくすごい。
〆にはご飯と手打ち十割り蕎麦が出てきた。
蕎麦が出てくるとは知らず、あの甘い蟹肉がたっぷり入った土鍋ご飯に魅了され、
3杯も頂いた後だったのだけど、これまた蕎麦が旨いのなんの。
もちろん全て完食してしまった。
細打ちの蕎麦も喉越しがよくうまい、これだけでも食べに行きたいほど。
蕎麦屋でもないのに蕎麦湯がパーフェクトにトロトロでわたし好みなのも驚いた。
この日はビール小瓶と日本酒を3人で5合ほど頂き、
ひとり42,000円ほどのお会計。
さすがにこのお会計には青くなりましたが、
この店は松川同様、懐など気にしない人が行くべきところ。
さすがの名店、そうそう行けないものの素晴らしい内容でした。
ごちそうさま〜
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ゆめゆめ
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ゆめゆめさんの他のお店の口コミ
店名 |
移転
豪龍久保
|
---|---|
受賞・選出歴 |
2021年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2021 Bronze 受賞店
2020年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2020 Bronze 受賞店
2019年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2019 Bronze 受賞店
2018年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2018 Bronze 受賞店
2017年Silver受賞店
The Tabelog Award 2017 Silver 受賞店
日本料理 百名店 2021 選出店
食べログ 日本料理 TOKYO 百名店 2021 選出店 |
ジャンル | 日本料理、そば |
住所 | |
交通手段 |
地下鉄銀座線表参道駅 A4番出口 徒歩10分 乃木坂駅から738m |
営業時間 |
|
予算 |
¥60,000~¥79,999 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
サービス料・ チャージ |
サービス料10%(個室は15%) |
席数 |
12席 (カウンター席6席、個室一室(6席)) |
---|---|
個室 |
有 (4人可、6人可) |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 ※店内、個室、エントランス、化粧室などで煙草(電子たばこ、加熱式たばこなどを含む)を吸われた場合はクリーニング代を請求いたします。 |
駐車場 |
無 近隣にコインパーキング有り |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり |
ドリンク | 焼酎あり、日本酒にこだわる、ワインにこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
お子様連れ |
中学生未満のお子様不可 |
ドレスコード | カジュアルフォーマル |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2013年5月7日 |
初投稿者 |
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西麻布にひっそり佇むミシュラン2ツ星の豪龍久保。
素材にはなみなみならぬこだわりがある久保さん、自ら全国の生産者の元に行き納得がいったものだけを仕入れているそう。
そんな豪龍久保でこの季節限定の花山椒がいただけるという貴重な席に御誘いいただき訪問。
おまかせは25,000円と35,000円。
前回訪問したのは2年前の冬、ちょうどカニの季節だったこともあり35,000円コースでカニ満載のすごい内容だった。
今回は25,000円コースでも花山椒が楽しめるということで安い方のコースに。
春らしい素材が次々と登場。
シャキシャキとした筍の食感を楽しみ、みずみずしさを残した蕗は飯蒸しの優しい味わいにほっこり。
桑名の大きなハマグリが入った贅沢なお椀は、貝の旨味がたっぷり出たお椀の出汁がものすごかった。
確か琵琶湖?のもろこだったかな?こちらもギリギリ旬の終わりでいただけた、鮎とは違う素朴な味わいがいいね。
カニももちろん素晴らしかったんだけど、サクラマスの木の芽焼きがかなりうまかった記憶。
この派手さはないのだけどしみじみ美味しいところがこの店のいいところだなあと思う。
肝心の花山椒はサーロインをさっと出汁にくぐらせたしゃぶしゃぶに、
たっぷりと鮮やかな緑の花山椒をかけて。
山椒になる手前の程よい風味の花山椒は肉との相性も抜群!
この柔らかさで鮮やかな緑の状態で仕入れるのは本当に時間との勝負だそう。
ありがたい、ありがたい!
締めは筍たっぷりの炊き込みご飯に手打ちそばのダブル炭水化物。
筍ご飯は本当に筍たっぷりで半分くらい筍じゃないかというくらい、
なのでおかわりしてもヘルシーだろうとたっぷり(3杯ほど)食してしまった。
お蕎麦はものすごいコシ、喉越しも良くご飯をたっぷり食べた後でも軽くいけた。
最終的にはお酒も入れて3万円ちょいで収まった。
素晴らしい素材のオンパレードなので、妥当な価格だろうと思う。
お酒さえ安ければもっとリーズナブルに感じるだろうなあ。